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☆
整理
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ミヅキはカネツグの指示で連れられて何処かの屋敷に連れていかれる。
その途中ですれ違う人達はあの気持ち悪い笑顔を浮かべていた…
「なるほど、モブだからあの気持ち悪い笑顔なのか…」
同じ場所を行ったり来たりするモブ達になんだか妙に納得する。
「モブ…?」
だき抱えている男はミヅキがたまに話す言葉に首を傾げていた…
屋敷の中に入れられると
「空いてる部屋に閉じ込めておけ」
カネツグが男に声をかけると男は頷いてミヅキを鍵付きの部屋へと連れていった。
「ここにいろ。逃げ出そうなど考えるな、そんな事をすれば容赦しない」
それだけ言われると部屋に鍵をかけられた。
「また監禁か…さてどうしょう」
ミヅキはとりあえず魔法を使ってみる。
確か神子のキャラは魔法を使えたはず…だからこそ捕まっていいように道具にされてしまっていた。
「まずは収納魔法かな…」
ミヅキは収納からとりあえずご飯を出してみる。
「うん!出るね!問題なさそう」
後でシルバ達と食べようと作っていたパンを出すと一人でモソモソと食べる。
みんなと食べれば美味しいご飯も一人だと味気ない…
「でも魔法が使えるなら問題なくあの人達と戦えるな!後は空間魔法で繋げて帰れれば…」
ミヅキは来た時にやった様に空間に部屋を作ろうとするが…
「あれ?」
何故が上手く部屋が出来ない…なぜかわからないが空間魔法が使えなくなっていた。
その事によって今は帰るすべがなくなる…気を取り直して違う魔法を使ってみる。
「まずは風…は、問題無し。火、水、木はどうかな…」
収納から木を出してコップを作ってみると問題なく作れた。
「うーん…木も土も問題ないな…回復は…」
怪我もしてないから回復魔法が使えるかわからない、これは後で怪我した時にでも検証しよう。
こんなの事言ったらセバスさん達に怒られそうだが今は居ない…それが寂しい…
すると部屋の扉が開きカネツグと先程の従者達が入ってきた。
「お前にいい物をやろう!」
カネツグが首につけるチョーカーの様な物を持って現れた。
あっ見たことあるぞ!あれを付けられるとつけた人の言う事しか聞けなくなる呪いの魔道具だ…あれを解除出来るのが主人公の癒しの力だけ…
「か、可愛いけど私には大きいかな?なので遠慮します」
私が顔をひきつらせて断ると
「王子の言うことが聞けないとは生意気だな」
カネツグがギロッと睨むと
「神子にそんな扱いでいいわけ?その方が問題あるんじゃないんですか?」
イラつくキャラに思わず言い返してしまう。
「うるさいガキだ!おい!押さえつけろ」
従者達は私をがっちりと押さえるとカネツグが笑いながら呪いのチョーカーを付けた。
その途中ですれ違う人達はあの気持ち悪い笑顔を浮かべていた…
「なるほど、モブだからあの気持ち悪い笑顔なのか…」
同じ場所を行ったり来たりするモブ達になんだか妙に納得する。
「モブ…?」
だき抱えている男はミヅキがたまに話す言葉に首を傾げていた…
屋敷の中に入れられると
「空いてる部屋に閉じ込めておけ」
カネツグが男に声をかけると男は頷いてミヅキを鍵付きの部屋へと連れていった。
「ここにいろ。逃げ出そうなど考えるな、そんな事をすれば容赦しない」
それだけ言われると部屋に鍵をかけられた。
「また監禁か…さてどうしょう」
ミヅキはとりあえず魔法を使ってみる。
確か神子のキャラは魔法を使えたはず…だからこそ捕まっていいように道具にされてしまっていた。
「まずは収納魔法かな…」
ミヅキは収納からとりあえずご飯を出してみる。
「うん!出るね!問題なさそう」
後でシルバ達と食べようと作っていたパンを出すと一人でモソモソと食べる。
みんなと食べれば美味しいご飯も一人だと味気ない…
「でも魔法が使えるなら問題なくあの人達と戦えるな!後は空間魔法で繋げて帰れれば…」
ミヅキは来た時にやった様に空間に部屋を作ろうとするが…
「あれ?」
何故が上手く部屋が出来ない…なぜかわからないが空間魔法が使えなくなっていた。
その事によって今は帰るすべがなくなる…気を取り直して違う魔法を使ってみる。
「まずは風…は、問題無し。火、水、木はどうかな…」
収納から木を出してコップを作ってみると問題なく作れた。
「うーん…木も土も問題ないな…回復は…」
怪我もしてないから回復魔法が使えるかわからない、これは後で怪我した時にでも検証しよう。
こんなの事言ったらセバスさん達に怒られそうだが今は居ない…それが寂しい…
すると部屋の扉が開きカネツグと先程の従者達が入ってきた。
「お前にいい物をやろう!」
カネツグが首につけるチョーカーの様な物を持って現れた。
あっ見たことあるぞ!あれを付けられるとつけた人の言う事しか聞けなくなる呪いの魔道具だ…あれを解除出来るのが主人公の癒しの力だけ…
「か、可愛いけど私には大きいかな?なので遠慮します」
私が顔をひきつらせて断ると
「王子の言うことが聞けないとは生意気だな」
カネツグがギロッと睨むと
「神子にそんな扱いでいいわけ?その方が問題あるんじゃないんですか?」
イラつくキャラに思わず言い返してしまう。
「うるさいガキだ!おい!押さえつけろ」
従者達は私をがっちりと押さえるとカネツグが笑いながら呪いのチョーカーを付けた。
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