25 / 68
やり手指揮官とポンコツ制裁
しおりを挟む
「指名依頼?」
「……はい……銀河帝国軍からの指名が入ってます……」
「……は?帝国軍? なんでまた、そんなとこから?」
「コウキさんの実績を見て──お眼鏡にかなった、って感じっすかね……」
「どんな依頼だ?」
「えっとですね……ケルベロス・スロット宙域で活動してる、大規模違法海賊船団──『ブル・フォッグ』の討伐っす……」
「ブル・フォッグ……聞いたことあるな。でも確かここの帝国軍、やる気ゼロなんじゃなかったか?」
「いやまぁ……それが、コウキさんのおかげでこの宙域も多少マシになったってことで、今が好機だって動き始めたっぽいっす」
「へぇ……ようやく重い腰を上げたか。誰かに尻叩かれたか?」
「……駐留軍の指揮官が変わったって噂もありますね。けっこうやり手らしくて、実績作りに本腰入れてるとか」
「向上心のある指揮官、ね……よりによってこんな銀河の果てでか。皮肉なもんだ」
「他の宙域からも、実績ある海賊連中を招集してるみたいっす。どこまで集まるかは未知数ですけど……」
「ほう。やる気はあるらしいな。……問題は駐留軍の練度だが──期待はできんな」
「っすよね……指揮官が変わったからって、そう簡単に底は上がらないっすよ。ま、治安がマシになれば、ウチとしても悪くない話ですけど」
「そうだな……とりあえず、受ける方向で検討だな。変に断って目ェつけられても面倒だ」
「報酬は……正直そこそこっすけど、帝国軍のお墨付きで“実績”にはなりますし。コウキさんの名前、もうひと押しで銀河中にバレますよ、やり手艦長」
「名前が売れても、そのうち帝国に睨まれるんじゃ意味がないが……まぁ、いい。話だけでも聞きに行くか」
「指揮官が“まとも”なら、いいですけどね……」
とりあえず艦に戻り、マリナたちと情報共有だ。
「というわけなんだが、どうだ?」
「あたしは賛成。帝国の指名断ると、目ぇつけられるよ。あいつら、プライドだけは高いからね」
「私も賛成です。ここで帝国軍との繋がりを作っておくのは、有益な選択です」
「ん~?」
マリナとアイカは即答で賛成。キョウカだけが首をかしげている。
「じゃあ、受ける方向でいこう。明日、指揮官に会いに行くぞ」
「りょ~かい」
「承知しました」
翌朝、俺はケルベロス・スロット駐留軍の指揮所へと足を運んだ。
「依頼を受けた星間海賊ギルド所属のコウキだ。指揮官に会いに来た」
門衛はじろりとこちらを見たあと、短く答える。
「確認する。しばし待て」
通信越しに何やらやり取りをし──
「確認取れた。提督がお会いになる。ついてこい」
「俺が連れて行く。あとは頼んだ」
そう言って、門衛は俺たちを振り返りもせずに歩き出す。
俺たちは無言でその後に続いた。施設内は清潔に保たれているが、どこか時代遅れの空気が漂っている。
――そして。
「ここだ。提督、星間海賊ギルドのコウキ艦長をお連れしました」
重たい扉の向こうから、低く、けれどはっきりとした女性の声が響く。
「入れ」
俺は重たい扉を押し開け、中へと入る。
そこにいたのは、背丈は低いが存在感のある女だった。
銀の長髪を後ろでまとめ、冷ややかな視線をこちらに向けてくる。
「よく来てくれた。私がケルベロス・スロット駐留軍、提督のリサだ」
その目は鋭く、表情は厳しいが、どこか冷静さも感じられる。
少なくとも、実績欲しさに無謀な作戦を仕掛けるようなタイプには見えない。
「星間海賊ギルド所属、コウキ艦長だ。よろしく頼む」
「噂は耳にしている。貴艦はなかなかの戦果を上げているようだな。……期待しているぞ」
俺は肩をすくめる。
「過度な期待は禁物だ。で、具体的な作戦内容と、他の参加者の様子は?」
リサ提督は小さくため息をつき、椅子に腰を下ろす。
「正直、状況は芳しくない。指名は出したが、応じた海賊はごくわずか。実力者はほとんど様子見を決め込んでいる」
「……そりゃまぁ、帝国軍と共闘なんて、普通は警戒する」
「当然だ。だが、相手は“ブル・フォッグ”だ。違法海賊の寄せ集めとはいえ、頭数は多い。放置すれば、確実にこちらが不利になる」
「だから、こっちを呼んだってわけか」
「その通り。……正規軍の戦力も、万全とは言えん。だが、実績ある傭兵たちと連携できれば、勝機はある」
「で、作戦は?」
俺が問いかけると、リサ提督は一瞬だけ視線をよこしたが──すぐに書類に目を落としながら答えた。
「作戦の詳細は当日説明する。現時点での情報漏洩は避けたい。……協力、感謝する。コウキ艦長、よろしく頼む」
そう言って、彼女は一枚の書類をパタンと閉じた。
「作戦開始は明後日。指定時間までに艦を待機座標へ。準備は各自の判断に任せる。──以上だ」
手短で、無駄のない言い回し。
だがその言葉の端々に、こちらの力量を見極めた上での信頼が、わずかに滲んでいた。
……ま、ああいうタイプだ。下手に食い下がっても無駄だろう。
俺は踵を返し、部屋をあとにする。
「おかえりなさい、艦長」
「おかえり~」
「おかえりなさい!」
三者三様の出迎え。……こういうのがあると、「帰ってきた」って実感が湧く。
「帝国軍の指揮官との会談内容は把握しました。しかし、作戦の詳細をもう少し聞き出せなかったのですか?私が同行すべきでした」
「うるせぇぞ、ポンコツ。あの女、誰が行っても同じだ」
「“ポンコツ”、カウント:5。制裁措置を実行します」
ガコンッ!
「いってぇッ!? な、なんだ……タライ?」
「制裁措置:落下式タライ。カウントリセット完了。次はあと5回で再実行されます」
「またこんなもん仕込んで……誰が許可したんだよ!」
「艦内防衛プロトコルの一環です。なお次は鉄製になりますのでご注意ください」
「AIってこんなに私情挟んでよかったっけ……」
マリナとキョウカは、目を丸くしながら笑っている。
「おにいちゃん、あたま、いたいの?」
「物理的にな」
「とりあえず、明後日までに準備を終わらせるぞ。アイカ、燃料と弾薬のチェックを頼む」
「承知しました」
「マリナはハイペリオンの整備。細かいとこまで、しっかりな」
「は~い。ちょっとは感謝してよね~?」
「わたしは?」
キョウカが首をかしげながら聞いてくる。
「キョウカはお勉強な。アイカお姉ちゃんに見てもらえ」
「はーい!」
キョウカは元気よく返事をして、アイカのあとについていった。
その小さな背中を見送りながら、俺は息を吐く。
「さて……明後日までに、万全に仕上げておかないとな」
「……はい……銀河帝国軍からの指名が入ってます……」
「……は?帝国軍? なんでまた、そんなとこから?」
「コウキさんの実績を見て──お眼鏡にかなった、って感じっすかね……」
「どんな依頼だ?」
「えっとですね……ケルベロス・スロット宙域で活動してる、大規模違法海賊船団──『ブル・フォッグ』の討伐っす……」
「ブル・フォッグ……聞いたことあるな。でも確かここの帝国軍、やる気ゼロなんじゃなかったか?」
「いやまぁ……それが、コウキさんのおかげでこの宙域も多少マシになったってことで、今が好機だって動き始めたっぽいっす」
「へぇ……ようやく重い腰を上げたか。誰かに尻叩かれたか?」
「……駐留軍の指揮官が変わったって噂もありますね。けっこうやり手らしくて、実績作りに本腰入れてるとか」
「向上心のある指揮官、ね……よりによってこんな銀河の果てでか。皮肉なもんだ」
「他の宙域からも、実績ある海賊連中を招集してるみたいっす。どこまで集まるかは未知数ですけど……」
「ほう。やる気はあるらしいな。……問題は駐留軍の練度だが──期待はできんな」
「っすよね……指揮官が変わったからって、そう簡単に底は上がらないっすよ。ま、治安がマシになれば、ウチとしても悪くない話ですけど」
「そうだな……とりあえず、受ける方向で検討だな。変に断って目ェつけられても面倒だ」
「報酬は……正直そこそこっすけど、帝国軍のお墨付きで“実績”にはなりますし。コウキさんの名前、もうひと押しで銀河中にバレますよ、やり手艦長」
「名前が売れても、そのうち帝国に睨まれるんじゃ意味がないが……まぁ、いい。話だけでも聞きに行くか」
「指揮官が“まとも”なら、いいですけどね……」
とりあえず艦に戻り、マリナたちと情報共有だ。
「というわけなんだが、どうだ?」
「あたしは賛成。帝国の指名断ると、目ぇつけられるよ。あいつら、プライドだけは高いからね」
「私も賛成です。ここで帝国軍との繋がりを作っておくのは、有益な選択です」
「ん~?」
マリナとアイカは即答で賛成。キョウカだけが首をかしげている。
「じゃあ、受ける方向でいこう。明日、指揮官に会いに行くぞ」
「りょ~かい」
「承知しました」
翌朝、俺はケルベロス・スロット駐留軍の指揮所へと足を運んだ。
「依頼を受けた星間海賊ギルド所属のコウキだ。指揮官に会いに来た」
門衛はじろりとこちらを見たあと、短く答える。
「確認する。しばし待て」
通信越しに何やらやり取りをし──
「確認取れた。提督がお会いになる。ついてこい」
「俺が連れて行く。あとは頼んだ」
そう言って、門衛は俺たちを振り返りもせずに歩き出す。
俺たちは無言でその後に続いた。施設内は清潔に保たれているが、どこか時代遅れの空気が漂っている。
――そして。
「ここだ。提督、星間海賊ギルドのコウキ艦長をお連れしました」
重たい扉の向こうから、低く、けれどはっきりとした女性の声が響く。
「入れ」
俺は重たい扉を押し開け、中へと入る。
そこにいたのは、背丈は低いが存在感のある女だった。
銀の長髪を後ろでまとめ、冷ややかな視線をこちらに向けてくる。
「よく来てくれた。私がケルベロス・スロット駐留軍、提督のリサだ」
その目は鋭く、表情は厳しいが、どこか冷静さも感じられる。
少なくとも、実績欲しさに無謀な作戦を仕掛けるようなタイプには見えない。
「星間海賊ギルド所属、コウキ艦長だ。よろしく頼む」
「噂は耳にしている。貴艦はなかなかの戦果を上げているようだな。……期待しているぞ」
俺は肩をすくめる。
「過度な期待は禁物だ。で、具体的な作戦内容と、他の参加者の様子は?」
リサ提督は小さくため息をつき、椅子に腰を下ろす。
「正直、状況は芳しくない。指名は出したが、応じた海賊はごくわずか。実力者はほとんど様子見を決め込んでいる」
「……そりゃまぁ、帝国軍と共闘なんて、普通は警戒する」
「当然だ。だが、相手は“ブル・フォッグ”だ。違法海賊の寄せ集めとはいえ、頭数は多い。放置すれば、確実にこちらが不利になる」
「だから、こっちを呼んだってわけか」
「その通り。……正規軍の戦力も、万全とは言えん。だが、実績ある傭兵たちと連携できれば、勝機はある」
「で、作戦は?」
俺が問いかけると、リサ提督は一瞬だけ視線をよこしたが──すぐに書類に目を落としながら答えた。
「作戦の詳細は当日説明する。現時点での情報漏洩は避けたい。……協力、感謝する。コウキ艦長、よろしく頼む」
そう言って、彼女は一枚の書類をパタンと閉じた。
「作戦開始は明後日。指定時間までに艦を待機座標へ。準備は各自の判断に任せる。──以上だ」
手短で、無駄のない言い回し。
だがその言葉の端々に、こちらの力量を見極めた上での信頼が、わずかに滲んでいた。
……ま、ああいうタイプだ。下手に食い下がっても無駄だろう。
俺は踵を返し、部屋をあとにする。
「おかえりなさい、艦長」
「おかえり~」
「おかえりなさい!」
三者三様の出迎え。……こういうのがあると、「帰ってきた」って実感が湧く。
「帝国軍の指揮官との会談内容は把握しました。しかし、作戦の詳細をもう少し聞き出せなかったのですか?私が同行すべきでした」
「うるせぇぞ、ポンコツ。あの女、誰が行っても同じだ」
「“ポンコツ”、カウント:5。制裁措置を実行します」
ガコンッ!
「いってぇッ!? な、なんだ……タライ?」
「制裁措置:落下式タライ。カウントリセット完了。次はあと5回で再実行されます」
「またこんなもん仕込んで……誰が許可したんだよ!」
「艦内防衛プロトコルの一環です。なお次は鉄製になりますのでご注意ください」
「AIってこんなに私情挟んでよかったっけ……」
マリナとキョウカは、目を丸くしながら笑っている。
「おにいちゃん、あたま、いたいの?」
「物理的にな」
「とりあえず、明後日までに準備を終わらせるぞ。アイカ、燃料と弾薬のチェックを頼む」
「承知しました」
「マリナはハイペリオンの整備。細かいとこまで、しっかりな」
「は~い。ちょっとは感謝してよね~?」
「わたしは?」
キョウカが首をかしげながら聞いてくる。
「キョウカはお勉強な。アイカお姉ちゃんに見てもらえ」
「はーい!」
キョウカは元気よく返事をして、アイカのあとについていった。
その小さな背中を見送りながら、俺は息を吐く。
「さて……明後日までに、万全に仕上げておかないとな」
0
あなたにおすすめの小説
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
知力99の美少女に転生したので、孔明しながらジャンヌ・ダルクをしてみた
巫叶月良成
ファンタジー
「異世界転生して天下を統一したら元の世界に戻してあげる」
大学生の明彦(あきひこ)は火事で死亡した後、転生の女神にそう言われて異世界転生する。
だが転生したのはなんと14歳の女の子。しかも筋力1&武器装備不可!
降り立った場所は国は三国が争う中心地の激戦区で、頼みの綱のスキルは『相手の情報を調べる本』という攻撃力が皆無のサーチスキルというありさま。
とにかく生き延びるため、知識と口先で超弱小国オムカ王国に取り入り安全を確保。
そして知力と魅力を駆使――知力の天才軍師『諸葛孔明』&魅力の救国の乙女『ジャンヌ・ダルク』となり元の世界に戻るために、兵を率いたり謀略調略なんでもして大陸制覇を目指す!!
……のはずが、女の子同士でいちゃいちゃしたり、襲われたり、恥ずかしい目にあわされたり、脱がされたり、揉まれたり、コスプレしたり、男性相手にときめいたり、元カノ(?)とすれ違ったりと全然関係ないことを色々やってたり。
お風呂回か水着回はなぜか1章に1話以上存在したりします。もちろんシリアスな場面もそれなりに。
毎日更新予定。
※過去に別サイトで展開していたものの加筆修正版となります。
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる