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第三話:『見た目が気に食わないと言い張る婚約者』
【前編】
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――――――◆◇◆――――――
ルーレンスとフィリップの兄である第二王子ライナスと、その婚約者のセリアネスの話になります。
尚、この話はヒーローがかなり俺様で性格が良くありません。
ヒロインもメンタルが強すぎてヒーローに対して甘めジャッジ気味です。
その為、スッキリざまぁ好きな読者様にとって地雷作品になる可能性があります。
読まれる際はお気を付けの上、自己責任でお願い致します。
――――――◆◇◆――――――
「全く! 何故、俺は老婆のような髪色をしたお前が婚約者なのだ!」
そう悪態を吐くのは、この国の第二王子であるライナスだ。
「申し訳ございません。こちらは生まれ持った髪色なので、善処する事は難しいです」
その第二王子の悪態に対し、慣れた様子でサラリと謝罪の言葉を述べたのは、リアクール家の三女セリアネスだ。彼女は13歳の頃から、女性でありながらもこの第二王子の護衛兼補佐官を勤めている。
そして不満を訴えられた彼女の髪色は、見事すぎる程の透明感ある絹糸のようなプラチナブロンドだった。言われてみれば確かに色素が少なく、透けるような金髪なので老人の白髪に見えない事もないのだが……。それでも今までライナス以外から、そのように言われた事はなかった。
そもそもプラチナブロンドは、社交界では非常に羨まれる髪色だ。
だがライナスは昔からそのセリアネスの髪色が気に食わないらしく、文句を言いながら中途半端な長さで横に垂らしているセリアネスの髪を何度も指に絡め取っては弄ぶ。
だが、それだけでは足りない様で、今度はセリアネスの体型に対しての不満を言い始めた。
「おまけにこのような貧相な体型では、お前の抱き心地は相当悪そうだな……。これではコルセットで締め上げても意味がないだろう。もういっそ、今後はドレスを着るのをやめたらどうだ? どうせ、お前のような男女にドレスは似合わないのだから、今後は夜会に参加する際は騎士服で構わないぞ?」
今度はニヤニヤしながら、セリアネスのウエスト部分を両側からガシガシと掴み、その骨張った細さを厭味ったらしく揶揄し出す。
だがそんな対応にもセリアネスは、すっかり慣れていた。
「そちらのご要望にもお応えいたしかねます。毎回夜会に参加する際は、母と義姉が嬉々として私のドレスを用意してくれますので」
もう何度も言われ続けている容姿に対しての不満なので、セリアネス自身は慣れ過ぎて、毎回第二王子の言葉を右から左へと聞き流している。
するとライナスは急にセリアネスの手を掴み、今度はその掌部分をグリグリし出した。
「しかも手は剣ダコだらけ……。白魚のような手が理想とされる貴族令嬢としては、考えられないくらい厳つい手だ。これではエスコートをする気にもなれんな」
こちらが呆れてしまう程、しつこく容姿に関しての不満を面白げに訴えてくる第二王子に対して、流石のセリアネスも大きなため息をついてしまう。
ライナスは公務に飽きてくると、毎回その苛立ちを解消するかのようにセリアネスの容姿部分での不満を愚痴り出すのだ……。
この上司の憂さ晴らし行為は、もはや日課であり、二人の婚約が決まった頃から行われている。
そもそもライナスは、内勤があまり得意ではない……。
というよりも、能力的には王太子でもある長兄リシウスと同じくらいの速度で仕事を捌く事が出来るのだが、ライナス自身が飽きっぽい性格なので室内でジッとしているのが性に合わないらしく、毎回二時間置きに音を上げる。
そしてその後はブーブーと文句を言い出したり、こっそりと執務室を抜け出したりと、公務をサボろうとするのだ。
その度に捕獲に駆り出されるのが、セリアネスだった。
そもそも何故、セリアネスにその役目が回って来たのか……。
リアクール家は代々王家に近衛騎士として仕えている家系で、その三女として生まれたセリアネスは、幼少期からよく父に連れられ登城していた。
そして当時の父は第二王子ライナスの護衛をしており、その際に王族教育から頻繁に逃走するライナスの捕獲をセリアネスは手伝わさせていた。
父としてはセリアネスの方が同じ子供である第二王子の行動が予想しやすいと思い、手伝わせていたのだが……。当時の幼いセリアネスにとっては、それは第二王子と追いかけっこで遊んでいる感覚だった。
だが父の読み通り、面白いぐらいに逃亡した第二王子を娘は発見してくる。
その後、その能力を買われたセリアネスは、第二王子ライナスの護衛兼側近に任命されたのだ。
しかし、年の近い男女という事もあって体裁を気にした王妃が、いっそ二人は婚約させた方がいいのではと言い出し、いつの間にかセリアネスはライナスの婚約者になっていた。
だがライナスにとってセリアネスは、あまり好みの女性ではないらしい。
その所為なのか、公務に飽きるとすぐにセリアネスの容姿で気に入らない部分を面白そうに指摘しては、ちょっかいを出してくる。
今年で19歳となったライナスだが……。
自分よりも二つ年上の上司兼婚約者は、成人男性とは思えない子供っぽい性格をしている為、セリアネスは毎回ため息をつきながら、その幼稚な絡み方をしてくる第二王子の対応をする羽目になる。
「ライナス殿下。私の事等お気になさらず、お手を動かして頂けませんか?」
「お前のその目障りな容姿が気になって仕事が手に付かない」
「ならば私はご公務が終了するまで、隣の部屋で待機しておりましょうか?」
「いいのか? その場合、この間のように俺はさっさとここを抜け出し公務をサボるが?」
「堂々と公務放棄の予告をなさらないでください!」
キッと睨みつけるように上司を見やると、そのセリアネスの反応に満足したのか、ライナスがニヤニヤと人を小バカにしたような笑みを向けてくる。
このように子供っぽい性格で俺様上司のライナスだが、頭の回転は何故かすこぶる良い。
その為、人を上から目線で揶揄う事を楽しむタチの悪いタイプでもある。
そんな対応が面倒な上司に落胆しながら、セリアネスが盛大にため息をつくと、いきなり目の前にズイっと書類の束を突き出された。
「これだけ終わった。リシウス兄上の元へ廻してくれ」
かなり厚めの書類の束を突き付けられたセリアネスが「いつの間に……」と、小さく呟く。そのセリアネスの反応にライナスが何故か得意げな表情を浮かべた。
「これほどまでの処理能力をお持ちなのに……。何故、毎回毎回すぐに途中で脇道に逸れてしまわれるのですかね?」
「内勤公務は退屈過ぎる……」
そう愚痴を零しながら、如何にも嫌そうに残りの書類に目を通し始めた上司にセリアネスが、今日何度目か分からない呆れた視線を放つ。
第一騎士団長も務めているライナスにとって、内勤公務は苦行のようだ。
そんなライナスは四兄弟中で一番武芸に秀でている。
その為、この第二王子は来年セリアネスが成人を迎えると同時に挙式し、現状王家が管理している国境付近の領地と伯爵位を賜る予定だ。
そもそも何故伯爵位なのか……それは本人たっての希望だったそうだ。
伯爵以上の爵位を賜ると、確実に内勤業務が多くなる。
だが伯爵領の規模ならば、最悪配下に付いた子爵達や男爵達に領内の内勤業務を丸投げしても自分の目の届く範囲で監視出来ると判断したのだろう。
そもそもライナスは四兄弟中で一番計算高く、ハッキリ物を言う性格だ。
そんな曲者な性格の第二王子の目を盗んで、不正に走るバカはいない。
もしそれを行ったらライナスのような人間は、容赦なく制裁を加えるタイプだという事は、社交界では暗黙の了解として認識されている。
実際に臣籍降下後のライナスが賜る伯爵領は、ライナス自身が不正を暴き、王家の方へ返還させるように仕向けた領地でもある。その領地では、かなり悪質な人身売買が水面下で横行していたのだが、その不正を暴く際、ライナスの配下である第一騎士団が火を噴くように暴れまわったのだ……。
その影響で第二王子は、貴族に対しても容赦のない平等な鉄槌を下す王族という印象がついてしまい、国民からは絶大な人気を誇り、逆に貴族側からは絶対に怒らせてはならない人物という印象を根強く植え付けた。
この不正調査に関しては、実は予めライナスが将来自分が手に入れたい領地候補として目を付けていて、その為に意欲的に取り組んでいた可能性が高い。
そもそも国境付近のこの伯爵領ならば、内勤業務よりも捕り物関係での仕事の方が多いと、ライナスは踏んでいたはずだ。その為、この領地を王家に返還させる為にネチッこく不正の証拠を集めていたのだろう……。
この第二王子は子供っぽい上に非常に抜け目のない性格をしているのだ。
それでも今日中に処理しなければならない書類の多さに今更ながら気付いたのか、急に公務をせっせと始め出したライナスにセリアネスが安堵の息を吐く。
「それでは私は、リシウス殿下の元に書類を届けて参りますので、くれぐれも執務室から逃亡なさらぬようお願い致しますね? まぁ殿下は、大分お仕事を溜められてしまったので、そのような事はなさらないとは思いますが」
「セリ、お前は一言多過ぎるぞ?」
軽く嫌味を言ってから第二王子の執務室を出たセリアネスは、そのまま王太子でもある第一王子リシウスの執務室へと向かった。
ルーレンスとフィリップの兄である第二王子ライナスと、その婚約者のセリアネスの話になります。
尚、この話はヒーローがかなり俺様で性格が良くありません。
ヒロインもメンタルが強すぎてヒーローに対して甘めジャッジ気味です。
その為、スッキリざまぁ好きな読者様にとって地雷作品になる可能性があります。
読まれる際はお気を付けの上、自己責任でお願い致します。
――――――◆◇◆――――――
「全く! 何故、俺は老婆のような髪色をしたお前が婚約者なのだ!」
そう悪態を吐くのは、この国の第二王子であるライナスだ。
「申し訳ございません。こちらは生まれ持った髪色なので、善処する事は難しいです」
その第二王子の悪態に対し、慣れた様子でサラリと謝罪の言葉を述べたのは、リアクール家の三女セリアネスだ。彼女は13歳の頃から、女性でありながらもこの第二王子の護衛兼補佐官を勤めている。
そして不満を訴えられた彼女の髪色は、見事すぎる程の透明感ある絹糸のようなプラチナブロンドだった。言われてみれば確かに色素が少なく、透けるような金髪なので老人の白髪に見えない事もないのだが……。それでも今までライナス以外から、そのように言われた事はなかった。
そもそもプラチナブロンドは、社交界では非常に羨まれる髪色だ。
だがライナスは昔からそのセリアネスの髪色が気に食わないらしく、文句を言いながら中途半端な長さで横に垂らしているセリアネスの髪を何度も指に絡め取っては弄ぶ。
だが、それだけでは足りない様で、今度はセリアネスの体型に対しての不満を言い始めた。
「おまけにこのような貧相な体型では、お前の抱き心地は相当悪そうだな……。これではコルセットで締め上げても意味がないだろう。もういっそ、今後はドレスを着るのをやめたらどうだ? どうせ、お前のような男女にドレスは似合わないのだから、今後は夜会に参加する際は騎士服で構わないぞ?」
今度はニヤニヤしながら、セリアネスのウエスト部分を両側からガシガシと掴み、その骨張った細さを厭味ったらしく揶揄し出す。
だがそんな対応にもセリアネスは、すっかり慣れていた。
「そちらのご要望にもお応えいたしかねます。毎回夜会に参加する際は、母と義姉が嬉々として私のドレスを用意してくれますので」
もう何度も言われ続けている容姿に対しての不満なので、セリアネス自身は慣れ過ぎて、毎回第二王子の言葉を右から左へと聞き流している。
するとライナスは急にセリアネスの手を掴み、今度はその掌部分をグリグリし出した。
「しかも手は剣ダコだらけ……。白魚のような手が理想とされる貴族令嬢としては、考えられないくらい厳つい手だ。これではエスコートをする気にもなれんな」
こちらが呆れてしまう程、しつこく容姿に関しての不満を面白げに訴えてくる第二王子に対して、流石のセリアネスも大きなため息をついてしまう。
ライナスは公務に飽きてくると、毎回その苛立ちを解消するかのようにセリアネスの容姿部分での不満を愚痴り出すのだ……。
この上司の憂さ晴らし行為は、もはや日課であり、二人の婚約が決まった頃から行われている。
そもそもライナスは、内勤があまり得意ではない……。
というよりも、能力的には王太子でもある長兄リシウスと同じくらいの速度で仕事を捌く事が出来るのだが、ライナス自身が飽きっぽい性格なので室内でジッとしているのが性に合わないらしく、毎回二時間置きに音を上げる。
そしてその後はブーブーと文句を言い出したり、こっそりと執務室を抜け出したりと、公務をサボろうとするのだ。
その度に捕獲に駆り出されるのが、セリアネスだった。
そもそも何故、セリアネスにその役目が回って来たのか……。
リアクール家は代々王家に近衛騎士として仕えている家系で、その三女として生まれたセリアネスは、幼少期からよく父に連れられ登城していた。
そして当時の父は第二王子ライナスの護衛をしており、その際に王族教育から頻繁に逃走するライナスの捕獲をセリアネスは手伝わさせていた。
父としてはセリアネスの方が同じ子供である第二王子の行動が予想しやすいと思い、手伝わせていたのだが……。当時の幼いセリアネスにとっては、それは第二王子と追いかけっこで遊んでいる感覚だった。
だが父の読み通り、面白いぐらいに逃亡した第二王子を娘は発見してくる。
その後、その能力を買われたセリアネスは、第二王子ライナスの護衛兼側近に任命されたのだ。
しかし、年の近い男女という事もあって体裁を気にした王妃が、いっそ二人は婚約させた方がいいのではと言い出し、いつの間にかセリアネスはライナスの婚約者になっていた。
だがライナスにとってセリアネスは、あまり好みの女性ではないらしい。
その所為なのか、公務に飽きるとすぐにセリアネスの容姿で気に入らない部分を面白そうに指摘しては、ちょっかいを出してくる。
今年で19歳となったライナスだが……。
自分よりも二つ年上の上司兼婚約者は、成人男性とは思えない子供っぽい性格をしている為、セリアネスは毎回ため息をつきながら、その幼稚な絡み方をしてくる第二王子の対応をする羽目になる。
「ライナス殿下。私の事等お気になさらず、お手を動かして頂けませんか?」
「お前のその目障りな容姿が気になって仕事が手に付かない」
「ならば私はご公務が終了するまで、隣の部屋で待機しておりましょうか?」
「いいのか? その場合、この間のように俺はさっさとここを抜け出し公務をサボるが?」
「堂々と公務放棄の予告をなさらないでください!」
キッと睨みつけるように上司を見やると、そのセリアネスの反応に満足したのか、ライナスがニヤニヤと人を小バカにしたような笑みを向けてくる。
このように子供っぽい性格で俺様上司のライナスだが、頭の回転は何故かすこぶる良い。
その為、人を上から目線で揶揄う事を楽しむタチの悪いタイプでもある。
そんな対応が面倒な上司に落胆しながら、セリアネスが盛大にため息をつくと、いきなり目の前にズイっと書類の束を突き出された。
「これだけ終わった。リシウス兄上の元へ廻してくれ」
かなり厚めの書類の束を突き付けられたセリアネスが「いつの間に……」と、小さく呟く。そのセリアネスの反応にライナスが何故か得意げな表情を浮かべた。
「これほどまでの処理能力をお持ちなのに……。何故、毎回毎回すぐに途中で脇道に逸れてしまわれるのですかね?」
「内勤公務は退屈過ぎる……」
そう愚痴を零しながら、如何にも嫌そうに残りの書類に目を通し始めた上司にセリアネスが、今日何度目か分からない呆れた視線を放つ。
第一騎士団長も務めているライナスにとって、内勤公務は苦行のようだ。
そんなライナスは四兄弟中で一番武芸に秀でている。
その為、この第二王子は来年セリアネスが成人を迎えると同時に挙式し、現状王家が管理している国境付近の領地と伯爵位を賜る予定だ。
そもそも何故伯爵位なのか……それは本人たっての希望だったそうだ。
伯爵以上の爵位を賜ると、確実に内勤業務が多くなる。
だが伯爵領の規模ならば、最悪配下に付いた子爵達や男爵達に領内の内勤業務を丸投げしても自分の目の届く範囲で監視出来ると判断したのだろう。
そもそもライナスは四兄弟中で一番計算高く、ハッキリ物を言う性格だ。
そんな曲者な性格の第二王子の目を盗んで、不正に走るバカはいない。
もしそれを行ったらライナスのような人間は、容赦なく制裁を加えるタイプだという事は、社交界では暗黙の了解として認識されている。
実際に臣籍降下後のライナスが賜る伯爵領は、ライナス自身が不正を暴き、王家の方へ返還させるように仕向けた領地でもある。その領地では、かなり悪質な人身売買が水面下で横行していたのだが、その不正を暴く際、ライナスの配下である第一騎士団が火を噴くように暴れまわったのだ……。
その影響で第二王子は、貴族に対しても容赦のない平等な鉄槌を下す王族という印象がついてしまい、国民からは絶大な人気を誇り、逆に貴族側からは絶対に怒らせてはならない人物という印象を根強く植え付けた。
この不正調査に関しては、実は予めライナスが将来自分が手に入れたい領地候補として目を付けていて、その為に意欲的に取り組んでいた可能性が高い。
そもそも国境付近のこの伯爵領ならば、内勤業務よりも捕り物関係での仕事の方が多いと、ライナスは踏んでいたはずだ。その為、この領地を王家に返還させる為にネチッこく不正の証拠を集めていたのだろう……。
この第二王子は子供っぽい上に非常に抜け目のない性格をしているのだ。
それでも今日中に処理しなければならない書類の多さに今更ながら気付いたのか、急に公務をせっせと始め出したライナスにセリアネスが安堵の息を吐く。
「それでは私は、リシウス殿下の元に書類を届けて参りますので、くれぐれも執務室から逃亡なさらぬようお願い致しますね? まぁ殿下は、大分お仕事を溜められてしまったので、そのような事はなさらないとは思いますが」
「セリ、お前は一言多過ぎるぞ?」
軽く嫌味を言ってから第二王子の執務室を出たセリアネスは、そのまま王太子でもある第一王子リシウスの執務室へと向かった。
応援ありがとうございます!
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