異世界・野獣暴れ旅 ~スローライフに憧れて~

送り狼

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第3章 鍛練

第66話 確認の大事

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「それじゃ確認するよ。まず依頼内容を改めて」

 依頼は南の穴の詳細探索。

 内容は浅い階層の細部の確認と記録。

 遭遇魔物はゴブリン、コボルト、ヘルハウンド、スライム、オーク。

 ゴブリンは緑の肌を持つ、人族の子供くらいの身長で、禿頭の老人のような姿をしている。

 武器を所持するコトも多く、個体脅威は低いが群れるため注意が必要である。

 コボルトは二足歩行をする犬で、身長はゴブリンより高いものの、総合的な能力では若干劣る。

 ゴブリンと同じく武器を使用出来るだけの知能があり、群れて生活する。

 ヘルハウンドは四足歩行の犬だが、個体により炎を吐く。

 やはり群れて生活し、獲物を見つけると遠吠えで仲間を呼ぶ。

 スライムは説明いらないほど一般的な魔物で、この世界では単一種だった。

 オークは豚の特徴を持つ魔物で、人族と同じくらいの身長だが体重は倍くらいになる。

 知能もあり、ゴブリンやコボルトの上位種扱いをされる。

 個体に雌が少なく、人型の雌を媒体に繁殖するため、常に討伐対象となっている。

 魔物の討伐証明部位は右耳。

 素材は冒険者の取り分になるが、ゴブリンやコボルトのような低レベル魔物に、回収素材はないに等しい。

「初めてのダンジョンは浅い階層でも注意は必要だよ。地図があれば購入して、情報を常に集めるコトが重要」

 これを知らない冒険者も少なくないと、ビアンカは嘆く。

 知らない冒険者は大成しないし、ランクが上がる前に死ぬ確率が驚くほど高い。

 ましてや何のコネもない新人に、それを教える先輩冒険者は少ない。

「ダンジョンには幾つかのタイプがあって、タイプによって装備や適性が違ってくるから、ダンジョンのタイプを調べるのが一番最初にするコトだね」

 タイプの一つは森林型。

 一つの森がダンジョン化し、奥に行くほど魔物のランクが上がる。

 特徴として、森の中心に強い魔物が存在し、あとは浅くなるにつれ同心円上に同レベルの魔物が徘徊している。

 遭遇魔物も中心の魔物によって違い、アンデット系から有翼系、地走系などがあり、大きいモノになると複合系の魔物に遭遇する。

 二つ目は廃墟型。

 大きな施設の廃墟に魔物が住み着いたタイプのダンジョンで、魔物の種類は少ない。

 ただし、魔物のランクが解りにくいため、相当の準備が必要になる。

 予想以上の高ランクの魔物が住み着くコトすらあるのだ。

 そして最後に洞窟型。

 縦穴か横穴かの違いがあっても、総じて穴と呼称される。
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