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3.迷子
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次の日賢人は何かの泣き声で目を覚ました。
うーんと目を開くとテントの中にいてびっくりするが寝袋とショルダーバッグをみて昨日の事は夢では無かったとため息をつく。
テントから出ると泣き声がまだ聞こえていた。
「あれは子供の泣き声か?って事は人がいる!」
賢人はとりあえずテントはそのままにショルダーバッグだけはしっかりと掛けて声のする方へと走った。
帰り道を忘れないようにと時々目印を付ける。
泣き声が大きくなると「おーい!おーい!」と自分も大声を出して相手を探した。
一瞬泣き声が止まるがまた聞こえ出す、自分の声が届いたようだ。
声のする方へと急ぐとそこには小さい子供がうずくまり泣いていた。
「お、おいどうした?」
賢人は大人はいないのかと周りを見ながら子供に声をかける。
もしこんなところ見つかって誘拐犯にでもされたらたまったもんじゃない。
少し離れて声をかけるが他に誰かいる気配は無かった。
その間も子供はずっと泣いていた。
賢人は困った顔で近づくと屈んで子供に声をかける。
「な、なぁお父さんやお母さんはどうした?家は近くにあるのか?」
子供は賢人の方へと顔を向ける。
その泣き顔をみて賢人は眉間にシワを寄せた…子供の顔には青い痣が出来ている。
どう見ても腕や棒かなんかで殴ったような痕だった。
「おいそれどうした?」
賢人はそっと子供の痛そうな痣に触れた。
「いっ…」
子供が顔を顰めると慌てて手を引っこめる。
「ご、ごめん!大丈夫か?」
子供はさらにぎゃーと泣き出した。
「ご、ごめんて!泣かないでくれ」
泣いてる子供の相手などした事ない賢人はあたふたふたと慌てると何かないかとバッグを探った。
そしてパソコンに手が触れるとそうだとパソコンを出して飴を買った!
棒がついてて先に透明で綺麗な色の美味しそうな飴がついている。
何本か入っているぺろぺろキャンディーだ。
一つ取って袋を破ると子供の前に見せた。
「ほ、ほら飴だよ。食べるかい?」
子供はチラッと目の前の飴をみて驚いて泣くのを止めた。
しめたと賢人は飴を近づけるが警戒されてしまう。
なんか本当に誘拐犯みたいだとふと思ったが致し方ないんだ!
自分で一つ舐めて見せるとこんな時だが甘い飴に少し気分が落ち着いた。
やはり糖分はいいみたいだ。
子供の為にもうひとつ開けようとして手を止める。
「どれがいい?」
たくさん飴が入った袋を子供の前にさしだした。
子供はキラキラと色んな色がある飴をみつめて自分も目を輝かせる。
「好きなの取っていいよ。これは飴っていって甘くて美味しいよ。ほら俺も食べてるでしょ」
口に入れてた飴を見せた。
子供はなんだか葛藤してるようだったが誘惑に負けたのか手を袋に伸ばした。
やっぱり悪い事をしてる気分になってしまう…世の誘拐犯はこうやっているのかと思うと飴を取った子供が少し心配になった。
俺がもし本当の誘拐犯ならこれで成立してしまう…
複雑な気持ちで子供を見ると袋が付いたまま口に入れようとしていた。
「わっ!それは取るんだよ!」
賢人は袋を取ってやると飴を子供に手渡した。
子供は受け取ると一瞬喜んだ顔をしてハッとすると、うかがうような顔でチラチラと賢人を見る。
「ん?どうした食べていいぞ」
子供はそっと舌を出してペロッと飴を舐める。
そして思い切って口に入れた。
ぺろぺろと舌の上で舐めると甘い味がしたのか目をまん丸にして美味しそうにする。
飴一つでこんなに喜ぶなんて…この姿といい、あまりいい環境にいないのかもしれないと少し不憫になった。
「もう一個食べるか?」
子供はびっくりするといいのかと言うように賢人をみつめる。
賢人が笑ってやるとそっと飴に手を伸ばしてそっと服にしまった。
今食べないで後で食べるらしい。
ちゃっかりとした性格にクスッと笑ってしまった。
「じゃあちょっと話してもいいかな?君はこの辺に住んでるの?」
子供は考えているのかじっと下を見つめた。
「うーん、なら親はいるのかな?」
ふるふる…と首を振った。
「今そばにいないの?それとも…もういないのかな…」
申し訳なく思うが大事な事なので確認する。
ふるふる…
子供は首を振るばかりで何も言ってくれない。
困ったなぁ…
賢人は眉を下げて頭をかいた。
うーんと目を開くとテントの中にいてびっくりするが寝袋とショルダーバッグをみて昨日の事は夢では無かったとため息をつく。
テントから出ると泣き声がまだ聞こえていた。
「あれは子供の泣き声か?って事は人がいる!」
賢人はとりあえずテントはそのままにショルダーバッグだけはしっかりと掛けて声のする方へと走った。
帰り道を忘れないようにと時々目印を付ける。
泣き声が大きくなると「おーい!おーい!」と自分も大声を出して相手を探した。
一瞬泣き声が止まるがまた聞こえ出す、自分の声が届いたようだ。
声のする方へと急ぐとそこには小さい子供がうずくまり泣いていた。
「お、おいどうした?」
賢人は大人はいないのかと周りを見ながら子供に声をかける。
もしこんなところ見つかって誘拐犯にでもされたらたまったもんじゃない。
少し離れて声をかけるが他に誰かいる気配は無かった。
その間も子供はずっと泣いていた。
賢人は困った顔で近づくと屈んで子供に声をかける。
「な、なぁお父さんやお母さんはどうした?家は近くにあるのか?」
子供は賢人の方へと顔を向ける。
その泣き顔をみて賢人は眉間にシワを寄せた…子供の顔には青い痣が出来ている。
どう見ても腕や棒かなんかで殴ったような痕だった。
「おいそれどうした?」
賢人はそっと子供の痛そうな痣に触れた。
「いっ…」
子供が顔を顰めると慌てて手を引っこめる。
「ご、ごめん!大丈夫か?」
子供はさらにぎゃーと泣き出した。
「ご、ごめんて!泣かないでくれ」
泣いてる子供の相手などした事ない賢人はあたふたふたと慌てると何かないかとバッグを探った。
そしてパソコンに手が触れるとそうだとパソコンを出して飴を買った!
棒がついてて先に透明で綺麗な色の美味しそうな飴がついている。
何本か入っているぺろぺろキャンディーだ。
一つ取って袋を破ると子供の前に見せた。
「ほ、ほら飴だよ。食べるかい?」
子供はチラッと目の前の飴をみて驚いて泣くのを止めた。
しめたと賢人は飴を近づけるが警戒されてしまう。
なんか本当に誘拐犯みたいだとふと思ったが致し方ないんだ!
自分で一つ舐めて見せるとこんな時だが甘い飴に少し気分が落ち着いた。
やはり糖分はいいみたいだ。
子供の為にもうひとつ開けようとして手を止める。
「どれがいい?」
たくさん飴が入った袋を子供の前にさしだした。
子供はキラキラと色んな色がある飴をみつめて自分も目を輝かせる。
「好きなの取っていいよ。これは飴っていって甘くて美味しいよ。ほら俺も食べてるでしょ」
口に入れてた飴を見せた。
子供はなんだか葛藤してるようだったが誘惑に負けたのか手を袋に伸ばした。
やっぱり悪い事をしてる気分になってしまう…世の誘拐犯はこうやっているのかと思うと飴を取った子供が少し心配になった。
俺がもし本当の誘拐犯ならこれで成立してしまう…
複雑な気持ちで子供を見ると袋が付いたまま口に入れようとしていた。
「わっ!それは取るんだよ!」
賢人は袋を取ってやると飴を子供に手渡した。
子供は受け取ると一瞬喜んだ顔をしてハッとすると、うかがうような顔でチラチラと賢人を見る。
「ん?どうした食べていいぞ」
子供はそっと舌を出してペロッと飴を舐める。
そして思い切って口に入れた。
ぺろぺろと舌の上で舐めると甘い味がしたのか目をまん丸にして美味しそうにする。
飴一つでこんなに喜ぶなんて…この姿といい、あまりいい環境にいないのかもしれないと少し不憫になった。
「もう一個食べるか?」
子供はびっくりするといいのかと言うように賢人をみつめる。
賢人が笑ってやるとそっと飴に手を伸ばしてそっと服にしまった。
今食べないで後で食べるらしい。
ちゃっかりとした性格にクスッと笑ってしまった。
「じゃあちょっと話してもいいかな?君はこの辺に住んでるの?」
子供は考えているのかじっと下を見つめた。
「うーん、なら親はいるのかな?」
ふるふる…と首を振った。
「今そばにいないの?それとも…もういないのかな…」
申し訳なく思うが大事な事なので確認する。
ふるふる…
子供は首を振るばかりで何も言ってくれない。
困ったなぁ…
賢人は眉を下げて頭をかいた。
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