Boren 伝説の始まり

観月蓮

文字の大きさ
4 / 4
二章 学校

しおりを挟む
「今回登場するキャラ」
オリジン 顔が良く、優しいために皆から好かれている主人公。髪は白い。
モモ オリジンの母親。驚異の晴れ人と呼ばれモデルをしている。髪は白い。
トキ オリジンの父親。近衛隊長。髪は白い。
クモ どちらかというと背が高い方で、少し自慢が多いが優秀な子であった。
リン キャラ情報は、本編で
シマ キャラ情報は本編で


////////////////////////////////////////
ここから本編



 「ごはんよ~」
 ーーいつもの大きい声だ。聞こえてるのにうるさいな~。何度言っても大きし、実際返事しても寝ちゃってるから何も言えないけど。
 オリジンは布団の上で目を開けた。今日は、西の方向にある窓を向いていた。部屋には2つの窓がある。1つは、西側の窓、1つは南側の窓だ。南側の窓からはモモが育てているアジサイと、桜がある。おもちゃだってある。クロスターン製のランドというものだ。箱状でくっつけて、建物を作ったり、絵を再現してみたりなど色々と遊ぶことが出来る。人形がまた発売されるらしい。
 「今日も、この絵最高だね。」
 オリジンが見たのはイト国のオリガミという作家が描いた絵だ。現実的描写で浮世絵を書いているのが特徴だ。因みに大量発行されているが値段はまぁまぁ高く500イトで買うことできる。


 戸を空けるいつものように階段を降りていく。
 「おはよう」
 トキとモモが言った。
 「おはよう。今日でやっと学校が終わる。早く帰りたいな~」
 いつものようにだるそうにオリジンは言った。
 「頑張りなさい。午前3時間だけなんだから」
 モモは、呆れていった。なにせ何度も聞いているからだ。今週2回目だ。
 「それでも長いよ。一週間のうち5日も学校で3時間も勉強しなきゃならないなんて」
 「オリジン、人間はもっとやっているんだぞ。それと比べてみたらわかると思うが、少ない方なんだよ。父さんは、毎日8時間働いているんだ。それがしたいか?」
 なぜか今日はやけに嫌がっていたので、トキは厳しめにといっても優しく言った。
 「う~ん。やだ~。頑張る」
  ーー今日はだるかったんだけどな。どうせ熱ないし、無理か~。
 オリジンは、諦めていった。
 「じゃあ、早く食べちゃって」
 モモが急かす。何せ、学校が始まるまであと1時間しかないのになかなか食べていないからだ。トイレも長い方なのに行っていない。そういう理由もある。
 「わかった」
 「じゃあ、いってきます」
 トキは急ぎながら言った。
 「いってらっしゃい」
 オリジンはご飯を見て、モモはトキを見て言った。それを聞くとトキは仕事に向かった。


 それを言った後オリジンは、しじみ貝の味噌汁をまず飲んだ。
 --貝を食べるのはめんどくさくて、これ嫌なんだけど汁は上手いんだよね。貝、お父さんにでも食べてもらおうかな。やっぱり食べるか~。
 味噌汁を少し飲んだ後、貝を食べた。
 「お母さん、砂が」
 「あ~。ごめんね。ちゃんと水に浸けたんだけど、不十分だったみたいね。貝は食べなくていいから」
 「そうなの!?じゃあ、食べないでおこう~」
 オリジンはとても嬉しそうに言った。次は、卵かけご飯を食べる。卵を割って入れ、そこに少し多く醤油を入れる。何故ならオリジンは卵感が薄い方が良いからである。因みにクロスターンのなどの西側の国にではこの料理は好まれていない。衛生的に生卵が危険なようだ。


 卵かけご飯を食べた後、唇に卵がくっついているので、顔を洗いに洗面所に行く。
 --いつも唇に付くんだよな。
 そう思いながら顔を石鹸で洗う。まず手を濡らし、石鹸を手に付け泡立てる。その後、それを顔につけて洗う。顔を洗うと顔が乾くので、アロエを顔に塗る。
 「オリジン、あと10分で準備しないと遅刻するわよ~」
 「わかった。」
 それを言った後、オリジンは急いでネックレスを付けた。これは学校用の服を変形させた物だ。なので、これを変形させ服にする。
 「案外、早かったわね」
 「まぁ、急いだからね。じゃあ、いってきます」
 「いってらっしゃい」
 オリジンは玄関に向かい、足輪を着ける。これは変形させた靴である。これを履き学校に行った。


 家から学校までは近く10分くらいで行ける。だが、オリジンにとっては遠い道のりである。いつもの風景を眺め、学校に着いた。そのまま教室に入る。
 「オリジン、おはよう」
 幼馴染のリンが話しかけてきた。リンはいつも笑っていて、黒髪で奥二重だ。オリジンは、どちかというとカッコイイ顔だがリンは可愛い顔である。
 「おはよう」
 なぜかリンが話しかけてくるとオリジンは緊張してしまう。心臓が早くなる、重くなる。


 その後、お手洗い(トイレ)に行き、帰ってきたころには、朝礼が始まる直前であり、もう担任のシマ先生が来ていた。シマ先生はとても高齢であり、日焼けで肌が黒く眼鏡をしている。これでも痩せてきているのだが、腹は少し出ていている。
 クラスは12あり、オリジンは2クラス目の中庭側に座っている。前には廊下側もあったが、オリジンは中庭の方が好きである。
 --今日も木が緑色だな~。まぁ、緑色の紅葉も綺麗だからいいけど。
 「・・・だから、今日の変化の授業は特別講師のトキ近衛隊長に来てもらいます。皆さん、楽しみに待っておいて下さい。これで、朝礼を終えます」
 教室がざわつく、オリジンの親が来るからだ。だが、軍人に憧れているものは純粋に嬉しがっていた。
 「やった。トキ近衛隊長の変化が見れるなんて、めっちゃ嬉しい」
 教室にいる誰かが言った。
 「お前好きだもんな。近衛隊長」
 また、誰かが言った。
 「そりゃ、カッコいいからね」
 誰かが嬉しそうに言った。


 皆が騒がしくしているとリンが話しかけてきた。
 「オリジン、トキ近衛隊長ってお父さんだよね?」
 からかい気味に言った。
 「そうそう。って、知ってるでしょ」
 オリジンは笑いながら返事をした。いわゆるノリツッコミだ。
 「知ってるけど、確認~。だって気になるでしょ?」
 リンの2度目の冗談にオリジンはまた笑った。
 --リンは、ときどき冗談きついんだよな~。まぁ、それがいいところかもしれないけど。
 「まぁ、わかるけどさ。それにしても教えてくれたら良かったのにな。父さん」
 オリジンは気を落としながら言った。
 黒く短い髪、普通の顔が近づいてくる。トキだ。
 「オリジン、知らなかったのかよ。ってきり、知ってて黙ってたかと思ったよ」
 クモは笑いながらいった。
 --授業参観でも、皆が行ってくるのにこういう時は、より言われるんだよな~。最悪だわ~。まぁ、授業参観の時に言ってやろう。しないけどね。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

怖いからと婚約破棄されました。後悔してももう遅い!

秋鷺 照
ファンタジー
ローゼは第3王子フレッドの幼馴染で婚約者。しかし、「怖いから」という理由で婚約破棄されてしまう。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

真実の愛ならこれくらいできますわよね?

かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの でもそれは裏切られてしまったわ・・・ 夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。 ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?

女神に頼まれましたけど

実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。 その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。 「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」 ドンガラガッシャーン! 「ひぃぃっ!?」 情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。 ※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった…… ※ざまぁ要素は後日談にする予定……

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

何故、わたくしだけが貴方の事を特別視していると思われるのですか?

ラララキヲ
ファンタジー
王家主催の夜会で婚約者以外の令嬢をエスコートした侯爵令息は、突然自分の婚約者である伯爵令嬢に婚約破棄を宣言した。 それを受けて婚約者の伯爵令嬢は自分の婚約者に聞き返す。 「返事……ですか?わたくしは何を言えばいいのでしょうか?」 侯爵令息の胸に抱かれる子爵令嬢も一緒になって婚約破棄を告げられた令嬢を責め立てる。しかし伯爵令嬢は首を傾げて問返す。 「何故わたくしが嫉妬すると思われるのですか?」 ※この世界の貴族は『完全なピラミッド型』だと思って下さい…… ◇テンプレ婚約破棄モノ。 ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げています。

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

処理中です...