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34.きょうだい
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「おにいちゃま…?」
するとシリルが伺うようにテオドールお兄様を見つめる。
その表情や…上目遣いで不安そうに見上げ、大きな瞳が潤み輝いている。
これはイチコロだ…
どうしよう…お兄様は王子様となのに…このままだとシリルの可愛さに義兄弟BLになっちゃうよ。
それは…困…らないなぁ…うんそれでもいいかもしれない。
「おにいちゃまシリルかわいいね」
よしよしと撫でようとするとお兄様にその手を止められた。
「シリルはまだ洗ってあげてないんだよね?なら綺麗になってからにしようか?」
ん?なんかすこしだけ不機嫌?
はっ!まさか…ヤキモチ!もうお兄様にそんな感情が…
「しょ、しょうね~じゃあシリルをおにいちゃまあらってあげてくれる?」
「わ、私が?」
「だめ?」
どうせならイチャイチャ洗う二人が見たい…すみません自分欲で…
お願いとお兄様を見つめると頬を少し染めながら了承してくれた!
やっぱりお兄様も洗いたかったんだね!
素直になるのが一番だよ。
私達の様子にメイドさん達がほっこりと笑いながら浴槽へと運んでくれた。
シリルはメイドさんが私は自分で行けると言ったのにおにいちゃまが運んでくれた。
私も裸になろうとしたけどおにいちゃまがどうしてもやめてくれと頼むので薄い生地の湯船につかるようの湯浴みを用意させられた。
二人でお湯につかると優しくお湯をかけられる。
隣を見るとシリルがお湯の温かさに驚いた顔をしていた。
パシャ!
私は軽くシリルの顔にお湯を掛けた!
「わっ!」
シリルは驚いて目をパシパシと何度も瞬きしてこちらを見つめる。
「ふふふ…びっくりした?」
ニカッと笑いかけると
「こ、この!」
シリルも真似をして私に少しだけ遠慮しながらお湯をかけてきた。
「やったなー」
パシャ!パシャ!
お返しとばかりに水面をバシャバシャと叩いた!
すると水しぶきがシリルを洗っていたお兄様の顔に直撃する。
「「あっ…」」
私とシリルはしまったと顔を見合わせた。
当のお兄様はびっくりして固まっている…しかし水も滴るいい男の子…お兄様はびしょ濡れでもかっこいい。
「おにいちゃま?…ごめんなしゃい」
さすがに怒ったかな?とお兄様を見ていると
「ご、ごめんなさい…」
シリルもシュンとして縮こまってしまった。
「あっ…」
私がふざけたばっかりにお兄様には水をかけるしシリルもまた塞ぎこませてしまった。
自分の不甲斐なさにシリルと同じようにシュンとしていると…
「あーあ濡れちゃったし、このままマリー達と一緒にお風呂に入ろうかな…」
「え?」
お兄様の声に顔をあげると、そこには優しく笑うお兄様の笑顔があった。
そしてお兄様は上着を脱ぐとシャツを着たままドボンっと浴槽に飛び込んだ!
「わっ!」
「きゃあ!」
お兄様がお風呂にダイブするとお湯が波打った。
「二人に仕返しだ!」
そう言って笑うと私とシリルの顔にパシャ!と湯をかけた。
「これでおあいこだよ」
お兄様のいたずらっ子のような顔に私とシリルはお互いを見つめて瞬きをする。
そして本当の姉弟のようにお互いの気持ちを汲み取り頷いた。
そして…
「シリル!おにいちゃまにちかえちだ!」
「うん!」
二人でテオドールお兄様にお湯をかける!
「ははは!受けて立とう!」
お兄様は不敵に笑うと片手で私達の攻撃を防ぎ交互に私達にお湯をかけた。
「あはは!」
「たのちぃ~」
三人でお湯が半分になるまでかけあいっこを続けたのだった。
するとシリルが伺うようにテオドールお兄様を見つめる。
その表情や…上目遣いで不安そうに見上げ、大きな瞳が潤み輝いている。
これはイチコロだ…
どうしよう…お兄様は王子様となのに…このままだとシリルの可愛さに義兄弟BLになっちゃうよ。
それは…困…らないなぁ…うんそれでもいいかもしれない。
「おにいちゃまシリルかわいいね」
よしよしと撫でようとするとお兄様にその手を止められた。
「シリルはまだ洗ってあげてないんだよね?なら綺麗になってからにしようか?」
ん?なんかすこしだけ不機嫌?
はっ!まさか…ヤキモチ!もうお兄様にそんな感情が…
「しょ、しょうね~じゃあシリルをおにいちゃまあらってあげてくれる?」
「わ、私が?」
「だめ?」
どうせならイチャイチャ洗う二人が見たい…すみません自分欲で…
お願いとお兄様を見つめると頬を少し染めながら了承してくれた!
やっぱりお兄様も洗いたかったんだね!
素直になるのが一番だよ。
私達の様子にメイドさん達がほっこりと笑いながら浴槽へと運んでくれた。
シリルはメイドさんが私は自分で行けると言ったのにおにいちゃまが運んでくれた。
私も裸になろうとしたけどおにいちゃまがどうしてもやめてくれと頼むので薄い生地の湯船につかるようの湯浴みを用意させられた。
二人でお湯につかると優しくお湯をかけられる。
隣を見るとシリルがお湯の温かさに驚いた顔をしていた。
パシャ!
私は軽くシリルの顔にお湯を掛けた!
「わっ!」
シリルは驚いて目をパシパシと何度も瞬きしてこちらを見つめる。
「ふふふ…びっくりした?」
ニカッと笑いかけると
「こ、この!」
シリルも真似をして私に少しだけ遠慮しながらお湯をかけてきた。
「やったなー」
パシャ!パシャ!
お返しとばかりに水面をバシャバシャと叩いた!
すると水しぶきがシリルを洗っていたお兄様の顔に直撃する。
「「あっ…」」
私とシリルはしまったと顔を見合わせた。
当のお兄様はびっくりして固まっている…しかし水も滴るいい男の子…お兄様はびしょ濡れでもかっこいい。
「おにいちゃま?…ごめんなしゃい」
さすがに怒ったかな?とお兄様を見ていると
「ご、ごめんなさい…」
シリルもシュンとして縮こまってしまった。
「あっ…」
私がふざけたばっかりにお兄様には水をかけるしシリルもまた塞ぎこませてしまった。
自分の不甲斐なさにシリルと同じようにシュンとしていると…
「あーあ濡れちゃったし、このままマリー達と一緒にお風呂に入ろうかな…」
「え?」
お兄様の声に顔をあげると、そこには優しく笑うお兄様の笑顔があった。
そしてお兄様は上着を脱ぐとシャツを着たままドボンっと浴槽に飛び込んだ!
「わっ!」
「きゃあ!」
お兄様がお風呂にダイブするとお湯が波打った。
「二人に仕返しだ!」
そう言って笑うと私とシリルの顔にパシャ!と湯をかけた。
「これでおあいこだよ」
お兄様のいたずらっ子のような顔に私とシリルはお互いを見つめて瞬きをする。
そして本当の姉弟のようにお互いの気持ちを汲み取り頷いた。
そして…
「シリル!おにいちゃまにちかえちだ!」
「うん!」
二人でテオドールお兄様にお湯をかける!
「ははは!受けて立とう!」
お兄様は不敵に笑うと片手で私達の攻撃を防ぎ交互に私達にお湯をかけた。
「あはは!」
「たのちぃ~」
三人でお湯が半分になるまでかけあいっこを続けたのだった。
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