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14章
571.期待
「どこかで…見たような…」
ウェンドさんがミヅキに近づこうとすると…
「い、いえ、今回初めてこの学校の見学に来ました」
ベイカーさんとコジローさんが微笑みながらミヅキの前に出ると
「初めて…それにしては魔法の扱いが上手そうですね…学校で習う必要がありますか?」
伺うように怪しい三人組を見ると
「魔法はこの人に教えてもらっていました…でも僕、学校ってところに興味があって…魔法使えたら入れませんか?」
ミヅキはベイカーの後ろにコソッと隠れながらウェンドに聞くと
「い、いや…そんな事はない。ここはどんな子にも学ぶ権利がある。まぁ人との付き合いや仲間を作る場でもあるからな。優秀な子は歓迎する」
ウェンドが答えると
「良かった~」
ミヅキはウェンドの答えにニコッと笑った。
「それにしてすごい才能ですね…お宅の息子さんかい?」
ウェンドがベイカーとコジローに聞くと
「えっと…いや…」
二人が言い淀むと
「僕、御屋敷に仕えてるの!この二人は…僕の上司です!」
ミヅキが慌てて答える。
「そ、そうなんだ、ご主人様がお優しくてこの子にも学ぶ事を許可してくださって…」
ベイカーも話を合わせると
「それは素晴らしいお方ですね!?お名前をお聞きしても?」
「な、名前?」
ベイカーが驚いた顔をすると…
「はい?その御屋敷のご主人の名前ですが…」
ウェンドが聞くと
「あーえーっと…すみませんがお忍びなのでちょっと…」
暑くもないのに汗を流す…
「そうですか…まぁどんな人でも通えますが入る前に試験がありますのでそれは受けてもらいますよ」
「試験!?」
ミヅキが声をあげると
「試験といってもどの程度知識や魔力があるか見るだけだ、それによって入る教室がかわる」
「なるほど」
「見たところ君は魔法や魔力は大丈夫そうだから、頑張れば最上位クラスに入れるかもしれんぞ」
「最上位クラス?」
「有名な子だとテオくんって知ってるかな?」
「テオ!さん…知ってますね…」
ミヅキがこくんと頷くと
「あの子達が通う教室が最上位クラスだ」
「な、なるほどねーすごいですねーでも僕には無理そうです」
あはは…と軽く笑うと
「いや、先程の魔力の流れは素晴らしかった…あれは私でもできない」
じっとミヅキを見ると
「神童があらわれたかもしれないな…」
ウェンドはボソッとつぶやくとニヤリと笑った。
ウェンドさんの微笑みにミヅキ達は苦笑いすると…
「そ、そろそろ違う授業も見に行こうかー」
ベイカーさん達に話しかけると
「そ、そうだなーいやそうですね。先生ありがとうございました」
ベイカー達はお礼を言うとそそくさと部屋を後にした…
教室を離れて人気がいない場所まで来ると…
「おい!何してるんだよ!なんかまた変な噂が立つかもしれないぞ!」
ベイカーさんがミヅキに文句を言う!
「だ、だって魔力集めるのにあんなに時間かかると思わなくて」
「だから言っただろ!あんなに当たり前の様にできるのはミヅキくらいなんだよ!」
「そんなの知らないもん!」
ミヅキがぷいっとヨコを向く。
「まぁまぁ、どうにか誤魔化せたし…そろそろ学校出ますか?」
喧嘩する二人をコジローがなだめると
「そうだな、ここにいてもバレるのは時間の問題だな…」
「学校の雰囲気はわかったし、ここはこのままみんなに任せよう!リク達も居ないみたいだし…後はマルコさんのところにムサシさん達に会ったら帰ろっか?」
「そうですね」
ミヅキ達はその後誰にも見つからない様に隠密を使って学校を後にした…
ミヅキ達が居なくなった後の学校では…
「すみません、今日見学に来ていた変わった三人組って来ませんでしたか?」
ウェンドは授業が終わり、講師達が集まる部屋に向かうと声をかける。
「あー私見ました。小さい男の子連れた執事さん達じゃないですか?」
ダイアさんが声をかけると
「そうです!それです!」
「あー…僕も見ました。体育の授業を外で見てましたね…あの二人かなりの手練な感じでしたよ。立ち振る舞いに隙がなかった」
「いや、あの子供も凄かったのですよ!魔力をまだ感じられない初級クラスの子達に自分の魔力を流して魔力の流れを教えるという荒業をやってみせました!」
「「「えぇ!!」」」
講師達がどよめく…
(そんなミヅキみたいなガキがいたのか…ん?ミヅキ?そういや今日ミヅキが来てたな…)
「そういや、今日ドラゴンが来てましたよね?」
エドが講師達に確認すると
「ああ、王宮に降り立っていましたね、よく来ますが誰が乗っているんでしょう」
「王族の方が使っていると聞きましたよ」
「まぁそうでしょうね、我々には雲の上の存在でしょう」
あははと笑っている。
「ディアナ様ならお乗りになった事があるんでしょうね~」
「もしかして…ディアナ様が!?」
講師達がざわつき出すが…
「あっでも来て直ぐにまた飛び立っていましたよ」
目撃していた講師が声をかける。
(なら、ミヅキじゃないか…)
エドはモヤッとしながらも、ミヅキみたいな子供がまだいるのかと苦笑した…
「いや、そんな子が入ってくれれば生徒会に推薦したいですね」
「ええ、きっとリュカくんやテオくん達のいい刺激になるでしょう」
講師達がそんな話題に花を咲かせていたが…その後その三人組が学校に来ることは二度となかった。
ウェンドさんがミヅキに近づこうとすると…
「い、いえ、今回初めてこの学校の見学に来ました」
ベイカーさんとコジローさんが微笑みながらミヅキの前に出ると
「初めて…それにしては魔法の扱いが上手そうですね…学校で習う必要がありますか?」
伺うように怪しい三人組を見ると
「魔法はこの人に教えてもらっていました…でも僕、学校ってところに興味があって…魔法使えたら入れませんか?」
ミヅキはベイカーの後ろにコソッと隠れながらウェンドに聞くと
「い、いや…そんな事はない。ここはどんな子にも学ぶ権利がある。まぁ人との付き合いや仲間を作る場でもあるからな。優秀な子は歓迎する」
ウェンドが答えると
「良かった~」
ミヅキはウェンドの答えにニコッと笑った。
「それにしてすごい才能ですね…お宅の息子さんかい?」
ウェンドがベイカーとコジローに聞くと
「えっと…いや…」
二人が言い淀むと
「僕、御屋敷に仕えてるの!この二人は…僕の上司です!」
ミヅキが慌てて答える。
「そ、そうなんだ、ご主人様がお優しくてこの子にも学ぶ事を許可してくださって…」
ベイカーも話を合わせると
「それは素晴らしいお方ですね!?お名前をお聞きしても?」
「な、名前?」
ベイカーが驚いた顔をすると…
「はい?その御屋敷のご主人の名前ですが…」
ウェンドが聞くと
「あーえーっと…すみませんがお忍びなのでちょっと…」
暑くもないのに汗を流す…
「そうですか…まぁどんな人でも通えますが入る前に試験がありますのでそれは受けてもらいますよ」
「試験!?」
ミヅキが声をあげると
「試験といってもどの程度知識や魔力があるか見るだけだ、それによって入る教室がかわる」
「なるほど」
「見たところ君は魔法や魔力は大丈夫そうだから、頑張れば最上位クラスに入れるかもしれんぞ」
「最上位クラス?」
「有名な子だとテオくんって知ってるかな?」
「テオ!さん…知ってますね…」
ミヅキがこくんと頷くと
「あの子達が通う教室が最上位クラスだ」
「な、なるほどねーすごいですねーでも僕には無理そうです」
あはは…と軽く笑うと
「いや、先程の魔力の流れは素晴らしかった…あれは私でもできない」
じっとミヅキを見ると
「神童があらわれたかもしれないな…」
ウェンドはボソッとつぶやくとニヤリと笑った。
ウェンドさんの微笑みにミヅキ達は苦笑いすると…
「そ、そろそろ違う授業も見に行こうかー」
ベイカーさん達に話しかけると
「そ、そうだなーいやそうですね。先生ありがとうございました」
ベイカー達はお礼を言うとそそくさと部屋を後にした…
教室を離れて人気がいない場所まで来ると…
「おい!何してるんだよ!なんかまた変な噂が立つかもしれないぞ!」
ベイカーさんがミヅキに文句を言う!
「だ、だって魔力集めるのにあんなに時間かかると思わなくて」
「だから言っただろ!あんなに当たり前の様にできるのはミヅキくらいなんだよ!」
「そんなの知らないもん!」
ミヅキがぷいっとヨコを向く。
「まぁまぁ、どうにか誤魔化せたし…そろそろ学校出ますか?」
喧嘩する二人をコジローがなだめると
「そうだな、ここにいてもバレるのは時間の問題だな…」
「学校の雰囲気はわかったし、ここはこのままみんなに任せよう!リク達も居ないみたいだし…後はマルコさんのところにムサシさん達に会ったら帰ろっか?」
「そうですね」
ミヅキ達はその後誰にも見つからない様に隠密を使って学校を後にした…
ミヅキ達が居なくなった後の学校では…
「すみません、今日見学に来ていた変わった三人組って来ませんでしたか?」
ウェンドは授業が終わり、講師達が集まる部屋に向かうと声をかける。
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ダイアさんが声をかけると
「そうです!それです!」
「あー…僕も見ました。体育の授業を外で見てましたね…あの二人かなりの手練な感じでしたよ。立ち振る舞いに隙がなかった」
「いや、あの子供も凄かったのですよ!魔力をまだ感じられない初級クラスの子達に自分の魔力を流して魔力の流れを教えるという荒業をやってみせました!」
「「「えぇ!!」」」
講師達がどよめく…
(そんなミヅキみたいなガキがいたのか…ん?ミヅキ?そういや今日ミヅキが来てたな…)
「そういや、今日ドラゴンが来てましたよね?」
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「まぁそうでしょうね、我々には雲の上の存在でしょう」
あははと笑っている。
「ディアナ様ならお乗りになった事があるんでしょうね~」
「もしかして…ディアナ様が!?」
講師達がざわつき出すが…
「あっでも来て直ぐにまた飛び立っていましたよ」
目撃していた講師が声をかける。
(なら、ミヅキじゃないか…)
エドはモヤッとしながらも、ミヅキみたいな子供がまだいるのかと苦笑した…
「いや、そんな子が入ってくれれば生徒会に推薦したいですね」
「ええ、きっとリュカくんやテオくん達のいい刺激になるでしょう」
講師達がそんな話題に花を咲かせていたが…その後その三人組が学校に来ることは二度となかった。
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