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11章
406.新人
「なんだあの新人!すげぇ動きだな!」
「魔法の威力も申し分無いぞ!」
テオはビルの攻撃を尽く交わして遠距離から魔法で攻撃をしていた。
「こいつ!ちょこまかと…」
ビルが突っ込んで行くがテオに近づくことができない。
「こいつ…俺が接近型だとわかってたのか…」
ビルが、顔を顰めると…ギュッと剣を握る!すると…
「おい!何をやってるんだ!」
騒ぎに駆けつけたギルマスが大声を上げた!
「やべ!ギルマスだ」
冒険者達はギルマスに気がつくと…そっと逃げようとする。
「お前ら顔は覚えたぞ!今逃げてもいいが後日呼び出すからな!」
ピタッと足を止めると…
「いや、俺達何もしてねぇし」
冒険者達は逃げる事を諦めて渋々戻ってきた…
「で?何があったんだ?」
ギルマスが戦っていたテオとビルを見ると…
「君は見た事がないな?この子が新人の子か?」
ギルマスが受付嬢を見る。
「そうです。その子と…あとあちらの子もですね」
リュカを見つけて手のひらを向けた、するとギルマスがリュカに手招きをする。
リュカが呼ばれてテオのそばに寄ると
「で?ビルは何で新人の子と戦っていた?お前はまだ講師役は出来ないはずだぞ」
ギルマスが窘めるように言うと
「いや、俺は普通に身の程を教えてやろうと…」
ごにょごにょと口ごもると
「その割にはやられそうになっていたが?」
ジロっとギルマスに睨まれる。
「そ、それは…まだ本気出してなかったので…」
「なんだぁ~やっぱりそうだったんですね?僕もそうじゃないかと…」
ビルの言い訳にテオが笑う。
「よかった僕もこれから本気出そうかと思ってて…」
「「「「「えっ?」」」」」
テオの戦いを見ていた冒険者達が一斉に驚きの声をあげる。
「まだ、動けるのか?あれ以上に?」
ビルが確認すると
「え?ええ…お兄さんが本気っぽくなかったので…そういうものなのかと…すみません。次は本気でやります」
テオが申し訳なさそうに謝る。
「い、いや…俺はもういいや。ほらまだ講師役は無理だし…ギルマスが来たし…」
そう言うとビルはコソコソと後ろに下がっていった…
「ハッハッハ!テオやるじゃねえか!」
豪快な笑い声が響いたと思うとベイカーが後ろで手を叩いて笑っていると
「あっ!ベイカーさんなんでここに?」
リュカとテオが現れたベイカーに驚くと…
「なんでって二人を呼んだの私達だし…それなのになんでこんな所で戦ってるの?」
ミヅキがベイカーの後ろから顔を出した、なんかおかしいなと首を傾げてコハクとシンクをみる。
【ぼく伝えたよ?とうばつだからギルドにこいって…】
やっぱりおかしいとミヅキはリュカ達に話を聞くと…
「あー…ちゃんと伝わらなかったんだね。それでリュカ達は討伐を受けないといけないと思ったんだ…」
「どうしよう…登録しちゃったよ」
リュカ達が心配していると…
「まぁいいんじゃないか?どうせ今から行く予定だったしお前らも冒険者になりたかったんだろ?」
「「はい」」
二人が頷くと…
「ですがEランクではあの依頼は難しいですよ」
ギルマスがベイカー達の話に難色を示す。
「なら、今から俺がこいつらのランクアップの試験をやるからギルマスが確認してくれ」
「えっ!あいつらA級のベイカーさんの試験受けるのか!」
「それはさすがに…可哀想じゃねえか?」
冒険者達が騒ぎ出す。
「君達はどうだ?今からでもコツコツランクアップを目指してもいいんだぞ」
ギルマスがリュカ達に聞くと
「いや、ベイカーさん達と依頼に行きたいので試験受けたいです!よろしくお願いします」
「僕も同じです」
リュカとテオが頭を下げた。
「よし!その意気だ、じゃあ早速やろうぜ。練習場に移動だ」
ベイカーが歩き出すとリュカ達が急いで後を追う。
「す、すみません!その試合俺達も見ていいですか?」
一人の冒険者がギルマスに聞くと…
「あっ!俺も見たいです!」
「俺も!」
次々に冒険者達が詰め寄ってきた。
「ベイカーさんの戦いを見てお前らもいい刺激になるかもな…新人くん達は可哀想だが…」
ギルマスはしょうがないと頷くと冒険者達は練習場の周りに集まりだした。
練習場に着いてベイカーとリュカが向き合うと…ミヅキとテオとギルマス達は端によって観戦する。
「まずはリュカからだな!全力で来い!駄目ならランクアップは諦めろよ」
「はい!」
リュカは剣を取り出すと…
「あいつらの武器って木じゃねえか?」
冒険者がコソッと隣のヤツに聞くと
「確かに…木に見える…あんなんで戦えるのか?」
「一発でへし折られるだろ…」
「まぁ俺達はベイカーさんの戦いが見れるならいいけどさ」
冒険者達がベイカーに注目していると…
「お願いします!」
リュカが頭を下げる、するとギルマスが合図を出した!
「ランクアップ試験始め!」
ギルマスの声にリュカはダッシュでベイカーに向かって行った!
「は、はや!」
冒険者達がリュカの素早さに驚いていると
「おっ!前より早くなったな!」
ベイカーが剣でリュカの一撃を受け止める。
「クッ!」
軽く弾き返されると直ぐに体制を整えて次々にベイカーに向かって剣を振り下ろしていった!
「あの子が新人?」
ギルマスが驚いて受付嬢を見ると…
「た、確かにはじめての登録でしたよ…」
お姉さんもリュカの動きについていけずに狼狽えている。
「すごーい!リュカ早いね」
ミヅキが嬉しそうにテオに話しかけると
「リュカは素早さを活かした攻撃だからね、でも力がまだ弱いのが気になってるみたい」
「へー!」
ミヅキが感心していると
「なんだよ、あの木の剣折れるどころか普通に攻撃を加えてるぞ…」
冒険者達の声に
「さすが神木だね…」
ミヅキがコソッとテオに囁く。
「うん、あれのおかげで助かってるよ…ミヅキありがとね」
テオが笑いかけると、ミヅキがウインクを返した。
「ほら!ほら!どうした!攻撃が単純だぞ!」
同じ攻撃ばかりしてくるリュカをベイカーが煽る。
「くっそー!」
リュカは再びベイカーに向かうと…振り下ろした剣を既で止めて向きを変えた。
「おっフェイントか?」
しかし読んでいたらしく軽くベイカーに受け止められる。
「フェイントをするなら目線を気をつけろ!」
ベイカーがリュカと同じ事をすると…
「えっ?」
リュカはどうやられたのかもわからずにコツンと頭に剣が触れた…
「はい、1本」
ベイカーが、ニヤッと笑う。
「あ、ありがとう…ございました…」
リュカは息を荒らげてベイカーに頭を下げる。
「はい、次テオ!」
リュカはミヅキ達の方に戻って行くとテオとすれ違う。
「テオ、頑張れよ」
「うん」
リュカが手をあげると、テオはリュカの手をパンッ!と叩いてベイカーの元に向かった。
「じゃあテオ来いよ!」
ベイカーがクイクイと手を動かす。
テオはベイカーから離れるように後ろに飛び退く!
「風刃!」
先程ビルに放った威力より倍近く大きな風刃を放つ!
「「「おお!」」」
冒険者達から歓声が上がる!
「うむ…まぁまぁだな…」
ベイカーはテオの風刃を剣で叩き切る。
「ですよね…」
テオはその間に炎弾を打つ為に魔力を練り込んでいた…
「くっ…炎弾…」
魔力を練り込み過ぎてテオの力が抜けて膝をつく、その代わりベイカーを包む程の大きさの炎弾が放たれた!
「おお、ここまでのものを撃てるようになったのか」
ベイカーが感心するが…
「まぁシルバ達と比べるとまだまだひよっこだがな」
「そこと比べないで下さいよ…」
テオが苦笑すると、ベイカーはあっさりと炎弾を消滅させていた…。
「魔法の威力も申し分無いぞ!」
テオはビルの攻撃を尽く交わして遠距離から魔法で攻撃をしていた。
「こいつ!ちょこまかと…」
ビルが突っ込んで行くがテオに近づくことができない。
「こいつ…俺が接近型だとわかってたのか…」
ビルが、顔を顰めると…ギュッと剣を握る!すると…
「おい!何をやってるんだ!」
騒ぎに駆けつけたギルマスが大声を上げた!
「やべ!ギルマスだ」
冒険者達はギルマスに気がつくと…そっと逃げようとする。
「お前ら顔は覚えたぞ!今逃げてもいいが後日呼び出すからな!」
ピタッと足を止めると…
「いや、俺達何もしてねぇし」
冒険者達は逃げる事を諦めて渋々戻ってきた…
「で?何があったんだ?」
ギルマスが戦っていたテオとビルを見ると…
「君は見た事がないな?この子が新人の子か?」
ギルマスが受付嬢を見る。
「そうです。その子と…あとあちらの子もですね」
リュカを見つけて手のひらを向けた、するとギルマスがリュカに手招きをする。
リュカが呼ばれてテオのそばに寄ると
「で?ビルは何で新人の子と戦っていた?お前はまだ講師役は出来ないはずだぞ」
ギルマスが窘めるように言うと
「いや、俺は普通に身の程を教えてやろうと…」
ごにょごにょと口ごもると
「その割にはやられそうになっていたが?」
ジロっとギルマスに睨まれる。
「そ、それは…まだ本気出してなかったので…」
「なんだぁ~やっぱりそうだったんですね?僕もそうじゃないかと…」
ビルの言い訳にテオが笑う。
「よかった僕もこれから本気出そうかと思ってて…」
「「「「「えっ?」」」」」
テオの戦いを見ていた冒険者達が一斉に驚きの声をあげる。
「まだ、動けるのか?あれ以上に?」
ビルが確認すると
「え?ええ…お兄さんが本気っぽくなかったので…そういうものなのかと…すみません。次は本気でやります」
テオが申し訳なさそうに謝る。
「い、いや…俺はもういいや。ほらまだ講師役は無理だし…ギルマスが来たし…」
そう言うとビルはコソコソと後ろに下がっていった…
「ハッハッハ!テオやるじゃねえか!」
豪快な笑い声が響いたと思うとベイカーが後ろで手を叩いて笑っていると
「あっ!ベイカーさんなんでここに?」
リュカとテオが現れたベイカーに驚くと…
「なんでって二人を呼んだの私達だし…それなのになんでこんな所で戦ってるの?」
ミヅキがベイカーの後ろから顔を出した、なんかおかしいなと首を傾げてコハクとシンクをみる。
【ぼく伝えたよ?とうばつだからギルドにこいって…】
やっぱりおかしいとミヅキはリュカ達に話を聞くと…
「あー…ちゃんと伝わらなかったんだね。それでリュカ達は討伐を受けないといけないと思ったんだ…」
「どうしよう…登録しちゃったよ」
リュカ達が心配していると…
「まぁいいんじゃないか?どうせ今から行く予定だったしお前らも冒険者になりたかったんだろ?」
「「はい」」
二人が頷くと…
「ですがEランクではあの依頼は難しいですよ」
ギルマスがベイカー達の話に難色を示す。
「なら、今から俺がこいつらのランクアップの試験をやるからギルマスが確認してくれ」
「えっ!あいつらA級のベイカーさんの試験受けるのか!」
「それはさすがに…可哀想じゃねえか?」
冒険者達が騒ぎ出す。
「君達はどうだ?今からでもコツコツランクアップを目指してもいいんだぞ」
ギルマスがリュカ達に聞くと
「いや、ベイカーさん達と依頼に行きたいので試験受けたいです!よろしくお願いします」
「僕も同じです」
リュカとテオが頭を下げた。
「よし!その意気だ、じゃあ早速やろうぜ。練習場に移動だ」
ベイカーが歩き出すとリュカ達が急いで後を追う。
「す、すみません!その試合俺達も見ていいですか?」
一人の冒険者がギルマスに聞くと…
「あっ!俺も見たいです!」
「俺も!」
次々に冒険者達が詰め寄ってきた。
「ベイカーさんの戦いを見てお前らもいい刺激になるかもな…新人くん達は可哀想だが…」
ギルマスはしょうがないと頷くと冒険者達は練習場の周りに集まりだした。
練習場に着いてベイカーとリュカが向き合うと…ミヅキとテオとギルマス達は端によって観戦する。
「まずはリュカからだな!全力で来い!駄目ならランクアップは諦めろよ」
「はい!」
リュカは剣を取り出すと…
「あいつらの武器って木じゃねえか?」
冒険者がコソッと隣のヤツに聞くと
「確かに…木に見える…あんなんで戦えるのか?」
「一発でへし折られるだろ…」
「まぁ俺達はベイカーさんの戦いが見れるならいいけどさ」
冒険者達がベイカーに注目していると…
「お願いします!」
リュカが頭を下げる、するとギルマスが合図を出した!
「ランクアップ試験始め!」
ギルマスの声にリュカはダッシュでベイカーに向かって行った!
「は、はや!」
冒険者達がリュカの素早さに驚いていると
「おっ!前より早くなったな!」
ベイカーが剣でリュカの一撃を受け止める。
「クッ!」
軽く弾き返されると直ぐに体制を整えて次々にベイカーに向かって剣を振り下ろしていった!
「あの子が新人?」
ギルマスが驚いて受付嬢を見ると…
「た、確かにはじめての登録でしたよ…」
お姉さんもリュカの動きについていけずに狼狽えている。
「すごーい!リュカ早いね」
ミヅキが嬉しそうにテオに話しかけると
「リュカは素早さを活かした攻撃だからね、でも力がまだ弱いのが気になってるみたい」
「へー!」
ミヅキが感心していると
「なんだよ、あの木の剣折れるどころか普通に攻撃を加えてるぞ…」
冒険者達の声に
「さすが神木だね…」
ミヅキがコソッとテオに囁く。
「うん、あれのおかげで助かってるよ…ミヅキありがとね」
テオが笑いかけると、ミヅキがウインクを返した。
「ほら!ほら!どうした!攻撃が単純だぞ!」
同じ攻撃ばかりしてくるリュカをベイカーが煽る。
「くっそー!」
リュカは再びベイカーに向かうと…振り下ろした剣を既で止めて向きを変えた。
「おっフェイントか?」
しかし読んでいたらしく軽くベイカーに受け止められる。
「フェイントをするなら目線を気をつけろ!」
ベイカーがリュカと同じ事をすると…
「えっ?」
リュカはどうやられたのかもわからずにコツンと頭に剣が触れた…
「はい、1本」
ベイカーが、ニヤッと笑う。
「あ、ありがとう…ございました…」
リュカは息を荒らげてベイカーに頭を下げる。
「はい、次テオ!」
リュカはミヅキ達の方に戻って行くとテオとすれ違う。
「テオ、頑張れよ」
「うん」
リュカが手をあげると、テオはリュカの手をパンッ!と叩いてベイカーの元に向かった。
「じゃあテオ来いよ!」
ベイカーがクイクイと手を動かす。
テオはベイカーから離れるように後ろに飛び退く!
「風刃!」
先程ビルに放った威力より倍近く大きな風刃を放つ!
「「「おお!」」」
冒険者達から歓声が上がる!
「うむ…まぁまぁだな…」
ベイカーはテオの風刃を剣で叩き切る。
「ですよね…」
テオはその間に炎弾を打つ為に魔力を練り込んでいた…
「くっ…炎弾…」
魔力を練り込み過ぎてテオの力が抜けて膝をつく、その代わりベイカーを包む程の大きさの炎弾が放たれた!
「おお、ここまでのものを撃てるようになったのか」
ベイカーが感心するが…
「まぁシルバ達と比べるとまだまだひよっこだがな」
「そこと比べないで下さいよ…」
テオが苦笑すると、ベイカーはあっさりと炎弾を消滅させていた…。
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