教授の尿道を特濃支配

マリ・シンジュ

文字の大きさ
20 / 32

第12章:公的聖域への侵入と依存の定着

しおりを挟む
1. 歪んだ安息と支配の移動

羽生は、新城をシェーズロングの冷たい革の上に横たえたまま、立ち上がると、まずは手早くシャワーを浴び、着替えた。淡いフード付きの部屋着から、薄く、緻密な印象を与える ニュアンスグレーのゆったりとしたカットソーと、細身のスラックス姿に変わる。

行為後の散乱を無視した、私情の空間。そこには、一瞬で教授の講義を聴く、あの真面目な学生としての公的な顔が戻ったようだった。

新城の硬質な身体は虚脱感から重く沈み込んでいる。羽生はハーブティーをマグカップに注ぎ、新城の傍らに戻ると、その横分けの黒髪に乱れがないか確認するように、軽く指を滑らせた。

羽生は新城の頭を抱え上げ、その虚脱しつつも羞恥から微かに硬直する首筋を、自身の彫刻のような美しい指先で支えながら、温かいマグカップを唇に当てた。

新城は、温かい飲み物の熱と、羽生の腕の体温という「偽りの安息」の中にいた。その切れ長の潤んだ瞳は、羽生の言葉の裏にある「汚染の継続」を分析しきれず、冷徹な知性のプライドが微かな警鐘としてまだ燻っていた。

(新城の内心)
この世話は、俺の屈辱の対価ではない。お前の未熟な情動に支配された安易な愛着だ。そして、この「愛着」こそが、支配を永続化させる、最も非論理的なプロトコルだ。論理も、義務も、もう無い。お前の支配は、俺の知性の論理的な真実よりも常に下位にある。

羽生は、新城の唇からマグカップを離し、その整った顔に刻まれた虚脱の影を見つめた。

羽生:「教授。お身体は満たされた? 僕はね、あんたがこの歪んだ安息を、僕以外と共有することは非効率だと考えるよ。だって、僕の絶対的な私情しか、あんたをここまで満たせないでしょう?」

2. 教授室へ—公的領域への侵入

羽生は新城の肩幅の広い身体を抱き上げ、冷静にスーツを着せ始める。新城は身を任せながらも、その行為を「機械的な再構築」と捉え、屈服ではないと自己を欺いた。

羽生:「教授、僕は約束を果たす。あんたの公的な地位を守るためにね。だけど、解除はここでない。あんたの教授室で行う。公的なネットワークに接続し、外部連携の証拠をあんた自身で確認する必要があるんだ。」

新城:「...無駄な行動だ。お前は俺の地位を破壊しない。それがお前の支配の前提条件だ。」

羽生:「その通りだよ、教授。だから、僕の支配の永続性を示す必要があるんだ。あんたの教授室で解除する。あんたの最も聖域である公的な場所に、僕の私情を刻む儀式が必要なんだよ。」

羽生は新城の身体を車の後部座席に押し込み、夜の帳が下りる大学へと向かう。

新城は、運転席にいる羽生の、夜の冷気を思わせる薄手のカットソーの背中を、視界の隅で捉えていた。その公的な衣装が、直前の屈辱的な支配者の姿と、彼の頭の中で分離しない。

新城の全身は、羞恥心から反射的に硬化していた。彼は、羽生がこの私的な汚染を、最も公的な場所である自分の教授室に持ち込むことに、耐え難い侮辱を感じていた。その公的自我の奥底で、公的な威厳をいかに最後まで維持するかという、計算に基づいた切迫感が彼を支配していた。羽生が再び「唯一の条件」を口にする瞬間、新城のプライドは、公的な威厳を崩さないという、最後の防衛本能で張り詰めていた。

3.教授室での最終指導(プログラム解除)

教授室のドアを開け、羽生は新城を中へ促す。冷たい静寂に包まれた研究室は、二人の私的な熱により、異様な緊張感に包まれた。

羽生は新城のデスクにノートパソコンを置き、電源を入れる。新城が席に着くのを待たず、羽生は新城の椅子の背後、極めて近接した位置に立ったまま、キーボードを操作し始めた。

新城は、自分の椅子に座ることもできず、羽生に主導権を奪われたまま、傍観するしかなかった。

羽生:「教授、見て。これが外部サーバーとの不正な通信プロトコルの終了ログだよ。」

画面に冷徹な情報科学のコードが表示される。羽生は、新城の耳元に囁いた。

羽生:「論理的には、あんたへの負債は消去された。これで、あんたの公的な自己は安全だ。僕は約束を守る。」

羽生は新城の首筋に残る情事の痕跡を指で撫で、少し力を込める。

羽生:「だけど、非論理的なあんたの快感は、僕のものだ。その支配は、解除できないよ。僕の私情が、あんたの新たな依存のプロトコルになったんだ。」

新城は、「俺の身体に触れるな」という言葉を喉の奥で飲み込み、硬質な身体をわずかに震わせる。

新城:「...無意味だ。お前の行為は、俺の理性に不快なデータを上書きするだけだ。」

羽生:「不快? それは屈服の準備コードだよ、教授。さあ、僕に頼って。それが、あんたの公的な地位を維持する、唯一の条件なんだから。」

新城は、最も神聖な研究室で、最も屈辱的な依存の契約を結ばされた。彼は、長いまつ毛の影に、瞳の奥底の絶望を隠したまま、沈黙した。


あとがき

読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

タトゥーの甘い檻

マリ・シンジュ
BL
執着系わんこ攻(大学生)× 高潔な美形教授受(30代) どのお話も単体でお楽しみいただけます。 ​「先生、ここ……僕の瞳を入れるから。ずっと、僕だけを見てて」 ​真面目な大学教授・新城が、大学生の・羽生にだけ許した、あまりにも淫らな「わがまま」。 ​それは、誰にも見えない内腿の奥深くに、消えないタトゥーを刻むこと。 「下書き」と称して肌を赤く染めるペン先の冷たさ。 アトリエの無機質なライトの下、四つん這いで晒される大人の矜持。 ​ずっと年下の青年の、必死で、残酷で、純粋な独占欲。 愚かだと知りながら、新城はその熱に絆され、ゆっくりと「聖域」を明け渡していく――。 ​「……お前のわがままには、最後まで付き合う」 ​針が通るその時、二人の関係は一生消えない「共犯」へと変わる。 執着攻め×年上受け、密やかに刻まれる秘め事のお話。

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中

「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された

あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると… 「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」 気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 初めましてです。お手柔らかにお願いします。

自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話

あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」 トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。 お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。 攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。 兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。 攻め:水瀬真広 受け:神崎彼方 ⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。 途中でモブおじが出てきます。 義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。 初投稿です。 初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。 ひよったら消します。 誤字脱字はサイレント修正します。 内容も時々サイレント修正するかもです。 定期的にタグ整理します。 批判・中傷コメントはお控えください。 見つけ次第削除いたします。

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 ★1000 Thank_You!!

【完結】弟を幸せにする唯一のルートを探すため、兄は何度も『やり直す』

バナナ男さん
BL
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。  そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。   最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます

クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。 『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。 何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。 BLでヤンデレものです。 第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします! 週一 更新予定  ときどきプラスで更新します!

処理中です...