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第1章
第3章 再び食べる
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自語り形式
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好きな人が私の誕生日にハンドクリームをくれたことがあります。白ブドウとシトラスの香りです。四六時中持ち歩いてて愛用しているんですが、ふとどんな味がするだろうって思ってペロッと舐めてみたんですね。香りは甘そうな香りがするのに味は全く美味しくなくて、苦かったです。ゴーヤといい勝負ができるほどの苦さでした。もしかしたら、去年の恋慕をはっきり自覚していない時がまだ幸せだったのかもしれないと苦味が私に伝えてくれているのでしょうか。
嫉妬心も何も無い純粋な愛を形成して好きな人に贈りたい。今の純粋さなんてものが全く無くて気持ち悪さと執着だけで構成された恋心が本当に嫌だ……。これは恋じゃなくて依存なのかもしれない。
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好きな人が私の誕生日にハンドクリームをくれたことがあります。白ブドウとシトラスの香りです。四六時中持ち歩いてて愛用しているんですが、ふとどんな味がするだろうって思ってペロッと舐めてみたんですね。香りは甘そうな香りがするのに味は全く美味しくなくて、苦かったです。ゴーヤといい勝負ができるほどの苦さでした。もしかしたら、去年の恋慕をはっきり自覚していない時がまだ幸せだったのかもしれないと苦味が私に伝えてくれているのでしょうか。
嫉妬心も何も無い純粋な愛を形成して好きな人に贈りたい。今の純粋さなんてものが全く無くて気持ち悪さと執着だけで構成された恋心が本当に嫌だ……。これは恋じゃなくて依存なのかもしれない。
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