疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−253 デート初日 ヨシオチームの場合

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ヨシオ、ジロー、ゴローの3人のチーム。
かぎかっこ「」で話せるのはヨシオしかない。まぁもともとリーダー気質なのでジローとゴローにレクチャーしながらできるだろう。メフィ(分身)も生暖かく見守っていることだし。
ちなみに、ジローとゴローの発声する言葉は小声すぎるのでカッコ()で表している。

待ち合わせ場所を決める時はなかなか決まらなかった。
他のチームとかち合わない場所にしたかったのだ。気が散るからな。
なので、魔王宮にした。

魔王級は一部を一般に開放している。朝から夕方まで。
立派でなかなかの観光コースになっている。
ひとの国の王宮みたいに金にあかせて高価なモノが多いとか、豪華絢爛に作られているというわけではない。
基本、質実剛健。魔人や魔獣がなだれ込んできても壊れないのが自慢なくらい。

でも、デカイ。もともと人間形態ではない魔人。本来の姿だと3mでも小さい方。なので広間とかは天井まで5mほど。会議室も同様。そういう高い天井が必要なのは1階になっている。
二階以上は3mほどだ。それでもひとが客間に泊まるとあまり落ち着かない。
おかんとその弟子たちは慣れてきている。
が、彼等も仕事で外に出て宿に泊まったりすると「ああ、この狭さ!落ち着く!」と感じる。動物の巣感覚かな?
生き物にはそれに応じた”適度な広さ”というものがあるものなのだ。

でも、見学は”インパクト”が大切だ!たぶん!


魔王宮前。
もじもじするジロー、ゴローと、スッと立って周囲を見回しているヨシオ。
警備じゃないぞ?女性陣がどの方面から来るのがわからないから。

シュン!
「おまたせー」
おうわっ!!!(ジロー、ゴロー)

「・・・よ、ようこそ?」ヨシオ。声すら上げなかったが、やっぱ動揺している様子。自分は転位を使えるけど、ひとに使われて目の前に現れるってことはイサムくらいしか経験していなかったから、想像外だった。

「あら?」
「すみません、少し動揺しました。ボクは転位できますが、他の人に目の前に現れられた事はなかったので。」
「正直ね。よろしくてよ。」
・・おや?×3

では、まずは座りましょう。と、ヨシオは王宮への観光客用の喫茶ルームの案内する。
王宮入り口手前左に作られた観光客用なのに、王宮に引けをとらないような立派な作りに見える。王宮と一緒にみても違和感はない。当然だった。おかんが作らせたのだから。

各自飲み物と、欲しい者は菓子などを注文した。
「では、自己紹介などよいでしょうか?」ヨシオ
「ええ、私達はよくてよ」
???×3

この時点で、この様子を見ていたメフィとイサムは気がついた。ある人物が女性陣人選に最初から関わってたことを思い出して「やつだ!」と。
奴も異世界(イサムの世界等)のことを何気に調べ集めており、それをへんちくりんな魔法開発に利用や応用しようとしているのだ。
タカシとアラタと何日も同行して修行の旅をしていた時に、それを考え始めたのだろう。それ以外に原因は見当たらないと思った。イサムは。

でも現場のヨシオはそんなこと知らないし。

「ヨシオです。僕達は中央王国魔物の森の宿の村はずれにある引退者の村というところに住んでいます。冒険者やりながら畑などもやったり・・、しています。リーダー格なのでこのように話せますが、他の者達は一般社会では控えめなのが多いのが冒険者達。今日の僕の連れも例外ではなく控えめな性格なので、そのところはどうかご容赦お願いいたします。」

(いつからこんな立派な子に・・・よよよよよ、。)メフィ
(へぇ?なんでヒキニーとかやってたんだ?)イサム

違う。イサムが最初にへん、引退村に入った時にヨシオ達に会った。そのときにイサムは主にヨシオに話しかけ、その後もヨシオを介して皆に連絡させたりとか、ヨシオを代表格扱いしていた。
神をして恐れるイサムと噂されている(彼等の中でだけ)イサム、きちんと対応しないとザザムシにされてしまうんじゃないか?とか脅すものもおり、必死こいてここまでになったのだ。せっかくこんな都合の良い世界に来たのに死にたくないし虫になんかなりたいくないのだ!!
というわけで、主にデタラメやでまかせや嘘が原因でヨシオは立派になっちゃった!!

また、ヨシオに引きづられて一般的なくらいに近づいてきてる者達も増えてきている。
既にタカシ軍団の男子達くらいの対知らない人メンタル程度には到達しているようだった。

(ぼく、ジローといいます。冒険者です。アニメが好きです。コスしてくれる人募集中)
後半何言っているのか理解した女子はいない。

(儂がゴローじゃ。・・・・・・(ウケ無いので戻す)。冒険者っす。孤高のヒーローとか好きっす。なのでイサムさんとかに憧れてるっす。あと、畑仕事とカレー作りが好きっす)

メフィ、反応が少ない。難しいと思っているのか?面白くないと思っているのか?
だが、
(何?あいつがカレー屋だったんだ?砂漠の民のごとくの覆面していたんでわらんかった。カレーの野菜がうまかったのは奴が作っていたのか!)なんか驚くイサム。

(だったら覆面で来ればよかったのに!)メフィ
やっぱインパクトに欠けるなぁと思ってるようです。

「ご紹介ありがとう。ではこちらは私からザマス」
おやおや?×3
他の2名の女性も少し怪訝な顔である。
”ザマス”を知らないのであろう。知るわけ無いし。

「私はウクリーナ・マーストビッチャ・ルイーズチカ。ルイーズでよくってよ。
その家名も父姓も訊いたことがなかった女性2人は驚愕の顔!!
当然である。これも謎の人物に仕込まれだだけだから、要は嘘だ。

「中央王国に住んでいる人族です。以上」
へ?これだけ?
謎の人物はいろいろ言ったが、覚えられなかった。

「次、ミケーニャ、よろしくてね?」
ここからボロが出始める。
なんか?と思い始めた男子3名。
(よろしくてね、って言い方あったか?)ヨシオ、念話でジローとゴローに訊く。
(しらない。少女漫画でもみたことない)
(ジローやるな。そこまでカバーしてるとは・・侮りがたし)

「あにゃしはミケーニャ。魔国のねこ獣人にゃ。好きなことは狩りにゃ。ネギ系はダメにゃ。お風呂や温泉は今は好きにゃ。魚超好き!」

「私はザックバルト。同じく魔国に住んでいます。実家は山の方なので子供の頃から強い魔獣と闘っていました。主にこぶしで
ぞわわわわーーと、寒気が背筋を走る3名。
「で、最近は魔法も鍛えているのでなるべく魔法で狩るようにしています。面白いですね魔法って」

・・・・・・・・・・・・・・・
「・・えっと、ありがとうごいざました・・。えっと、ではこれから
「お待たせいたしました。魔王宮をご案内いたしましょう!」
と、おかんが横に立っていた。

おかんはインパクトに欠けるヨシオチームのブーストのための添加剤としてメフィによって投入された。
おかんは「魔国人とにんげんのつがいが増えるためなら喜んで!」と乗ってくれた。

柱の影から見守る3人のちびっこ(おかんの部下)達。

ーー

一通り通り一辺の場所を案内され、さほどおもしろいとも思わなかった6人。
「さて、ここからが、今日の目玉。通常一般の見学の方々には案内いたしません。が、今日は特別、イサムさんの関係ですからね!」
と、おかんは地下に一行を導く。

地下の重い鉄扉をぎぎぎぃいいと押し開ける。
埃臭い。
めったに使わない様に思われる。

おかんが光魔法を使って進む方を明るくする。

先にでかい柵が見えた。

うんぎゃぁああああああ!がおおおおおおおお!!とその奥からでかいそうな地下中に響く叫び声!
びびる男子3名。女子達にはその様子は見えない。

「これが、この城の秘密のパワーです。この物体から魔力をひきだs
「魔王様?」
ザックバルトが声をかける。
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