疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

uni

文字の大きさ
315 / 383

下−237 ももんが まんじゅう 一択

しおりを挟む

桜の差し出したまんじゅうの匂いに反応する茶まんじゅう獣。
むっくりと顔が出てきた、まんじゅうに顔が乗っかった形、、すんすんと桜のまんじゅうのにおいを嗅ぎ、、
ぱくり、、
一口で食べ、それからまた桜を見つめる

クッ、、小さなうめきをあげ、桜は袖に手を突っ込む。
またまんじゅうがそのまま出てくる。何かに包まれてはいない、そのまま。

(そのまま、ですね?)
(おう、、なんか、、すごいの満たちゃった感半端ないな?)
(冒険者もポケットに干し肉入れているんじゃないですか?)
(ありゃからからだし、潰れて中身出るとか無いからな)
・・・・

茶まんじゅう獣はまた一口で食べ、桜を見つめ、桜は「くっ、、」とかいいながらまたまんじゅうを出す。
10個ほど出したら
「もうこれが最後だ、この袖にもう入っていない、味わって食べるが良い」桜

ぱくっ!!
で、その茶まんじゅうは今度は桜の右袖を見つめる。
・・・・・・・
(何か、はいってるんでしょうかね?)
(うん、獣の能力はすごいからな)
ワクワクしながら成り行きを見つめるイサムとメフィ。

今日はこれを見られただけでも大収穫だ!!と、メフィとイサムは各々心の中で思っていた。

・・・・
じーーーー、、
・・・・・
じーーーーーーーー、、
・・・クッ、、、
左手を右袖に突っ込むのではない。右手を袖から引っ込め、袖の中で右手で右袖の中にある何かを取り出す。

「こ、これは、、おまえには食べにくいと、凄く思うのだが、、、」
と、桜が、獣が届かないところに取り出したせんべい。

「え!!この世界にせんべいなんかあったのっつ!!!!!」イサム
「これは開発中のコメ菓子だ。そんな名前ではない。」
「え、おせんべいだよ?ボクが教えたやつだよね?」
いつの間にか戻ってきていたアラタ。
ぼごん!!

桜の左腕は空いていた。それがアラタのみぞおちにめりこむ。
そのまま崩れ落ちるアラタ。

(あいつ、まっちょだよな?)
(ええ、まっちょでも、みぞおちは厳しいんですかね?)
(いや、桜の殺人パンチが半端無いんじゃ?)
(!!なるほど!!)

「おまえらもいつまで三文芝居やってるんだ!何かこいつにやる餌ないのか?!」
「いや、王宮の食堂にでも転位で連れてけばいいだろ?」イサム
・・・・・・・・・・・・・・・
シュン!!

何も言わずに獣だけ連れて行ってしまった桜。
仕方ないので白目向いているアラタを連れ、イサムとメフィは王宮の食堂に転移する。


「いたいた、、」
獣だけ食堂のテーブルの上に丸まって載っていた。おかず?メインディッシュとか思える?

「お皿に載ってないと」
「ああ、そうだな」

「何わからんことを、、」
といいながら桜が厨房から皿に山盛りにまんじゅうを、、

獣の餌はまんじゅう以外ないのかな?
(いくら獣と言っても、同じものだけというのも気の毒ですね)メフィ
(しかも、まんじゅうだぜ?)
(胸焼けさせたいのでしょうかね?)

桜は右手にでかいまんじゅう山盛り皿、左手にミルク?の入ったボールを持っている。

「確かに、あんこのまんじゅうにミルクって合うんだよなー」イサム
「ほう、お主、なかなかやるもんだな?」桜
・・・・どこでどういう評価が付くのか、さっぱりだな?

「アイスクリームとあんこは合いますからね」メフィ
「・・・おれ、アイスクリームなんか食べたことないけど?」
「面倒くさいんですよ」
・・・・・・・・・

「うちの連中は仕事の魔法は上手い。いつでも作ってくれるぞ?言っておいてやるから、いつでも食べに来い」
「まじ?!!ありがとーーー!!いいやつだなー桜はっつ!!」
「でしょう?!!」アラタ
真っ赤になって照れてる桜。憎まれ口すら出ないほど。

そのまま皿を獣の前に置くと、獣はまた頭をもたげ、ぽくぱく食べ始めた。
そしてその横にボールを置くと、獣はふんふんと匂いを嗅ぎ、ぺろぺろと飲み始めた。
まんじゅー食っちゃミルクを飲んで、を繰り返す獣。

「ほれ、この獣も優秀だな!まんじゅうとミルクの相性の良さをわかっとる!」桜、得意げ。

「さて、こやつに名前をつけねばならんな」桜
(来ると思った)
(ええ、まさに)

「ブラウンむっちゃすまっちょスとかどうかな?」アラタ
「脚下。茶まんじゅう、とかどうかな?」
笑いを堪えながら
「す、少し長いんじゃ、ないか?」イサム
平然としながら、
「茶、か、まんじゅう、か、どっちかにしたほうがよいのでは?」メフィ

「ならば一択、まんじゅうしかなかろう?」桜
まったくわかりません!!!
ふつー、茶だろっつ!!!

結局まんじゅうになった様子。桜が「ほれまんじゅう、これも食べろ」とか、あの秘蔵のせんべいを割ってやった。
が、匂いを飼いだだけで食べない。
せんべいとミルクの相性も最高なのに、、とぶつぶつこぼす桜。

いや、せんべいの醤油が良いだけで、、醤油系せんべいじゃないと合うとは言えないぞ?

まんじゅうが切れたので皿を持って桜が厨房に向かおうとしたら、獣が立ち上がり、四肢でぴょーんと高く飛び跳ね、四肢を広げて、バッと翼?を広げた。
ひゅーん!ばしっ!、と、獣は桜の背中に飛びついた。

飼い主認定?

「ももんがじゃん・・」
「奇しくも、主様の予言通りでしたね?」メフィ
なんだその胡散臭いのは、、
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...