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下−92 移転いたしました。
しおりを挟むC子の戦略は単純だった。
より単純で、相手側が対抗できない、もしくは対抗しにくいものがベストだ。
単純だった。
C子は学園を実質取り仕切る舞田のところに行った。
学園長はA子だが、A子が言っても、誰が賛成するだろうか?反対案を出す者を説得できるだろうか?
反対案を出しそうなもっともて手強い相手は舞田だ。
なので、舞田を説得できなきゃ、意味ないのだ。
なので
舞田のところに来た。
C子は舞田にプレゼンを始めようと、、
「この学園の目的は、同盟内部の人材育成。
なので、学園の魔都への移転を提案します。その利点は、
「結構です」舞田
いきなり、初っ端から止められてしまった。
「は?」C子
わけわかんねぇ・・状態。
「えっと、まだ私
「結構です。」
だか
「C子さん、もうそれは始まっています。」
「・・・・えと、何が?」
「移転ですよ、いーてーんー。魔都への。」舞田
「C子さん、貴方が思っていることは、当然王都防衛軍の方でも思っていますし、イサムさんの方でもわかっています。
中央王国王都防衛軍は、人手が足りないし、新たに必要分の人手がもらえるのは、まだむずかしい。
なので、できれば、同盟全体の利益のためのこの学園は、同盟の中心、魔都に移転してもらいたいなー、と、王都防衛軍側から、設立時にイサムさんに打診してあります。
様子をみて、大丈夫なようであれば、移転しましょう。ということになっていました。
で、肝心要の貴方方3人。その様子を伺っていただけです、我々は。
で、今、貴方方学園長チームの意向としての、移転の希望、と受け取りましたが、、よろしいのでしょうね?」
舞田が、C子に念を押す。
「え、、あ、ええ、結構です。3人皆、同意見です」C子
「ありがとうございます。では、直ちに移転計画の凍結を解除し、進めます。
ありがとうございました。」
舞田はそういうと、教諭室を出ていった。
・・・・・・・
いっとき、ほげっとしていたC子が、我を取り戻し、寝ぼけているような足取りで学園長室に戻る。
ガちゃ、ぎー、、
バタン、
C子の様子がおかしいので、なんか様子見かなーとか思っているA子とB子。
拒否とは別の、なんか?だったの?
この3人も、イサムがこの街に来てからというもの、なんか予測付かないことが度々おきるので、予測することの無意味さを毎度まいど痛感しているが、でも未だに無意識に狭っこい常識内で予測していて、また痛い目にあう、とかを未だ繰り返しているので、
「なんだろう?」以上は思わないのが良い、とわかりはじめた今日この頃。
「えーと、どうしたのかな?」B子
「おお、、まぁ、、少し落ち着け、、って、ぬぼっとしているから落ち着いている、のか?」A子
「・・ぬぼーでわるかったわね、でも、、だいじょーぶ。移転は決まっていたから。」C子
?????
キンコンカンコーンカンコンキンコーン!
「あ、やべ、」
「走るのよっつ!!!」
「皆、自分の場所わかっている?」
・・・
3人停止。
あー、、がさがさがさ、、あ、俺運動場だった、、A子逆に走り出す。
私は、、このまま大教室Bね。B子
私は多分体育館だった、、
んじゃ詳しい話は昼に!
と別れた。
「たいちょー!さっき、学園の舞田さんから念話入って、移転進めるそうですー」補佐
「おー、ありがとう!やっとかー、んでも助かるわ、、一般学校の倍の手間掛かってたからなー」隊長
「あ、森のほうへは?」隊長
「舞田さんから連絡しておくと言っていました」
「さんきゅ!」
舞田がいたから、それでも防衛軍の仕事は少なくなっていた方だった。でももともとギリギリしか人手がなく、というか同盟全体に優秀な管理者不足は続いていた。少し良くなると、なんか加入国が増えてまた仕事が増え、、とかいたちごっこを繰り返し中なのだ。
前隊長(現総隊長)が、「賽の河原で石積みしているような気がする」と言ったと言うが、、まさにそんな感じなのだった。
ーー
イサムが食堂の隅でランチセットを食べているときに、メフィが
「魔王様が、移転できるのは2ヶ月後だとか。」
「結構かかるな?建物はできてるんだろ?」
「ええ、でも計画時より人数増えてるんでー、寮を建て増すって。」
あー、、
「A子達は、メフィの実家アパートでいんじゃね?」
「寮のほうが、食事とか便利ですよ?」
「うーん、、、多分、やつら、辻稽古に出るんじゃないかなぁ、、毎日」
「あー、、、んじゃ、選ばせますね?」
「うん、よろしく!」
学園は、王宮をはさんで、コロシアムの逆方向、コロシアムから王宮を正面に見ると、王宮の左奥に学園が見える。
王に守られる子どもたち、みたいな位置?
だから、コロシアム、銭湯、アパート、となってる場所が、辻稽古を望む3人には便利であろう。
タカシはイサムに次いで膨大な魔力量があるので、森から通うだろう。
それは、ひとにおいて500m歩くのと変わらない負担程度しかないのだから、タカシにとっては。
学内に移転の話はいつの間にか広がっていた。
生徒は寮生活だし、田舎に帰らないし、どこでもいいけど、より都会と言われている魔都の方がいいかなーというのはほとんどの者だった。
ものすごくど田舎から出てきた者は、現状を知らず、昔のイメージで魔国を怖いとか言っていたので、周囲は今の情報を理解させてあげていた。
最後には、「ま、見ればわかるよ」、行くのをいやなら行かなければいい、でも見てから決めないと、必ず後悔するぞ、と。
平日は今までどおりに、土日は、A子達は魔都で辻稽古、タカシはあいかわらす嗅ぎっぱ週末、とそれぞれ過ごし、あっという間に二ヶ月。
王都、学園校庭
「皆、忘れ物、ないわよねー?」C子
・・・
「OKよ」B子
「全員、新校舎校庭に、転移っつ!!」A子
シュン!×全員
・・・・
「おおおおおーーー!!」
すぐ横がでっかいゴージャスでキンキラな、魔王宮。(魔人達はキンキラ好き。カラス?)
その向こうにコロシアムが見える。
中央王国王都の宮殿は、燃えっぱなので崩壊し、王都の大きい建物と言えば、銭湯となっていた。
なので、魔都からしてみりゃ「田舎?」みたいなものになっていた。
田舎から来た子どもたち、みたいな今ココ。
「どうだ!すごいだろー!!月に一度、あのコロシアムで武闘大会が開催されている。すごいぞ!!ちなみに、冒険者の銀翼の翔太と、銀猿のゴッツがレギュラーメンバーだ!!たまーに勇者タカシも魔王様と殴り合いしている、すげー笑えるぞ!!」A子
「あと、私達は、そこらの魔人捕まえて、試合をお願いしているの。今ままでは週末だけだったけど、学校に来るまでは毎日仕事帰りにその辻稽古をしてたわ、最高よっ!!」C子
「まぁ、みなさんはほどほどにね。こっちの人たちだから、無理はさせないで切り上げてくれるから大丈夫だけど、貴方方が学校があるんだからね?」B子
「さて、そういう面白くもとても良い環境であるこの魔都に移転できた我々は幸運でしょう。皆さんは、この良い環境を使って、どんどん成長していってください。
では、今日はもうココで解散します。
寮は、あそこに見える建物です。部屋は今までと同じ番号を使ってください。」
酒飲みたいやつ、行くぞー!とか言うA子の声が聞こえる。
おー!とかいう歓声も。
学園の屋根の上に座ってその様子を見ていたイサムと魔王。
「だいじょぶそうだな?」魔王
「ああ、喜んでるなー」イサム
自分の目で確認でき、安心した2人。今日はおかんに「仕方がないですね、オフにします。」とお許しを頂いていた。もうどっちが上司なんだか?
「でもこれで毎年卒業生がでりゃ、優秀な者たちが増えるだろう、、やっと!」魔王
「そうだな、生徒が増えていけばいいなー、草履ばかりに負担押し付けられねーからな。しかも、魔人からも優秀なのが見つかるし、、」
魔人は元の資質がすんごいので、それでオツムも性格もよかったら、かなり良い人材で、だから取り合いなのだ。
「んじゃ、飲みに行こーぜ!」魔王
「こっちの蕎麦屋にもイカタコ入ったってよ。」
「お!いいね!」
おっさん連中そればっか。だが、、、
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