疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−158 日常の敵

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「おはようチー」
「早いね、チーは」
「お、もう学校かい?」
それからチーは皆に声を掛けられるようになっていた。

いつの間にか寮の皆に人気者になっているように見えたチーを誇らしげなちみっ子。
ふっふっふ、見なさい私の妹を!!刮目せよ人民共!あーっはっはっはあ!!
と、心の声がダダ漏れで周りが引いてるのも目にはいらないちみっ子。

今日も、チーは己の支配下にある子供学校に出勤だ!(通学です)

さて、
と、もそもそと己の食事を済まし、学園校舎に向かう寮の面々。
皆徐々に自分が強くなったり、できることが増えたりするのがわかるが、、最初の頃はそれが面白かった。
でも、、なんかゲームで点数上げてるだけのようなかんじ?で
ぶっちゃけつまんなくなっている。

そりゃそーだ。
例えば、英会話ガッコに通い、「かなりよくなりましたよー、向こうで暮らせますよー」とか言われたって、ほんとに行ってやってみてはじめてわかるし、楽しくなるのだ。

ガッコのテストで毎回トップ10に入ってても、社会に出てなんらかしらの目に見える成果を手に入れ、はじめて面白いと感じるのだ。

訓練所の訓練で常に一番強くても、ドラゴン狩ってみなけりゃ、「俺すげぇ!」を本当には実感できないのだ。

「最近、なんか、皆覇気が感じられないよな?」A子
「そりゃ仕方ないでしょ」B子、久々に舞田地獄から抜け出せている。優秀な生徒たちをリクルートという、、アレな、言葉巧みにだまくらかし、良いように利用し、やっと仕事が楽になってきたのだ。だからまともに生徒に教える時間ができている。
教師の仕事させろよ舞田w

「実地、実践が必要かもねー」C子
助手達もうんうん言っている。自分たちもつまんないんだろう。

この、面白い、が全てであるイサムの世界に置いて、つまらないは諸悪の根源になるのだ。いじめは発生し始めるわクズが台頭しだすわ、ウイルス培養皿のような役目なのだ”つまらない”は。

発生したらしたらしたで全て燃やし尽くせばいいだけだが、そんなの発生させる環境を容赦しないのがイサム式。
なので、少なくともこいつら3人組みはそれが身に沁みついている。だからギルドを出て冒険者に戻っていたのだから。
いくら”つまらない”が、楽で居心地良いように見え、安定しているように見えても、だめなのだ。上っ面に騙されるレベルはとうに超えている。

でも
「一気に全員で行くと、狩り尽くして地元民の生活に関わるんで、、」と、
1割ずついくことに。
一度に30人程度。6人5班。

教師は、、魔人だと自分で率先して狩っちゃうんで魔人却下。班全員を守る程度の能力のある教師と助手が付けばいいかな?と。
教師と助手は、参加したいものだけ。
いやいや行かせるのは無能な上司のやること。A子達はそんな幼児レベルではない。そんな無能ならイサムはこれほど気に入っていない。

でも、中央王国からこっちに引っ越してきてよかったのが、コレ。狩り場のレベルが段違い。
ドラゴンレベルの狩場がいくつもある。
魔人たちでもパーティ組む必要がある狩場だ。
腕に心得がある者達は、もう楽しみで毎晩酒が進むってもんだ。A子だなw


チーも密かに楽しみにしている。自分がドラ相手にどこまで行けるのか?と。
ちみっ子も楽しみにしている。チーがどれだけドラゴンを狩り尽くすのか!と。

で、班編成。

「好きなものと組め。構成とか考えなくっていいから。その程度だから」A子
??????????

え?ドラゴンとかそういったレベルじゃないの?
いや、そー聞いているけど、、
俺んとこ、皆魔法使いだけど、、、フツーレベルの、、(学園でのフツーな)
おれんとこも、皆剣士、魔法はあまり得意じゃないし、、、脳筋だし、、(学園基準)
うちなんか、皆テイムが得意で、他の魔法あまりできないし、、(同)
うちなんかあれだぜ?錬金だぜ?錬金チームだぜ?他の魔法なんかおまけ程度(同)
などなど、
好きなもの同士となりゃ、そうなるよな当然。

でもきーちゃいねーA子。

第一回狩り部隊
1班錬金チーム
2班所謂白魔法チーム
3班脳筋チーム
4班自称普通の魔法使いチーム
5班モブチーム

5班からブーブーとブーイングがあがるが、
「んじゃ、モブー!、な」もぶーいんぐ、でもいいけど、」A子

んじゃ手始めなので、この近くの「メフィの実家の森」に行こうとA子。賛成のB,C。
あいにく軍団メンバーはいなかった。居ても覚えていないかも知れないけど。
2回め祭り食材調達に利用した森だった。
しかし今思えば、あのドラ肉食ったんだよな?よく食えたよなー。タレ?それとも学園の者達ってなんでもいけるのかな。


「はい!皆突撃。教師は上からちゃんと見ててなー、死人でないよーになー」A子

どわーー、、って森の中にえらい速度で入っていく。さすがにサーチしながらなのでWRCカー程度である。
ミノ程度だと、出会い頭にそのままさくっと通りすがりに刈り取って終わり程度。白魔法チームも例外なく、自分たちで気づいていないで無意識さくっとやっている様子。
狩った本人はそれがミノだとか気づいていない。なんか、としか。目的はドラなので、それ以外の形状はモブなのだ。

数カ所、ドラの巣っぽい感じがあったが、、ドラを狩れたのは2班のみ。しかも2匹づつのみ。
今回ラッキーだったのは錬金チームとモブチーム♪www

「あれー???」
「なんか、誰かが狩った後っぽいわねぇ、、あと1年位はだめねここ」C子

遠征は失敗に終わった。(学園基準)

小物は引率教師達が回収し、寮の食堂に送っていた。
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