微ビト 詩集

高槻薪

文字の大きさ
上 下
4 / 5

旧陽

しおりを挟む
彼、林檎を欲しがっていたから、未檎を渡した。すると、陽射が射し始めて、彼に絵の具を撒き散らした。歪んだ微笑みは陽に暮れずに悲劇を描いていた。
しおりを挟む

処理中です...