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第12章:公的聖域への侵入と依存の定着
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1. 歪んだ安息と支配の移動
羽生は、新城をシェーズロングの冷たい革の上に横たえたまま、立ち上がると、まずは手早くシャワーを浴び、着替えた。淡いフード付きの部屋着から、薄く、緻密な印象を与える ニュアンスグレーのゆったりとしたカットソーと、細身のスラックス姿に変わる。
行為後の散乱を無視した、私情の空間。そこには、一瞬で教授の講義を聴く、あの真面目な学生としての公的な顔が戻ったようだった。
新城の硬質な身体は虚脱感から重く沈み込んでいる。羽生はハーブティーをマグカップに注ぎ、新城の傍らに戻ると、その横分けの黒髪に乱れがないか確認するように、軽く指を滑らせた。
羽生は新城の頭を抱え上げ、その虚脱しつつも羞恥から微かに硬直する首筋を、自身の彫刻のような美しい指先で支えながら、温かいマグカップを唇に当てた。
新城は、温かい飲み物の熱と、羽生の腕の体温という「偽りの安息」の中にいた。その切れ長の潤んだ瞳は、羽生の言葉の裏にある「汚染の継続」を分析しきれず、冷徹な知性のプライドが微かな警鐘としてまだ燻っていた。
(新城の内心)
この世話は、俺の屈辱の対価ではない。お前の未熟な情動に支配された安易な愛着だ。そして、この「愛着」こそが、支配を永続化させる、最も非論理的なプロトコルだ。論理も、義務も、もう無い。お前の支配は、俺の知性の論理的な真実よりも常に下位にある。
羽生は、新城の唇からマグカップを離し、その整った顔に刻まれた虚脱の影を見つめた。
羽生:「教授。お身体は満たされた? 僕はね、あんたがこの歪んだ安息を、僕以外と共有することは非効率だと考えるよ。だって、僕の絶対的な私情しか、あんたをここまで満たせないでしょう?」
2. 教授室へ—公的領域への侵入
羽生は新城の肩幅の広い身体を抱き上げ、冷静にスーツを着せ始める。新城は身を任せながらも、その行為を「機械的な再構築」と捉え、屈服ではないと自己を欺いた。
羽生:「教授、僕は約束を果たす。あんたの公的な地位を守るためにね。だけど、解除はここでない。あんたの教授室で行う。公的なネットワークに接続し、外部連携の証拠をあんた自身で確認する必要があるんだ。」
新城:「...無駄な行動だ。お前は俺の地位を破壊しない。それがお前の支配の前提条件だ。」
羽生:「その通りだよ、教授。だから、僕の支配の永続性を示す必要があるんだ。あんたの教授室で解除する。あんたの最も聖域である公的な場所に、僕の私情を刻む儀式が必要なんだよ。」
羽生は新城の身体を車の後部座席に押し込み、夜の帳が下りる大学へと向かう。
新城は、運転席にいる羽生の、夜の冷気を思わせる薄手のカットソーの背中を、視界の隅で捉えていた。その公的な衣装が、直前の屈辱的な支配者の姿と、彼の頭の中で分離しない。
新城の全身は、羞恥心から反射的に硬化していた。彼は、羽生がこの私的な汚染を、最も公的な場所である自分の教授室に持ち込むことに、耐え難い侮辱を感じていた。その公的自我の奥底で、公的な威厳をいかに最後まで維持するかという、計算に基づいた切迫感が彼を支配していた。羽生が再び「唯一の条件」を口にする瞬間、新城のプライドは、公的な威厳を崩さないという、最後の防衛本能で張り詰めていた。
3.教授室での最終指導(プログラム解除)
教授室のドアを開け、羽生は新城を中へ促す。冷たい静寂に包まれた研究室は、二人の私的な熱により、異様な緊張感に包まれた。
羽生は新城のデスクにノートパソコンを置き、電源を入れる。新城が席に着くのを待たず、羽生は新城の椅子の背後、極めて近接した位置に立ったまま、キーボードを操作し始めた。
新城は、自分の椅子に座ることもできず、羽生に主導権を奪われたまま、傍観するしかなかった。
羽生:「教授、見て。これが外部サーバーとの不正な通信プロトコルの終了ログだよ。」
画面に冷徹な情報科学のコードが表示される。羽生は、新城の耳元に囁いた。
羽生:「論理的には、あんたへの負債は消去された。これで、あんたの公的な自己は安全だ。僕は約束を守る。」
羽生は新城の首筋に残る情事の痕跡を指で撫で、少し力を込める。
羽生:「だけど、非論理的なあんたの快感は、僕のものだ。その支配は、解除できないよ。僕の私情が、あんたの新たな依存のプロトコルになったんだ。」
新城は、「俺の身体に触れるな」という言葉を喉の奥で飲み込み、硬質な身体をわずかに震わせる。
新城:「...無意味だ。お前の行為は、俺の理性に不快なデータを上書きするだけだ。」
羽生:「不快? それは屈服の準備コードだよ、教授。さあ、僕に頼って。それが、あんたの公的な地位を維持する、唯一の条件なんだから。」
新城は、最も神聖な研究室で、最も屈辱的な依存の契約を結ばされた。彼は、長いまつ毛の影に、瞳の奥底の絶望を隠したまま、沈黙した。
あとがき
読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。
羽生は、新城をシェーズロングの冷たい革の上に横たえたまま、立ち上がると、まずは手早くシャワーを浴び、着替えた。淡いフード付きの部屋着から、薄く、緻密な印象を与える ニュアンスグレーのゆったりとしたカットソーと、細身のスラックス姿に変わる。
行為後の散乱を無視した、私情の空間。そこには、一瞬で教授の講義を聴く、あの真面目な学生としての公的な顔が戻ったようだった。
新城の硬質な身体は虚脱感から重く沈み込んでいる。羽生はハーブティーをマグカップに注ぎ、新城の傍らに戻ると、その横分けの黒髪に乱れがないか確認するように、軽く指を滑らせた。
羽生は新城の頭を抱え上げ、その虚脱しつつも羞恥から微かに硬直する首筋を、自身の彫刻のような美しい指先で支えながら、温かいマグカップを唇に当てた。
新城は、温かい飲み物の熱と、羽生の腕の体温という「偽りの安息」の中にいた。その切れ長の潤んだ瞳は、羽生の言葉の裏にある「汚染の継続」を分析しきれず、冷徹な知性のプライドが微かな警鐘としてまだ燻っていた。
(新城の内心)
この世話は、俺の屈辱の対価ではない。お前の未熟な情動に支配された安易な愛着だ。そして、この「愛着」こそが、支配を永続化させる、最も非論理的なプロトコルだ。論理も、義務も、もう無い。お前の支配は、俺の知性の論理的な真実よりも常に下位にある。
羽生は、新城の唇からマグカップを離し、その整った顔に刻まれた虚脱の影を見つめた。
羽生:「教授。お身体は満たされた? 僕はね、あんたがこの歪んだ安息を、僕以外と共有することは非効率だと考えるよ。だって、僕の絶対的な私情しか、あんたをここまで満たせないでしょう?」
2. 教授室へ—公的領域への侵入
羽生は新城の肩幅の広い身体を抱き上げ、冷静にスーツを着せ始める。新城は身を任せながらも、その行為を「機械的な再構築」と捉え、屈服ではないと自己を欺いた。
羽生:「教授、僕は約束を果たす。あんたの公的な地位を守るためにね。だけど、解除はここでない。あんたの教授室で行う。公的なネットワークに接続し、外部連携の証拠をあんた自身で確認する必要があるんだ。」
新城:「...無駄な行動だ。お前は俺の地位を破壊しない。それがお前の支配の前提条件だ。」
羽生:「その通りだよ、教授。だから、僕の支配の永続性を示す必要があるんだ。あんたの教授室で解除する。あんたの最も聖域である公的な場所に、僕の私情を刻む儀式が必要なんだよ。」
羽生は新城の身体を車の後部座席に押し込み、夜の帳が下りる大学へと向かう。
新城は、運転席にいる羽生の、夜の冷気を思わせる薄手のカットソーの背中を、視界の隅で捉えていた。その公的な衣装が、直前の屈辱的な支配者の姿と、彼の頭の中で分離しない。
新城の全身は、羞恥心から反射的に硬化していた。彼は、羽生がこの私的な汚染を、最も公的な場所である自分の教授室に持ち込むことに、耐え難い侮辱を感じていた。その公的自我の奥底で、公的な威厳をいかに最後まで維持するかという、計算に基づいた切迫感が彼を支配していた。羽生が再び「唯一の条件」を口にする瞬間、新城のプライドは、公的な威厳を崩さないという、最後の防衛本能で張り詰めていた。
3.教授室での最終指導(プログラム解除)
教授室のドアを開け、羽生は新城を中へ促す。冷たい静寂に包まれた研究室は、二人の私的な熱により、異様な緊張感に包まれた。
羽生は新城のデスクにノートパソコンを置き、電源を入れる。新城が席に着くのを待たず、羽生は新城の椅子の背後、極めて近接した位置に立ったまま、キーボードを操作し始めた。
新城は、自分の椅子に座ることもできず、羽生に主導権を奪われたまま、傍観するしかなかった。
羽生:「教授、見て。これが外部サーバーとの不正な通信プロトコルの終了ログだよ。」
画面に冷徹な情報科学のコードが表示される。羽生は、新城の耳元に囁いた。
羽生:「論理的には、あんたへの負債は消去された。これで、あんたの公的な自己は安全だ。僕は約束を守る。」
羽生は新城の首筋に残る情事の痕跡を指で撫で、少し力を込める。
羽生:「だけど、非論理的なあんたの快感は、僕のものだ。その支配は、解除できないよ。僕の私情が、あんたの新たな依存のプロトコルになったんだ。」
新城は、「俺の身体に触れるな」という言葉を喉の奥で飲み込み、硬質な身体をわずかに震わせる。
新城:「...無意味だ。お前の行為は、俺の理性に不快なデータを上書きするだけだ。」
羽生:「不快? それは屈服の準備コードだよ、教授。さあ、僕に頼って。それが、あんたの公的な地位を維持する、唯一の条件なんだから。」
新城は、最も神聖な研究室で、最も屈辱的な依存の契約を結ばされた。彼は、長いまつ毛の影に、瞳の奥底の絶望を隠したまま、沈黙した。
あとがき
読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。
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