3IN-IN INvisible INnerworld-

ゆなお

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一章【集結】

八話 グレイの秘密

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「待った! 服も洗うなら着替えも用意させてくれ」
 ヴィッツに言われて
「あーそうだな」
 とカルロは二人を担いだまま小屋に戻り着替えの準備をする。そして三人は再び洞窟の中に入った。洞窟の中は明かりになる魔法石のおかげで真っ暗ではなかった。
「これ用意するの大変だったんだぜ。別の洞窟で明かり用の魔法石があったから、かき集めて壁に差し込んでるんだ」
 一定間隔で洞窟の壁に刺さった尖った形の魔法石。入手が困難な魔結晶とは違い、魔法石は一般的に採掘される鉱石のひとつ。魔力を高める物もあれば、こうして明かりになる物もある。そして奥に到着すると広々とした空間に出た。周りの床の石は少し凸凹しているものの、平らに整えられている。十人くらいがゆったりと入れそうな広々とした温泉。お湯は常に底の方にある源泉から湧き続けているのか、湯が淵から溢れている。温泉全体が明るく光っている。
「なんだこれ? 温泉が光ってんのか?」
 ヴィッツがカルロに聞くと
「湯というか湯の中に魔除けっぽい成分があるみたいでな。それが光ってるらしい。言っただろ? この湯気の周辺に魔物が来ないって話。俺も正直この温泉のことはわかんねーが、この湯を汲み上げたら光る粒みたいなものが見えるんだ。ただ、この光る粒は蒸気になってすぐ消えちまう。だから持ち歩いて使うことは出来ない。せっかくの浄化効果があるっぽいのに勿体ないよな」
 カルロに言われヴィッツは両手で湯をすくってみる。確かにお湯自体ではなくキラキラとした何かが混ざっているようだ。そして光の粒は蒸気となって消えていった。手にはただのお湯だけが残っている。そんなヴィッツとカルロをよそにザントは服を脱ぎ
「おふろー!」
 と温泉に飛び込んだ。
「あっ! お湯、あんまり熱くない! ちょうどいい!」
 と喜んでいると
「ザント……風呂入るときは先に体洗ってからだぞ」
 とヴィッツに言われ
「あっ! ごめんなさいー」
 と慌てて温泉から上がってザントが座れるくらいの岩に腰を掛け、カルロに差し出された石鹸を手に取り、布につけて洗い始めた。
「石鹸は重要だ、体も服も洗うのにな。島に石鹸の材料になる植物が生えてるから、それをちょっと離れの畑で育てて作ってるよ。俺はほぼ毎日魔物と戦うことになるからな、石鹸はよく使うんだ。あ、そういやお嬢さん方にここに石鹸がある話をしてなかったが使ったかどうか……」
 温泉の横、椅子のような岩がいくつかある場所のあたりに石鹸を入れる小さな木の籠があった。カルロが心配するが
「ミーンは過去を見る力があるから、その辺は分かってて二人にも多分伝えてると思うぞ」
 とヴィッツが恐らくは石鹸のことも気付いてる話をする。
「え、なんだそれ。あの人、俺の過去とか色々見えてんのか? そういや初めて会うのにまるで知ってるような感じで話をしていたな」
 服を脱ぎながら二人は話を続ける。
「俺なんか名乗ってねーのにフルネーム当てられたり、本当気持ち悪かったぜ。今考えても何で俺がこんな世界を救う旅に連れてかれなきゃなんねーのか……」
 そう言って腰に巻く用に持ってきた布を巻き、体を洗いながらヴィッツは旅に出た理由、スティアとザントに会ってサウザントを目指すことになりさらにその船でミーンと出会い「竜人を探すために八基礎精霊と契約する勇士」を揃え世界の崩壊を止める旅に道連れにされた、など色々話した。こうしているうちに体も洗い終えて三人は温泉に浸かる。ヴィッツの話はしばらく続く。それを聞いたカルロが
「あー、それにあんたが選ばれて、そして俺もってわけか。俺は一応地の精霊と契約してる。魔物の残骸の浄化魔法だけは覚えてなきゃいけないからな。親父に手伝ってもらって俺は地の精霊を選んだ。俺はアズって略して呼んでるが、本名は難しい読みで覚えられねぇ」
 と言うと、突然カルロの頭上にまるでおとぎ話に出てくるような小人帽子を被った精霊が現れ、手に持っていた精霊と同じくらいの大きさの木のハンマーでポカッとカルロの頭を叩いた。
「カルロ、君は相変わらず僕の名前を憶えてくれないね。僕の名前はアズィエーサだよ」
 アズィエーサと名乗るのはカルロが契約した地の精霊のようで
「君のお父さんに呼ばれて君と契約をしたけれど、君はお父さんと違って荒くれ者だし、僕の魔法をあんまり使ってくれない。何のために契約したんだか分からないよ。君の魔力は高いはずなのに本当に浄化魔法以外は滅多に使わない。僕の魔法の何がそんなに不満なんだい?」
「いやぁ、魔法唱える暇があったら拳で殴った方が早いだろ?」
「はぁー、全くこれだから……」
 そう言ってアズの長々とした説教が続く。そして
「はいはい、分かりました。これから先、俺もヴィッツたちが行く旅に出るだろうから、その時はちゃんと使うから説教はもうよしてくれ、のぼせる」
 とカルロが言ったことでようやく納得したらしく、スッと姿を消した。温泉から上がり少し床で涼む。
「あー、アズは本当におしゃべりでな。一度話し始めると本当止まらないから俺も手を焼いてる」
 とカルロは困った様子で笑う。それを聞いてヴィッツも
「うん、話聞いてて苦労はわかる。でもこれ以上言うとまた出てきそうだから、俺は何も言わねー」
 と同情して余計なことを言わないよう笑いながらも口を閉じた。それに対してカルロも
「そりゃそうだ。これ以上説教は御免だ」
 と笑いながら今日着ていた服を手に取り洗い始めた。
「この温泉、湯冷めしないから長時間裸でも割と平気なんだ」
「へぇ。着替えの服が濡れるのも困るから、このまま洗わせてもらおう」
「おっせんたくー」
 三人は服を洗い終えてしっかり絞り、濡れた体を拭いて新しい服に着替えた。洞窟から出ると、もうすでに日が沈みかけていた。
「洗った服はどこに干す? スティア達と一緒の所じゃ不味いだろう」
 ヴィッツがそう聞き
「そうだな。お嬢さん方が干した所と反対側に俺がいつも服干してる場所がある」
 とカルロは小屋から少し離れた木が数本生えている場所に案内する。いつも服を干しているようでロープはすでに張ってある状態だった。三人は服を干して小屋へと戻った。すると
「あ、みんなおかえり! ねえカルロ、ちょうど夕飯の準備しようとしてたのよ。持ってきた食料で足りると思うんだけど、今日の分は何を作ろうかと思って。何か希望あるかしら」
 とスティアが食材を取り出しながら聞いてきた。
「十日も船が戻ってこねーのが分かったのは船出るときだったけど、ナスティが食料は準備してくれてたんだよな。だから俺の荷物が増えちまってさ、山登って逃げて走って結構大変だったよ。でもやっぱ大所帯になっちまったら足りなくもなるかな。そういやカルロは普段どんな感じで食料調達してるんだ?」
 ヴィッツが持ってきた食料を思い返してカルロの方を見る。
「まあ基本狩猟で肉が多いから燻製とか干し肉にしてる。他は畑作って食えるもの育てたり果実類を集めたりもあるな。旅に出るなら今の備蓄は使い切らねぇと困る。もし足りなくなっても採ってくりゃいいさ、動物も木の実も色々ある」
 とカルロは答える。
「そっか。それならあまり心配する必要はなさそうだけど……。ザント、みんなにもご飯食べてもらわないとだから沢山は食べちゃだめよ」
 スティアがザントに念を押し、ザントもそれに同意した。今日の料理を決めたスティアは食材を手に持ちながら
「えっと人数は……七人分ね」
 と言うと
「六人」
 とどこからともなくグレイが現れ言う。
「俺は不要」
 そう言って再びその場からスッと気配ごと姿を消した。
「え、いらないの? あれだけ戦って動いたのに?」
 スティアが不思議そうにしていると
「ああ、兄貴は大丈夫だよ。人前で飯食うことないから。それに、食事はいらないんだ」
 とカルロが言う。ミーンとナスティ以外は不思議な顔をしていた。

 スティアとミーン、そしてカルロも手伝って料理をする。ヴィッツはザントを膝にのせてちょっと硬めの長ソファに座り、その隣にナスティが座る。
「料理するのにあの大きいカルロとまあ料理得意そうなスティアとミーンがいるから場所的に無理だけど、ナスティは手伝わないのか? 器用なんだろ?」
 ヴィッツがそう聞くと
「あーそのー実は私、壊滅的に料理が下手でして……。味覚音痴ではないし味もそれほど悪くはないんですが……。何ていうかその『見るのもおぞましい食欲が失せる料理』が出来てしまいまして……。グレイにも『魔物でも料理したのか』とか言われたりしました。一度だけディア様にもお見せしたのですが、とっさに目を背けられたくらいですのでよほどのようです……」
 と言うのでどんな食材でどんな調理法か聞いてみると、聞いただけでおぞましい見た目になるのが容易に想像できる内容だった。ヴィッツはさめざめ泣いているナスティの背中を哀れんでさするしかできなかった。そんなやり取りをしている間に料理が出来上がった。カルロが保存用に作っていた燻製肉を使った煮込みスープと持ってきたパン、そして畑で採れた野菜のサラダ。六人は円を描くように床に敷いたクッションに座り、布の敷物に並べられた食事を手に取り楽しむ。ヴィッツは一人開いている窓の外を眺める。隣に座っていたカルロが
「どうした?」
 気になるようで声をかけてきた。ヴィッツは
「あ、うん。魔物が出たときに俺、グレイに助けられたからさ。礼を言っときたかったんだ。でも、初めて挨拶した時にあんまり慣れ合いたくなさそうな感じでさ。正直やな感じのヤツだなって思ってたけど、俺のこと助けてくれたから本当はいいやつなのかなって思ってた」
 とカルロに今の気持ちを話した。するとカルロは
「兄貴の生い立ちは複雑なんだ、俺たちが見てる以上に」
 と言って昔話を始めた。
「俺が兄貴と出会ったのは兄貴が城に来てしばらくしてからだった。俺が七つのときだった、兄貴は十だったかな。俺が城の庭歩いてたら怪我が治って一人でいる兄貴と建物の影で出くわしちまった。滅茶苦茶警戒されて逃げようとして、でもうまく動けなくて俺がオロオロしてたら親父が来た。親父の顔見たら兄貴の顔から警戒心が消えたんだ。それで親父が『この子は私の息子だから、何かあったときは頼む』って言ったんだ。そしたら兄貴はこくりと頷いた。それから俺が近寄っても警戒したり逃げなくなった。でもやっぱり話とかはしてくれなくて、俺はとにかく兄貴と仲良くなりたかったからいろんな話をした、一方的にだけどな。それでも兄貴は何も言わずに無表情で話を聞いてくれた、いつも話が終わったあと頷いてたから。それから長い時間かけて兄貴との距離を縮めていった。親父としかほとんど会話しなかった兄貴が、俺が十歳になる頃にようやく会話してくれるようになった。兄貴が十五になって親父の任務に参加するようになるまでずっと訓練をしていた。兄貴の身軽さ素早さを見て、親父が特別に講師を付けて色々教えられてた。それ見てさ、俺は兄貴のお荷物にならないように、自分の身は自分で守れる男になりたいって思い始めた。親父が言った『何かあったときは頼む』を起こさないために、俺自身を守るためにも国のみんなを護る国王になるためにも強くなりたいってな。それが親父と違う『力』を求めたきっかけだったのかもしれないな」
 カルロはそう言って拳を握りしめた。
「まあとにかく兄貴のことはあんまり気にしないでくれ。それよりあんたは自分自身のこと気をつけな。十日間はこんな感じの生活だぜ、死ぬなよ」
 カルロはヴィッツの背中を叩く。思わぬ力にせき込んだヴィッツ。こうして食事も終わり片付けをして、寝る時間になると屋根裏部屋をミーンとスティアとナスティとザントの四人で、ヴィッツとカルロは一階の床でそれぞれ分かれて寝袋で寝ることになった。やはりそこにグレイはいなかった。
「グレイのやつ、どこいるんだろう」
 寝袋から顔を出したヴィッツは独り言のように言う。
「多分周辺の見回りだな」
 カルロはヴィッツの独り言に答えた。
「こんな夜にまで動いてて大丈夫なのか? 疲弊して十日経つ前にくたばりそうだ」
 すると
「兄貴は食べなくてもいいし、寝なくてもいい」
 とカルロが言った。
「なんだそれ。前にも言ってたけどまるで人間じゃねぇみたいだ。あと兄貴兄貴言ってるけど、なんで兄貴なんだ? グレイ呼びじゃダメなのか?」
 ヴィッツの追加の質問に
「前者は俺の口からじゃあちと言えねぇな。兄貴から直接聞ければ聞くといい、聞ければな。それまでは俺は何も言えねぇんだ、そういう約束事があるんだよ。詮索は禁物だ。あと兄貴つってるのはなんだ、俺が長男だから『兄』ってもんに憧れみたいなのがある。出会った頃は子供だからさ『お兄ちゃん』とか『兄さん』つってたけど、修行に出てからは兄貴呼びになってた。生存確認に兄貴がたまに来るから、気が付いたら兄貴って呼ぶようになってたな」
 兄弟がいないヴィッツには兄や弟という存在に対してあまり憧れ的なものがなかったが、カルロにとっては長男であり次期国王という重圧もあって兄と言う頼れる存在が欲しかったのかもしれない。けれどもその兄と慕う相手の荷物になりたくない一心からこうして修行をしているのは伝わった。
「子供の頃のカルロってどんなだったんだ?」
 ヴィッツがそう聞くと
「ははっ、今からじゃあ想像もつかねーだろうが、真面目に勉強もしてたし、思った以上におとなしい子供だったよ。臆病で何かと親父の後ろに隠れてた俺の世界は、城の中だけだった。そこに現れたのが兄貴ってわけだ。城の中しか知らない俺の世界に現れた異質な人、親父の助けがあってこそだが懸命に生きようとするその強さが魅力的だったのかもしれねぇ。だから俺は今の俺に変わった」
 とカルロは答えた。
「確かに今のカルロの姿見ると想像もつかねーな。あのさ、話せる範囲でいいからよ、グレイのこともっと教えてくれないか? あいつのことを俺はきっといろいろ誤解してそうだから、言えない部分は言わなくていいから聞いてみたいんだ」
 自分を遠ざけたり、でも助けてくれたりしたグレイの話が聞きたいヴィッツ。
「ああ、今日あらかた話しちまったけど、それ以外の話もあるから少し話しておくぜ」
 こうしてカルロとグレイとのいろんな昔話が始まった。

 そんな雑談する男性陣とすでに寝静まった女性陣。その小屋から離れた海が見える崖に一人の人影があった。するともう一人現れた。
「あ、グレイ……」
 そう呼ぶのは優しい彼女の声。

「何もなかった、とは言えないが正体を隠すのが苦手なお前にしては充分だ」
 グレイの言葉に
「ごめんなさい……。貴方に扮するのが私の役目なのに、上手くいかなくて……」
 と彼女は答える。
「俺とお前は心身一体だが、あくまでもお互い別の人格。お前にも適不適がある。一人での行動には向いているが多人数は苦手。国王陛下を一人にするわけには、と思って先に向かわせたが説得されてしまった『彼らが必要とするのはお前自身の力だ。それとあの子と離れ離れにさせるわけにはいかない』と。だから気配を悟られぬよう船に紛れ込んでいた」
「そう、ですか。後から合流とは聞いてましたが、国王陛下はそこまで考えていらっしゃったのですね」
「俺は気配消してしばらく様子を見る。あいつらがどれだけ動けるか確認だ。そしてお前の正体が何日目にばれるかも、だ」
 グレイの言葉に彼女は少ししょんぼりした様子を見せる。
「正体がばれれば全ての種明かしだ。お前も、俺と分離する道が出来る。そうすればお前も苦しまなくて済むだろう、俺と言う鎖で」
 グレイがそう言うと
「貴方が鎖だとは思ってません。貴方の中で生きてきた私、そして貴方の心を温め続けた私。むしろ私が鎖なのかもしれません。私が貴方の中に宿ったせいで、そして分身として離れられるようになったせいで、貴方の体を蝕むことになった」
 と彼女はむしろ自分自身の方がグレイに対しての鎖になっていると話す。
「俺とお前の関係は謎が多すぎる」
「はい。あの方、ミーンさんがお話された内容が正しいなら、私たちはそれぞれ個々の人として生きることが出来る。それが、この旅なのですね。その旅で私たちの関係も分かるのでしょうか」
 二人はそんな話をしながら何かしらの合図をして別行動に入った。
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