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5.お弁当
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「な、なんだよ。どうしたんだ?」
子供はチラチラとのり弁を見ている。
もしかして、びっくりするほど美味しかったのか?
賢人がのり弁を持つと子供があっと悲しそうな顔をする。
どうやら取り上げられたと思ったのかもしれない。
「食べていいぞ」
残りの弁当を渡すといいのかと顔を輝かせた。
しかしまた浮かない顔をしてチラッと今度は賢人の弁当を見る。
子供の弁当と俺の弁当の違いは…
「あっもしかして俺がコロッケ食べたからか?」
賢人は自分ののり弁からコロッケを掴むと子供の弁当の上に乗せてやった。
!!
子供は驚き何度も賢人とコロッケを交互に見る。
「別にいいよ、お前の俺が食べちゃったから俺のやるよ」
子供は大事そうにコロッケをチビチビと食べていた。
子供には少し多いかと思ったが残りも綺麗に食べきった。
ご飯粒一つ残さず食べて底の方を舐めているのでそれは止めさせた。
その代わり飴をやると言うと渋々ながら頷く。その間にサッと弁当のゴミをカバンに隠す。
なんか気持ちいいもんじゃ無いが置いとく訳にもいかない、カバンが汚れないかと見るがゴミは何処にもみあたらない。
「すげぇ、このカバンは優秀だな」
カバンの性能に喜んでいると子供がフラフラと頭を揺らし出した。
病気にでもなったのかと慌てて様子を見るとどうやらお腹が膨れて眠くなったようで目が半分になっている。
寝る物はどうしようかと悩んだが寝袋をもう一つ買う金が勿体なく同じ寝袋に二人で寝る事にした。
「少し狭いけど我慢してくれよ」
子供はもう半分夢の中にいるようで頷きなのかよくわからない動きをする。
いいかと子供を抱きしめるように寝た…子供の体温は温かく…賢人もすぐに眠気が押し寄せて眠ってしまった。
朝になり生暖かい感触に違和感を感じて起きる。
なんか下半身が温かい…そして濡れてる?
「げっ!」
賢人が飛び起きると子供は寝袋から出ていて、泣きながらテントの床を葉っぱで拭いていた。
「あっあっあっ…」
この時初めて子供の声を聞いた。
喋ると言うよりは声を出すだけだったが…
思った通りこの温かいのはおねしょだった。
まじか…
子供がおねしょをして寝袋の中が水浸しになり外に漏れていた。
子供は外に漏れた自分のおねしょを泣きながら拭いていたのだ。
そんな子供を怒れるかよ…
賢人はため息をついてなるべくこぼさないように寝袋ごと持って立ち上がり川へと向かう。
「ほら、お前も来いよ」
子供に声をかけるとビクッとしてノロノロとついてくる。
川に手を入れると少し冷たいが我慢できないほどではないそのまま服と寝袋ごと飛び込んだ。
「おー!目が冷めるぜ!ほらお前もそのまま入れよ!」
賢人が手招きするが子供はまだ泣いていた。
しょうがないと賢人は子供を抱き上げてそのままそっと川に入る。
「出ちゃったもんはしょうがない、俺だって秘密だけどお前ぐらいの年におねしょした事あるからな」
賢人は小さい声で子供にそう言うとようやく子供の涙が止まった。
ずっと泣いてたのか目の周りが赤くなっている、賢人はハンカチを濡らして顔を拭いてやった。
「このまま洗濯して乾かそう、天気もいいから昼には乾くだろ。これを洗ったら次はテントを洗うから手伝ってくれ」
子供はポケッとしている。
「わかってるのかなー」
喋らないが何となく自分の言う事を理解している節はある。
すると子供はグイッと賢人を引っ張ってこくこくと何度も頷いた。
「おっ、手伝ってくれるってことだな!よし頑張ったらまた飴やるからな」
子供は飴と聞いて賢人の腕から水の中に飛び降りた。
「あっ!あっ!」
すると足がギリギリ届く高さで顔が水の中に沈んでいる。
賢人は慌てて子供を抱き上げて浅い場所に連れていった。
足が届くと子供は寝袋を一生懸命に洗う。
「お前子供の癖に洗うの上手いな」
慣れた様子に感心して寝袋の方は任せる事にした。
「俺はテント取ってくるな、お前は寝袋洗っててくれ」
こくこく!
子供が頷くのを確認して賢人はテントを取りに向かった。
子供はチラチラとのり弁を見ている。
もしかして、びっくりするほど美味しかったのか?
賢人がのり弁を持つと子供があっと悲しそうな顔をする。
どうやら取り上げられたと思ったのかもしれない。
「食べていいぞ」
残りの弁当を渡すといいのかと顔を輝かせた。
しかしまた浮かない顔をしてチラッと今度は賢人の弁当を見る。
子供の弁当と俺の弁当の違いは…
「あっもしかして俺がコロッケ食べたからか?」
賢人は自分ののり弁からコロッケを掴むと子供の弁当の上に乗せてやった。
!!
子供は驚き何度も賢人とコロッケを交互に見る。
「別にいいよ、お前の俺が食べちゃったから俺のやるよ」
子供は大事そうにコロッケをチビチビと食べていた。
子供には少し多いかと思ったが残りも綺麗に食べきった。
ご飯粒一つ残さず食べて底の方を舐めているのでそれは止めさせた。
その代わり飴をやると言うと渋々ながら頷く。その間にサッと弁当のゴミをカバンに隠す。
なんか気持ちいいもんじゃ無いが置いとく訳にもいかない、カバンが汚れないかと見るがゴミは何処にもみあたらない。
「すげぇ、このカバンは優秀だな」
カバンの性能に喜んでいると子供がフラフラと頭を揺らし出した。
病気にでもなったのかと慌てて様子を見るとどうやらお腹が膨れて眠くなったようで目が半分になっている。
寝る物はどうしようかと悩んだが寝袋をもう一つ買う金が勿体なく同じ寝袋に二人で寝る事にした。
「少し狭いけど我慢してくれよ」
子供はもう半分夢の中にいるようで頷きなのかよくわからない動きをする。
いいかと子供を抱きしめるように寝た…子供の体温は温かく…賢人もすぐに眠気が押し寄せて眠ってしまった。
朝になり生暖かい感触に違和感を感じて起きる。
なんか下半身が温かい…そして濡れてる?
「げっ!」
賢人が飛び起きると子供は寝袋から出ていて、泣きながらテントの床を葉っぱで拭いていた。
「あっあっあっ…」
この時初めて子供の声を聞いた。
喋ると言うよりは声を出すだけだったが…
思った通りこの温かいのはおねしょだった。
まじか…
子供がおねしょをして寝袋の中が水浸しになり外に漏れていた。
子供は外に漏れた自分のおねしょを泣きながら拭いていたのだ。
そんな子供を怒れるかよ…
賢人はため息をついてなるべくこぼさないように寝袋ごと持って立ち上がり川へと向かう。
「ほら、お前も来いよ」
子供に声をかけるとビクッとしてノロノロとついてくる。
川に手を入れると少し冷たいが我慢できないほどではないそのまま服と寝袋ごと飛び込んだ。
「おー!目が冷めるぜ!ほらお前もそのまま入れよ!」
賢人が手招きするが子供はまだ泣いていた。
しょうがないと賢人は子供を抱き上げてそのままそっと川に入る。
「出ちゃったもんはしょうがない、俺だって秘密だけどお前ぐらいの年におねしょした事あるからな」
賢人は小さい声で子供にそう言うとようやく子供の涙が止まった。
ずっと泣いてたのか目の周りが赤くなっている、賢人はハンカチを濡らして顔を拭いてやった。
「このまま洗濯して乾かそう、天気もいいから昼には乾くだろ。これを洗ったら次はテントを洗うから手伝ってくれ」
子供はポケッとしている。
「わかってるのかなー」
喋らないが何となく自分の言う事を理解している節はある。
すると子供はグイッと賢人を引っ張ってこくこくと何度も頷いた。
「おっ、手伝ってくれるってことだな!よし頑張ったらまた飴やるからな」
子供は飴と聞いて賢人の腕から水の中に飛び降りた。
「あっ!あっ!」
すると足がギリギリ届く高さで顔が水の中に沈んでいる。
賢人は慌てて子供を抱き上げて浅い場所に連れていった。
足が届くと子供は寝袋を一生懸命に洗う。
「お前子供の癖に洗うの上手いな」
慣れた様子に感心して寝袋の方は任せる事にした。
「俺はテント取ってくるな、お前は寝袋洗っててくれ」
こくこく!
子供が頷くのを確認して賢人はテントを取りに向かった。
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