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第一章 始まりの場所
モッチーとヤキ
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『……さま! ……なさま! ……旦那様っ!』
「う……うーん、うんっ!?」
ヤキの呼びかけで目覚めた僕。なにがどうなった?
『……よかった! 一時はどうなる事かと』
ヤキは涙を流してこちらを見ていた。ってか、幽霊って涙流すんだな。
「あたたた……」
どうやら僕は転んで頭を打ったらしい。一瞬とはいえ気を失ったとみえる。登山道に寝そべっていた体を起こすも、至る場所で痛みが走る。それでも大事には至らない。
「あっ! そういえば熊が! モッチーは!?」
『…………』
辺りを見回すも熊らしき動物の姿は何処にもない。あるのは泡を吹いて倒れるモッチーのみ。この状況はなんなのだろうか? しかし案ずることはない。僕には秘密兵器である幽霊録画装置が備わっているのだから。
「なぁヤキ? 一体なにが起こったの?」
『…………』
一向に口を開こうとしないヤキ。あれれ? ユーは僕に絶対服従じゃなかったっけ?
「うーん……」
そうこうしているうちに今度はモッチーが目を覚ます。その姿のなんとキモい事よ!
「あたたた……っとにもう、勘弁して下さいよヤキさん? あー、体が言う事きかないし」
『……黙れっ!』
あれ? なんでヤキ怒ってんのかな?
「なあモッチー、一体何が起こったの? 僕にも教えてくんない?」
『……ダメです旦那様! コイツの話に耳を傾けては! 汚らわしいっ!』
不自然に取り乱すヤキ。なにかおかしい。
「いや、僕はモッチーに聞いてるの! そもそもヤキはなんでそんな怒ってんのさ?」
シドロモドロでアタフタし始めたヤキに対し、ニヤリと笑みを浮かべるモッチー。やはりなにか知っているようだな。
「あのですね三河く……」
『……わーっ! わーわーっ! わーわーわあぁぁぁぁっ!』
「静かにしろよヤキ! それでもレディーかっ!?」
『……す、すみません旦那様』
ヤキにしては珍しく取り乱したな。それだけにモッチーの話す内容が気になるところ。
「ごめんよモッチー。話を続けて」
『…………』
「本当ですよヤキさん。あんまりひどい事すると僕にも考えがありますからね! まったくもう!」
直ぐに話さない辺りコイツも結構な食わせ者だな。その上シレっとヤキをディスってやがる。そりゃ彼女でなくとも虫唾が走るわな。
「あのですね、クマが出て……あっ! そう言えばクマはっ!?」
「あー、もうどこか行ったみたい。少なくとも近くにはいないみたいだよ」
『…………』
ヤキが無言になったのはいいけど、モッチーを呪い殺すのではと思う程に睨んでいるのが少し気になる。それに思い過ごしか、モッチーのヤツどんどん窶れてってないか? もしかして祟ってるとか? こっわ!
「そうですか……ふぅ。実はですね、三河君が熊って騒いだ後、僕の頭突きでお互い気絶してしまったんですよ」
「はぁ?」
「少なくとも僕は抵抗する為、対峙して戦う覚悟を一時とはいえ決めたんです」
「それがどうして僕に頭突きするハメとなったの?」
ここまで全く意味不明。相手は熊なのに、僕へ頭突きする意図がまったく読めないんだけど?
「ヤキさんが僕に乗り移ったんですよ。とはいえ、最初に三河君が慌ててすっ転んだようで、それを見たヤキさんが姑息な何かを思いついたらしく、僕の体を使いバックアタック、いえ、背後から抱きつこうとしたんですよ」
『…………』
モッチーに乗り移った? 僕じゃなくて生理的に無理と言っていたモッチーに?
「でもね三河君、僕は知ってしまったんです。ヤキさんが乗り移るとき、どうやら彼女の考えが一部分かるみたいなんですよ。で、その時パニックのフリして三河君に肉体的接触を試みたってのが分かったんです。僕も熊も彼女に利用された被害者なんですよ! その証拠にヤキさん今、思い出し笑いでニヤニヤしてるし!」
『……ウフフ』
なんてことだ! 味方だと思っていたヤキがそんな事を!? 自分の欲望を知られるとマズいからモッチーを黙らせようとした? おいおいマジか?
「でね、自分の思う歩幅と僕の足の長さが合わなかったのか、地面に躓いて三河君へと頭から突っ込み頭突きをくらわしたってのがそれまでの流れですかね。その後は意識失って僕もごらんの通りです」
『……すみませんでした旦那様』
なんだかなぁ? モッチーもモッチーならヤキもヤキだな。なんだかんだと気が合うんじゃないの? 二人合わせて〝ヤキ・モッチー〟って、なんちゃって。
「ちぇっ、もういいよ。それよりモッチー、どこか痛めてないかい?」
「あー、ちょっと足首やっちゃったかもです。もう登山は無理っぽいですね。ってか、それよりなんだか少し変なんですよ」
モッチーは急に真剣な顔となる。非常にキモくて不細工な真面目顔に。
「ここって……いや、先ずは熊なんですけど、僕達無傷ってあり得なくないですか? 体にある怪我は転んで出来たヤツだし、そもそも熊って死んだふりするとトドメを刺すっていうじゃないですか? それなのに引っかき傷の一つも見当たらないんですよ」
「言われてみれば……それにあれ程獣臭かったのに今は全然臭わないな? なんか知ってるヤキ?」
『……いえ、正直よく分からないんです。私も頭ぶつける瞬間は一瞬目をつぶりましたから。でも……』
幽霊が目をつぶって詳細が分からないだと? コイツ本当に幽霊なのか? 実は少し体が透ける、空気みたいだけど実体のある人間と違うのか?
『……そうだったら嬉しいんですけどね』
「!」
バレてた。心を読まれるのをすっかり忘れていた。僕っておちゃめ! テヘ。
『……これはあくまでも私の考えなんですけど、あの時変な世界へと飛ばされた? いえ、異世界転移? 違うわ、パラレルワールド的ななにか? うーむ、上手く説明できないです』
「アハハ! なに言ってんだよヤキ? お前まで頭打ってパーになったのと違う? 異世界転移って!」
笑止千万、このご時世に異世界だのパラレルワールドなどとの非科学的な推論をよくもまぁ抜け抜けと。
「いえ、笑い事じゃないですよ三河君」
「なんだよモッチーまで? あ、お前は元々パーだもんな!」
「別にパーでもいいですよ。確かに学力じゃ三河君に敵わないし……それよりこれ見て下さいよ」
モッチーは近くの何かを掴み、ヨレながらも起き上がると、怪我した足を庇いつつ僕の方へと近づいてきた。
「こんな生き物みたことありますか?」
僕の目の前で開いた出来損ないの生姜みたいなモッチーの掌には、トカゲではなく、トカゲによく似た生物が乗せられていた。
「そんなのどこにでもいるカナヘビ……!」
「トカゲにこんなのついてましたっけ?」
モッチーが両手の指でつまみながら広げたのは、なんとまごう事無き翼その物! ありえない! その姿は突然変異などでは片づけられるものではない! 誰がどう見たってドラゴンのソレ! ファンタジーで必ずと言っていい程に登場するあの西洋竜その物なのだった。
「しかしチッチャ……あっ、逃げた!」
そう、それはとても小さかった。そりゃトカゲと間違えるぐらいだし。
「お前ふざけんなよ? 折角珍しい生き物捕まえたってのに……あ、もしかして僕を騙そうとトカゲに羽を付けたんじゃ!?」
「違いますって! とはいえ、僕も本当にさっき捕まえたトカゲに羽があったのか、自分自身信用に置けなくなってきました」
「だろー! やっぱ見間違いじゃない?」
僕は自分に間違いだと言い聞かせるのだった。あれは幻覚だと。頭を打った衝撃で視覚がトラブったのだと。でなけりゃ……怖いじゃんか!
「とりあえずモッチーもそのままって訳にはいかないから一旦下山するとしようか。幸いまだ一合目途中だし、お前を背負っても30分もあれば降りられるだろうし」
「すみません三河君、お世話掛けます」
「いいよ別に」
こうして僕達はまたしても〝吹雪山〟の頂上を拝むことなく下山するのであった。
「う……うーん、うんっ!?」
ヤキの呼びかけで目覚めた僕。なにがどうなった?
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「あっ! そういえば熊が! モッチーは!?」
『…………』
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『…………』
一向に口を開こうとしないヤキ。あれれ? ユーは僕に絶対服従じゃなかったっけ?
「うーん……」
そうこうしているうちに今度はモッチーが目を覚ます。その姿のなんとキモい事よ!
「あたたた……っとにもう、勘弁して下さいよヤキさん? あー、体が言う事きかないし」
『……黙れっ!』
あれ? なんでヤキ怒ってんのかな?
「なあモッチー、一体何が起こったの? 僕にも教えてくんない?」
『……ダメです旦那様! コイツの話に耳を傾けては! 汚らわしいっ!』
不自然に取り乱すヤキ。なにかおかしい。
「いや、僕はモッチーに聞いてるの! そもそもヤキはなんでそんな怒ってんのさ?」
シドロモドロでアタフタし始めたヤキに対し、ニヤリと笑みを浮かべるモッチー。やはりなにか知っているようだな。
「あのですね三河く……」
『……わーっ! わーわーっ! わーわーわあぁぁぁぁっ!』
「静かにしろよヤキ! それでもレディーかっ!?」
『……す、すみません旦那様』
ヤキにしては珍しく取り乱したな。それだけにモッチーの話す内容が気になるところ。
「ごめんよモッチー。話を続けて」
『…………』
「本当ですよヤキさん。あんまりひどい事すると僕にも考えがありますからね! まったくもう!」
直ぐに話さない辺りコイツも結構な食わせ者だな。その上シレっとヤキをディスってやがる。そりゃ彼女でなくとも虫唾が走るわな。
「あのですね、クマが出て……あっ! そう言えばクマはっ!?」
「あー、もうどこか行ったみたい。少なくとも近くにはいないみたいだよ」
『…………』
ヤキが無言になったのはいいけど、モッチーを呪い殺すのではと思う程に睨んでいるのが少し気になる。それに思い過ごしか、モッチーのヤツどんどん窶れてってないか? もしかして祟ってるとか? こっわ!
「そうですか……ふぅ。実はですね、三河君が熊って騒いだ後、僕の頭突きでお互い気絶してしまったんですよ」
「はぁ?」
「少なくとも僕は抵抗する為、対峙して戦う覚悟を一時とはいえ決めたんです」
「それがどうして僕に頭突きするハメとなったの?」
ここまで全く意味不明。相手は熊なのに、僕へ頭突きする意図がまったく読めないんだけど?
「ヤキさんが僕に乗り移ったんですよ。とはいえ、最初に三河君が慌ててすっ転んだようで、それを見たヤキさんが姑息な何かを思いついたらしく、僕の体を使いバックアタック、いえ、背後から抱きつこうとしたんですよ」
『…………』
モッチーに乗り移った? 僕じゃなくて生理的に無理と言っていたモッチーに?
「でもね三河君、僕は知ってしまったんです。ヤキさんが乗り移るとき、どうやら彼女の考えが一部分かるみたいなんですよ。で、その時パニックのフリして三河君に肉体的接触を試みたってのが分かったんです。僕も熊も彼女に利用された被害者なんですよ! その証拠にヤキさん今、思い出し笑いでニヤニヤしてるし!」
『……ウフフ』
なんてことだ! 味方だと思っていたヤキがそんな事を!? 自分の欲望を知られるとマズいからモッチーを黙らせようとした? おいおいマジか?
「でね、自分の思う歩幅と僕の足の長さが合わなかったのか、地面に躓いて三河君へと頭から突っ込み頭突きをくらわしたってのがそれまでの流れですかね。その後は意識失って僕もごらんの通りです」
『……すみませんでした旦那様』
なんだかなぁ? モッチーもモッチーならヤキもヤキだな。なんだかんだと気が合うんじゃないの? 二人合わせて〝ヤキ・モッチー〟って、なんちゃって。
「ちぇっ、もういいよ。それよりモッチー、どこか痛めてないかい?」
「あー、ちょっと足首やっちゃったかもです。もう登山は無理っぽいですね。ってか、それよりなんだか少し変なんですよ」
モッチーは急に真剣な顔となる。非常にキモくて不細工な真面目顔に。
「ここって……いや、先ずは熊なんですけど、僕達無傷ってあり得なくないですか? 体にある怪我は転んで出来たヤツだし、そもそも熊って死んだふりするとトドメを刺すっていうじゃないですか? それなのに引っかき傷の一つも見当たらないんですよ」
「言われてみれば……それにあれ程獣臭かったのに今は全然臭わないな? なんか知ってるヤキ?」
『……いえ、正直よく分からないんです。私も頭ぶつける瞬間は一瞬目をつぶりましたから。でも……』
幽霊が目をつぶって詳細が分からないだと? コイツ本当に幽霊なのか? 実は少し体が透ける、空気みたいだけど実体のある人間と違うのか?
『……そうだったら嬉しいんですけどね』
「!」
バレてた。心を読まれるのをすっかり忘れていた。僕っておちゃめ! テヘ。
『……これはあくまでも私の考えなんですけど、あの時変な世界へと飛ばされた? いえ、異世界転移? 違うわ、パラレルワールド的ななにか? うーむ、上手く説明できないです』
「アハハ! なに言ってんだよヤキ? お前まで頭打ってパーになったのと違う? 異世界転移って!」
笑止千万、このご時世に異世界だのパラレルワールドなどとの非科学的な推論をよくもまぁ抜け抜けと。
「いえ、笑い事じゃないですよ三河君」
「なんだよモッチーまで? あ、お前は元々パーだもんな!」
「別にパーでもいいですよ。確かに学力じゃ三河君に敵わないし……それよりこれ見て下さいよ」
モッチーは近くの何かを掴み、ヨレながらも起き上がると、怪我した足を庇いつつ僕の方へと近づいてきた。
「こんな生き物みたことありますか?」
僕の目の前で開いた出来損ないの生姜みたいなモッチーの掌には、トカゲではなく、トカゲによく似た生物が乗せられていた。
「そんなのどこにでもいるカナヘビ……!」
「トカゲにこんなのついてましたっけ?」
モッチーが両手の指でつまみながら広げたのは、なんとまごう事無き翼その物! ありえない! その姿は突然変異などでは片づけられるものではない! 誰がどう見たってドラゴンのソレ! ファンタジーで必ずと言っていい程に登場するあの西洋竜その物なのだった。
「しかしチッチャ……あっ、逃げた!」
そう、それはとても小さかった。そりゃトカゲと間違えるぐらいだし。
「お前ふざけんなよ? 折角珍しい生き物捕まえたってのに……あ、もしかして僕を騙そうとトカゲに羽を付けたんじゃ!?」
「違いますって! とはいえ、僕も本当にさっき捕まえたトカゲに羽があったのか、自分自身信用に置けなくなってきました」
「だろー! やっぱ見間違いじゃない?」
僕は自分に間違いだと言い聞かせるのだった。あれは幻覚だと。頭を打った衝撃で視覚がトラブったのだと。でなけりゃ……怖いじゃんか!
「とりあえずモッチーもそのままって訳にはいかないから一旦下山するとしようか。幸いまだ一合目途中だし、お前を背負っても30分もあれば降りられるだろうし」
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