19 / 383
第十九話 元ゆー、新勇者とブーツの物語w
しおりを挟む森から帰宅し、風呂浴びて、今晩飯後。
「イサムさん、」
「なんだ?」
「冒険者達って、一日中あれっすよね、戦ったり歩いたりしてますよね」
「ははぁww、そうだなーwww、くっさいだろーなー、革のブーツだからなー」
wktkwktkwktk!!!!
「どうどうどうどう、落ち着けキヨシ!」
「え?誰?ここに居るの?見えないっす!!ゴーストの人っすか?!!!」
「違うよタカシ、タカシをキヨシに引っ掛けたんじゃん、、分かってくれよー」
「どこがどーなりゃそうなるんすかね?」
「んー、良い質問だ、最初のを右半身に回して、次のを裏表逆にしメビウス状態にし、最後のをそのままだ」
「???」
「まーそんなこたどーでもいいじゃん、で、革ブーツだ。俺から一言お前にあげよう、
”期待するな”
どうぞ受け取れ!」
・・・・・
「なぜ?」
事務のおねーさんとかの靴って、内側は脱げばほぼ外にむき出しだよな?
ブーツは?」
「見えないっす、」
「こもるんだよ、だから水虫とかなりやすいだろう?」
ふんふん、
「しかも紫外線にも当たりにくいんで、匂いが腐っていく」
げっ!!
「そうだ、よく感づいたな?
だが、新品に近いブーツならまだそこまで行っていない可能性もある!希望は捨てるな、、」
(嫌な希望だなー)
「イサムさん、となりの道具屋でブーツ売り始めないっすか?」
「あほう!靴はこまかいサイズがあるんでデッドストックになりやすんだよ!!オーダーメイドの靴なら良いけど、んな高いの買う冒険者なんか、、、なんか、、、、あれ?
ここに来るのって、結構レベル高い者達多いよな?
オーダーメイド、いけるかも?・・・
おーい、メフィストー、、」
「なんか、面倒くさい話でしょうか?」
勘が良すぎる子嫌い!!
「イサム様、それよりも、少々お耳を、、
ひそひそ、主様が私を呼びつけているのを客に結構目撃されてまして、もう”あの子、貴族なんじゃね?ここのホントのオーナーで。見た感じが品のいい貴族の子みたいだし、時折見せるどす黒い表情が特に貴族っぽいよな”とか噂は広まりきっています。わざわざ従業員のカッコして農作業とか、見た目とギャップあり過ぎで無理だよなー、とかだそうです。私は魔族なのでそこらへんの微妙なところは全くわからないですが、、、」
・・
「強行だ。」
「は?」
「今の設定は強行、このまま継続する。」
「意地張ってる?」
「あほう、責任者だせ!とかでガキが出てってみろ?」
「あー、なるどほど。よくわかりました。私が対応して脅せば周囲も納得しやすいと、、」
「まぁ、、なんかちがうけど、まぁそんな感じな方向で、、、」
「では私はこれで、」
「おいおいちょっとまて、肝心な話がまだだろ?」と、メフィストの上着の裾を掴んで引っ張る俺。
チッ! 舌打ちメフィストw
「そんな程度でごまかせると思うなよ?お前の言動を毎日見て学習してるんだからな?www
さて、そんなことあっちにポイ。
うちに、革のブーツとか造るの上手い者いない?」
「爬虫類系の魔人とかは得意かも知れませんねぇ、、
で、それが?」
「ああ、冒険者用のオーダーメイドのブーツを作れないだろうか?隣の道具屋でできないか?」
ちらりと新勇者を見、はぁーーーーーー、、
「臭い関係ですね?仕方がないですねぇ、、主の道楽に付き合うのも従僕の良き楽しみとしないと、、奥が深い道です」
「悪かったよー、でも仕方がないだろう?」勇者をチラ見
「仕方がないですねぇ、、」勇者をチラ見
タカシはへらへらして茶をすすっている、なんか妄想している様子、、、えい!ばふっ!タカシの髪の毛がお花畑に♪
「よしとしましょう、では用意してきます、、」
メフィは溜息を付きながら隣に行った。
「タカシ!」
ハッ!!
「はい?」
「おまえ、ブーツ手に入ったら、どっち嗅ぐの?」
「え?両方に決まっているでしょう!!」
「はぁーーーー、、、これだから素人は、、、」
「え?え?え?なになに??」頭のお花達がタカシの動揺でわさわさ揺れる
「あのなぁ、、例えば、お前クッサイうんこした奴の直後のトイレに入ったことあるだろ?」
「うん」
「その臭い、トイレ出てすぐ消えた?」
「いや、少しの間まだ臭かったかな、」
「臭いって分子なんだよ。それを嗅覚が判断して臭いだと理解する。分子が鼻の中に付いている間は、臭いはそのまま。わかるか?
しかも、
お前は最高級のケーキと最高級のパスタを混ぜて食いたいか?」
がびーーーん!!!
「しょーっく!タカシダイショーック!!」頭のお花たちがしおしおになる
「やっとわかったか馬鹿め。」
「ど、、どうすりゃ、、ぼ、ぼくはどうすりゃ、いんでしょーかお師匠様、、」
「一ヶ月置きにして、中は1週間くらい鼻を休めろ。臭気の記憶も消しとくほうが万全だからな」
んなのあるのかどーか知らんがwww
「、、、、あればあるほど幸せだと思ったのに、、、、おもったのにいいいいいいい!!!」
「だから崇高で高位と言われてるんだよ、、それほど奥が深いんだよ、、」
かっくし、、、「なるほど、、ボクはそれほど深い世界に入り込んでしまったのか、、、」
変態ってわからんよなー、深すぎてwww
「ま、そう簡単に極上品は見つからないから、安心しろ!はっはっはっはっは!!」
「いーんだか悪いんだか、、、嗅ぎリストとしては複雑、、」
「イサム様、用意できました!」
「おう!早いな!でかした!」
早速隣にいそいそと。
「おう、お前か、革職人やってくれる者とは」
「はい、リザードマン系のドマンと申します。」タカシの頭の花畑が気になるようだちらちら目が行って仕方がない様子w
「んじゃ、とりあえず練習的に、こいつのブーツ作ってくれる?
蛇とかの毒牙は阻止できるように。できれば耐水。できるだけ軽く、通気性よく、手入れがしやすく、長持ちしやすいのがいいなー」
・・・・
「主様?あまり無茶ばかり言っては、、」
「?、、いや、できるだけ、だから!ドマンの技術でできるだけそーしてほしいなー、って思っただけだから!!」
「まぁ、いいでしょう。ドマン、あまりむつかしく考えすぎず、さくっと作ってください。」
勇者の足型をとり、あとはドマンが作り上げるのを待つだけ。
翌日、できたというので朝食後に俺達が店に行くと、目の下にくまをつくってげっそりしたドマンがブーツを用意して待っていた。
流石にタカシは頭の花畑を、昨晩の風呂で気付いたようだ。今はもう引っこ抜かれて無くなっている。ドマン、少しがっかりしている様子?ぷw
「リザードマンの革を
「なっ!!おい!自分の革を使ったのか!!」びっくりした俺
「なわけないですよ、魔獣のほうのリザードマンです」とメフィスト
ああ、びっくりしたなー、、残虐主人になるとこだったわ、、
「ああ、勘違いしてびっくりしただけだ、続けて」
「はい、耐水性抜群で耐久性もかなりあります。が、乾燥に弱いので油をよくぬりこんでお手入れしてください。
重さは、オーガの革に比べりゃ軽いですが、耐久性のないオークとかに比べりゃ重いです。革自体に通気性はないですが、魔蜘蛛の糸で編んだ内張りを張り、幾分の通気性を確保しました。強さはリザードマン程度です。ある程度の斬撃や刺撃には耐えるでしょう。さ、履いてみてください。」
みなが見る中、タカシはブーツを履く。
ガツガツ!、、タンタン、、「うん、、」
ガラッ、外に走りでるタカシ。ゲシッ!ゲシッ!木を蹴るタカシ。
戻ってくるタカシw
「具合いいです!使い込んでみたい感じですねー」
「ドマン、これを普通に受注できるか?」
「はぁ、、まぁ、今回ほど急ぎでなければ、、、」
「うん、お前のペースにあわせての制作で良い。メフィスト、例えば、魔法使い用のブーツ、とかになると、他の職種のと違ったりするのか?違うようにしたほうが良いのか?」
「そうですねぇ、、魔法使い専用ですよねぇ、、んー、、可愛かったり美しかったり?とか?」
「ああ、いいなぞれ!ドマン、そういうの作れそうか?」
「革に加工ですか、、防水性に少し問題でそうですけど、それさえ理解してもらえば、、、」
「んじゃ、パッチ貼り付けたり、毛玉のぼんぼんぶらさげたり、革で作ったリボンつけたり、など、可愛い系デザインを頼む。デザインができたら、メフィスト、それをポスターにして、帳場とこの店の表と中に貼ってな。」
「御意!」
「・・御意」ドマンも真似した。
あとは、いらないブーツを下取りした時だな。ぜんぶかかぜちゃれw
1
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる