文字の大きさ
大
中
小
315 / 639
12章
475.賭け
「あれ?ギルドに人が集まっていたと聞きましたが…」
セバスがギルドの下に降りて来ると冒険者が集まっていたと聞いていたが人ほとんど居なかった。
近くにいた受付嬢に声をかけると
「なんか急にガックリしながら皆さん出ていきましたよ」
受付のフレイシアがセバスに話しかける。
「そうですか…」
セバスは思案しながらまだギルドに残っていた冒険者に近づいて行った。
「今日は何か変わったことはありましたか?」
ギルドの依頼板を眺めていた冒険者はいきなりセバスさんに声をかけられて驚く。
「セ、セバスさん…」
「い、いえ…別に…何も、なぁ?」
「は、はい…」
明らかに動揺している冒険者にさらに尋問するように詰め寄る。
「何か隠してる事はありませんか?」
にっこりと笑いかけると…
「おい!セバス用意出来たぞ、行くか!」
ギルマスも降りてきてセバスに声をかけた。
「あっじゃあ俺達はこれで…」
冒険者達はそそくさとギルドを出ていってしまった。
キッとギルマスを睨むと
「な、なんだ?」
「いえ…では行きましょうか?」
セバスは冒険者を捕まえるのは明日にしてギルマスとギルドを出ていった…
「行ったか?」
冒険者達は隠れてそっと影からセバスさん達が出て行くのを見つめていると…
「また明日…」
セバスさんが急に振り向いてニコッと微笑んだ…
「明日なんかあるのか?」
ギルマスが少し離れてからセバスに聞くと
「明日少し聞きたいことがあるだけです」
「あんまり冒険者達をいじめるなよ」
ギルマスが苦笑すると
「いじめてなどいませんが?」
心外だとギルマスを見つめる。
「セバス…自分がどんな顔をしてるのかわかっているのか?」
ギルマスが聞くと
「いつも通りですが?」
「まぁパッと見普通だがな、イライラしたりたまに寂しそうにため息ついてるぞ」
セバスがハッと口元を押さえる。
「寂しいのはわかるぞ、だからそんなセバスに朗報だ」
「まさか!」
ギルマスがにっこりと笑顔を向ける。
「ミヅキ達が王都を発ったらしい、そのうち待っていりゃ帰って来るだろ」
「そうですか…」
ギルマスはセバスの顔をみてニヤニヤと笑う。
「なんでしょう?」
ギルマスの気持ち悪い笑いにセバスの眉があがる。
「さっきとまるっきり顔色が違うわい、わしのおかげだな!だから今日はセバスの奢りだ!」
ギルマスが嬉しそうにセバスの肩を組む。
「まぁいいでしょう。久しぶりに美味しいお酒が飲めそうです」
セバス達は店へと向かった…その途中でドラゴン亭の前を通る…
「あれ?今日はドラゴン亭はお休みか?」
いつもは開いているドラゴン亭の扉にはクローズの看板が下がっている。
「リリアンさんの出産はまだ先ですよね?」
「そのはずだ」
「ムツカちゃんと息抜きに何処かに行ったのかもしれないな。せっかくあいつらにも知らせようと思ったのになぁ」
ギルマスが窓から中を覗くが店の中には誰も居ない。
「ドラゴン亭がお休みですか…」
セバスがまた考え込む。
「なんだ?また眉が下がってるぞ、なんか気になるのか」
「いえ…なんでもありません」
セバスはじっとドラゴン亭を見つめるとギルマスとその場を離れて行った。
「それで?王都に向かうの?」
プルシアの籠に乗っているリリアンがコハクに問いかける。
「ポルクスのところ!」
「ポルクスのところ?まさかもうこっちに帰ってきてるの?」
「うん」
「嘘…」
リリアンがルンバを見つめると
「ならセバスさん達にも知らせた方が良かったのかしら…てっきり王都に行くのかと…」
「俺もだ…セバスさん達あんなに楽しみにしてるのに、こんな近くに帰ってきてるって知ったら…」
【なんだ?セバスも連れてきた方が良かったのか?】
プルシアが聞くと
「ミヅキなんにもいってなかったよね?」
コハクがあれ?と頭を押さえる。
「聞かなかったことにしておくか…」
ルンバとリリアンは頷きあった。
ギルマスとセバスは一軒のお店に着くと扉を開けた。
「いらっしゃい」
店のマスターが声をかけると、二人は店の奥の方の席に座る。
「いつもの」
ギルマスが声をかけると
「セバスさんはどうします」
店のマスターがギルマスの酒を用意しながら聞いてくる。
「では同じ物を」
頷くと二人の前に酒を置いた。
「じゃあミヅキが無事帰ってくるように」
「乾杯」
二人が一気に酒を飲むと
「ミヅキって…噂の子が帰って来るんですか?」
二人に会話にマスターも加わる。
「そうみたいです…」
セバスさんが嬉しそうに笑うと
「セバスさんのそんな顔は久しぶりですね」
マスターが驚いてセバスさんの笑顔を見つめる。
「まぁ…娘が帰ってくるよなものですからね」
「前に飲ましてくれたあの美味い酒を造ったって子ですよね?出来たらうちにも売って欲しいなぁ…」
「そりゃいいな!そしたらここで好きな時に飲めるな」
ギルマスが喜ぶと
「帰って来たら聞いてみたらどうですか?」
「その時は紹介してくださいね」
マスターが笑って頼むと店の扉が開いて違う客が入ってきた。
「すみません~二人ですけど入れま……」
初めて訪れた冒険者が中に声をかけると…
「いらっしゃい…お二人ですか?」
マスターが返事をする。
「あっ…すみません…やっぱりいいです…」
冒険者達は顔を青くして目を逸らすと扉をそっと閉めて出て行ってしまった。
「はぁ…」
マスターがガッカリと肩を落としてため息をつく。
「やっぱり、この見た目じゃみんな怖がるよな…」
落ち込むマスターにギルマスが笑いかける。
「まぁ気にすんな!ここはつまみも美味いし酒もいいのが揃ってる。知ってる奴は大丈夫だろ?」
「ほとんどがギルマスやセバスさんの紹介ですが…本当にお二人には感謝してます。この町で店を持たせてもらって」
マスターが頭を下げると
「そんなデカい図体で頭を下げるなよ、いじめてるみたいじゃないか!」
「本当にファルさんは見た目と中身が全然違いますね」
セバスもお酒が進み気持ちよくなり笑っている。
「その子もこんな見た目なら怖がらせちゃいますかね…」
マスターが眉を下げると
「どっちかと言うと好みのタイプなんじゃないかの?」
ギルマスがファルを上から下までじっくり眺めると
「そうですね。多分好きなタイプです」
セバスも頷く。
「はっ?」
ファルさんが驚きを隠せずに二人を見つめるがからかって言っているようには見えなかった。
「いや、気を使って頂かなくても大丈夫ですよ。代わりに違う方が交渉して下さって大丈夫ですから」
ファルが寂しそうに笑うと
「俺はこんなごつい見た目ですから」
そう言って顔を下げる。
「確かになぁ…それになんでスキンヘッドなんだ?」
「えっ?だって食べ物を扱いますから髪の毛がもし入ったりでもしたら大変じゃないですか?」
ファルが当たり前のように自分のツルツルの頭をパシパシと叩く。
「うーん…その考え方も好きそうだ…」
セバスがブツブツとファルさんを観察する。
「本人が来たら聞いてみるよ。多分来たいって言うと思うけどな」
「期待しないで待っています」
ファルさんがそう言うと…ギルマスが何やら思いつきニヤッと笑う。
「なら賭けないか?ミヅキがお前を怖がるか好きになるか?」
「はぁ…怖がるはわかりますが…好きになるはないと思いますよ」
「では私は好きになるに酒を一樽で」
セバスさんが好きになる、に賭ける。
「俺も好きに一樽だ!」
ギルマスがドンと机を叩く!
「では私は怖がるに一樽で…」
「よし、決まりだ!ますますミヅキが帰ってくるのが楽しみだ!」
ギルマスは上機嫌で酒を飲み干した!
セバスがギルドの下に降りて来ると冒険者が集まっていたと聞いていたが人ほとんど居なかった。
近くにいた受付嬢に声をかけると
「なんか急にガックリしながら皆さん出ていきましたよ」
受付のフレイシアがセバスに話しかける。
「そうですか…」
セバスは思案しながらまだギルドに残っていた冒険者に近づいて行った。
「今日は何か変わったことはありましたか?」
ギルドの依頼板を眺めていた冒険者はいきなりセバスさんに声をかけられて驚く。
「セ、セバスさん…」
「い、いえ…別に…何も、なぁ?」
「は、はい…」
明らかに動揺している冒険者にさらに尋問するように詰め寄る。
「何か隠してる事はありませんか?」
にっこりと笑いかけると…
「おい!セバス用意出来たぞ、行くか!」
ギルマスも降りてきてセバスに声をかけた。
「あっじゃあ俺達はこれで…」
冒険者達はそそくさとギルドを出ていってしまった。
キッとギルマスを睨むと
「な、なんだ?」
「いえ…では行きましょうか?」
セバスは冒険者を捕まえるのは明日にしてギルマスとギルドを出ていった…
「行ったか?」
冒険者達は隠れてそっと影からセバスさん達が出て行くのを見つめていると…
「また明日…」
セバスさんが急に振り向いてニコッと微笑んだ…
「明日なんかあるのか?」
ギルマスが少し離れてからセバスに聞くと
「明日少し聞きたいことがあるだけです」
「あんまり冒険者達をいじめるなよ」
ギルマスが苦笑すると
「いじめてなどいませんが?」
心外だとギルマスを見つめる。
「セバス…自分がどんな顔をしてるのかわかっているのか?」
ギルマスが聞くと
「いつも通りですが?」
「まぁパッと見普通だがな、イライラしたりたまに寂しそうにため息ついてるぞ」
セバスがハッと口元を押さえる。
「寂しいのはわかるぞ、だからそんなセバスに朗報だ」
「まさか!」
ギルマスがにっこりと笑顔を向ける。
「ミヅキ達が王都を発ったらしい、そのうち待っていりゃ帰って来るだろ」
「そうですか…」
ギルマスはセバスの顔をみてニヤニヤと笑う。
「なんでしょう?」
ギルマスの気持ち悪い笑いにセバスの眉があがる。
「さっきとまるっきり顔色が違うわい、わしのおかげだな!だから今日はセバスの奢りだ!」
ギルマスが嬉しそうにセバスの肩を組む。
「まぁいいでしょう。久しぶりに美味しいお酒が飲めそうです」
セバス達は店へと向かった…その途中でドラゴン亭の前を通る…
「あれ?今日はドラゴン亭はお休みか?」
いつもは開いているドラゴン亭の扉にはクローズの看板が下がっている。
「リリアンさんの出産はまだ先ですよね?」
「そのはずだ」
「ムツカちゃんと息抜きに何処かに行ったのかもしれないな。せっかくあいつらにも知らせようと思ったのになぁ」
ギルマスが窓から中を覗くが店の中には誰も居ない。
「ドラゴン亭がお休みですか…」
セバスがまた考え込む。
「なんだ?また眉が下がってるぞ、なんか気になるのか」
「いえ…なんでもありません」
セバスはじっとドラゴン亭を見つめるとギルマスとその場を離れて行った。
「それで?王都に向かうの?」
プルシアの籠に乗っているリリアンがコハクに問いかける。
「ポルクスのところ!」
「ポルクスのところ?まさかもうこっちに帰ってきてるの?」
「うん」
「嘘…」
リリアンがルンバを見つめると
「ならセバスさん達にも知らせた方が良かったのかしら…てっきり王都に行くのかと…」
「俺もだ…セバスさん達あんなに楽しみにしてるのに、こんな近くに帰ってきてるって知ったら…」
【なんだ?セバスも連れてきた方が良かったのか?】
プルシアが聞くと
「ミヅキなんにもいってなかったよね?」
コハクがあれ?と頭を押さえる。
「聞かなかったことにしておくか…」
ルンバとリリアンは頷きあった。
ギルマスとセバスは一軒のお店に着くと扉を開けた。
「いらっしゃい」
店のマスターが声をかけると、二人は店の奥の方の席に座る。
「いつもの」
ギルマスが声をかけると
「セバスさんはどうします」
店のマスターがギルマスの酒を用意しながら聞いてくる。
「では同じ物を」
頷くと二人の前に酒を置いた。
「じゃあミヅキが無事帰ってくるように」
「乾杯」
二人が一気に酒を飲むと
「ミヅキって…噂の子が帰って来るんですか?」
二人に会話にマスターも加わる。
「そうみたいです…」
セバスさんが嬉しそうに笑うと
「セバスさんのそんな顔は久しぶりですね」
マスターが驚いてセバスさんの笑顔を見つめる。
「まぁ…娘が帰ってくるよなものですからね」
「前に飲ましてくれたあの美味い酒を造ったって子ですよね?出来たらうちにも売って欲しいなぁ…」
「そりゃいいな!そしたらここで好きな時に飲めるな」
ギルマスが喜ぶと
「帰って来たら聞いてみたらどうですか?」
「その時は紹介してくださいね」
マスターが笑って頼むと店の扉が開いて違う客が入ってきた。
「すみません~二人ですけど入れま……」
初めて訪れた冒険者が中に声をかけると…
「いらっしゃい…お二人ですか?」
マスターが返事をする。
「あっ…すみません…やっぱりいいです…」
冒険者達は顔を青くして目を逸らすと扉をそっと閉めて出て行ってしまった。
「はぁ…」
マスターがガッカリと肩を落としてため息をつく。
「やっぱり、この見た目じゃみんな怖がるよな…」
落ち込むマスターにギルマスが笑いかける。
「まぁ気にすんな!ここはつまみも美味いし酒もいいのが揃ってる。知ってる奴は大丈夫だろ?」
「ほとんどがギルマスやセバスさんの紹介ですが…本当にお二人には感謝してます。この町で店を持たせてもらって」
マスターが頭を下げると
「そんなデカい図体で頭を下げるなよ、いじめてるみたいじゃないか!」
「本当にファルさんは見た目と中身が全然違いますね」
セバスもお酒が進み気持ちよくなり笑っている。
「その子もこんな見た目なら怖がらせちゃいますかね…」
マスターが眉を下げると
「どっちかと言うと好みのタイプなんじゃないかの?」
ギルマスがファルを上から下までじっくり眺めると
「そうですね。多分好きなタイプです」
セバスも頷く。
「はっ?」
ファルさんが驚きを隠せずに二人を見つめるがからかって言っているようには見えなかった。
「いや、気を使って頂かなくても大丈夫ですよ。代わりに違う方が交渉して下さって大丈夫ですから」
ファルが寂しそうに笑うと
「俺はこんなごつい見た目ですから」
そう言って顔を下げる。
「確かになぁ…それになんでスキンヘッドなんだ?」
「えっ?だって食べ物を扱いますから髪の毛がもし入ったりでもしたら大変じゃないですか?」
ファルが当たり前のように自分のツルツルの頭をパシパシと叩く。
「うーん…その考え方も好きそうだ…」
セバスがブツブツとファルさんを観察する。
「本人が来たら聞いてみるよ。多分来たいって言うと思うけどな」
「期待しないで待っています」
ファルさんがそう言うと…ギルマスが何やら思いつきニヤッと笑う。
「なら賭けないか?ミヅキがお前を怖がるか好きになるか?」
「はぁ…怖がるはわかりますが…好きになるはないと思いますよ」
「では私は好きになるに酒を一樽で」
セバスさんが好きになる、に賭ける。
「俺も好きに一樽だ!」
ギルマスがドンと机を叩く!
「では私は怖がるに一樽で…」
「よし、決まりだ!ますますミヅキが帰ってくるのが楽しみだ!」
ギルマスは上機嫌で酒を飲み干した!
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
由香過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(完結済ー本編16話+後日談6話)
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。