闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

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闇-58

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 試着室でドレスを脱いだツキヨが応接間に戻ると、アレックスとエリザベスは『危険物取扱い』についてまだ大騒ぎをしていた。

「リリアンさん…しばらく、収まらないと思いますのでゆっくりさせてもらってもいいですか?」
「えぇ…もちろんです。お二人とも似ていらっしゃいますから…」
 騒ぐ2人を尻目に応接椅子の隅の方に座ると、リリアンが改めて紅茶を淹れてくれたのを口にする。

「俺は危険物取扱いについて規制する法律が必要だと思っている」
「え゛ぇ…あたしもよ…規制が必要だと思うわ!」
「帝国としても危険物を保護をして収容する…そして、大切に収納する」
「収納するものが必要ね…これはあたしが作ろうかしら。もちろん、アレちゃんと相談しないといけないわ!!」
「これは国家として重要な政策だ。明日、全ての閣僚を招集することにする」

 ツキヨもリリアンも現実逃避をして聞かなかったことにした。

「こ、この紅茶おいしいですねぇ…」
「は…はい。エリザベス様がお茶を取り扱うお気に入りのお店がございまして…そこから購入をしております」
 2人で何か身に入らない会話をしていた。


 ツキヨが二杯目の紅茶を飲み終わる頃、アレックスとエリザベスは話がまとまったらしく、ガッシリと握手をしてお互いを称えあっていた。
「素晴らしい案だ」
「さすがあたしのアレちゃんだわん゛ん゛ん゛」
 そして改めて友情も築くことができたようだ。
「よし、ドレスの調整とかはエリに任せるから完成したらまた来るからな」
「うっふん!任せてねぇ!待っているわぁん゛」
「ツキヨ、待たせてごめんな」
「はい、よくわかりませんがお疲れ様でした。エリさんもリリアンさんもありがとうございました」
「うふふ。ツキヨちゃんも調整したドレスを楽しみにしていてねぇん゛!!」
 エリザベスとリリアンはにっこりと微笑んだ。
「また今度ねぇん゛!」

 アレックスとツキヨは店を後にした。
 路地を抜けて帝都サイドービの中央通りに出るとお互い分かり切っているかのように歩いて、お洒落な外観のいつものお店に入る。
 扉を開けると店員たちはすぐにアレックスのことに気がついてにこやかに挨拶をして、席に案内をしてくれる。
 既に慣れたアレックスは季節の三段のセットを注文をする。

 三段のティーセットが来るとニッコリと笑顔で男性の店員が「お二人のための三段ティーセットです。お楽しみくださいね」と笑顔でセッティングをして厨房へ戻る。
 以前のお礼として出してもらったときと同じように各品が2個ずつになっている。お店としてはアレックスたちが来たら常にこれを出すことを定番としたようで他の店員もニッコリと笑顔だった。
「ボス、やばいぜ。店が俺のスコーンを密輸しているみたいだぜ。ククク…」
 さっそくスコーンを小皿に取る。
「では、このお店はスコーン以外にもタルトももっとたくさん密輸をするように圧力をかけましょうか?」
 小さな果物の甘煮を小皿に取り、口にする。
「さすが、ボスだ。半端ねぇ悪人だぜ…この際だ、今度の祝いのときは圧力をかけてどんどん密輸をさせてやるぜ…最高じゃねぇか!」

 『悪の甘いもの密輸計画』を2人でククク…ふふふ…と立てている。恐らく、他の客はそんな素っ頓狂な会話をしているとは思っていないだろう。朗らかなデートをしている、もしくは仲のいい親子で来た…という姿にしか見えない。
 後者についてはアレックスに知られないよう願いたい。

 食事後、アレックスはスコーンを20個、ツキヨはタルトを一箱を購入をして笑顔で店を後にした。

 そのまま、影移動で帰るのかとツキヨは思ったがたまには馬車もいいだろうと馬車停まりへゆっくりと向かう…少し風が冷たいのに気がついたアレックスはツキヨの肩をそっと抱いた。
 温かく、大きな手がツキヨの専用の贅沢なストールになる。少しゴツゴツした手は誰よりも優しい。
「ふふふ…ありがとうございます」
 手をそっと大きな手にあわせる…贅沢なストールは少し温かさが増えたような気がする。

 いつもの御者と馬車が待っていたのでお礼を言うと改めてアレックスの手を取り馬車に乗る――手が熱く感じる――扉が閉まると気のせいか密室の熱が高く感じる。

 カラカラと馬車が出発する…不意に視線が気になると菫色の瞳が熱を持ちツキヨを見つめている…一瞬でツキヨの口を塞ぐ。
 アレックスの舌がツキヨの小さな舌に絡め取るとそのままねろりねろり…と小さな舌を蹂躙するとじゅるりと水音が小さな馬車内に響く。
「んふぅ…」
 艶めかしい吐息とじゅるじゅると水音が車輪の音より大きく聞こえる気がする。アレックスの手がドレスの襟元から大胆に直接豊かな胸を剥き出しにする。襟元が胸の舌を支え、豊かな胸が突き出され強調される。
「あ…そ、そんな。ここ馬車で…ンッ!」
 敏感な蕾を口に含むと先端の尖りを歯で軽く扱くと、刺激をより求める卑猥な蕾になり素直な蕾に甘噛みをしたり強く吸う…いつも慎ましいツキヨの下腹部は刺激を感じるたびにとろとろと蜜を溢れだす。
「んひぁ…ふ…そ、そんな恥ず…かしいぃです…あん!」
「そんな可愛い声を出すと御者に聞こえるかもしれないな…あぁ、こんな丸出しになっている姿もすれ違う馬車から見えるぜ」
 胸の蕾を舌で刺激をしながら反対は摘んで引っ張る…蕾の桃色が形を変えるのがひどく卑猥に見える。
「あぁ!いや…ぁ…」
 アレックスはツキヨの足元にしゃがむとぐいっと柔らかい白い両足を座席まで持ち上げて下着がしっかり見えるように膝を曲げる。
「ここは濡れて透けちまって、ツキヨのいやらしい肉が見えてヒクヒクしているぜ」
 手で隠そうとするが手をアレックスが受け止めて魔気で動かないようにまとめてしまう。
「え。やぁ…なんで…そんな」
「これから俺がじっくり観察するからな…ここのぷっくり膨らんでいるところとか、黒いこの毛もだ。あぁ…せっかくだから後ろも観察をするか…」
 濡れて透けている下着の上から包皮に包まれても膨らみきっているのが分かる肉芽をこりり…こりり…と爪で引っ掻く。馬車の振動もアレックスに協力的で爪先と一緒に刺激を与える。
「ひぃんッ!そんな…やめ…あぁ…ん…ん…ぁ」
 声を出さぬよう、外に知られないようツキヨは最上級の快楽という名の罪と罰に耐えるが肉壺から勝手に蜜が溢れだす…下着はずぶ濡れで後ろの菊孔すら透けて見えていて、意味がない濡れた布に成り下がった。
「んー?俺はここを掻いているだけだぞ…いやらしいツキヨには下着はいらねぇな…」
 器用にずぶ濡れの下着を脱がす…とツキヨに見せつける。
「…!!!そ、そんな…」
 ニヤリと頼りなくツキヨを守るものは無くなる。胸は突き出すように丸出しで座席に両足を乗せて猥褻な肉も丸出しという扇情的な姿だが何もせずとも、肉壺からとろとろと蜜が垂れてくる。

 くりり…と包皮のままの肉芽を指先で押し掻く。そのまま蜜を絡めて包皮のままくりり、くりりと何度も刺激を与えると眉間に皺を寄せて耐えるツキヨの声が徐々に喘ぎ声になるがそのまま刺激を与え続けた。
 肉芽は包皮を押し上げて男の肉棒というべき小さな肉芽の真っ赤な本体がビンビンと勃起をする。
「ここはすっかり勃起してるな…」
 勃起した小さな肉棒をアレックスは直接摘んで己の肉棒のように上下に扱く。
「あ!あっ!あ!ひぎんぁ…ぁあ…!!!あひぃん!いやぁ…ぁぁんぎぃ」
「男みたいにどんどん固くなるな…卑猥な色は男のと同じようだぜ…真っ赤になってビクビクして…」
 まだ、しこしこと上下に扱くと貪欲な肉芽は、アレックスにもっともっとと強請る。
「あひぃ!だ、だめぇ!んぎ…ひ…ぁ…あっ!」
 蜜はとろとろと丸出しになった肉壺から菊孔も濡らしてから座席へ垂れ流される。
「あぁ…後ろも濡れてる…」
「やぁぁぁ!ン…んぐ…ひぁぁ…も、あ…ぃや…イィの…あひン…ィク…イぅのぉぉ!」
「見ててやるからイケ、俺の指でイケ…」
「ひぎ…イク…の…イキますぅっ!あ、あ、あひぃん!イイ!イクぅ!」
 びくびくと震える体の肉壺から蜜が溢れる。肉芽もびくんびくんと震える…男の肉棒のように精液を放出することはできないのに何かを放出したいように暴れている。
「あぐ…あぃ…あ…あ…ぃぃの…ンひィィの…」
 肉芽から手を離すとずちゅんと蜜を零し続けている肉壺にアレックスは無遠慮に指を二本挿す。
「んぎぃぃん!あ、あ、あぁぁ!!!」
 蜜を掻き出すようにじゅっぽじゅっぽと指を前後させるとより蜜が溢れる。

「ツキヨの蜜の掃除をしているのにちっともきれいにならねぇな…こんなに溢して仕方がないな…」
 指をぐにぃと肉壺内上部のざらつく部分を指先でぐににと押しつけながら擦り動かすとぐじゅぐじゅ…じゅぶじゅぶ…と肉壺汁が零れる。
「あっあっあっあっ…!!」
 肉壁がアレックスの二本の指を食い千切るように蠢く。
 それに対抗するようにぐりぃっと少し強めにざらつく肉壁をじゅぷりじゅぷりと擦るがツキヨは蜜を零れさせるだけの道具になってしまう。
「ひぁ…あぁ…もうぃやあぁ…ん、ん、んぁぁ…ひぃぃん…あぁ」
「汁が零れ出すお人形さんだなツキヨは…」
 前後にじゅっぷじゅっぷと擦るとツキヨは一気に耐えられなくなると「きゃぁぁぁんっ!ひぐぅ!イクう!ィク…イキますぅぁっ…あ、あ、ああぁ!!」と蜜を大量に零して達してしまう。
 そのままアレックスは肉汁を掻き出すために、さきほどと同じ肉壁の場所をぐじゅぷぐじゅぷと擦り続ける。

 ツキヨは意味のない嬌声を上げて、ただ肉汁を垂れ流すアレックスのお人形になっていた。
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