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41 こどらごんの、しゅうらい!
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アスエルが現れてドラゴン達と何か話している。話しているけど
「こえ、きこえない」
そういえばクロウが映っていたときも、あれほど魔物達が暴れまわっていたのになんの音もしてなかったな。
ぼくはディアを見上げて
「くろうに、なんのおはなし、しているか、きいて?」
ぼくが聞くとすぐに
「❝ヒトノコドモハ、オトナニ、リヨウサレテイタダケ。ダカラ、ヒトノコドモハ、ユルシテアゲテホシイ❞
❝ヒトノジジョウナド、シラヌ。ワガコヲ、サラッタムクイハ、ウケテモラウ。ヒキワタシテモラオウ❞
❝ソナタダッテ、チイサキヨウセイヲ、サラワレタラ、ホウフクヲ、スルダロウ❞
❝イカリニマカセテノ、ホウフクハ、シナイヨ。ヒトノジジョウハ、カンガエルネ❞」
おぉ、声を使い分けてる。なんかぼくの考えた斜め上に進化してるね。
確かに❝学習能力❞を付与する時、いずれは自分で考えて行動できるといいね。くらいの軽い気持ちだった。
それは、自我が目覚めたり、モノマネモドキが出来るようになるとこではなかったんだけどなぁ。
緊迫した話し合いなのだろうけど、ディアの予想外の行動に話し合いの内容が頭に入らなかった。
ぼくが、ディアのモノマネモドキに呆気に取られている中でも、ディアはちゃんとアスエル達の話し合いを通訳していた。
話し合いの中、親ドラゴンが興奮し始めたらクロウがエクサリーをかけていた。
そんなやり取りを見ていたぼくは、違和感を覚えた。
そして、その違和感を突き詰めていき、違和感の正体に気づいた。
「こ、どらごんが、いない!」
ぼくの叫びに、すぐさまディアはクロウを通じてアスエルに伝えたのか、アスエルと親ドラゴンが慌てたように周りを見渡していた。
ぼくも、見えている範囲をあっちこっち見ていた時、ドン!ドン!と言う音が響きた。
「な、なに?なんの、おと?」
ディアが慌ててぼくを抱き上げた。
音に恐怖しながらも、音の発生源を確かめようと耳を澄ませると、どうやら外からで、しかも上から聞こえる。
ぼくはディアに頼んで窓を開けてもらい、窓から顔を出し見上げると
晴れた空のような綺麗な蒼色のドラゴンが見えた。
「ど、らごん?」
恐らく子ドラゴンだろう。その子ドラゴンがしきりにドームの屋根にドン!ドン!と体当たりをしていた。
「こ、どらごんが、ほふくに、きたの?」
ディアの襟をキュッと握りしめた。
ふと、子ドラゴンと目が合った。すると、子ドラゴンは嬉しそうに笑い
「ちっちゃいこ!あそぼ!ぼくと、あそぼ!」
と、さっきよりも強くドームに体当たりをし始めた。
「でぃあ!でんたつ!あすえるに、でんたつ!むかえに、きてもらって!」
ぼくはそういいながら、窓を閉めた。
窓を閉めても聞こえる子ドラゴンの声。
アルード達がどうやって子ドラゴンと遊んだのか知らないけど、幼児のぼくは絶対にムリ!死んじゃう!
映像を確認すると、アスエルと親ドラゴンが既に子ドラゴンと合流していた。
ブレス、しないよね?アスエル、絶対にブレス吐かせないでよ!
ぼくは戦々恐々としながら、映像でのアスエル達のやり取りを見ていた。
なんと話しているのかは気になるけど、ぼくはディアに通訳はいいと、断った。
そして、ぼくは知らなかったけど、レイが逐一この状況を父達に伝達をしていて、あちらでは父達が心配していたらしい。
祖父なんて、シエンに乗ってこちらへ来ようとしていたとか
じぃじ、いくら鋼の筋肉を持っていても、生身で時速200㌔はムリだから。でも心配かけてゴメンね。その気持ちはうれしいよ
「こえ、きこえない」
そういえばクロウが映っていたときも、あれほど魔物達が暴れまわっていたのになんの音もしてなかったな。
ぼくはディアを見上げて
「くろうに、なんのおはなし、しているか、きいて?」
ぼくが聞くとすぐに
「❝ヒトノコドモハ、オトナニ、リヨウサレテイタダケ。ダカラ、ヒトノコドモハ、ユルシテアゲテホシイ❞
❝ヒトノジジョウナド、シラヌ。ワガコヲ、サラッタムクイハ、ウケテモラウ。ヒキワタシテモラオウ❞
❝ソナタダッテ、チイサキヨウセイヲ、サラワレタラ、ホウフクヲ、スルダロウ❞
❝イカリニマカセテノ、ホウフクハ、シナイヨ。ヒトノジジョウハ、カンガエルネ❞」
おぉ、声を使い分けてる。なんかぼくの考えた斜め上に進化してるね。
確かに❝学習能力❞を付与する時、いずれは自分で考えて行動できるといいね。くらいの軽い気持ちだった。
それは、自我が目覚めたり、モノマネモドキが出来るようになるとこではなかったんだけどなぁ。
緊迫した話し合いなのだろうけど、ディアの予想外の行動に話し合いの内容が頭に入らなかった。
ぼくが、ディアのモノマネモドキに呆気に取られている中でも、ディアはちゃんとアスエル達の話し合いを通訳していた。
話し合いの中、親ドラゴンが興奮し始めたらクロウがエクサリーをかけていた。
そんなやり取りを見ていたぼくは、違和感を覚えた。
そして、その違和感を突き詰めていき、違和感の正体に気づいた。
「こ、どらごんが、いない!」
ぼくの叫びに、すぐさまディアはクロウを通じてアスエルに伝えたのか、アスエルと親ドラゴンが慌てたように周りを見渡していた。
ぼくも、見えている範囲をあっちこっち見ていた時、ドン!ドン!と言う音が響きた。
「な、なに?なんの、おと?」
ディアが慌ててぼくを抱き上げた。
音に恐怖しながらも、音の発生源を確かめようと耳を澄ませると、どうやら外からで、しかも上から聞こえる。
ぼくはディアに頼んで窓を開けてもらい、窓から顔を出し見上げると
晴れた空のような綺麗な蒼色のドラゴンが見えた。
「ど、らごん?」
恐らく子ドラゴンだろう。その子ドラゴンがしきりにドームの屋根にドン!ドン!と体当たりをしていた。
「こ、どらごんが、ほふくに、きたの?」
ディアの襟をキュッと握りしめた。
ふと、子ドラゴンと目が合った。すると、子ドラゴンは嬉しそうに笑い
「ちっちゃいこ!あそぼ!ぼくと、あそぼ!」
と、さっきよりも強くドームに体当たりをし始めた。
「でぃあ!でんたつ!あすえるに、でんたつ!むかえに、きてもらって!」
ぼくはそういいながら、窓を閉めた。
窓を閉めても聞こえる子ドラゴンの声。
アルード達がどうやって子ドラゴンと遊んだのか知らないけど、幼児のぼくは絶対にムリ!死んじゃう!
映像を確認すると、アスエルと親ドラゴンが既に子ドラゴンと合流していた。
ブレス、しないよね?アスエル、絶対にブレス吐かせないでよ!
ぼくは戦々恐々としながら、映像でのアスエル達のやり取りを見ていた。
なんと話しているのかは気になるけど、ぼくはディアに通訳はいいと、断った。
そして、ぼくは知らなかったけど、レイが逐一この状況を父達に伝達をしていて、あちらでは父達が心配していたらしい。
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じぃじ、いくら鋼の筋肉を持っていても、生身で時速200㌔はムリだから。でも心配かけてゴメンね。その気持ちはうれしいよ
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