【外伝集】白の魔女の日常譚

月乃彰

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OTERROUT「狂気と痛みと憎しみと」

補遺

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『マサカズ・クロイ』
・漢字表記は黒井正和。
・エストに殺されまくって死に戻りしまくったおかげで精神が崩壊。そのまま狂人へと落ち、エストを殺すという目標を掲げる。
・組織マギロサフォニアの設立は、黒の魔女の計画実行のため。黒の魔女の計画とは、ウェレール王国の国民全員を殺害することであり、その方法が大量のアンデッドを用いた殺戮作戦。マギロサフォニアに加入した全員をアンデッドにすることで実行に移した。
・性格は残酷非道。殺されまくった影響で、自分と血以外が信用できないという精神病を患い、部下たちでさえ定期的に記憶削除するという徹底ぶり。また、人心掌握にも長けており、本編では表れなかった彼の性格や才能が出てきている。
・元々、黒魔法への適正があったために不死者化の魔法が行使できた。
・黒の魔女の本名を知っているが、直後に彼女を頭の切れる化物と評価し、エストの次くらいに嫌っている。
・ヴェルムは見逃したように描写しているが、あのあときっちり殺してアンデッドにしている。家族と一緒に殺しているところに、マサカズの歪んだ思想が見えるね。
・吸血鬼であるため血を飲んでいるが、好んで飲むのは少女の生き血。冒険者パーティーを壊滅させたとき、一番美味しかったのが神官の少女だったから。


『エスト』
・本編の主人公だが、このルートでは敵役。
・マサカズを幾度も殺した張本人で、その理由はマサカズたちが黒の魔女の支配下になったら面倒であるため。
・本編第二章で起こるアレオス戦に、マサカズたちが居ないため、彼女の義姉のレネと、友達のロアが目の前で殺されて、心に大きな傷を負う。その後怒り狂ってアレオスを単身撃破。帝国を滅ぼした。
・ルトアの幻覚は、実は黒の魔女がエストに見せたもの。エストもそれが本物ではないと知っているが、それでも心の傷は癒えた。
・心持ちが変わったため、また仲間がいないため、単純な戦闘能力は、好きにやれるということもあり本編以上。皮肉だよ!
・ちなみにエスト、死んでません。理由はバリバリ本編のネタバレになるので明かしません。


『黒の魔女』
・マサカズが殺すの諦め、彼に狂ってると言わしめた女。黒の教団が壊滅させられるが、別にそんなに気にしていない。
・マサカズの死に戻りを察して、確かめて、確信するとかいうチーター。何なのコイツ。
・マサカズのモノクロ視界フィルターに、もう少しで色が付きかけた。なぜかって? 彼女が可笑しすぎて、狂い過ぎて、不信感が逆に絶対的な信用になりかけたから。
・作者公認本作のメインヒロイン。異論しか認めない。
・ちなみにマサカズはいかなる手段を用いようとも、彼女を殺すことは不可能でした。


『ヴェルム』
・本編じゃあ最終章一歩手前で登場する予定。
・単純な実力だと魔人に匹敵する。
・愛妻家で娘溺愛
・マサカズのことを哀れんでいるが、信用も同情もしていない。
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