闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

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闇−143

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 新婚初夜の新妻の汚した服は大切に永久保存しておこうと思いながらシャツとトラウザーズを脱ぎながら笑う。

「あぁ、そんな蜜ばかり溢して……しかもこんなに……」
「やぁっ!い、言わないで!!」
 極まったツキヨから吹いた潮はアレックス以外にも広い寝台の一部にびっちゃりと跡を残している。
 こんな状態の敷布を城の女官らに見せてしまうことのほうがのたうち回るほど恥ずかしいツキヨだったがアレックスは、そんな思いを横目に「言わない分、しっかり可愛がってやる」とまた、白く細い両足の間にのしりと陣取る。

 また、大きく左右に開脚させてすっかり「大人になった」丸見えの赤い花芯の尖端にアレックスはカリカリと爪を立てる。
「んっっっ!きぃやぁぁぁっ!!やぁぁぁっ!!!」
 痛みと痒みと快楽の狭間で甘い叫び声をあげるとそれに応えるようにククッと爪で引っ掻く。
「ぃンっっーーーーー!!!」
 カシカシ……と小さな尖りを愛おしそうに菫色の瞳を細めながら丁寧に爪先で先から捲れた包皮の部分まで掻く。
 既にアレックスの「日々のお手入れ」によって垢一つすらないはずなのに包皮の中まで器用に爪をクッと何度か掻き入れる。
 根元を穿られると声もなくツキヨは身を捩りながら耐えるが、また爪先は蜜をまとわせて花芯の先端をカリカリと攻める。
「ハァあああっっんんっ……」
時折気紛れに腹でトンと叩くと涙目になり更に声を上げる。
「も、もぅ……あっあっぁぁぁっ!!ィイイやぁっ!だ、めっぇぇ!」
「掃除は大事だろ?清潔にしろって、ツキヨもよく言うじゃねぇか……こんなにいやらしい汁を垂らして汚して……すぐに掃除しないと駄目だろう」
 こんなときこそ掃除は適当にすればいいのにと考える余裕もなく、ツキヨは女にのみある快楽器官である花芯を恨みながら、脳髄に叩きつけられるような狂暴な快楽に叫ぶ。
 花芯はガチガチに勃起をしているにもかかわらず、まだ大きく勃とうと刺激にピクピクと応えると包皮の裏側が限界まで捲り上がり、今まで晒されることのなかった花芯の根元のギリギリまで外気に晒す。
そこに狙いを定めてアレックスは爪先は更に掻き始める。
「いやぁぁっっっ!!ひぃ、ひっ、ひィヤァあぁぁぁっんんんっっ!!!」
「あぁ、勃起豆の皮がこんなところまで捲れて……ここにも垢があった大切なツキヨがビョーキになっちまうからな」
 身を捩り逃れようとするのを優しく押さえつけ再び容赦なく花芯の包皮に沿って爪を這わす。
 刺激に素直に応える花芯は紅珊瑚のような色に変化をする。
「清潔さに異常はないな……でも、こんなにパンパンに腫れて紅くなっているのはビョーキだな」
「ちがっぁぁぁアレッ……クさ」「俺が治療してやろう」

 カプリ……。

「ンぁ――――――――――――――ッ!!!!」
 唇で紅珊瑚を喰むと背を弓なりにして蜜がトプトプッと蜜壺から溢れ出す。アレックスは満足そうに二度、三度と喰むと続けて気を遣るツキヨは耐えきれずそのまま目を閉じてしまう。
 蜜とアレックスの唾液で柔らかい下生えはびちゃりと肌に張り付き侵略者から花芯を隠し守ろうとするが、それに構うことなくカプリ……カプリ……と何度か喰み、尖らせた舌先で尖端をチロチロと舐め叩く。
 赤くビンビンに勃起した花芯はその刺激を余すことなく受け取り、ツキヨの快楽を神経に叩きつける。
「……ンっ!!!ぁああっ?!ィヤぁぁぁっ!噛んだらぁっ……んっ、あっあっンンンンンっ!嫌っぁ!!」

 甘美な毒は快楽となり身体中を蝕み、苛む。

「噛むのが駄目なら何がいい?何を望む?ツキヨが望むなら俺は魂も……命もやるぞ」
 美麗な顔を花芯から上げて、淫靡な味をまとったままの唇をツキヨの桃色の唇に重ね、神に乞うように俺に強請れと言う。
 舌を捩じ込み、ツキヨの呼吸すら奪い自らのものとすると震える蜜壺からはとどまるところを知らない蜜が溢れ、黒い瞳からはツと涙が流れるが、それも舐めとり自らのものとする。
「ツキヨのものは全て俺のものだ」
 左手で胸先の尖りをコリリと摘み、右手はするすると胸元、くびれを撫で、膨れ上がった花芯を掠めてから蜜壺にチュプリと難なく指を挿れてユルユルと壺壁を慈しむ。
 花芯の暴力的な快楽とは違い、身体の奥から下腹部全体に沁み渡るような快楽が支配する。

「はっ……はぁっンンンンっ!!!アレ……っクん……ス……んぁ……」
 チュプリ……と声もアレックスがまたも奪いとると室内には水音だけが響く。
 歓喜の涙を流す黒い瞳が菫色の瞳に見つめられるが、奥底にはその稀有な色とは全く違う闇色の絡みつくような熱く甘くべたつく想いが灯されていたことに気がつく。
 そして、ツキヨは同時に気を遣り、敷布にまたも潮を吹いた。

「あぁ……も……ぉ……」
「その姿は何度見ても堪らないなぁ……こんなに垂れ流して」

 指を抜くととろりとした細い糸が蜜壺から繋がり、アレックスはニヤリと満足そうに舐めた。
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