8 / 21
空の色
しおりを挟む
「ひうっ」
セルフィーユは凛花を内窓に座らせると、広げた足に立ち上がったセルフィーユの分身を食い込ませた。
「ああんっ、あん、あんっ」
じゅぷじゅぷ鳴り続ける洞房は、もうどろどろに溶けそうなほどの液体にまみれていた。
セルフィーユは休むことを知らない。弾け飛ぶ花蜜が身体にはねようが気にもせず、むしろそれを喜んでいるように激しく打ち続けた。
「あうっ、あっ、だめ、またいっちゃあっ、ああんっ!」
「あなたは全く、すぐに達してしまうのだから。そんなにこれがお気に召しましたか?」
「ふああっ」
もう溢れて止まらないほど、凛花の中から花蜜が流れ続けている。セルフィーユの放出した熱も混じり、地面にまで滴り落ちた。ソファーから離れて、今は窓際で交わり、おかしくなるほどの激しさを身体で受け止めている。
セルフィーユは口付けながら身体を揺らし続ける。息もままならないのに、そんな真似をするので、凛花はただ声を枯らすほど鳴くしかできなかった。
「んふうっ、ふはっ、ああっ。あんっ、」
獰猛な肉食獣となったセルフィーユは、凛花の花弁に打ち続けながらも、その銀の髪をかき上げてぺろりと唇を舐める。その仕草にはまだ余裕があり、凛花の中をまだ蹂躙し続ける気配があった。
「凛花、あなたのここに、私が繋がっているのが見えます?こんなに滑りが良くなって、よだれを溢れさせているのに、きつく締まっていくのを感じます」
セルフィーユは言いながら凛花の両足を広げると、にゅるりと取り出そうとして、それを深く穿った。
「ひあんっ!」
「ふふ。今当たったところが好きですか?それとも、激しくされる方が好き?」
一度奥に入りきった塊が、奥深くをぐりぐりと押し付けてくる。一番奥の内壁に押し付け擦られて、凛花は背筋が泡立った。
「あうっ、ああっ、やあんっ」
同じ速さで当てられる場所が、じりじりと痺れて身体中を駆け巡る。揺らされた身体が自ら動き、刺激ばかりを求めている。
「ああ、凛花。分かっていますよ。奥も好きだけれど、あなたは激しくされるのも好きですからね」
途端、セルフィーユが穿つ速さを上げた。凛花の中を勢いよく擦り始め、秘所にセルフィーユの根元が激しく当たり、書庫に打擲音が響いた。
「セルフィーユっ、あああんっ、ああっ、あああっ」
凛花の身体が激しさに内窓が音を立てて揺れている。その音と共に花蜜が溢れて弾ける音が混じった。
もう、おかしくなる。ずっと鳴き続けても、セルフィーユはやめようとしない。何度も同じところを当てたかと思うと、身体を傾けて別の場所を擦る。凛花の感じる場所がいくつもあるのか、どこに当てられても快感で、ただただ鳴き続けた。
「ひあっ、ああんっ、セルフィーユ、もお、あああっ」
「何度いっても構いませんよ。私がもっともっと、気持ちよくして上げますから」
「っや、も、ああああっ!」
凛花が嬌声を上げても、セルフィーユは穿つ動きを止めようとしない。
セルフィーユは筋肉質な身体を露わにして、その胸筋を凛花の頂にすり寄せる。揺れながら擦れた頂が立ち上がって、セルフィーユから与えられる刺激に硬くなった。両太ももを抱えながら、セルフィーユは穿ち、凛花の唇にセルフィーユのそれを合わせる。
「んふっ、んんっ、ふあっ」
既に一糸もまとわずただ貪られるままにして、凛花はセルフィーユの首に腕を巻きつけた。温もりは既に熱となり、交わる汗が誰のものとも分からない。ただ二人の間に遮るものはなく、届く声も音も二人だけのもので、他の何も届かなかった。
「凛花、はっ、私も、いきそうっ」
「セルフィーユっ、あっっ、わ、わたしもっ、また、いっちゃ、ひうっ」
「凛花、凛花。もっと、私で、鳴いてっ」
「ああっ、セルフィーユ、セルフィーユっ!」
セルフィーユは応えるように、凛花の内壁に楔を打ち続ける。セルフィーユの激しさは同じ場所を突き続け、抉るように突き立てた。
「ああああっ!」
洞房の奥深くで何かが弾いた。セルフィーユの身体は途端力を失くして、凛花へともたれかかる。熱を放射したセルフィーユは息を競り、洞房の中からぬるりと自身を取り出した。
ぼたぼたと溢れる愛蜜が窓枠をべっとりと濡らし、壁から地面へと伝っていく。臙脂色の絨毯に染みて、色を変えた。
「凛花…っ、凛花。もう、何度あなたを抱いても足りません。私の凛花。もう、焦らしたりしないで、私を受け入れてください」
セルフィーユは甘い声でそう囁いて、深く凛花に口付けた。
セルフィーユは絶倫だった。もうまごう事なき。
何度打ち付けられたか分からないあの場所で、ソファーも絨毯も汚して交わり続けた。
セルフィーユの体力はどこから来ているのか、凛花がくったりしてもまだ足りなそうで、残念そうにお風呂に連れてくれた。
そこでも始めそうになったけどね。もうぐったりしてた自分にそこまではしてこなかったよ。さすがにね。
しかし、離れるのが嫌だったらしい、そのセルフィーユは隣でがっしりと人の首に巻きついて、人の眠りを邪魔してきた。
今隣で、セルフィーユは凛花の肩を抱きながら、瞼を閉じている。
眠っている姿は、女神だよ。整った目鼻立ち、薄いピンクの色気のある唇。首筋からは男のそれで筋肉質な肩と腕が見えるが、それさえ視界に入れなければ、美しい美麗な神話から生まれた女神。
目の保養。しかし男。そして人を貪る獣である。
「ふふっ。何か付いてます?」
起きていたらしい、セルフィーユは瞼をそろりと開けると、くすくす笑った。その笑いだって綺麗なんだよ。目が潰れるね。
「お腹すきました?」
まずそれを問うてくれてありがとう。お腹鳴ってたの聞こえた?
「まだ大丈夫。少し寝てたい」
お腹はすくが、激しさがすごすぎて、体力がすり減っているのである。凛花はセルフィーユに身体を寄せると、もう一度瞼を下ろす。寒い時は温い方へと寄ってしまう。仕方がないのだ。
暖炉に火が入っているので、外は冷えているのだろう。外は暗くなっており、部屋はランプの火で照らされていた。
「そろそろ冬になりますからね。これからどんどん冷えてきます」
どうやらこれから冬に向かうらしい。夏の時期吹っ飛ばして冬ということは、南半球ですかね。そう思いながら、南半球だった方がいいんじゃないかとも考える。
外は暗くなってきていたけれど、窓の外の色がおかしい。初め夕暮れなのかと思ったが、遠目に沈んだ太陽が見えなくなると、空がオーロラでもかかっているかのように虹色に揺れた。
もうへとへとくったりの時だったので、ほんわり綺麗だなあ。なんて思いながら見て眠ってしまったが、今見えるのは濃い紫と濃い紺の色が滲むように交互に光っている空だった。
何だろね、あれ。月はなく、星は瞬いているのだが、空がその色である。どっかからサーチライトでも照らしているのかと思いたくなるが、空全体なので、ほとんどプロジェクトマッピングだ。銀河のガスが空にあるような感じである。
目覚めてそれだったので、絶句してしまった。もう世界すら違うと考えるべきなのだろうか。
「凛花、どうしましたか?」
セルフィーユはそろりと頰を撫でた。指先から温もりを感じた。全く夢ではないのだから、思考を放棄したくなる。
「空が不思議な色だから」
「そうですか?凛花の世界では違うのでしょうか」
さらりと言われて、凛花は押し黙った。セルフィーユは碧眼を側めて、頰をさする。
「冬に近付くと、紫が濃くなりますね。季節によって変わりますし、星が近付けば別の色になる。今夜はあまり星が見えませんけれど、普段はもっと明るいですよ」
そんな説明を聞いてそんなものなのだろうと納得する。魔王がいれば世界も違うわけだ。理解に苦しんでもおかしな場所にいることは否めないわけで、凛花は静かにセルフィーユの言葉に耳を傾けた。
「夜になると煩くなるので、この部屋には誰も近付けませんよ。外に出たければ言ってくださいね。夜はおかしなものもうろついていますから」
「おかしな者?」
この城にいて給餌の男以外会っていないのだが、やはり人が住んでいるようだ。皆さんどうやら夜型らしい。部屋の外をうろつくならば夜はやめておくようにと注意を受けて、一応頷く。寒いので多分出ないと思う。
「凛花、こちらへ」
セルフィーユは言いながら凛花の背中に腕を回すと、厚い胸板に抱き寄せた。セルフィーユの熱は先ほどよりも低かったが、それでも暖かい。温もりにホッと吐息をつくと、セルフィーユはそろりと臀部を撫でる。
「ちょっ、こら」
「触れてるだけです」
にこにこ笑いながら言うが、セルフィーユの指はそろそろと太ももをさすり、重なったそこに入り込んでくる。
「んっ」
セルフィーユは凛花を抱きしめたまま、凛花の片足を浮かせると、いつの間にか硬くなっていた突起を秘所に押し付けてきた。
「あ、ばかっ」
「触れているだけですって」
何が触れているだけだ。セルフィーユは何度も押し付けて秘所を開こうとしている。
「っ、や、あんっ」
眠る前に散々交わったのに、やはりまだ足りないのだと、セルフィーユは凛花の太ももを押し上げたまま秘所へと入り込んでくる。セルフィーユが何度も入り込んでいたせいで緩くなっている入り口は、セルフィーユを簡単に呑み込もうとしていた。
「あんっ!」
凛花の中に硬く長い異物が入り込んできた。それは何度も行き来して、少しずつ先へと進み始める。
ぐちぐち、ぐちぐち。何もされていなかったのに、セルフィーユが入ってくると、中から簡単によだれが溢れてきた。くすくす笑いながら、セルフィーユはそれに気付いていると、途端動きを激しくするのだ。
「あんっ、あっ、あん」
もう当たり前のようにセルフィーユは腰を動かしてくる。かけられた毛布を背にして起き上がると、凛花の片足を脇に抱えたまま突き進んできた。
ベッドの上なんて逃げれるわけがなかった。セルフィーユは此れ幸いと凛花の洞房を穿ってくる。ずっと会えずにいて抱き足りないと散々言っていた男は、隙あらば凛花を腕に抱き、凛花の秘所へ入り込むのだ。
「あああ、やあんっ。また、もおっ」
「ふふ。凛花が可愛すぎるから、止められないんです」
何が止められない。セルフィーユは凛花の両太ももを無遠慮に開かせると、腰を大きく振って凛花の股下に自分のそれを打ち付けた。
「ひゃうっ」
「凛花のここ、私の形を覚えたようですね。もう簡単に入って、すぐに呑み込むんですから」
「もお、ばかあっ」
「そんな顔も可愛いです」
満面の笑みを讃えたセルフィーユは、その笑顔と裏腹の獣の顔を持ち、凛花を自由に蹂躙する。
ぐぷぐぷ音を立て続ける凛花の洞房は、セルフィーユの言う通りセルフィーユの形に均されて呑み込んでいく。呑み切った奥深く、セルフィーユは抉じ開けるように穿つ。
「ひうっ。あん、あああんっ」
セルフィーユは穿ちながらも内股を擦り続ける。凛花の小さな突起がそこに擦れられて刺激されるたび、凛花は声を喘いだ。
「凛花の鳴き声は可愛いですね。聞いていると興奮してきます。もっともっと鳴かせたくなる」
鬼畜ですかと問いたくなるくらい、セルフィーユはとてもいい顔をして優しく囁いた。言った途端、穿つ勢いが激しくなる。
「ひあっ。やあっ。あん、あん、あんっ」
先ほどあれだけ交わったのに、セルフィーユは眠る前と変わらず激しく突いてくる。凛花をうつ伏せにすると、次は後ろからだとお尻を上げさせて、もっと奥へと打ち付けた。
「ああっ、だめえっ、そこっ、あああんっ!」
「ああ、凛花。あなたの中、私以外のものに入れさせてはダメですよ。私のものだとちょっかいを出してくる、愚かものどもがいますからね」
何を言っているのか。セルフィーユは激しさを増しながら、凛花の背で呟いている。
「ひあっ、あああああ!!」
問おうとしたが、セルフィーユがひどく激しく打ち付けるので、一気に達してしまった。
嬌声を上げて花蜜を溢れさせたのに、セルフィーユは穿つ勢いを落とそうとしない。
「や、セルフィ、もおっ、いっちゃ、た、あああんっ」
びくびくと痺れる身体を、セルフィーユは舌舐めずりして引き寄せた。後ろから抱きつきながら、耳元をかじり耳の裏をべろりと舐める。そうしながらも身体は動き、凛花の中を刺激する。起き上がったせいで、凛花の洞房からどろどろに花蜜が溢れ出してきていた。
「あっ、ああっ、あうっ!」
「いやらしい音ですね。凛花が喜んでいる音がします。私を咥えてよだれを垂らして、凛花は本当にいやらしい」
言われた通り、凛花の花弁は花蜜を滴らせていた。どこから溢れてくるのかと思うほど、凛花の股下を濡らし、セルフィーユのそれを濡らし続ける。セルフィーユは後ろ背で凛花のふた山を弄りながら、凛花の体を揺さぶった。
セルフィーユは抱きしめていないと不安なように、凛花を羽交い締めにして激しく突いてくる。ひくついた身体に容赦無く、激しく穿ち、凛花の花蜜が溢れるのを確かめた。
「凛花、凛花。あなたは私のものです。ずっとここにいて、私をまた一人にしないでください」
そう言って、セルフィーユは激しく凛花に口付けた。
セルフィーユは凛花を内窓に座らせると、広げた足に立ち上がったセルフィーユの分身を食い込ませた。
「ああんっ、あん、あんっ」
じゅぷじゅぷ鳴り続ける洞房は、もうどろどろに溶けそうなほどの液体にまみれていた。
セルフィーユは休むことを知らない。弾け飛ぶ花蜜が身体にはねようが気にもせず、むしろそれを喜んでいるように激しく打ち続けた。
「あうっ、あっ、だめ、またいっちゃあっ、ああんっ!」
「あなたは全く、すぐに達してしまうのだから。そんなにこれがお気に召しましたか?」
「ふああっ」
もう溢れて止まらないほど、凛花の中から花蜜が流れ続けている。セルフィーユの放出した熱も混じり、地面にまで滴り落ちた。ソファーから離れて、今は窓際で交わり、おかしくなるほどの激しさを身体で受け止めている。
セルフィーユは口付けながら身体を揺らし続ける。息もままならないのに、そんな真似をするので、凛花はただ声を枯らすほど鳴くしかできなかった。
「んふうっ、ふはっ、ああっ。あんっ、」
獰猛な肉食獣となったセルフィーユは、凛花の花弁に打ち続けながらも、その銀の髪をかき上げてぺろりと唇を舐める。その仕草にはまだ余裕があり、凛花の中をまだ蹂躙し続ける気配があった。
「凛花、あなたのここに、私が繋がっているのが見えます?こんなに滑りが良くなって、よだれを溢れさせているのに、きつく締まっていくのを感じます」
セルフィーユは言いながら凛花の両足を広げると、にゅるりと取り出そうとして、それを深く穿った。
「ひあんっ!」
「ふふ。今当たったところが好きですか?それとも、激しくされる方が好き?」
一度奥に入りきった塊が、奥深くをぐりぐりと押し付けてくる。一番奥の内壁に押し付け擦られて、凛花は背筋が泡立った。
「あうっ、ああっ、やあんっ」
同じ速さで当てられる場所が、じりじりと痺れて身体中を駆け巡る。揺らされた身体が自ら動き、刺激ばかりを求めている。
「ああ、凛花。分かっていますよ。奥も好きだけれど、あなたは激しくされるのも好きですからね」
途端、セルフィーユが穿つ速さを上げた。凛花の中を勢いよく擦り始め、秘所にセルフィーユの根元が激しく当たり、書庫に打擲音が響いた。
「セルフィーユっ、あああんっ、ああっ、あああっ」
凛花の身体が激しさに内窓が音を立てて揺れている。その音と共に花蜜が溢れて弾ける音が混じった。
もう、おかしくなる。ずっと鳴き続けても、セルフィーユはやめようとしない。何度も同じところを当てたかと思うと、身体を傾けて別の場所を擦る。凛花の感じる場所がいくつもあるのか、どこに当てられても快感で、ただただ鳴き続けた。
「ひあっ、ああんっ、セルフィーユ、もお、あああっ」
「何度いっても構いませんよ。私がもっともっと、気持ちよくして上げますから」
「っや、も、ああああっ!」
凛花が嬌声を上げても、セルフィーユは穿つ動きを止めようとしない。
セルフィーユは筋肉質な身体を露わにして、その胸筋を凛花の頂にすり寄せる。揺れながら擦れた頂が立ち上がって、セルフィーユから与えられる刺激に硬くなった。両太ももを抱えながら、セルフィーユは穿ち、凛花の唇にセルフィーユのそれを合わせる。
「んふっ、んんっ、ふあっ」
既に一糸もまとわずただ貪られるままにして、凛花はセルフィーユの首に腕を巻きつけた。温もりは既に熱となり、交わる汗が誰のものとも分からない。ただ二人の間に遮るものはなく、届く声も音も二人だけのもので、他の何も届かなかった。
「凛花、はっ、私も、いきそうっ」
「セルフィーユっ、あっっ、わ、わたしもっ、また、いっちゃ、ひうっ」
「凛花、凛花。もっと、私で、鳴いてっ」
「ああっ、セルフィーユ、セルフィーユっ!」
セルフィーユは応えるように、凛花の内壁に楔を打ち続ける。セルフィーユの激しさは同じ場所を突き続け、抉るように突き立てた。
「ああああっ!」
洞房の奥深くで何かが弾いた。セルフィーユの身体は途端力を失くして、凛花へともたれかかる。熱を放射したセルフィーユは息を競り、洞房の中からぬるりと自身を取り出した。
ぼたぼたと溢れる愛蜜が窓枠をべっとりと濡らし、壁から地面へと伝っていく。臙脂色の絨毯に染みて、色を変えた。
「凛花…っ、凛花。もう、何度あなたを抱いても足りません。私の凛花。もう、焦らしたりしないで、私を受け入れてください」
セルフィーユは甘い声でそう囁いて、深く凛花に口付けた。
セルフィーユは絶倫だった。もうまごう事なき。
何度打ち付けられたか分からないあの場所で、ソファーも絨毯も汚して交わり続けた。
セルフィーユの体力はどこから来ているのか、凛花がくったりしてもまだ足りなそうで、残念そうにお風呂に連れてくれた。
そこでも始めそうになったけどね。もうぐったりしてた自分にそこまではしてこなかったよ。さすがにね。
しかし、離れるのが嫌だったらしい、そのセルフィーユは隣でがっしりと人の首に巻きついて、人の眠りを邪魔してきた。
今隣で、セルフィーユは凛花の肩を抱きながら、瞼を閉じている。
眠っている姿は、女神だよ。整った目鼻立ち、薄いピンクの色気のある唇。首筋からは男のそれで筋肉質な肩と腕が見えるが、それさえ視界に入れなければ、美しい美麗な神話から生まれた女神。
目の保養。しかし男。そして人を貪る獣である。
「ふふっ。何か付いてます?」
起きていたらしい、セルフィーユは瞼をそろりと開けると、くすくす笑った。その笑いだって綺麗なんだよ。目が潰れるね。
「お腹すきました?」
まずそれを問うてくれてありがとう。お腹鳴ってたの聞こえた?
「まだ大丈夫。少し寝てたい」
お腹はすくが、激しさがすごすぎて、体力がすり減っているのである。凛花はセルフィーユに身体を寄せると、もう一度瞼を下ろす。寒い時は温い方へと寄ってしまう。仕方がないのだ。
暖炉に火が入っているので、外は冷えているのだろう。外は暗くなっており、部屋はランプの火で照らされていた。
「そろそろ冬になりますからね。これからどんどん冷えてきます」
どうやらこれから冬に向かうらしい。夏の時期吹っ飛ばして冬ということは、南半球ですかね。そう思いながら、南半球だった方がいいんじゃないかとも考える。
外は暗くなってきていたけれど、窓の外の色がおかしい。初め夕暮れなのかと思ったが、遠目に沈んだ太陽が見えなくなると、空がオーロラでもかかっているかのように虹色に揺れた。
もうへとへとくったりの時だったので、ほんわり綺麗だなあ。なんて思いながら見て眠ってしまったが、今見えるのは濃い紫と濃い紺の色が滲むように交互に光っている空だった。
何だろね、あれ。月はなく、星は瞬いているのだが、空がその色である。どっかからサーチライトでも照らしているのかと思いたくなるが、空全体なので、ほとんどプロジェクトマッピングだ。銀河のガスが空にあるような感じである。
目覚めてそれだったので、絶句してしまった。もう世界すら違うと考えるべきなのだろうか。
「凛花、どうしましたか?」
セルフィーユはそろりと頰を撫でた。指先から温もりを感じた。全く夢ではないのだから、思考を放棄したくなる。
「空が不思議な色だから」
「そうですか?凛花の世界では違うのでしょうか」
さらりと言われて、凛花は押し黙った。セルフィーユは碧眼を側めて、頰をさする。
「冬に近付くと、紫が濃くなりますね。季節によって変わりますし、星が近付けば別の色になる。今夜はあまり星が見えませんけれど、普段はもっと明るいですよ」
そんな説明を聞いてそんなものなのだろうと納得する。魔王がいれば世界も違うわけだ。理解に苦しんでもおかしな場所にいることは否めないわけで、凛花は静かにセルフィーユの言葉に耳を傾けた。
「夜になると煩くなるので、この部屋には誰も近付けませんよ。外に出たければ言ってくださいね。夜はおかしなものもうろついていますから」
「おかしな者?」
この城にいて給餌の男以外会っていないのだが、やはり人が住んでいるようだ。皆さんどうやら夜型らしい。部屋の外をうろつくならば夜はやめておくようにと注意を受けて、一応頷く。寒いので多分出ないと思う。
「凛花、こちらへ」
セルフィーユは言いながら凛花の背中に腕を回すと、厚い胸板に抱き寄せた。セルフィーユの熱は先ほどよりも低かったが、それでも暖かい。温もりにホッと吐息をつくと、セルフィーユはそろりと臀部を撫でる。
「ちょっ、こら」
「触れてるだけです」
にこにこ笑いながら言うが、セルフィーユの指はそろそろと太ももをさすり、重なったそこに入り込んでくる。
「んっ」
セルフィーユは凛花を抱きしめたまま、凛花の片足を浮かせると、いつの間にか硬くなっていた突起を秘所に押し付けてきた。
「あ、ばかっ」
「触れているだけですって」
何が触れているだけだ。セルフィーユは何度も押し付けて秘所を開こうとしている。
「っ、や、あんっ」
眠る前に散々交わったのに、やはりまだ足りないのだと、セルフィーユは凛花の太ももを押し上げたまま秘所へと入り込んでくる。セルフィーユが何度も入り込んでいたせいで緩くなっている入り口は、セルフィーユを簡単に呑み込もうとしていた。
「あんっ!」
凛花の中に硬く長い異物が入り込んできた。それは何度も行き来して、少しずつ先へと進み始める。
ぐちぐち、ぐちぐち。何もされていなかったのに、セルフィーユが入ってくると、中から簡単によだれが溢れてきた。くすくす笑いながら、セルフィーユはそれに気付いていると、途端動きを激しくするのだ。
「あんっ、あっ、あん」
もう当たり前のようにセルフィーユは腰を動かしてくる。かけられた毛布を背にして起き上がると、凛花の片足を脇に抱えたまま突き進んできた。
ベッドの上なんて逃げれるわけがなかった。セルフィーユは此れ幸いと凛花の洞房を穿ってくる。ずっと会えずにいて抱き足りないと散々言っていた男は、隙あらば凛花を腕に抱き、凛花の秘所へ入り込むのだ。
「あああ、やあんっ。また、もおっ」
「ふふ。凛花が可愛すぎるから、止められないんです」
何が止められない。セルフィーユは凛花の両太ももを無遠慮に開かせると、腰を大きく振って凛花の股下に自分のそれを打ち付けた。
「ひゃうっ」
「凛花のここ、私の形を覚えたようですね。もう簡単に入って、すぐに呑み込むんですから」
「もお、ばかあっ」
「そんな顔も可愛いです」
満面の笑みを讃えたセルフィーユは、その笑顔と裏腹の獣の顔を持ち、凛花を自由に蹂躙する。
ぐぷぐぷ音を立て続ける凛花の洞房は、セルフィーユの言う通りセルフィーユの形に均されて呑み込んでいく。呑み切った奥深く、セルフィーユは抉じ開けるように穿つ。
「ひうっ。あん、あああんっ」
セルフィーユは穿ちながらも内股を擦り続ける。凛花の小さな突起がそこに擦れられて刺激されるたび、凛花は声を喘いだ。
「凛花の鳴き声は可愛いですね。聞いていると興奮してきます。もっともっと鳴かせたくなる」
鬼畜ですかと問いたくなるくらい、セルフィーユはとてもいい顔をして優しく囁いた。言った途端、穿つ勢いが激しくなる。
「ひあっ。やあっ。あん、あん、あんっ」
先ほどあれだけ交わったのに、セルフィーユは眠る前と変わらず激しく突いてくる。凛花をうつ伏せにすると、次は後ろからだとお尻を上げさせて、もっと奥へと打ち付けた。
「ああっ、だめえっ、そこっ、あああんっ!」
「ああ、凛花。あなたの中、私以外のものに入れさせてはダメですよ。私のものだとちょっかいを出してくる、愚かものどもがいますからね」
何を言っているのか。セルフィーユは激しさを増しながら、凛花の背で呟いている。
「ひあっ、あああああ!!」
問おうとしたが、セルフィーユがひどく激しく打ち付けるので、一気に達してしまった。
嬌声を上げて花蜜を溢れさせたのに、セルフィーユは穿つ勢いを落とそうとしない。
「や、セルフィ、もおっ、いっちゃ、た、あああんっ」
びくびくと痺れる身体を、セルフィーユは舌舐めずりして引き寄せた。後ろから抱きつきながら、耳元をかじり耳の裏をべろりと舐める。そうしながらも身体は動き、凛花の中を刺激する。起き上がったせいで、凛花の洞房からどろどろに花蜜が溢れ出してきていた。
「あっ、ああっ、あうっ!」
「いやらしい音ですね。凛花が喜んでいる音がします。私を咥えてよだれを垂らして、凛花は本当にいやらしい」
言われた通り、凛花の花弁は花蜜を滴らせていた。どこから溢れてくるのかと思うほど、凛花の股下を濡らし、セルフィーユのそれを濡らし続ける。セルフィーユは後ろ背で凛花のふた山を弄りながら、凛花の体を揺さぶった。
セルフィーユは抱きしめていないと不安なように、凛花を羽交い締めにして激しく突いてくる。ひくついた身体に容赦無く、激しく穿ち、凛花の花蜜が溢れるのを確かめた。
「凛花、凛花。あなたは私のものです。ずっとここにいて、私をまた一人にしないでください」
そう言って、セルフィーユは激しく凛花に口付けた。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
下賜されまして ~戦場の餓鬼と呼ばれた軍人との甘い日々~
星森
恋愛
王宮から突然嫁がされた18歳の少女・ソフィアは、冷たい風の吹く屋敷へと降り立つ。迎えたのは、無愛想で人嫌いな騎士爵グラッド・エルグレイム。金貨の袋を渡され「好きにしろ」と言われた彼女は、侍女も使用人もいない屋敷で孤独な生活を始める。
王宮での優雅な日々とは一転、自分の髪を切り、服を整え、料理を学びながら、ソフィアは少しずつ「夫人」としての自立を模索していく。だが、辻馬車での盗難事件や料理の失敗、そして過労による倒れ込みなど、試練は次々と彼女を襲う。
そんな中、無口なグラッドの態度にも少しずつ変化が現れ始める。謝罪とも言えない金貨の袋、静かな気遣い、そして彼女の倒れた姿に見せた焦り。距離のあった二人の間に、わずかな波紋が広がっていく。
これは、王宮の寵姫から孤独な夫人へと変わる少女が、自らの手で居場所を築いていく物語。冷たい屋敷に灯る、静かな希望の光。
⚠️本作はAIとの共同製作です。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる