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6 ようせいしゃん!
微かに差す陽の光で目が覚めたぼく。
「う~ん。りりー、おちっこ~」
と寝ぼけて起き上がり、周りを見て思い出した。置いていかれた事実に
「うっ、うっ」
置いていかれた事を思い出し、寂しくなって泣きそうになるも、涙を拭いて
「いまはにゃくときじゃにゃい!」
と勇ましく立ち上がった。実際は、床に手を置きお尻を上げて
「うんしょ!」
と他から見たら可愛らしい立ち方だった。
そして自分では走ってトイレに駆け込んだ。
「ふー。まちあっちゃ」
急いで自分の部屋に戻りトイレをすませ、ついでに顔と歯を磨いた。
なぜ自分の部屋かと言うと、そこしか身長に合う場所が無いからだ。
一階に部屋を移す時、ついでにぼくの体に合わせて、低い位置に作り変えたのだ。
休憩所に戻り、コップを持って厨房の手洗い場に行き、コップを床に置き、コップを一度ゆすいでから、また水を入れた。それを持って休憩所に戻り、昨晩の残りのお菓子を食べた。
「あしゃからおかし。おかしゃまにばれたらおこられるあんけんだね」
なんか悪いことをしているみたいで、ドキドキワクワクしながら朝食代りのお菓子を食べた。
朝食を食べ終わり、コップを手洗い場の縁に置いて、これからの事を考えた。
「うーん。これいじょう、しようにんのおかしを、もらうわけにはいかにゃい。だけど、ぼくがたべられるもののこってにゃい」
(それに、3歳の幼児に出来ることは少ない。と言うか、出来ないことだらけだ。まずはぼくの代りに動いてくれる人手が必要だな)
ぼくは厨房を後にして、この家にある書庫に向かった。
短い足でトテトテと歩き、少し歩いたら休んでを繰り返す事5回。ぼくは後ろを振り返った。
「ぼくのおへやがまだみえる。ちょこ、とおい。ぼくのあし、おしょい」
幼児のぼくから見たら、この家は巨人の家に等しい。そのくらい大きく、広い。
そんな家にたった一人だという事に、涙が溢れてきた。
「ひっく。おとしゃまの、ばかぁ。おかしゃまぁ~、どこ?ににしゃまぁ、ねねしゃまぁ。りりー。うぇ、ひっく、うぅ」
泣きながらも足を止めずに、書庫まで歩いた。
泣いている3歳のぼくを、大人の俺が手を引いて歩いている。そんなイメージだ。
泣きながら歩くこと数十分。ようやく書庫に着いた。
やっと書庫に着いたけど、泣き疲れ既に瞼が落ちてきている。閉まっているはずの書庫の扉が開いていて、ぼくはそのまま書庫に入り、そのまま寝ころんだ。
目元に、ひんやりとした感触があり、ぼくは目を覚ました。すると顔から濡れタオルが落ちた。
ぼくは濡れタオルを持って
「だれかいるの?」
キョロキョロと周りを見たけど誰かがいた形跡はない。
「だれか!いるの!」
少し大きな声でもう一度言ったけど、何の返事も返っては来なかった。
その代わり、キラキラとした小さな光が宙を舞っていた。
(もしかして、妖精か?)
「ようせいしゃん?」
ぼくが呟くと、キラキラの光が丸を作った。
「やったー、せいかい!」
思わずパチパチと手を叩いた。
妖精の光がぼくの近くに来て、ぼくの頭の上をくるくる回っていた。
姿は見えないし、声も聞こえないけど一緒になって喜んでいると、なぜか分かった。
「ようせいしゃんは、じゅっといたの?」
また丸を作った。
「じゅっといっちょ?」
今度は左右から交差するように、✖️を作った。
どうやらずっと手助けしてくれる訳ではないようだ。なら妖精が手助けしてくれている間に代りのモノを作らないといけない。
ぼくは近くの本棚に行き
「まほうかんけいのごほん、ある?」
と言うと、妖精の光があちこちに飛んでいき、何冊かの本を持ってきた。
「しゅごい!しゅごい!」
とまた拍手をした。
妖精がぼくの前に本を並べた。並べられた本から一冊を手に取る。
表紙に題名があるが、読めない。両手を使って表紙を開けて、1ページ目の文字を見たけど、変わらず読めない。
「よめにゃい」
(えー。普通、転生者特典でこの世界の文字、読めたり書けたりできないの?うん?書く?)
本の文字を見て、見様見真似です書こうとしたけど、床の絨毯の毛がくるくるになっただけだった。
「かけにゃい。、、、、かんちぇいしゃん、やくして」
ものは試しと、鑑定に日本語に訳してとお願いしたけど、うんともすんとも言わなかった。
(中途半端な転生者特典だな)
ぼくが心の中で愚痴ってると、心の声が聞こえたのか、妖精がぺしぺしとぼくの頭を叩いてきた。
「うわっ!ごめんなちゃい!」
ぼくは頭を抱えて謝った。そしたら妖精はぼくから離れた。
(心の声、聞こえるのかよ!)
また愚痴ると、妖精がまた集まってきたので、咄嗟に頭を守り
「ごめんなちゃい!」
と謝った。
「う~ん。りりー、おちっこ~」
と寝ぼけて起き上がり、周りを見て思い出した。置いていかれた事実に
「うっ、うっ」
置いていかれた事を思い出し、寂しくなって泣きそうになるも、涙を拭いて
「いまはにゃくときじゃにゃい!」
と勇ましく立ち上がった。実際は、床に手を置きお尻を上げて
「うんしょ!」
と他から見たら可愛らしい立ち方だった。
そして自分では走ってトイレに駆け込んだ。
「ふー。まちあっちゃ」
急いで自分の部屋に戻りトイレをすませ、ついでに顔と歯を磨いた。
なぜ自分の部屋かと言うと、そこしか身長に合う場所が無いからだ。
一階に部屋を移す時、ついでにぼくの体に合わせて、低い位置に作り変えたのだ。
休憩所に戻り、コップを持って厨房の手洗い場に行き、コップを床に置き、コップを一度ゆすいでから、また水を入れた。それを持って休憩所に戻り、昨晩の残りのお菓子を食べた。
「あしゃからおかし。おかしゃまにばれたらおこられるあんけんだね」
なんか悪いことをしているみたいで、ドキドキワクワクしながら朝食代りのお菓子を食べた。
朝食を食べ終わり、コップを手洗い場の縁に置いて、これからの事を考えた。
「うーん。これいじょう、しようにんのおかしを、もらうわけにはいかにゃい。だけど、ぼくがたべられるもののこってにゃい」
(それに、3歳の幼児に出来ることは少ない。と言うか、出来ないことだらけだ。まずはぼくの代りに動いてくれる人手が必要だな)
ぼくは厨房を後にして、この家にある書庫に向かった。
短い足でトテトテと歩き、少し歩いたら休んでを繰り返す事5回。ぼくは後ろを振り返った。
「ぼくのおへやがまだみえる。ちょこ、とおい。ぼくのあし、おしょい」
幼児のぼくから見たら、この家は巨人の家に等しい。そのくらい大きく、広い。
そんな家にたった一人だという事に、涙が溢れてきた。
「ひっく。おとしゃまの、ばかぁ。おかしゃまぁ~、どこ?ににしゃまぁ、ねねしゃまぁ。りりー。うぇ、ひっく、うぅ」
泣きながらも足を止めずに、書庫まで歩いた。
泣いている3歳のぼくを、大人の俺が手を引いて歩いている。そんなイメージだ。
泣きながら歩くこと数十分。ようやく書庫に着いた。
やっと書庫に着いたけど、泣き疲れ既に瞼が落ちてきている。閉まっているはずの書庫の扉が開いていて、ぼくはそのまま書庫に入り、そのまま寝ころんだ。
目元に、ひんやりとした感触があり、ぼくは目を覚ました。すると顔から濡れタオルが落ちた。
ぼくは濡れタオルを持って
「だれかいるの?」
キョロキョロと周りを見たけど誰かがいた形跡はない。
「だれか!いるの!」
少し大きな声でもう一度言ったけど、何の返事も返っては来なかった。
その代わり、キラキラとした小さな光が宙を舞っていた。
(もしかして、妖精か?)
「ようせいしゃん?」
ぼくが呟くと、キラキラの光が丸を作った。
「やったー、せいかい!」
思わずパチパチと手を叩いた。
妖精の光がぼくの近くに来て、ぼくの頭の上をくるくる回っていた。
姿は見えないし、声も聞こえないけど一緒になって喜んでいると、なぜか分かった。
「ようせいしゃんは、じゅっといたの?」
また丸を作った。
「じゅっといっちょ?」
今度は左右から交差するように、✖️を作った。
どうやらずっと手助けしてくれる訳ではないようだ。なら妖精が手助けしてくれている間に代りのモノを作らないといけない。
ぼくは近くの本棚に行き
「まほうかんけいのごほん、ある?」
と言うと、妖精の光があちこちに飛んでいき、何冊かの本を持ってきた。
「しゅごい!しゅごい!」
とまた拍手をした。
妖精がぼくの前に本を並べた。並べられた本から一冊を手に取る。
表紙に題名があるが、読めない。両手を使って表紙を開けて、1ページ目の文字を見たけど、変わらず読めない。
「よめにゃい」
(えー。普通、転生者特典でこの世界の文字、読めたり書けたりできないの?うん?書く?)
本の文字を見て、見様見真似です書こうとしたけど、床の絨毯の毛がくるくるになっただけだった。
「かけにゃい。、、、、かんちぇいしゃん、やくして」
ものは試しと、鑑定に日本語に訳してとお願いしたけど、うんともすんとも言わなかった。
(中途半端な転生者特典だな)
ぼくが心の中で愚痴ってると、心の声が聞こえたのか、妖精がぺしぺしとぼくの頭を叩いてきた。
「うわっ!ごめんなちゃい!」
ぼくは頭を抱えて謝った。そしたら妖精はぼくから離れた。
(心の声、聞こえるのかよ!)
また愚痴ると、妖精がまた集まってきたので、咄嗟に頭を守り
「ごめんなちゃい!」
と謝った。
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