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好きなのに
しおりを挟む私は今、姉から奪った婚約者と共にいる
綺麗だ愛してると私に囁くこの男はなんと薄っぺらいのだろう
私は姉が大好きだ
なのに姉から幸せを奪った
だって、そうしなければ姉が遠くへ行ってしまうから
姉が居ない生活を想像出来ない
父や母よりもずっとずっと私の最愛の人
こんなに私が愛してるのに結婚なんてさせない
姉が泣きながら私に怒鳴っても
姉の目に映るのが嬉しくて、同時に姉を泣かした自分が酷く憎くて
お姉ちゃん、大好き
こんな事しなければ良かった
だけど、どうする事も出来なかった
お姉ちゃん、貴方の笑った顔が見たいよ
どうして私は…………
*
私には妹がいる
つい最近、婚約者を奪われそれが原因で彼女に酷い言葉をぶつけた
取り返しのつかない言葉をぶつけた。
妹の事は産まれた時から可愛がって来たのに
仲の良い姉妹だと思っていたのに
どうしてこんな関係になってしまったの?
私は気付かない内に貴女から憎まれて居たのでしょうか
妹が好きだった花を妹が眠る棺の中へ添える
溢れる涙の数だけ貴女が可愛くて愛しかった事を思い出す
こんな別れを望んだわけでは無かったのに
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