15 / 17
虫と和解せよ②
しおりを挟む
まぁ行くあてもないし、バレない程度に後をつけてみるか。
でも虫達の行く先はわからないし、まだ行ったことのない道だ。
だけど気になる。
好奇心にも似た感情を抱き、その虫達の後をつけてみることにした。
そういやここってこの森の中のどこらへんなんだろ。
これでもっと内側に行って強いやつが出てきたら……
いや、逆に内側に行くほど弱くなったりするのかな。
そうであって欲しい。
ゲームでは基本的に奥に行くほど敵が強くなるけどなんでなんだろうなあれ。
人間と最前線で戦ってる外側の方のモンスターが強くなって、人間との戦いから逃げた内側のモンスターが弱くなるって構造になってたりしないのかな。
しないだろうなぁ~。
だってだいたい奥の方が強いもん。
いや、でもだいたいっていう統計の話だしこの世界がそうとは限らない。
それともこの森に外があるって考え方がおかしいんだろうか。
いやいやいや! やばい、疑心暗鬼になってきた。
でもこれは推察の域を出ない。
つまり考えるだけ無駄ってことだ。
うあーー!!
やめだやめ!
思い返してみると、人っこ一人もいないし、出会うのは気持ち悪いモンスターばっか。
よく耐えてたよな俺。
痛みとか、気味悪いモンスターとか。
そんなことを考えていたらいきなり目の前が暗くなり、虫達の音が聞こえなくなって虫の背中も見えなくなってしまった。
虫は軽いから足跡もほとんど付かないし、こんな暗い森の中でそんな足跡を見つけるのは難しいし、ついでに音もしない。
追跡は困難だ。
おかしい。
なんでいきなり暗くなった? しかも視界はともかく音もしない。
さっきまで音はしてた。
意味がわからない。
まるでこの森が生きているかのような変化の仕方だ。
いやいや森が生きてるわけないだろ! そろそろ一人ツッコミにも慣れてきたわ!
ふぅ、乱れない、乱れない。
落ち着け。
こういう時こそ冷静に、だ。
何かの状態異常かもしれない。
ステータスを開いてみる。
状態欄に目を通す。
<深淵>
………落ち着こう。
深淵っていったらあれだろ? だいたい危ないやつだろ? んで今の状態。
目が見えない、何も聞こえない、しかも体がすこし重たいような……とりあえず戻ろう。
目は見えないけど体を反対に向けて移動することくらいはできる。
少し進んだら目が見えるようになった。
もう一回ステータス欄を見る。
深淵状態は解除されていた。
なんだったんだこれ。
驚かせやがって。
まったく、世知辛い森だなぁ。
とりあえずこの先からは行かないほうが良さそうだね。
でも虫達の行く先はわからないし、まだ行ったことのない道だ。
だけど気になる。
好奇心にも似た感情を抱き、その虫達の後をつけてみることにした。
そういやここってこの森の中のどこらへんなんだろ。
これでもっと内側に行って強いやつが出てきたら……
いや、逆に内側に行くほど弱くなったりするのかな。
そうであって欲しい。
ゲームでは基本的に奥に行くほど敵が強くなるけどなんでなんだろうなあれ。
人間と最前線で戦ってる外側の方のモンスターが強くなって、人間との戦いから逃げた内側のモンスターが弱くなるって構造になってたりしないのかな。
しないだろうなぁ~。
だってだいたい奥の方が強いもん。
いや、でもだいたいっていう統計の話だしこの世界がそうとは限らない。
それともこの森に外があるって考え方がおかしいんだろうか。
いやいやいや! やばい、疑心暗鬼になってきた。
でもこれは推察の域を出ない。
つまり考えるだけ無駄ってことだ。
うあーー!!
やめだやめ!
思い返してみると、人っこ一人もいないし、出会うのは気持ち悪いモンスターばっか。
よく耐えてたよな俺。
痛みとか、気味悪いモンスターとか。
そんなことを考えていたらいきなり目の前が暗くなり、虫達の音が聞こえなくなって虫の背中も見えなくなってしまった。
虫は軽いから足跡もほとんど付かないし、こんな暗い森の中でそんな足跡を見つけるのは難しいし、ついでに音もしない。
追跡は困難だ。
おかしい。
なんでいきなり暗くなった? しかも視界はともかく音もしない。
さっきまで音はしてた。
意味がわからない。
まるでこの森が生きているかのような変化の仕方だ。
いやいや森が生きてるわけないだろ! そろそろ一人ツッコミにも慣れてきたわ!
ふぅ、乱れない、乱れない。
落ち着け。
こういう時こそ冷静に、だ。
何かの状態異常かもしれない。
ステータスを開いてみる。
状態欄に目を通す。
<深淵>
………落ち着こう。
深淵っていったらあれだろ? だいたい危ないやつだろ? んで今の状態。
目が見えない、何も聞こえない、しかも体がすこし重たいような……とりあえず戻ろう。
目は見えないけど体を反対に向けて移動することくらいはできる。
少し進んだら目が見えるようになった。
もう一回ステータス欄を見る。
深淵状態は解除されていた。
なんだったんだこれ。
驚かせやがって。
まったく、世知辛い森だなぁ。
とりあえずこの先からは行かないほうが良さそうだね。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる