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「どういう事?」
「多分…イブにはまだ早い気がする。その時になったら教えてあげるからね」
シルビオは微笑んでイブを抱きしめた。
「ん?」
イブはわけが分からないと首を傾げながらシルビオに抱きしめられている。
「シルビオ?」
賢人はその言葉に信じられないとシルビオを見つめた。
昨夜の行為をイブに教えるって事か?
「無理だ!無理!イブにそんな事出来ない!」
賢人は絶対に言うなとシルビオを見つめた。
「ケントはわかってないね、イブはきっとそのつもりだよ。私はしてみてわかった、絶対にイブもそれを待ってる」
「はぁ?」
こんな子供を抱けと?
いやいや、絶対に無理だ。
だってイブだぞ!娘みたいなもんなんだし…
そう思ってイブを見つめると、イブはじっと賢人を見つめ返した。
その顔にドキッとする。
子供だと思っていたが賢人が用意するご飯を沢山食べてイブは少しふっくらとしてきた。
見ると胸も膨らみかけている。
こんなに大きかったか?
賢人はイブの成長に驚いた。
「まぁまだ早い気はするよ…だって私だってすごく痛くて絶対に無理だと思ったんだから…」
シルビオはケントに抱きついて耳元で囁いた。
シルビオの囁きに賢人は昨夜の事を思い出してしまう。
シルビオは涙を浮かべながら俺を受け入れ嬉しそうに笑った。
時折痛そうに顔を歪めるが目が合うともっとと抱きつき俺を求める。
煽られて止まらなくなった自分に少し嫌悪しながら反省した。
次はもっと優しく抱こうと…
そして次があると思った自分に驚いた。
自分はまたシルビオを抱こうと思っているのだと…
チラッとシルビオを見ると目が合ってニコッと微笑まれる。
まるで賢人の考えをわかって了承するように…
「なんか二人で笑ってる!」
イブは面白くない!とケントに抱きついた。
ご立腹のイブを宥めながらその場を片付けをする。
布団は汚れてしまったので新しい物を注文しておいた。
「じゃあ行くか」
賢人が歩き出すとイブがジャンプして背中に乗ってきた。
「ケント、おんぶして」
まだ少しいじけているイブに賢人は仕方ないと背中におぶる。
シルビオは少し先を見てくると二人にしてくれた。
何か話すわけでもなくただ歩いているとイブが後ろから声をかける。
「ねぇケント、イブの事好き?」
「ん?もちろん好きだよ。イブがいなきゃ俺はきっと生きてなかっただろうからな」
賢人はすぐに答えた。
「よかった、イブもケント好き」
「そうか、ありがとうな」
賢人は軽くお礼を言うとイブはなんか違うとギューッとケントの首に抱きついた。
「苦しいよ」
賢人が笑いながら腕を緩めようとすると…イブは少し腕の力を緩めてケントの肩に顔を埋めた。
「本当に好きなの、シルビオと同じ気持ちなんだよ…ううん、シルビオより好きなの」
「イブ?」
イブの真剣な様子に賢人は足を止めてイブの顔を見ようとするが恥ずかしいのか顔を隠してしまった。
「だからね、いつか、いつかイブが大人になった時…シルビオと同じ事してね」
「イブ!」
なんて事を言うんだと賢人はイブに声をあげて怒ろうとするが、イブが震えていることに気がついた。
背中でイブは怯えながら今の言葉を口にしたのだ。
イブの真剣な思いに賢人は真剣に返さないといけないと思った。
「多分…イブにはまだ早い気がする。その時になったら教えてあげるからね」
シルビオは微笑んでイブを抱きしめた。
「ん?」
イブはわけが分からないと首を傾げながらシルビオに抱きしめられている。
「シルビオ?」
賢人はその言葉に信じられないとシルビオを見つめた。
昨夜の行為をイブに教えるって事か?
「無理だ!無理!イブにそんな事出来ない!」
賢人は絶対に言うなとシルビオを見つめた。
「ケントはわかってないね、イブはきっとそのつもりだよ。私はしてみてわかった、絶対にイブもそれを待ってる」
「はぁ?」
こんな子供を抱けと?
いやいや、絶対に無理だ。
だってイブだぞ!娘みたいなもんなんだし…
そう思ってイブを見つめると、イブはじっと賢人を見つめ返した。
その顔にドキッとする。
子供だと思っていたが賢人が用意するご飯を沢山食べてイブは少しふっくらとしてきた。
見ると胸も膨らみかけている。
こんなに大きかったか?
賢人はイブの成長に驚いた。
「まぁまだ早い気はするよ…だって私だってすごく痛くて絶対に無理だと思ったんだから…」
シルビオはケントに抱きついて耳元で囁いた。
シルビオの囁きに賢人は昨夜の事を思い出してしまう。
シルビオは涙を浮かべながら俺を受け入れ嬉しそうに笑った。
時折痛そうに顔を歪めるが目が合うともっとと抱きつき俺を求める。
煽られて止まらなくなった自分に少し嫌悪しながら反省した。
次はもっと優しく抱こうと…
そして次があると思った自分に驚いた。
自分はまたシルビオを抱こうと思っているのだと…
チラッとシルビオを見ると目が合ってニコッと微笑まれる。
まるで賢人の考えをわかって了承するように…
「なんか二人で笑ってる!」
イブは面白くない!とケントに抱きついた。
ご立腹のイブを宥めながらその場を片付けをする。
布団は汚れてしまったので新しい物を注文しておいた。
「じゃあ行くか」
賢人が歩き出すとイブがジャンプして背中に乗ってきた。
「ケント、おんぶして」
まだ少しいじけているイブに賢人は仕方ないと背中におぶる。
シルビオは少し先を見てくると二人にしてくれた。
何か話すわけでもなくただ歩いているとイブが後ろから声をかける。
「ねぇケント、イブの事好き?」
「ん?もちろん好きだよ。イブがいなきゃ俺はきっと生きてなかっただろうからな」
賢人はすぐに答えた。
「よかった、イブもケント好き」
「そうか、ありがとうな」
賢人は軽くお礼を言うとイブはなんか違うとギューッとケントの首に抱きついた。
「苦しいよ」
賢人が笑いながら腕を緩めようとすると…イブは少し腕の力を緩めてケントの肩に顔を埋めた。
「本当に好きなの、シルビオと同じ気持ちなんだよ…ううん、シルビオより好きなの」
「イブ?」
イブの真剣な様子に賢人は足を止めてイブの顔を見ようとするが恥ずかしいのか顔を隠してしまった。
「だからね、いつか、いつかイブが大人になった時…シルビオと同じ事してね」
「イブ!」
なんて事を言うんだと賢人はイブに声をあげて怒ろうとするが、イブが震えていることに気がついた。
背中でイブは怯えながら今の言葉を口にしたのだ。
イブの真剣な思いに賢人は真剣に返さないといけないと思った。
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