133 / 169
18.火龍の神殿
13.祭り。
しおりを挟む
「榊殿、こんど神殿でお祭りをやるのじゃがな。そのことについて相談なのじゃ。」
ベティは、神妙な顔つきで榊に相談していた。
「祭りに出店を出してはくれぬか。榊殿のレストランで出しているあれじゃ。あれは美味いのじゃ。それと、"しゅーくりーむ"と"みるくあいす"も出して欲しいのじゃ。」
「火龍の神殿でなければ食べられないものがあると、それだけで噂が広まって観光客が増えるのじゃ。そうなれば、わしも鼻高なのじゃ。」
榊殿は、腕組みをして考えていたが、ベティの顔を見ると一言こういった。
「いいのか、でも頼みがある。出店の場所はいい場所を頼む。それと出店を出す場所は少し広めにしてくれ。」
「なんじゃ、そんなことでいいのか。それならわしの一声ですむ話じゃ。」
「これで、目玉になる出店を確保できたのじゃ。皆、食べたことがないものばかりじゃ。驚くのじゃ。」
ベティは、榊の出店を祭りの目玉にしたかったので、榊の了承が取れてほっとしていた。
神殿では、祭りの準備のため神官達が右往左往していた。
国に警備の兵隊を出してもらえるように打診し、関係各所に祭りの概要を説明して回った。
麓の村には、祭りの日程や催し物の内容を説明し、宿泊先の状況を確認して回った。
国中の各ギルドにも連絡して、大道芸人や歌い手の確保、出店の出店依頼をお願いした。
神官達は、神殿の礼拝の業務をこなしながら、これらの業務を行っていたのでもう寝る暇もなかった。
ベティはいたたまれず、何か手伝うことはないかと聞いてはみるが、祭りの主賓に手伝いはさせられませんと無碍に断られてしまった。
なので、神殿でベティは暇を持てあまし、龍の幼生達と遊んでやることくらいしかやる事がなかった。
祭りの当日、神殿ではベティの龍神へ昇華と火龍の幼生誕生を祝うお祭りが模様された。
神殿の参道の両脇には出店が立ち並び、大同芸人が大技を披露するたびに歓声と拍手が沸き上がった。
もう神殿の内外は歩くこともままならず、国から派遣された兵士達が人々の誘導を行っていたが、既に焼石に水の状態だった。
パニック寸前の賑わいとなり麓の村から山の中腹にある火龍の神殿へと向かう参道は人の列で溢れかえっていた。
神官達は、あまりの人の多さに放心状態になっていた。
神殿の礼拝堂は、1日に何度もの礼拝を行ったが参拝者が全くはけないのだ。
そんなことを知らない火龍の幼生達は、面白がって礼拝堂の中をぐるぐる飛び回り、ブレスを吐いていた。そのたびに信徒達から歓声が沸き上がっていた。
「クレア様、デルナ様、ステラ様、もう人の数が多すぎて対応できません。」
神官見習い達が悲鳴を上げていた。
「ええい。3日間の辛抱です。その間は死ぬことは許しません。」
「いいえ。死んでも頑張りなさい。」
「ひえー。」
その代わりと神官達が交換条件を提示した。
「今月の給金は3倍などとけちなことは言いません。5倍、いえ6倍は出します。」
「だから死んでも頑張るのです。」
神官見習い達は、この忙しさでは給金を6倍も貰っても辛すぎると感じていた。
神官も神官見習いも死ぬ方が楽かと思うほど忙しかった。
ベティはと言うと、礼拝堂の正面に座らされてさらし者にされていた。
信徒達がベティ様へと持ち寄った首飾りや服が所狭しに並べられた。
食べ物やお酒が山のように積まれた。
ベティが、冒険者でもあることを知っている信徒達は、剣や武具を持ち寄った。
ときたま、頭に生えた角が痛むがもうそんな事は言ってられなかった。
「わしは人の群れの多さに酔ってしまいそうじゃ。龍神になるとは、こんなに大変なことなのか。魔族国の魔獣と戦っていた時の方がどんなに楽じゃったか。」
ベティは、言葉にならない嘆きを嘆き続けた。
火龍の神殿の麓にある村には、国中から集まった参拝者や観光客でごった返していた。
もう村の宿には人を泊める部屋など全くなく、また村の集会場を簡易宿泊所として開放したがここもいっぱいになっていた。
それでも宿泊客が多すぎて村に入れない人がひしめいていたため村人の家にまで泊めることになった。
村は既にパニック状態だった。
榊達はどうしているかって。
もちろん、ピッツァの出店を出していた。
"ココ"の街のレストランで焼いたばかりのピッツァをアイテムバックに入れるとすぐさま転移石で火龍の神殿に移動して熱々のピッツァをカットして売り出した。
榊の出店は、調理場が"ココ"の街のレストランなので調理の心配など無用だった。だからいくらでもピッツァを提供することができた。
冷たいエールも飛ぶように売れた。
もちろん、シュークリームやミルクアイスも売れに売れていた。
「このピッツァとかいうものは美味いな。冷えたエールも美味い。」
「シュークリームも甘くて美味しい。」
「ミルクアスクの冷たさと甘さがすごいです。」
「えっ、国内で食べられる場所はないんですか。」
「店は、他にないのか。」
「ここに来ればいつでも食べられるのか。」
出店の反響が凄かった。
エルネス王国の人達は、ピッツァもシュークリームもミルクアイスも見たことがなく、冷たいエールなど飲んだことが無かったので全てが大盛況だった。
榊は、出店の中で奮闘し、クリス、ガーネ、アレス、レディは、出店の外で客の対応に追われた。
美人の売り子が4人もいる出店は評判になっていた。
祭りは、3日間のあいだ盛大に行われたが、祭りが終わった時には皆、抜け殻のようなっていた。
ベティは、神妙な顔つきで榊に相談していた。
「祭りに出店を出してはくれぬか。榊殿のレストランで出しているあれじゃ。あれは美味いのじゃ。それと、"しゅーくりーむ"と"みるくあいす"も出して欲しいのじゃ。」
「火龍の神殿でなければ食べられないものがあると、それだけで噂が広まって観光客が増えるのじゃ。そうなれば、わしも鼻高なのじゃ。」
榊殿は、腕組みをして考えていたが、ベティの顔を見ると一言こういった。
「いいのか、でも頼みがある。出店の場所はいい場所を頼む。それと出店を出す場所は少し広めにしてくれ。」
「なんじゃ、そんなことでいいのか。それならわしの一声ですむ話じゃ。」
「これで、目玉になる出店を確保できたのじゃ。皆、食べたことがないものばかりじゃ。驚くのじゃ。」
ベティは、榊の出店を祭りの目玉にしたかったので、榊の了承が取れてほっとしていた。
神殿では、祭りの準備のため神官達が右往左往していた。
国に警備の兵隊を出してもらえるように打診し、関係各所に祭りの概要を説明して回った。
麓の村には、祭りの日程や催し物の内容を説明し、宿泊先の状況を確認して回った。
国中の各ギルドにも連絡して、大道芸人や歌い手の確保、出店の出店依頼をお願いした。
神官達は、神殿の礼拝の業務をこなしながら、これらの業務を行っていたのでもう寝る暇もなかった。
ベティはいたたまれず、何か手伝うことはないかと聞いてはみるが、祭りの主賓に手伝いはさせられませんと無碍に断られてしまった。
なので、神殿でベティは暇を持てあまし、龍の幼生達と遊んでやることくらいしかやる事がなかった。
祭りの当日、神殿ではベティの龍神へ昇華と火龍の幼生誕生を祝うお祭りが模様された。
神殿の参道の両脇には出店が立ち並び、大同芸人が大技を披露するたびに歓声と拍手が沸き上がった。
もう神殿の内外は歩くこともままならず、国から派遣された兵士達が人々の誘導を行っていたが、既に焼石に水の状態だった。
パニック寸前の賑わいとなり麓の村から山の中腹にある火龍の神殿へと向かう参道は人の列で溢れかえっていた。
神官達は、あまりの人の多さに放心状態になっていた。
神殿の礼拝堂は、1日に何度もの礼拝を行ったが参拝者が全くはけないのだ。
そんなことを知らない火龍の幼生達は、面白がって礼拝堂の中をぐるぐる飛び回り、ブレスを吐いていた。そのたびに信徒達から歓声が沸き上がっていた。
「クレア様、デルナ様、ステラ様、もう人の数が多すぎて対応できません。」
神官見習い達が悲鳴を上げていた。
「ええい。3日間の辛抱です。その間は死ぬことは許しません。」
「いいえ。死んでも頑張りなさい。」
「ひえー。」
その代わりと神官達が交換条件を提示した。
「今月の給金は3倍などとけちなことは言いません。5倍、いえ6倍は出します。」
「だから死んでも頑張るのです。」
神官見習い達は、この忙しさでは給金を6倍も貰っても辛すぎると感じていた。
神官も神官見習いも死ぬ方が楽かと思うほど忙しかった。
ベティはと言うと、礼拝堂の正面に座らされてさらし者にされていた。
信徒達がベティ様へと持ち寄った首飾りや服が所狭しに並べられた。
食べ物やお酒が山のように積まれた。
ベティが、冒険者でもあることを知っている信徒達は、剣や武具を持ち寄った。
ときたま、頭に生えた角が痛むがもうそんな事は言ってられなかった。
「わしは人の群れの多さに酔ってしまいそうじゃ。龍神になるとは、こんなに大変なことなのか。魔族国の魔獣と戦っていた時の方がどんなに楽じゃったか。」
ベティは、言葉にならない嘆きを嘆き続けた。
火龍の神殿の麓にある村には、国中から集まった参拝者や観光客でごった返していた。
もう村の宿には人を泊める部屋など全くなく、また村の集会場を簡易宿泊所として開放したがここもいっぱいになっていた。
それでも宿泊客が多すぎて村に入れない人がひしめいていたため村人の家にまで泊めることになった。
村は既にパニック状態だった。
榊達はどうしているかって。
もちろん、ピッツァの出店を出していた。
"ココ"の街のレストランで焼いたばかりのピッツァをアイテムバックに入れるとすぐさま転移石で火龍の神殿に移動して熱々のピッツァをカットして売り出した。
榊の出店は、調理場が"ココ"の街のレストランなので調理の心配など無用だった。だからいくらでもピッツァを提供することができた。
冷たいエールも飛ぶように売れた。
もちろん、シュークリームやミルクアイスも売れに売れていた。
「このピッツァとかいうものは美味いな。冷えたエールも美味い。」
「シュークリームも甘くて美味しい。」
「ミルクアスクの冷たさと甘さがすごいです。」
「えっ、国内で食べられる場所はないんですか。」
「店は、他にないのか。」
「ここに来ればいつでも食べられるのか。」
出店の反響が凄かった。
エルネス王国の人達は、ピッツァもシュークリームもミルクアイスも見たことがなく、冷たいエールなど飲んだことが無かったので全てが大盛況だった。
榊は、出店の中で奮闘し、クリス、ガーネ、アレス、レディは、出店の外で客の対応に追われた。
美人の売り子が4人もいる出店は評判になっていた。
祭りは、3日間のあいだ盛大に行われたが、祭りが終わった時には皆、抜け殻のようなっていた。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる