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アレクサンドライト星〜5話〜
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「お花綺麗だね」「ん。プレゼントだって」ああいう人と恋してみたいな。マリーはそう思った。「決まりましたよ」「何が?」まゆみは突然の訪問にビックリしながら聞いた。「マリーローズ様の婚約者様です」「へ?」まゆみは素っ頓狂な声で聞く「ラグナ様です」「ラグナ?」「はい。」「ラグナ・ロバンス様です」「こうなる事知ってだのかなぁ」
もしかすると、同姓同名だと思ってると思ってるかもしれない。そうまゆみとそう話をした。「でも、良かった。誠実そうな方みたいだし」とマリーはそう口にする「そうだね。まゆみは残念だけど」「もしかして、狙ってたの?」「ちょっといいなって思ってた」
「でも、いいや。私は別の人と恋をするんだ。きっと」そう言うとまゆみは笑った。
次の日、いつもの様に執務室で今日の分の仕事に取り組んでいると、オルファンが慌ただしく執務室に駆け込んできた。
「マリー様」「どうしたの?」「ラグナ様がいらっしゃいました」婚約者なので謁見室ではなく広間の方に案内されたようだ。
「この度は、お時間を割いて頂き誠に恐縮に御座います。お話というのは…」とラグナが顔を上げると昨日の彼だった。やっぱり同姓同名じゃない。私はホッと息を吐いた。
ラグナは少し呆然と立ち尽くしている様に感じた。「同じ名前なだけかと思ってました」
「まぁ、あの様な小さな家に住んでいれば誤解もするでしょう」とオルファンが言う。
「良かった」本当は断ろうと思い参上したのだが好きな女性と婚約出来るのならこのままでいいと私は思った。「今日は婚約を破棄しに?」「いや、当初はその予定だったのですが」「婚約を破棄しません」「そうですか。ならば婚約発表はいつ頃が宜しいですか?」
「そうですね。早ければはやい方が」「ですね、でしたら我々の方で日程を考えさせて頂きます」
私の意見を聞く気はない様だ。「それでは、わたくしはこれで失礼させて頂きますわ」「今日、18時に」「はい。それでは失礼」
執務室に戻り途中だった仕事を片付けまゆみとランチを一緒に食べてデザートのプリンを平らげると2人で家に戻りドレスを着替えお洒落をしてラグナを待った。
家のチャイムが鳴り扉を開けると昼前に会ったばかりのラグナがお待たせ致しました。といい、「では行きましょうか」と言った。
私は頷き、まゆみさんと表にでた。
「でも、何故お城に住んでないのですか?」とマリーに問う。「私、堅苦しいのは苦手なの。それに、錬金術師でもあるから、お城だと自由が利かないでしょう?だから、あの家に住んでるのよ」マリーはラグナの言葉にそう、返した。
「今日は街が騒がしいな」「今日は収穫祭なのよ」「収穫祭かぁ」「出店もあるのか?」「ありますよ。」まゆみが眼を輝かせながら本当に?と聞く。私は和かに頷いた。「何処でやってるの?」「城下町から港町かしら」「あれ、何?」「ヤクムというお肉の串刺しね」「食べたいなぁ」「多分1ギルよ」「それならまゆみにも買える」と言いながら買いに行く。3本買ってきた。「はい。まゆみの奢り」3人ともヤクムをほうばりながら「美味しい」と口々に言った。「じゃ、あれは?」「竜の髭と言われてる飴よ」「行ってくる」まゆみは色々買ってきた。「これも、美味しいよ」「胡麻団子は買って来なかったの?」「並んでたから…」「じゃ、こっち」と2人を案内して「此処の胡麻団子はアレクサンドライト1美味しいの」と紹介。「3本1ギルだよ。」マリーは1ギルを支払い一本ずつ配った。「凄く美味しい!」
「そろそろ、ケイトの店に行きませんか?」「そうですね」マリーはケイトの店が出すキングのバーベキューも美味しい事を伝える。
「ケイトちゃん、サイコロステーキ?」「いいや、バーベキューだ。3ギルだけど。」マリーはお金を払うと1本ずつ渡した。「頂きます」「ん。お肉柔らかいね。味も申し分ないし美味しい。」「そりゃ、良かった」
「山葡萄酒1つ」「2つ」「ドンプク1つ」ラグナがお金を払う。「いいのに」「ここは譲れない。男として譲ってしまったらヒモ扱いだ」「……」
街はお祭りだけあって賑わっている。ケイトの店も例外じゃない。いつも以上に盛況だ。「焼き鳥だぁ」「いつ買ってきたの?」「まゆみが色々な処を周ってる時かな」「美味しいよ」「ん~ジューシーだねぇ」「後、これも」「何?」「定番たこ焼き」「食べて良い?」「どうぞ」「ん。中がとろっとしてて美味しい」「俺はこれ」「わぁ焼きそばだ」まゆみは、今日はいい日に外に出たと満足なようだ。ラグナも「楽しかったな」と言う。
もしかすると、同姓同名だと思ってると思ってるかもしれない。そうまゆみとそう話をした。「でも、良かった。誠実そうな方みたいだし」とマリーはそう口にする「そうだね。まゆみは残念だけど」「もしかして、狙ってたの?」「ちょっといいなって思ってた」
「でも、いいや。私は別の人と恋をするんだ。きっと」そう言うとまゆみは笑った。
次の日、いつもの様に執務室で今日の分の仕事に取り組んでいると、オルファンが慌ただしく執務室に駆け込んできた。
「マリー様」「どうしたの?」「ラグナ様がいらっしゃいました」婚約者なので謁見室ではなく広間の方に案内されたようだ。
「この度は、お時間を割いて頂き誠に恐縮に御座います。お話というのは…」とラグナが顔を上げると昨日の彼だった。やっぱり同姓同名じゃない。私はホッと息を吐いた。
ラグナは少し呆然と立ち尽くしている様に感じた。「同じ名前なだけかと思ってました」
「まぁ、あの様な小さな家に住んでいれば誤解もするでしょう」とオルファンが言う。
「良かった」本当は断ろうと思い参上したのだが好きな女性と婚約出来るのならこのままでいいと私は思った。「今日は婚約を破棄しに?」「いや、当初はその予定だったのですが」「婚約を破棄しません」「そうですか。ならば婚約発表はいつ頃が宜しいですか?」
「そうですね。早ければはやい方が」「ですね、でしたら我々の方で日程を考えさせて頂きます」
私の意見を聞く気はない様だ。「それでは、わたくしはこれで失礼させて頂きますわ」「今日、18時に」「はい。それでは失礼」
執務室に戻り途中だった仕事を片付けまゆみとランチを一緒に食べてデザートのプリンを平らげると2人で家に戻りドレスを着替えお洒落をしてラグナを待った。
家のチャイムが鳴り扉を開けると昼前に会ったばかりのラグナがお待たせ致しました。といい、「では行きましょうか」と言った。
私は頷き、まゆみさんと表にでた。
「でも、何故お城に住んでないのですか?」とマリーに問う。「私、堅苦しいのは苦手なの。それに、錬金術師でもあるから、お城だと自由が利かないでしょう?だから、あの家に住んでるのよ」マリーはラグナの言葉にそう、返した。
「今日は街が騒がしいな」「今日は収穫祭なのよ」「収穫祭かぁ」「出店もあるのか?」「ありますよ。」まゆみが眼を輝かせながら本当に?と聞く。私は和かに頷いた。「何処でやってるの?」「城下町から港町かしら」「あれ、何?」「ヤクムというお肉の串刺しね」「食べたいなぁ」「多分1ギルよ」「それならまゆみにも買える」と言いながら買いに行く。3本買ってきた。「はい。まゆみの奢り」3人ともヤクムをほうばりながら「美味しい」と口々に言った。「じゃ、あれは?」「竜の髭と言われてる飴よ」「行ってくる」まゆみは色々買ってきた。「これも、美味しいよ」「胡麻団子は買って来なかったの?」「並んでたから…」「じゃ、こっち」と2人を案内して「此処の胡麻団子はアレクサンドライト1美味しいの」と紹介。「3本1ギルだよ。」マリーは1ギルを支払い一本ずつ配った。「凄く美味しい!」
「そろそろ、ケイトの店に行きませんか?」「そうですね」マリーはケイトの店が出すキングのバーベキューも美味しい事を伝える。
「ケイトちゃん、サイコロステーキ?」「いいや、バーベキューだ。3ギルだけど。」マリーはお金を払うと1本ずつ渡した。「頂きます」「ん。お肉柔らかいね。味も申し分ないし美味しい。」「そりゃ、良かった」
「山葡萄酒1つ」「2つ」「ドンプク1つ」ラグナがお金を払う。「いいのに」「ここは譲れない。男として譲ってしまったらヒモ扱いだ」「……」
街はお祭りだけあって賑わっている。ケイトの店も例外じゃない。いつも以上に盛況だ。「焼き鳥だぁ」「いつ買ってきたの?」「まゆみが色々な処を周ってる時かな」「美味しいよ」「ん~ジューシーだねぇ」「後、これも」「何?」「定番たこ焼き」「食べて良い?」「どうぞ」「ん。中がとろっとしてて美味しい」「俺はこれ」「わぁ焼きそばだ」まゆみは、今日はいい日に外に出たと満足なようだ。ラグナも「楽しかったな」と言う。
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