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act7:知らぬが仏
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「仕事が終わったら話がある。残れよ、レインくん」
お客様を送り出す直前、かなり不機嫌な顔をした大倉さんに突然告げられた言葉。
――俺、何かやったのか!?
「……分かった。いつもの場所で待ってる」
ビビリながら答えると顔色を曇らせたまま肩をすくめて身を翻し、その場を足早に去って行く。不穏な空気を身にまとう大きな背中を見て、不安に駆られるしかない。
いちいちビクつくのは、自信のなさの表れ――好きでいてもらいたいのに、どっかであの人が嫌うことを知らぬ間にやってしまう俺。
それがいつも、ケンカの種になった。
「同じ職場で顔を突き合わせるのは幸せなんだけど、同時に不幸せでもあるよな」
ふるふる頭を振って気分を変えてから口元に笑みを湛えながらお客様のところに行き、見送るべく傍に寄り添ってあげる。
んもう、不安な心中を隠すのに必死さ満載だぜ。
恋愛って正直めんどーなことの連続なのに、好きなヤツができるとそんなめんどーなことさえ、いいやって思える。
――愛の力って、マジネ申レベル!!
なぁんて元ナンバーワンキャストの俺が言っても、信憑性が紙っぺら同然なんだけどな。
「仕事が終わったら話がある。残れよ、レインくん」
お客様を送り出す直前、かなり不機嫌な顔をした大倉さんに突然告げられた言葉。
――俺、何かやったのか!?
「……分かった。いつもの場所で待ってる」
ビビリながら答えると顔色を曇らせたまま肩をすくめて身を翻し、その場を足早に去って行く。不穏な空気を身にまとう大きな背中を見て、不安に駆られるしかない。
いちいちビクつくのは、自信のなさの表れ――好きでいてもらいたいのに、どっかであの人が嫌うことを知らぬ間にやってしまう俺。
それがいつも、ケンカの種になった。
「同じ職場で顔を突き合わせるのは幸せなんだけど、同時に不幸せでもあるよな」
ふるふる頭を振って気分を変えてから口元に笑みを湛えながらお客様のところに行き、見送るべく傍に寄り添ってあげる。
んもう、不安な心中を隠すのに必死さ満載だぜ。
恋愛って正直めんどーなことの連続なのに、好きなヤツができるとそんなめんどーなことさえ、いいやって思える。
――愛の力って、マジネ申レベル!!
なぁんて元ナンバーワンキャストの俺が言っても、信憑性が紙っぺら同然なんだけどな。
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そんなことを、ずっと思ってしまう俺だが……────。
*********
久しぶりに始めてみました
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