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 ========第四章========

14•ヴィオレット友達と一緒に遠出する

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イクシアちゃんと遠出する日はあっという間にやって来た。王都から二日かかるみたいだ途中で一泊して別宅に向かう朝早くから準備して今はイクシアのお邸に向かっている。大丈夫かな一人で不安だけど迷惑かけないようにしないと

お邸に着くとイクシアとイクシアのお母様が待っていた。お母様はサフラン様イクシアに似てとても綺麗な方この三人とメイドと護衛がついて別宅に向かうまずはちゃんと挨拶しないと

「サフラン様今日はお招きありがとうございます。ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いいたします」

「大丈夫よそんなに固くならないでもう一人娘が出来たみたいで嬉しいわ」

「お母様はヴィオレットと出かけるの楽しみにしてたのよ」

「ありがとうございます」

良かったわそんなに緊張しなくても大丈夫かなでもちゃんと礼儀作法はしっかりしないとな

そして今日の目的地の領主様の邸に向かったがやっぱり公爵家だから普通の宿とはいかないわよね馬車の中は和やかに快適だった。外の景色もまた新鮮だった。夕方には領主様の邸に着いてゆっくりする事が出来た。まだディナーには時間があると思ってたけど誰かやって来た。

トントン「はい」「イクシアよいいかしら」

「どうぞお入り下さい」「失礼するわ」

「少しお話しよろしいかしら」「はい」

「大丈夫疲れてないかしら初めてでしょ」

「大丈夫ですとても楽しめてますわ」

「そうよかったわやっぱり着いてきてもらって正解だったわ」

「ところでどうして私を誘っていただけたんですか?」

「ヴィオレットは好きな人はいるかしら」

「まだそういうお話はありませんわ」

まさかお姉様が好きなんて言えないしとりあえずはごまかさないといけないわでもどうしてそんな話をするんだろうちょっと不思議だな

「私はそろそろ結婚相手を決めなくてはいけなくて別宅に行くのも最後かもしれないわ」

「そうなんですわね結婚か私はどうかしら車いすですしなかなか難しいかもしれないわ」

「そんな事ないわヴィオレットは素敵で綺麗だわ」

「ありがとうイクシアそう言ってもらえるなんて嬉しいわ」

「それじゃあまたディナーの時に」『チュ』

イクシアはキスをして出て行きました私、何故か女性にキスされるんですがどうしてでしょうお姉様は好きです別に性別にはこだわりはないんですが喜んでいいのかよく分かりません

その日はディナーを食べて早くに寝ました。明日は別宅に到着するのか一週間何があるのか楽しみだわ


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