4 / 23
4話 ライブ
しおりを挟む
ーージリリリリ!!
「ん……」
スマホから流れるアラーム音を止める。
寝起きのはずの俺の目は冴えていた。
基本的に朝には弱い方なのだが、今日は何故だかたった一回のアラームで起きたのだ。
「まあ、何故もなにも理由は一つしかないんだがな……」
そんな独り言を呟きながら、横に並んだ布団の隣の方を見た。
「ん……カニ……」
「昨日あれだけ食ったのにまだカニの夢を見ているのか」
幸せそうに寝言を呟く彼女を見て、俺は若干呆れながらそう言った。
ーーさて、どうしたもんか
あの後、彼女は自分が死者の魂を導く役目の女神だとか天界はとてもふわふわしてるだとか姉妹がいて姉がとても大好きだとか妹がとても可愛いだとか大事なのか大事じゃないのか良くわからない情報を次々と語った。
しかし、余りにも現実離れした内容に俺の脳みその容量が追いつかなくなり、考えるのをやめ、とりあえず寝る事にしたのである。
「まあ、わかってはいたけど。起きたら夢だった、なんて事はないわな」
頭をポリポリとかきながらそう呟いていると、横から、寝起きの憂鬱な気分を掻き消すような、可愛らしい声が聞こえて来た。
「ん……もう起きてたんやね。おはよう」
そう言って微笑む彼女に、俺は不覚にもドキっとしてしまった。
朝起きたら隣に女の子が寝ている事も、おはようと言われる事も、もちろん初めてなのである。
「あ、ああ。おはよう。ゆっくり眠れたか?」
俺は若干キョドリながら言った。
「うん、でもわざわざ新しい布団用意してくれやんでも良かったのに」
さすがに、いつも俺が使っている男臭い布団で一緒に寝るわけにはいかないからな。一生使うことはないと思っていたが、念のためお客様用布団を買っていて良かった。
「全然気にしなくていいよ。どうせ使うあても無かったしさ」
「それより、俺の方の自己紹介がまだだったな」
俺は、寝巻きのスウェットのまま襟を正して?言った。
「俺は鳳てつや。こんなボロアパートでいいなら、いつまでだってここに居てくれ。これからよろしくな」
「ほんま!?ありがとう!こちらこそよろしくお願いします!」
そう言ってニヘっと微笑む彼女を見て、昨日は取り乱してしまったが、よく考えると起きたら隣に誰かがいてくれる生活もあながち悪くはないなと、そう思った時だった。
ーー!!
俺は、突然雷に打たれたかの様に立ち上がり、とても寝起きとは思えないスピードでバタバタと動き始めた。
「どうしたん?」
彼女は、全く訳がわからないといった様子で頭をかしげている。
そんな彼女を横目に、俺は焦りっぱなしの思考を必死で纏めていた。
しまった!今日は大事な日だったんだ!!
昨日あまりにも色んな事があり過ぎて、今の今まですっかり忘れていた!
あわてて部屋の隅にかけてあった鞄を取り、その中に机の上に置いてあるマイクとiPadを乱雑に入れた。
ーー今日、七月三日はライブだ。
昔からお世話になっている人から誘いがあり、出演を決めたのがちょうど一ヶ月前のこと。
リハーサルは13時からなのだが、俺の住んでいる東京の端っこから会場までは約二時間ほどかかるので午前中には出発しないといけない。既に時刻は10:30を回っていた。
ちなみにリハーサルとは、ちゃんと音は出ているか。マイクや楽器の音量バランスはどうか。どうステージに上がりどうステージから降りるのか。MCをどのタイミングで入れるのか。など、本番をきちんと行う為に、会場のスタッフさんと一緒に事前にチェックをする事である。
「やっぱ都心に住みたいよなぁ……」
そんな風に願望をぼやきながら、急いで服を着替え顔を洗い、髪型のセットを始めた。
普段ならたいしてセットに時間はかけないが、やはりライブの日は違う。
いつも以上にトップを立たせ、サイドを流し、それをスプレーで固定する。
我ながらなかなかに上手い。
ふっふっふ、美容師にでもなれるんじゃないだろうか。
心の中でどうでもいい事を語っていると、ふと後ろから声が聞こえた。
「そんなに綺麗に髪の毛整えて、今日はどっか行くん?」
彼女が布団に座ったまま、興味津々でこちらを見ていた。
まだ髪のセットに時間がかかりそうな俺は、冷蔵庫に貼っていた一枚のフライヤーを指差した。
フライヤーとは、イベントの詳細が書かれた、お客さんに配る為のチラシの事だ。
「今日はそのライブで歌うんだよ。そういえばまだ言ってなかったけど、俺普段は音楽活動をしていーー
そこまで言った瞬間だった。
後ろから只ならぬ気配を感じて振り向くと、そこには尋常ではない程に目を輝かせた彼女がいた。
「音楽!!歌!!なんで言うてくれへんの!?うちも行く!!ぜーーっったい行く!!」
あまりの勢いに、セットの手も止まり、思わずたじろぐ。
いくら音楽の女神とは言え、ライブの一言にこんなにも反応するとはな。
俺は鏡の方へ向き直り、答えた。
「別にいいけど、大人しくしていてくれよ。その……ふぁ、ファンの人とかに一緒に住んでる事がバレたらまずいだろ」
咄嗟に出た言葉に声が裏返ってしまった。
「ふぁんの人?」
首を傾げる彼女に、俺はしどろもどろしながら答える。
「あ、ああ。ファンの人って言うのは応援してくれる人の事だよ。ライブやイベントがあれば仕事で忙しい中でも時間を作って顔を出してくれたり、応援や励ましの言葉をかけてくれる、俺たちアーティストにとっては一番大切な人達なんだ」
「ふーん、そうなんや。じゃあ、てつやのファンの人も来るん?」
彼女は至って当たり前の流れで、そう聞いて来た。
「そう……だな。まあ、今日は、八十人ぐらいかな?うん。あれだし。祝日じゃないからな。今日は。普通の日曜日だし。ちょっと少ないかな。いつもに比べたら。うん」
全くもって必要のないくらいの量での返答に対して、そんな事は微塵も気にしていないといった様子の彼女は、先ほどと同じく目を爛々と輝かせた。
「すっごーーい!!すごいなあ!てつや!じゃあ大人しくしてる。みんなのてつやって事やろ?うちだけが独り占めしてるみたいであかんもんな」
キラキラとした目でこちらを見る彼女に、俺の心臓はキリキリした。
言うまでもないと思うが、もちろんファンなんていない。
これが俺の十年間やってきた結果であり、現実だ。
「ま、まぁだいたいそんなところだ。わかったらそろそろ行くぞ!」
「はーい!」
俺は鏡の前で最終チェックをし、左手で鞄を、右手で玄関に置いてある鍵をとり先に出た。
一旦かかとを潰して履いた靴を右手で履き直しながら、左手でドアを開けて待っていると、白いワンピース姿に裸足の彼女が出て来た。
ーー!?
そうだ、全然気にしていなかったが、そう言えば昨日も裸足だった。人間界に来たばかりの女神が、靴なんて持っているはずがなかったのだ。
「ちょ、ちょっと待った!靴は持ってないのか?」
あまり期待はしていなかったが、念の為聞いてみた。
「持ってへんよ。なんで?裸足あかんの?」
やっぱり……いや、待てよ。
仮にも女神なんだからこう、いわゆる超能力的なやつでどうにか出来ないのか?
昨日も翼を出していたし、アニメとかだとかなりの確率で何かしらの能力を持っているものだからな。
そうだ、そうに違いない。
「まぁ裸足でも歩けるが、地面に何か落ちていてケガでもしたら危ないからな。それより女神なんだろ?超能力とか神通力的な力で出せないのか?」
平静を装いながらも、今度はかなり期待していた。
もしそんな便利な能力があれば、これからの生活が楽になるどころか、セレブ生活も夢じゃないかも知れない。
い、いや、もちろん何でもかんでも出して貰うって訳じゃないぞ。その、ちょっとだけな。ちょっとだけ。
しかしそんな俺の邪な考えなど、崇高なる女神さまは何故かお見通しの様で。
「なんかニヤニヤしとるとこ悪いんやけど、うちてつやが期待するような能力なんかなーんも持ってへんよ」
そう言って疑いの眼差しでこっちを見た。
おお、これがいわゆるジト目ってやつか。リアルで初めて見たが、うん。あまりされて気持ちの良いものじゃないみたいだ。
ーーゴ、ゴホン
俺はわざとらしく咳払いをした。
「ま、まぁないのなら仕方ないな。うん。道中で買って行くか。可愛いのを選んでいいぞ」
「ほんまに!?やったー!」
アニメのような展開がなかったのは残念だが、機嫌が良くなってくれてよかった。
あとは俺の評価が落ちていない事を祈るばかりだ。
「じゃあ、靴屋までは俺がおんぶするよ。よし、乗った乗った」
「わーい!とうっ!」
「おっとと。こら、危ないぞ」
まるで子供だな。
これで女神さまって言うんだから驚きだ。
そんな事を考えながら、俺たちはライブ会場に向けて出発した。
「ん……」
スマホから流れるアラーム音を止める。
寝起きのはずの俺の目は冴えていた。
基本的に朝には弱い方なのだが、今日は何故だかたった一回のアラームで起きたのだ。
「まあ、何故もなにも理由は一つしかないんだがな……」
そんな独り言を呟きながら、横に並んだ布団の隣の方を見た。
「ん……カニ……」
「昨日あれだけ食ったのにまだカニの夢を見ているのか」
幸せそうに寝言を呟く彼女を見て、俺は若干呆れながらそう言った。
ーーさて、どうしたもんか
あの後、彼女は自分が死者の魂を導く役目の女神だとか天界はとてもふわふわしてるだとか姉妹がいて姉がとても大好きだとか妹がとても可愛いだとか大事なのか大事じゃないのか良くわからない情報を次々と語った。
しかし、余りにも現実離れした内容に俺の脳みその容量が追いつかなくなり、考えるのをやめ、とりあえず寝る事にしたのである。
「まあ、わかってはいたけど。起きたら夢だった、なんて事はないわな」
頭をポリポリとかきながらそう呟いていると、横から、寝起きの憂鬱な気分を掻き消すような、可愛らしい声が聞こえて来た。
「ん……もう起きてたんやね。おはよう」
そう言って微笑む彼女に、俺は不覚にもドキっとしてしまった。
朝起きたら隣に女の子が寝ている事も、おはようと言われる事も、もちろん初めてなのである。
「あ、ああ。おはよう。ゆっくり眠れたか?」
俺は若干キョドリながら言った。
「うん、でもわざわざ新しい布団用意してくれやんでも良かったのに」
さすがに、いつも俺が使っている男臭い布団で一緒に寝るわけにはいかないからな。一生使うことはないと思っていたが、念のためお客様用布団を買っていて良かった。
「全然気にしなくていいよ。どうせ使うあても無かったしさ」
「それより、俺の方の自己紹介がまだだったな」
俺は、寝巻きのスウェットのまま襟を正して?言った。
「俺は鳳てつや。こんなボロアパートでいいなら、いつまでだってここに居てくれ。これからよろしくな」
「ほんま!?ありがとう!こちらこそよろしくお願いします!」
そう言ってニヘっと微笑む彼女を見て、昨日は取り乱してしまったが、よく考えると起きたら隣に誰かがいてくれる生活もあながち悪くはないなと、そう思った時だった。
ーー!!
俺は、突然雷に打たれたかの様に立ち上がり、とても寝起きとは思えないスピードでバタバタと動き始めた。
「どうしたん?」
彼女は、全く訳がわからないといった様子で頭をかしげている。
そんな彼女を横目に、俺は焦りっぱなしの思考を必死で纏めていた。
しまった!今日は大事な日だったんだ!!
昨日あまりにも色んな事があり過ぎて、今の今まですっかり忘れていた!
あわてて部屋の隅にかけてあった鞄を取り、その中に机の上に置いてあるマイクとiPadを乱雑に入れた。
ーー今日、七月三日はライブだ。
昔からお世話になっている人から誘いがあり、出演を決めたのがちょうど一ヶ月前のこと。
リハーサルは13時からなのだが、俺の住んでいる東京の端っこから会場までは約二時間ほどかかるので午前中には出発しないといけない。既に時刻は10:30を回っていた。
ちなみにリハーサルとは、ちゃんと音は出ているか。マイクや楽器の音量バランスはどうか。どうステージに上がりどうステージから降りるのか。MCをどのタイミングで入れるのか。など、本番をきちんと行う為に、会場のスタッフさんと一緒に事前にチェックをする事である。
「やっぱ都心に住みたいよなぁ……」
そんな風に願望をぼやきながら、急いで服を着替え顔を洗い、髪型のセットを始めた。
普段ならたいしてセットに時間はかけないが、やはりライブの日は違う。
いつも以上にトップを立たせ、サイドを流し、それをスプレーで固定する。
我ながらなかなかに上手い。
ふっふっふ、美容師にでもなれるんじゃないだろうか。
心の中でどうでもいい事を語っていると、ふと後ろから声が聞こえた。
「そんなに綺麗に髪の毛整えて、今日はどっか行くん?」
彼女が布団に座ったまま、興味津々でこちらを見ていた。
まだ髪のセットに時間がかかりそうな俺は、冷蔵庫に貼っていた一枚のフライヤーを指差した。
フライヤーとは、イベントの詳細が書かれた、お客さんに配る為のチラシの事だ。
「今日はそのライブで歌うんだよ。そういえばまだ言ってなかったけど、俺普段は音楽活動をしていーー
そこまで言った瞬間だった。
後ろから只ならぬ気配を感じて振り向くと、そこには尋常ではない程に目を輝かせた彼女がいた。
「音楽!!歌!!なんで言うてくれへんの!?うちも行く!!ぜーーっったい行く!!」
あまりの勢いに、セットの手も止まり、思わずたじろぐ。
いくら音楽の女神とは言え、ライブの一言にこんなにも反応するとはな。
俺は鏡の方へ向き直り、答えた。
「別にいいけど、大人しくしていてくれよ。その……ふぁ、ファンの人とかに一緒に住んでる事がバレたらまずいだろ」
咄嗟に出た言葉に声が裏返ってしまった。
「ふぁんの人?」
首を傾げる彼女に、俺はしどろもどろしながら答える。
「あ、ああ。ファンの人って言うのは応援してくれる人の事だよ。ライブやイベントがあれば仕事で忙しい中でも時間を作って顔を出してくれたり、応援や励ましの言葉をかけてくれる、俺たちアーティストにとっては一番大切な人達なんだ」
「ふーん、そうなんや。じゃあ、てつやのファンの人も来るん?」
彼女は至って当たり前の流れで、そう聞いて来た。
「そう……だな。まあ、今日は、八十人ぐらいかな?うん。あれだし。祝日じゃないからな。今日は。普通の日曜日だし。ちょっと少ないかな。いつもに比べたら。うん」
全くもって必要のないくらいの量での返答に対して、そんな事は微塵も気にしていないといった様子の彼女は、先ほどと同じく目を爛々と輝かせた。
「すっごーーい!!すごいなあ!てつや!じゃあ大人しくしてる。みんなのてつやって事やろ?うちだけが独り占めしてるみたいであかんもんな」
キラキラとした目でこちらを見る彼女に、俺の心臓はキリキリした。
言うまでもないと思うが、もちろんファンなんていない。
これが俺の十年間やってきた結果であり、現実だ。
「ま、まぁだいたいそんなところだ。わかったらそろそろ行くぞ!」
「はーい!」
俺は鏡の前で最終チェックをし、左手で鞄を、右手で玄関に置いてある鍵をとり先に出た。
一旦かかとを潰して履いた靴を右手で履き直しながら、左手でドアを開けて待っていると、白いワンピース姿に裸足の彼女が出て来た。
ーー!?
そうだ、全然気にしていなかったが、そう言えば昨日も裸足だった。人間界に来たばかりの女神が、靴なんて持っているはずがなかったのだ。
「ちょ、ちょっと待った!靴は持ってないのか?」
あまり期待はしていなかったが、念の為聞いてみた。
「持ってへんよ。なんで?裸足あかんの?」
やっぱり……いや、待てよ。
仮にも女神なんだからこう、いわゆる超能力的なやつでどうにか出来ないのか?
昨日も翼を出していたし、アニメとかだとかなりの確率で何かしらの能力を持っているものだからな。
そうだ、そうに違いない。
「まぁ裸足でも歩けるが、地面に何か落ちていてケガでもしたら危ないからな。それより女神なんだろ?超能力とか神通力的な力で出せないのか?」
平静を装いながらも、今度はかなり期待していた。
もしそんな便利な能力があれば、これからの生活が楽になるどころか、セレブ生活も夢じゃないかも知れない。
い、いや、もちろん何でもかんでも出して貰うって訳じゃないぞ。その、ちょっとだけな。ちょっとだけ。
しかしそんな俺の邪な考えなど、崇高なる女神さまは何故かお見通しの様で。
「なんかニヤニヤしとるとこ悪いんやけど、うちてつやが期待するような能力なんかなーんも持ってへんよ」
そう言って疑いの眼差しでこっちを見た。
おお、これがいわゆるジト目ってやつか。リアルで初めて見たが、うん。あまりされて気持ちの良いものじゃないみたいだ。
ーーゴ、ゴホン
俺はわざとらしく咳払いをした。
「ま、まぁないのなら仕方ないな。うん。道中で買って行くか。可愛いのを選んでいいぞ」
「ほんまに!?やったー!」
アニメのような展開がなかったのは残念だが、機嫌が良くなってくれてよかった。
あとは俺の評価が落ちていない事を祈るばかりだ。
「じゃあ、靴屋までは俺がおんぶするよ。よし、乗った乗った」
「わーい!とうっ!」
「おっとと。こら、危ないぞ」
まるで子供だな。
これで女神さまって言うんだから驚きだ。
そんな事を考えながら、俺たちはライブ会場に向けて出発した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語
kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。
率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。
一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。
己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。
が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。
志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。
遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。
その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。
しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる