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隠れてないで出てこい!
天使を抱いた
しおりを挟む「あ、だめっ……!しぇ……しぇん、しぇ……」
「違う。 今は有志だ。 そう呼ベ」
「っ、ゆ、ゆう、し……あっ!」
「……そう、いい。お前ン中、すげぇいいよ」
「あぁん、ぁ、あぁ……きもち、いぃ」
自分の歳の半分ぐらいかもしれない。そんな事を考えながら俺は腰を振る。もしそれが本当ならば、少し不味いのかもしれない。そう思ったが、本能が理性を凌駕した。なんてかっこいいことを言ったが、要は、組み敷いているこの女が堪らなくイイということ。
「マジで、 すげぇな。おまえ」
「あっ、は、んんんっ!」
ぱちぱちと肉がぶつかり合う音の中に隠しきれない水音が重なる。ぐり、とこれ以上入らない所まで、俺はブツを押し込む。すると、組み敷いた女の背中が仰け反り、震えた。達した様子を見た俺は、一旦腰の動きを止め、耳元で囁く。
「イった?」
「ん、は、……いっ、たからぁぁん!」
ふ、ふ、と艶かしい吐息と共に鳴く女。高い声が聞きたくて、話の途中で腰の動きを再開した。女の蜜壺に飲み込まれる。奥底まで、もっともっと、と強請られている。そんな気がしてならない。揺れる腰、波打つ柔らかな尻。時折手を伸ばして、見えない乳房を掴んで、上向いて膨らんだ乳首を捻りあげる。
「っ、ひぃん!」
艶のある色声と共に、蜜壺がきゅぅっと締められる。うねるその刺激に、俺は達しそうになる。
「……すげぇ締め付け」
「や、みみ、だめ」
囁くように、耳たぶを舐める。わざと水音を立てた。すると、女は快楽から逃れるように身体を捩った。ちらりと女の唇が見える。赤く熟れ、美味そうな唇だった。顎を押さえ、自分の方に向かせる。
「あっ、」
「舌出せよ」
背中も顔も反っているせいか、女は少し苦しそうだ。けれども、俺の言ったことに素直に反応して、薄く唇を開く。自分で指示したことだったか、俺はそれ以上待つことが出来なかった。女が舌を出す前に、荒々しく唇を重ねる。
「ん、くっ!」
溢れ出た唾液を舌で搦めとる。何故か甘く感じた。俺の舌の動きに必死でついて来ようとする女が可愛く思える。少しくぐもった苦しそうな声が聞こえ、俺は唇を離した。
「おまえ、かわいいな」
そう言って見下ろした白い肌には、俺がつけた赤い所有印が至る所に散らばっていた。見えないところにつけたつもりだったが、怪しいところもいくつかありそうだった。
「あ、ゆう、し」
名前を呼ばれると、天にも昇る心地だ。こいつは俺を天に連れて行ってくれる天使なのではなかろうか?そんな非現実的なことまで考えてしまう。それほどまでに俺はこの行為に、女に、自分に酔っていた。そのせいで一番大事なことを忘れていた。
「っ、ふ、で、る」
「あ、んん、な、なかは、ダメ……っ」
「ってるって……!」
最奥にぶちまけたい衝動を必死に堪えて、俺は腰を引いた。揺れる尻の間に数回擦り付けて、白濁を撒き散らす。どろりとしてそれは、異物のように、天使の白い背中を汚した。天使が、地上に堕ちる。そんな倒錯めいた事を俺は思ってしまった。
柔らかい身体と、甘い声。それに溺れた夜だった。酔ってはいない。けれども、素面とも言えない。一人の女に誘われ、応えたそんな夏のある日。
「……こし、いてぇ」
素肌に纏わりつくシーツが、少し湿っていた。
身体を起こして周りを見渡すが、昨日夜を共にした女が居ない。窓から降り注ぐ夏特有のギラギラした日差しが、もう朝でないことを教えてくれた。そして、サイドボードに置かれた一枚の紙が目に入った。
『佐鳥有志さま。昨晩はありがとうございました。お先に失礼させていただきます。あと、お菓子、一つだけ頂きました。』
少し筆跡の濃い、流れるような字でそう書いてあった紙を、俺は握りつぶす。手紙の横にある、一つだけ空白のできた菓子箱を投げ飛ばしたい気分だった。
「ちきしょう!何処に行きやがった!?」
名前を聞かなかった女を思い出して、俺は一人虚しく叫んだ。
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