僕の自由は鎖に縛られて

ココロット

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一章鎖は僕を縛り付ける

彼女の正体は

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「さらう…か」
彼女は不満げに言った。
手に持っていた服を置き店を出て
少し歩いて誰もいない道にはずれた
彼女は彼の顔を見て言った。
「さらうって言うのは違うかな」
ちょっと苦笑いをしながら応えた
その態度に気に食わなかったのか彼は
「何が違うんだよ!こんな事までして」
と怒鳴りつけた。
彼女は顔を下に向けた
彼は怒鳴られて拗ねてるのだと思った。
さっきまでと違う声で彼女は言った。
「今までどれだけあなたを探したと思うどれだけあなたを思ってたと思う?」
さっきまでとは違う声のトーン
で言葉を放った彼女に彼はピンときた。
「お…お前…まさか」
彼が彼女の名前を言おうとしたとき
いきなり彼女が彼の服の胸ぐらを
掴み睨みつけて言った。
「私が誰かわかったとしても名前を呼ぶな呼んだらどうなるかわかるだろ?」
いきなりの脅しと口調で確信を得た
彼は彼女の言うことが本当だとわかった
家に戻るとき玄関の前で1つ気づいたことがあった。
家の外見が全く一緒のことが。
家の中に入りソファーに座ると
テレビをつけニュースを見た
やはり彼のことはニュースになっていた
行方不明…誘拐の可能性が
と言うタイトルになってのっていた
「何…見てるの?」
背後から彼女の声が聞こえた
彼はとっさに振り向いた
「えっあぁちょっとニュースを」
なにやら見てはいけなかったらしい
彼女は暗い顔をしてこちらを見ている
すると彼女は動きだした。
ドアを開け向かいの部屋に行った
「確か俺の家だと向かい側は風呂場だ」
何故だろう何故か嫌な予感が
してやまない。
彼は彼女を追いかけ向かいの部屋へと
向かったのだ
するとそこには彼女が風呂に入ろうと
していたところだった
それを知らず入った彼を見て彼女は
「〇〇君後でちょっとお話があるから」
その時に彼は思った
“あっこれ後でクソほど言われるやつだ”
そう思った彼は静かに部屋を出て
リビングに向かう途中
床に落ちていた一枚の紙を拾い上げた。
そこには
(彼は誰かに付けられているだから私が彼を家に閉じ込め逃がさない)
と書いてあった。
彼は自分の目を疑った
これは見てはならないものを見てしまった彼はそう思いその紙を元の位置に戻し
なにもなかったかのようにしてリビングに戻ったその時何故か視線を感じていた
リビングへ戻って数分が経過した。
彼女がリビングに戻ってきて言ってた
「さっき床の紙の内容読んだね?」
と問いかけてきただが彼は
「いや見てないけど落ちてたのは見たけどね」
とバレるような嘘を吐いた
彼女は笑みで彼を見て話を変えた
「で~〇〇君さっきはなんで私の入浴中に覗きなんてしたのかな?」
彼女はいつも通りの声のトーンで
問いかけてきた
「い…いや別に悪気は…アハハ」
彼女はちょっと怒り気味に言った
「〇〇君が女の子の体に興味があるのはわかるよだけどね結婚もしてないんだからそういうのは良くないからね!」
と言った。
何故かこの時彼の中に誰かへの殺意がわいていた…。
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