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長男、小春と初めて逢う
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帰省する日の夜遅くに、長男が帰ってきた。確か、駅まで相方が車で迎えに行ったんだったっけ? 昨日の晩ご飯が何だったのかも思い出せない記憶力なので、如何せんあいまいみー!
リビングに足を踏み入れた瞬間、必然的に目に留まるケージと小春を、長男は愕然とした顔で見つめていたな。
やっぱり友達が飼ってる黒いゴールデンレトリバーに襲われた思い出があるせいで、あまりいい気持ちじゃないのかもしれないなどと、長男の反応を窺っていた。
やがて――。
「……獣畜生」
そう一言だけ呟いて、明らかにビビりながら距離をとる。
大型犬ならまだしも、見るからに小さい子犬を見ておっかなびっくりの態度をとることに苦笑しつつ、ケージから出して小春にコイツは無害だよんと教えながら匂いを嗅がせたのちに、長男自ら跨ってもらった。
ビビる長男を尻目に周りがワイワイ賑やかなのが嬉しいのか、小春自身もテンションが高くて、意味なく相方を噛んでいた。
この日は遅かったので次の日に再び濃厚な接触を試みてもらった結果、息子は小春のマッサージ師になったらしい。いつの間にやら仲良くなり、膝の上に載せて体をマッサージしていたら懐いたらしく、嬉しそうな表情をありありと浮かべていた。
その瞬間を狙って、写真を撮ったのがコレ!
こういう顔をさせることができるのは長男だけなので、また帰省してほしいものである。
帰省する日の夜遅くに、長男が帰ってきた。確か、駅まで相方が車で迎えに行ったんだったっけ? 昨日の晩ご飯が何だったのかも思い出せない記憶力なので、如何せんあいまいみー!
リビングに足を踏み入れた瞬間、必然的に目に留まるケージと小春を、長男は愕然とした顔で見つめていたな。
やっぱり友達が飼ってる黒いゴールデンレトリバーに襲われた思い出があるせいで、あまりいい気持ちじゃないのかもしれないなどと、長男の反応を窺っていた。
やがて――。
「……獣畜生」
そう一言だけ呟いて、明らかにビビりながら距離をとる。
大型犬ならまだしも、見るからに小さい子犬を見ておっかなびっくりの態度をとることに苦笑しつつ、ケージから出して小春にコイツは無害だよんと教えながら匂いを嗅がせたのちに、長男自ら跨ってもらった。
ビビる長男を尻目に周りがワイワイ賑やかなのが嬉しいのか、小春自身もテンションが高くて、意味なく相方を噛んでいた。
この日は遅かったので次の日に再び濃厚な接触を試みてもらった結果、息子は小春のマッサージ師になったらしい。いつの間にやら仲良くなり、膝の上に載せて体をマッサージしていたら懐いたらしく、嬉しそうな表情をありありと浮かべていた。
その瞬間を狙って、写真を撮ったのがコレ!
こういう顔をさせることができるのは長男だけなので、また帰省してほしいものである。
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