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14章
595.プルシアとお風呂
プルシアに連れられて夜空の何処を通っているのかもわからないのでミヅキは景色は諦めて星を見ていた。
【結構遠くまで来てるのかな?】
【そうだな、王都ならとっくに過ぎたぞ】
【えっ!そうなの?どこまで行くの?私は行ったことある?】
ミヅキがどんな場所なのか気になって聞くと
【前にシルバ達と狩りに来て見つけたんだ、シルバは興味無さそうだったからその時は入らなかったんだ】
【本当にシルバはお風呂が嫌いだよね】
シルバがお風呂を嫌がる所を思い出してクスッと笑うと
【もうすぐ着くぞ】
プルシアから声がかかるしばらくすると速度を落として着地した。
プルシアは高くそびえる山の頂上へと降り立った。
山の頂上に湖の様な場所が見える!
【あっ!あれだね!】
そこにはうっすらと水面から湯気がたっていた。
【大きいね!これならプルシアそのままでも入れるんじゃない?】
【そうだなぁ…たまには羽を伸ばして入ってみるか】
プルシアはそう言うと体を縮めずに湯加減を尻尾で確認する。
【うむ…少し熱めだな】
【本当に?】
ミヅキも手を少しつけてみると…
【あちっ!プルシア!結構熱いよ!】
ミヅキが驚いてプルシアを見るとそうか?と首を傾げる…
【プルシアにはこのくらいがちょうどいいのかもね…にしても山の頂上にこんな熱いお湯…まさかマグマで熱く…とかじゃないよね~】
ミヅキは氷魔法で少しお湯をぬるくするがまたすぐに熱くなってしまった。
【うーん…プルシアこの熱さだと私入れないかも…あと深さはどのくらいかな?】
【私が一度入ってみよう】
プルシアがお湯に浸かると…ザブッン!
大量のお湯が外に漏れ出た!
【きゃー!】
熱いお湯が波となってミヅキを襲ってきた!
ミヅキは目を閉じて熱いお湯を浴びるのを覚悟する…がお湯がミヅキにかかる事はなかった。
そっと目を開くと…プルシアが大きな体でお湯を塞き止めていた。
【大丈夫か!?】
プルシアが珍しく慌てていると
【大丈夫だよ、プルシアありがとう】
ミヅキはほっとして笑ってお礼を言った。
【やはりいつもの大きさに戻ろう…】
プルシアはすまなそうな顔で小さくなってしまった。
【ええ、大丈夫だよ。私には少し熱いみたいだからさ足湯程度で楽しむよ。プルシアはちゃんと入ってよ】
ミヅキが笑いかけるが…プルシアの表情は変わらない。
【いや、やはりミヅキと一緒に楽しみたいんだ…】
なんだこのイケメンドラゴン…小さいのに色気がある…
【じゃ…一緒に入ろっか?深さはどうだった?】
【少し深いな、ミヅキは立てないだろう】
【うーん…じゃあ思い切って木の板で足場を作ろっか!なんか熱いお湯が下から湧いてる気がするから少し氷を大きめに沈めておこう!】
ミヅキは木魔法で大きな丸い板を作るとプルシアに氷を沈めてもらいその上から板を沈めた。
【どうかなぁ…】
ミヅキはお湯の具合を確認する。
【うん!いい感じだよ!でもプルシアにはぬるいかな…】
【いや大丈夫だ、ミヅキと入れるならな】
ミヅキは持っていた水着に着替えると
【まずはプルシア洗ってあげるね~】
プルシアの体をゴシゴシ洗う。
【痒いところはありますか~】
布で洗いながら声をかける。
【いや…気持ちいい…】
プルシアは目を閉じてミヅキからのおもてなしを楽しんだ。
しっかりと体を洗うと二人でお湯に入ると…
【【ふぅ…】】
ため息をつく…氷がちょうどよく溶けていい温度になっていた…
【すごい…空がすぐそこにあるみたい】
星を掴めそうなほど近くに感じる。
【ミヅキの為ならあの星を取ってこようか?】
プルシアが聞くと、ミヅキは苦笑する。
【さすがのプルシアもあの星は取ってこれないよ、あれはすごく遠くにあるんだよ…】
【そうなのか…ミヅキは小さいのに私よりも知っている事が多いな…】
【でもこの世界の事はプルシアの方が詳しいよね…いつも落ち着いてて頼りになるし…】
二人で見つめ合い笑い合う…楽しい時を過ごしていたのに下の方から人の声が聞こえてきた…
【ん?こんな山に人がいたのか…】
プルシアがミヅキのそばに行くと、ミヅキはプルシアを抱きしめた。
様子を伺っているとプルシア達の前に汚い男達が現れた!
「やっぱりな!上にあったぜ!」
ミヅキ達が入っていた温泉を見つけると駆け寄ってきた。
【せっかくのミヅキとの時間を…まさかこんな近くに人がいるとは…】
プルシアが不機嫌そうにグルグルと喉を鳴らす。
【プルシア…どうする?もう帰る?】
気づかれる前に帰ろうかとすると…
「おい!あそこに先客がいるぞ!」
男達がミヅキ達に気づいてしまった。
「おお、おお!こんな所に小さい子供がいるぞ」
男達はぐるっとお湯の周りを回りながらミヅキ達の方に近づいてくる。
【ミヅキしっかりと捕まっていろ】
プルシアはミヅキが自分を掴んでいるのを確認すると広いお湯の真ん中を目指して泳ぎ出した。
プルシアの背中を掴みながらミヅキはプルシアに引っ張られるように泳いで行く。
【どうするの?】
【まぁみてな】
男達はプルシアとミヅキに何かこっちにこいなど言いながら騒いでいる。
プルシアは無視して真ん中に来ると堪らず男達がお湯に入ってきた。
「おお!いい熱さじゃねぇか…しかもあの綺麗な魔獣と女の子…ここはいい穴場だなぁ」
ニヤリと笑いながらお湯の中を歩いていく。
「下で休憩してたら大量の水が流れて来た時には何事かと思ったが…まさか頂上にこんないい場所があるとはなぁ!」
「ほれ、嬢ちゃん怖くないぞーこっちにおいで~」
ニヤニヤと笑いながら近づいてくる。
【プルシア…なんかこっちに来るよ?大丈夫】
ちょっと不安そうにプルシアに聞くと
【あんな汚れたまま湯に入るなど…許せんな!】
プルシアが怒っているが見た目は可愛いドラゴンなので迫力はない…
【私が魔法で凍らせる?】
【いや大丈夫だ】
プルシアは男達が湯の中心部分に近づくと…
【そろそろかな…】
ミヅキを背に乗せてお湯から浮かび上がるとその姿を元に戻す…
「な、なんだ…」
プルシアの姿に男達は湯の中で呆然と立ち尽くした…
【ミヅキ、大丈夫か?】
プルシアが背中に乗るミヅキに声をかける。
【うん!大丈夫なんともないよ】
しっかりとプルシアを掴んでいた。
【防壁を張るからその間に着替えるんだ、濡れたままだと風邪をひく】
【はーい】
ミヅキは収納からタオルや服を出していそいそと着替えた。
気にした様子もないミヅキにほっとすると
あの…男共…ミヅキとの時間を邪魔しやがって…
プルシアはじっと湯の中を見つめると上をぐるっと周りシルバ達のいる場所へと向かった。
空を飛ぶ大きなドラゴンを見上げながら男達は口を開けてほうけていた…
「な、なんだったんだ…ありゃ…」
「よく分からんが…逃げられたようだ。しかしあれを売ればいい金になったなぁ…」
残念そうにしている。
「でもここの湯は使えるんじゃないか?コレで人集めて…油断したすきに襲う…ってのはどうだ!」
「そりゃいいな!」
男達が悪巧みをしていると…
「な、なんかお湯が熱くなってきてないか?」
急に湯の温度が高くなってきた気がする。
「おい!気の所為じゃないぞ!熱くなってきてる!すぐに出るんだ!」
湯の真ん中にいた男達は地面目指して湯の中を走るが…
ガタンッ!
足場になっていた板が急に外れた!
「うわっ!」
急に深くなり慌てて泳ぎ出すが服がお湯を吸って重く上手く進めない…その間にもどんどん温度は高くなる。
「や、やばい…もう…駄目だ…」
頭がクラクラとしてボーッとしてくる。
仲間の声も少なくなりちらっと横を見ると、仲間がプカプカと仰向けに浮いていた。
「お…い…」
声を出そうとするが熱さの湯気で口を開けない…男はパシャン…と湯の中に倒れた…
【あーあ、せっかくのお風呂取られちゃったね】
しっかりと体を拭いて着替えたミヅキが残念そうにプルシアに話しかける。
【まぁしょうがない、あの風呂は長くは持たなかったからどうせ一回きりだっただろう。下の方が温度がどんどん上がっていた、氷を張らないと入っていられない程だったからな】
【そうなの?】
ミヅキがえっ?と驚くと
【常に一定の温度になる様に冷やしていたからな…まぁまたそんな場所があったら今度はみんなで入ろう】
【そうだね!プルシアと二人でのんびりと入るのも楽しいけどみんなでワイワイ入るのも楽しいもんね!】
【ああ、みんな心配してるだろうから早く帰るか…】
プルシアは笑って速度をあげた。
【結構遠くまで来てるのかな?】
【そうだな、王都ならとっくに過ぎたぞ】
【えっ!そうなの?どこまで行くの?私は行ったことある?】
ミヅキがどんな場所なのか気になって聞くと
【前にシルバ達と狩りに来て見つけたんだ、シルバは興味無さそうだったからその時は入らなかったんだ】
【本当にシルバはお風呂が嫌いだよね】
シルバがお風呂を嫌がる所を思い出してクスッと笑うと
【もうすぐ着くぞ】
プルシアから声がかかるしばらくすると速度を落として着地した。
プルシアは高くそびえる山の頂上へと降り立った。
山の頂上に湖の様な場所が見える!
【あっ!あれだね!】
そこにはうっすらと水面から湯気がたっていた。
【大きいね!これならプルシアそのままでも入れるんじゃない?】
【そうだなぁ…たまには羽を伸ばして入ってみるか】
プルシアはそう言うと体を縮めずに湯加減を尻尾で確認する。
【うむ…少し熱めだな】
【本当に?】
ミヅキも手を少しつけてみると…
【あちっ!プルシア!結構熱いよ!】
ミヅキが驚いてプルシアを見るとそうか?と首を傾げる…
【プルシアにはこのくらいがちょうどいいのかもね…にしても山の頂上にこんな熱いお湯…まさかマグマで熱く…とかじゃないよね~】
ミヅキは氷魔法で少しお湯をぬるくするがまたすぐに熱くなってしまった。
【うーん…プルシアこの熱さだと私入れないかも…あと深さはどのくらいかな?】
【私が一度入ってみよう】
プルシアがお湯に浸かると…ザブッン!
大量のお湯が外に漏れ出た!
【きゃー!】
熱いお湯が波となってミヅキを襲ってきた!
ミヅキは目を閉じて熱いお湯を浴びるのを覚悟する…がお湯がミヅキにかかる事はなかった。
そっと目を開くと…プルシアが大きな体でお湯を塞き止めていた。
【大丈夫か!?】
プルシアが珍しく慌てていると
【大丈夫だよ、プルシアありがとう】
ミヅキはほっとして笑ってお礼を言った。
【やはりいつもの大きさに戻ろう…】
プルシアはすまなそうな顔で小さくなってしまった。
【ええ、大丈夫だよ。私には少し熱いみたいだからさ足湯程度で楽しむよ。プルシアはちゃんと入ってよ】
ミヅキが笑いかけるが…プルシアの表情は変わらない。
【いや、やはりミヅキと一緒に楽しみたいんだ…】
なんだこのイケメンドラゴン…小さいのに色気がある…
【じゃ…一緒に入ろっか?深さはどうだった?】
【少し深いな、ミヅキは立てないだろう】
【うーん…じゃあ思い切って木の板で足場を作ろっか!なんか熱いお湯が下から湧いてる気がするから少し氷を大きめに沈めておこう!】
ミヅキは木魔法で大きな丸い板を作るとプルシアに氷を沈めてもらいその上から板を沈めた。
【どうかなぁ…】
ミヅキはお湯の具合を確認する。
【うん!いい感じだよ!でもプルシアにはぬるいかな…】
【いや大丈夫だ、ミヅキと入れるならな】
ミヅキは持っていた水着に着替えると
【まずはプルシア洗ってあげるね~】
プルシアの体をゴシゴシ洗う。
【痒いところはありますか~】
布で洗いながら声をかける。
【いや…気持ちいい…】
プルシアは目を閉じてミヅキからのおもてなしを楽しんだ。
しっかりと体を洗うと二人でお湯に入ると…
【【ふぅ…】】
ため息をつく…氷がちょうどよく溶けていい温度になっていた…
【すごい…空がすぐそこにあるみたい】
星を掴めそうなほど近くに感じる。
【ミヅキの為ならあの星を取ってこようか?】
プルシアが聞くと、ミヅキは苦笑する。
【さすがのプルシアもあの星は取ってこれないよ、あれはすごく遠くにあるんだよ…】
【そうなのか…ミヅキは小さいのに私よりも知っている事が多いな…】
【でもこの世界の事はプルシアの方が詳しいよね…いつも落ち着いてて頼りになるし…】
二人で見つめ合い笑い合う…楽しい時を過ごしていたのに下の方から人の声が聞こえてきた…
【ん?こんな山に人がいたのか…】
プルシアがミヅキのそばに行くと、ミヅキはプルシアを抱きしめた。
様子を伺っているとプルシア達の前に汚い男達が現れた!
「やっぱりな!上にあったぜ!」
ミヅキ達が入っていた温泉を見つけると駆け寄ってきた。
【せっかくのミヅキとの時間を…まさかこんな近くに人がいるとは…】
プルシアが不機嫌そうにグルグルと喉を鳴らす。
【プルシア…どうする?もう帰る?】
気づかれる前に帰ろうかとすると…
「おい!あそこに先客がいるぞ!」
男達がミヅキ達に気づいてしまった。
「おお、おお!こんな所に小さい子供がいるぞ」
男達はぐるっとお湯の周りを回りながらミヅキ達の方に近づいてくる。
【ミヅキしっかりと捕まっていろ】
プルシアはミヅキが自分を掴んでいるのを確認すると広いお湯の真ん中を目指して泳ぎ出した。
プルシアの背中を掴みながらミヅキはプルシアに引っ張られるように泳いで行く。
【どうするの?】
【まぁみてな】
男達はプルシアとミヅキに何かこっちにこいなど言いながら騒いでいる。
プルシアは無視して真ん中に来ると堪らず男達がお湯に入ってきた。
「おお!いい熱さじゃねぇか…しかもあの綺麗な魔獣と女の子…ここはいい穴場だなぁ」
ニヤリと笑いながらお湯の中を歩いていく。
「下で休憩してたら大量の水が流れて来た時には何事かと思ったが…まさか頂上にこんないい場所があるとはなぁ!」
「ほれ、嬢ちゃん怖くないぞーこっちにおいで~」
ニヤニヤと笑いながら近づいてくる。
【プルシア…なんかこっちに来るよ?大丈夫】
ちょっと不安そうにプルシアに聞くと
【あんな汚れたまま湯に入るなど…許せんな!】
プルシアが怒っているが見た目は可愛いドラゴンなので迫力はない…
【私が魔法で凍らせる?】
【いや大丈夫だ】
プルシアは男達が湯の中心部分に近づくと…
【そろそろかな…】
ミヅキを背に乗せてお湯から浮かび上がるとその姿を元に戻す…
「な、なんだ…」
プルシアの姿に男達は湯の中で呆然と立ち尽くした…
【ミヅキ、大丈夫か?】
プルシアが背中に乗るミヅキに声をかける。
【うん!大丈夫なんともないよ】
しっかりとプルシアを掴んでいた。
【防壁を張るからその間に着替えるんだ、濡れたままだと風邪をひく】
【はーい】
ミヅキは収納からタオルや服を出していそいそと着替えた。
気にした様子もないミヅキにほっとすると
あの…男共…ミヅキとの時間を邪魔しやがって…
プルシアはじっと湯の中を見つめると上をぐるっと周りシルバ達のいる場所へと向かった。
空を飛ぶ大きなドラゴンを見上げながら男達は口を開けてほうけていた…
「な、なんだったんだ…ありゃ…」
「よく分からんが…逃げられたようだ。しかしあれを売ればいい金になったなぁ…」
残念そうにしている。
「でもここの湯は使えるんじゃないか?コレで人集めて…油断したすきに襲う…ってのはどうだ!」
「そりゃいいな!」
男達が悪巧みをしていると…
「な、なんかお湯が熱くなってきてないか?」
急に湯の温度が高くなってきた気がする。
「おい!気の所為じゃないぞ!熱くなってきてる!すぐに出るんだ!」
湯の真ん中にいた男達は地面目指して湯の中を走るが…
ガタンッ!
足場になっていた板が急に外れた!
「うわっ!」
急に深くなり慌てて泳ぎ出すが服がお湯を吸って重く上手く進めない…その間にもどんどん温度は高くなる。
「や、やばい…もう…駄目だ…」
頭がクラクラとしてボーッとしてくる。
仲間の声も少なくなりちらっと横を見ると、仲間がプカプカと仰向けに浮いていた。
「お…い…」
声を出そうとするが熱さの湯気で口を開けない…男はパシャン…と湯の中に倒れた…
【あーあ、せっかくのお風呂取られちゃったね】
しっかりと体を拭いて着替えたミヅキが残念そうにプルシアに話しかける。
【まぁしょうがない、あの風呂は長くは持たなかったからどうせ一回きりだっただろう。下の方が温度がどんどん上がっていた、氷を張らないと入っていられない程だったからな】
【そうなの?】
ミヅキがえっ?と驚くと
【常に一定の温度になる様に冷やしていたからな…まぁまたそんな場所があったら今度はみんなで入ろう】
【そうだね!プルシアと二人でのんびりと入るのも楽しいけどみんなでワイワイ入るのも楽しいもんね!】
【ああ、みんな心配してるだろうから早く帰るか…】
プルシアは笑って速度をあげた。
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