ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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15章

702.挨拶

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「それにしても人が増えたね…」

女の子達とはその場で別れて私達は泊まる場所へと向かった。

隠れ里のみんなが泊まれる場所あるかな…

ちょっと不安になる。

「ここにみんなで泊まれる?結構人数いるけど…」

ギースさんに聞いてみる。

「ミヅキ達の家には誰も入れてないからな、結構広いしそこを使えばいいんじゃないか?」

あー!確か日本家屋的な家を建てたっけ…

そこにみんなで向かうと建物を見上げて長老達の顔色をうかがう。

「この家…落ち着くわ~」

「いい家ですね!」

隠れ里のみんなも気に入った様子だ。

「でも…みんなで泊まるにはやっぱり狭いね…ここは隠れ里のみんなで使って下さい。私達はなんとでもなるもんね」

私達の家は隠れ里のみんなに譲る事にした

「ミヅキさん達がよろしければ私の屋敷に来てください。きっと妻もエリーも喜びますよ」

するとマルコさんが自分の屋敷を勧めてくれる。

「エリー!会いたいなぁ~」

「ではせっかくなのでマルコさんのお屋敷にお邪魔しましょうか?」

「だな、マルコさんのところなら前にも行ってるし」

「いいね!」

私達とベイカーさんやセバスさん、じいちゃんはマルコさんのお屋敷にお邪魔することになった。

「ミヅキさん達がそばに居てくれるとお話もしやすいので助かります。隠れ里の皆様もいつでも来てくださって構わないですからね!」

「ありがとうございます。しかしわしらはここが気に入りましたので大丈夫です」

長老達は私が作った家をかなり気に入ったようだ。

長老達と一度別れて私達は王都のみんなに挨拶に向かう事にした。

まずは…王様だよね。

一応今回の事も国の主催と言う事になっているのでここは避けては通れない。

それにシリウスさんやユリウスさんに会いたいし…

一応じいちゃん達が挨拶をするのについて行く体で王宮に向かった。

「ギルバート王にお目通りを…」

じいちゃんが門番に今回のリバーシ大会の開催の書類を見せると…

「はい、伺っております!ディムロス様のギルドの皆様ですね。ギルバート王から来たら部屋に通すように言われております」

するとすぐに顔見知りの二人が駆けつけてきた。

「「ミヅキ!」」

「あっ!シリウスさん!ユリウスさん!」

二人の獣人が笑顔で駆けつけてきた。

「獣人の国以来だね!元気にしてた?」

「もちろんだ、ミヅキは相変わらずやらかしてみんなに迷惑かけてないか?」

「それは愚問ですよ、シリウス」

ユリウスさんが苦笑する。

「ん?それってどういう意味!?」

「そりゃそのままだろ!ミヅキが何かしないなんてありえないって事だ」

ベイカーさんが聞いてもいないのに代わりに答えた。

「まぁここでの立ち話もなんですから中に…ギルバート王にレオンハルト王子も首を長くしてお待ちですよ」

相変わらずの私達を笑ってユリウスさんが中へと案内してくれた。

「あれ?いつもの謁見の間に行くんじゃないんですか?」

なんかいつもとは違う通路にユリウスさんに声をかける。

「ああ、今から行くのはギルバート王の部屋だ。そこなら他の目も気にせずに話せるからね…まぁこの道順は極秘情報だから皆さん頼みますよ」

「懐かしい通路だな!すっかり忘れてたよ」

アランさんが覚える気もなさそうに着いてくる。

「私も覚えられないなぁ…」

【ミヅキ、俺がちゃんと覚えてるから大丈夫だぞ】

シルバが自信満々に答える。

なんか前にもこんなやり取りがあった気が…気のせいかな?

【さすがシルバだね、でも他の人に言ったらダメだよ】

【ミヅキ達以外と話す気などないから大丈夫だな】

ゾロゾロと大人数で喋りながら進んで行くと右に左に曲がった先に普通の扉が見えた。

え?まさかこれ?

思いの外質素な扉に驚く。

「はい、こちらです」

ユリウスさんがノックをすると中から聞いた事のない声が返ってきた。

ん?誰だろ?

ディムロスじいちゃんを先頭に中に入ると…

「おお!久しぶりだな、ディムロス!」

ギルバート王が笑顔でディムロスじいちゃんとハグをして挨拶を交わす。

「ギル、なんか今回の大会はすごいことになりそうだな!」

じいちゃんも嬉しそうに再会を喜んでいた。

「相変わらず元気そうですね」

後ろからアルフノーヴァさんもニコニコと笑顔で近づき三人で何やら話している。

何の話かと気になっていると…

「ミヅキ、久しぶりだな。今回は真っ直ぐにここに来たみたいだな、偉いぞ」

聞きなれない声の主が話しかけてきた。

私が声のした方を振り返ると…

「え?誰?」

そこにはレオンハルト王子の面影があるお兄さんが立っていた。

「誰ってレオンハルトだ!まさか忘れたとは言わないよな!?」

「ああ、その話し方レオンハルト王子だけど…その髪型に身長…どうしたの?」

レオンハルト王子は身長がグンっと伸びていて長かった髪をバッサリと切ってなんだか男らしくなっていた。

「最近急に身長が伸びてな、それに声も変わってきて…」

んっ!と喉を鳴らす。

そこには声変わりを終えた少し大人になったレオンハルト王子がいた。

「レオン、君だけずるいよ」

すると後からこれまたイケメンな男の人が話しかけてきた。

「ミヅキ、久しぶりだね」

ニコッと爽やかに微笑まれる…その笑顔に見覚えがあった…

「え?もしかしてカイル?」

「もしかしなくてもカイルだよ…」

カイルが苦笑しながら唖然とする私の手をとると…

「会えて嬉しい…」

チュッと手の甲にキスをした。

「おお、我が息子ながらやるな!」

ギルバート王の隣にいたロレーヌ侯爵が笑っている。

「おい!カイル何してるんだ!抜けがけはなしだって約束しただろ!」

「これは挨拶だよ。ねぇミヅキ?」

「へ?あ、ああそうだね…」

突然の事に驚いて間抜けな返事を返すと

「なら俺も!」

レオンハルト王子も反対側の手を掴んだ。

するとその上から二人の手を掴む手が…

「嫌がる女性に無理矢理とは感心しませんね…」

「おいおい、まずは親の許可を得てからにしろよ」

レオンハルト王子とカイルの手をセバスさんとベイカーさんが笑顔で掴んでいた。

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