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7話 油断大敵
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突然の来訪者に朝から言葉を失う。
頭が真っ白になったまま、ひとまずエントランスの扉を開ける。
いや待て。本当に開けて良かったのか。咄嗟にボタンを押してしまったが、自ら招き入れてしまってどうするんだ。
もしかして自分は取り返しのつかない事をしてしまったのではないかと顔が青ざめる。
だが後悔したところでもう遅い。しばらく呆然としたあと、ハッと我に返る。
(部屋掃除してない!)
山積みの衣服を慌ててクローゼットに押し込む。読もうと思ったまま読めてない本を片づけて、ベッドシーツをきれいにのばして掛け布団を畳む。掃除機もかけたかったがそんな時間はなく、無情にもインターホンが鳴り響いた。
「……はい」
「おはよー、ちーちゃん。ちゃんと眠れた?」
ドアの隙間からちらっと顔を出す。
幻なんかじゃない。朝から爽やかすぎる笑みが眩しい。そういえば私と違って悠は朝が得意だ。
「……まだ出勤時間じゃないですよね」
思わず敬語になる。一応これでも仕える立場になるのだ。
昔のようにため口で話しかけるわけにもいかないだろう。
「うん。でもちーちゃんが逃げないように、ちゃんと見張っておこうかと思って」
――朝からなんてことを言うのだこの男は。
逃げられるならとっくに逃げている。どちらにしても信用されていないということか。
「逃げませんよ。ちゃんと出勤するので先に行ってください」
「んー……でもさあ」
その時だった。わずかな隙間に悠が手を差し込み、勢いよくドアを掴む。
――しまった。
慌てて閉めようとしたが、ビクともしない。
悠がニヤリと薄笑いを浮かべる。そのまま隙間に足を入れると、勢いよくドアを開けた。
「なっ……!?」
「俺はちーちゃんと一緒に出勤したいなあ」
重力でバランスを崩して後ろに倒れてしまいそうになる。すると、悠の手が伸びてきてぐっと引き寄せられた。
(危なかった……)
今頃床に頭を打ち付けていたかと思うと、心臓がバクバクと鳴ってうるさい。
思わず悠の胸に顔を寄せて乱れた呼吸をなんとか落ち着けようとする。
「大丈夫? 怪我はない?」
「あ、ありがとう……ございます」
悠から体を離そうとすると、逃がさないとでもいうように強引に引き寄せられてしまう。
「ねえさっきからなんで敬語なの?」
「だって、私はただの社員だし……」
「じゃあまずはそれ辞めて。俺、昔みたいにちーちゃんと普通に話したいよ」
こんな状況で昔みたいに、なんてよく言ったものだ。
だが悠がそう言うならその方が楽だ。こちらも幼馴染相手に敬語は慣れない。
ほっと息をついたのも束の間、悠が後ろ手にかちゃりと玄関の鍵を閉めた。
一気に現実に引き戻され悠を見上げる。にこっと罪のない笑顔を浮かべるが時すでに遅し。悠が靴を脱いで迷いもなく侵入してくる。
「ちょっと悠!」
「おじゃましまーす」
狭いキッチンを抜けて悠が扉を開ける。無言のままぐるりと部屋を見渡したあと、部屋の中に足を踏み入れた。
「すっごい可愛い。ちーちゃんの部屋だ」
「もう! 勝手に入らないでよね!」
「だって、ちーちゃんの部屋見たかったんだもん」
――本音はそれか。
呆れてため息をつくと、悠が部屋の窓を開けてベランダへ出た。
「うーん……やっぱり三階じゃ危ないな。これじゃ誰か侵入してくるかも」
ぼそぼそと何か一人で言ってるようだが、外の車の音でちゃんと聞き取れない。余計なものを放置しておかなかったか周りを見渡し、とりあえずクローゼットがちゃんと閉まっているか視線を向ける。
「こんな狭い部屋、あんたには居心地悪いでしょ。さっさと出て行って」
元々すぐにハワイに行くつもりだったから、家賃は抑えてアクセス重視で1Kの部屋を選んだ。バストイレ別だけは譲れなかったが、女一人で暮らすには十分な広さだ。だがそこにもう一人増えるとなれば、狭さが一段と増す。
「そう? 俺は狭い部屋好きだよ。その分ちーちゃんの近くにいられるし」
この男の脳内は一体どうなっているのだろうか。こんなにストレートに気持ちを伝えてくるような子じゃなかった。むしろ私の後ろに隠れて自分の思いを言葉にすらできない子だったのに。
まともに相手をするのも疲れて、ベッドに腰掛ける。物色するほどの部屋じゃない。社長になった悠からすれば、物置部屋にでも見えるだろう。
「ここは……」
「あーークローゼットはだめ! 絶対だめ!」
扉のすぐ横にあるクローゼットに手を伸ばした瞬間、全力でその腕を掴んだ。
もし開いたら、さっき詰め込んだ衣服が雪崩を起こすに決まっている。それどころか下着も全部中の引き出しにいれているのだ。こんなところ友人どころか誰にも見せるわけにはいかない。
「それは困るなあ。ちーちゃんに嫌われたら俺死ぬかも」
そもそもすでに嫌われているという発想がないのが恐ろしい。夢にまで見た再会は、自分にとって最悪な形だった。それをこの男は一切気にするそぶりもない。
(私が、どんな想いで……)
昨日のことを思い出すだけも腹立たしい。
斎賀さんや後輩を人質に取って、あれはいわゆる脅しだ。これは私の意思なんか関係ない、ビジネスの世界で取り引きされたいわば人身売買だ。
「ちーちゃん?」
悠が心配そうに顔をのぞき込んでくる。誰がこんな顔をさせていると思っているのだ。
(許したわけじゃない)
けれどどうにもできない自分にも腹が立つ。悔しくなって、ぷいっと顔を背けるとテレビ台にある時計が目に入った。のんびりしている時間はない。もうすぐ予定の電車に乗る時間だ。
「用が済んだならもう帰って。私まだ着替えてないんだから」
もう遅刻は確定だ。最も、遅刻の原因が社長本人なのだから私は悪くない。
とにかく悠のせいで着替えすらまともにできていない。さっさと部屋から出ていって欲しいと追い出そうとしたのだが――。
「え……?」
どさりと背後のベッドに押し倒される。
突然のことで目をぱちくりとさせていると、悠が覆い被さった。
「ちーちゃんさあ、隙がありすぎるよ」
鋭い眼差しが突き刺さる。咄嗟に腕を振り上げようとしたが、すぐに悠に奪われてベッドに押しつけられてしまう。
「は、離して……!」
「俺がこのまま、何もせずに帰ると思う?」
両腕の自由を奪われて身動きがとれない。必死で抵抗してみるがビクともしなかった。
――どうしよう。怖い。
ぐっと悠の顔が近づいてくる。さっきまでニコニコ楽しそうに笑っていたくせに、その表情は私の知っている悠じゃない。色気を含んだ男の目だ。
「ゆ、悠……仕事に遅れ……」
「これも仕事のうちじゃない?」
残酷なぐらい悠が無邪気に微笑む。そこに昔の名残なんかない。
それは有無を言わさない圧倒的な支配だった。
(これが、しごと……?)
ぞくりと背筋が震える。瞳に映る幼馴染がこんなにも怖いと感じたことはない。
いやだ。こわい。離して。出て行って。
叫び声をあげたいのに、何も言葉が出てこない。
そっと頬に手が添えられる。真剣な眼差しに射抜かれて、閉ざした唇がニッと歪んだ。
「逃がしてあげないよ、ちーちゃん」
頭が真っ白になったまま、ひとまずエントランスの扉を開ける。
いや待て。本当に開けて良かったのか。咄嗟にボタンを押してしまったが、自ら招き入れてしまってどうするんだ。
もしかして自分は取り返しのつかない事をしてしまったのではないかと顔が青ざめる。
だが後悔したところでもう遅い。しばらく呆然としたあと、ハッと我に返る。
(部屋掃除してない!)
山積みの衣服を慌ててクローゼットに押し込む。読もうと思ったまま読めてない本を片づけて、ベッドシーツをきれいにのばして掛け布団を畳む。掃除機もかけたかったがそんな時間はなく、無情にもインターホンが鳴り響いた。
「……はい」
「おはよー、ちーちゃん。ちゃんと眠れた?」
ドアの隙間からちらっと顔を出す。
幻なんかじゃない。朝から爽やかすぎる笑みが眩しい。そういえば私と違って悠は朝が得意だ。
「……まだ出勤時間じゃないですよね」
思わず敬語になる。一応これでも仕える立場になるのだ。
昔のようにため口で話しかけるわけにもいかないだろう。
「うん。でもちーちゃんが逃げないように、ちゃんと見張っておこうかと思って」
――朝からなんてことを言うのだこの男は。
逃げられるならとっくに逃げている。どちらにしても信用されていないということか。
「逃げませんよ。ちゃんと出勤するので先に行ってください」
「んー……でもさあ」
その時だった。わずかな隙間に悠が手を差し込み、勢いよくドアを掴む。
――しまった。
慌てて閉めようとしたが、ビクともしない。
悠がニヤリと薄笑いを浮かべる。そのまま隙間に足を入れると、勢いよくドアを開けた。
「なっ……!?」
「俺はちーちゃんと一緒に出勤したいなあ」
重力でバランスを崩して後ろに倒れてしまいそうになる。すると、悠の手が伸びてきてぐっと引き寄せられた。
(危なかった……)
今頃床に頭を打ち付けていたかと思うと、心臓がバクバクと鳴ってうるさい。
思わず悠の胸に顔を寄せて乱れた呼吸をなんとか落ち着けようとする。
「大丈夫? 怪我はない?」
「あ、ありがとう……ございます」
悠から体を離そうとすると、逃がさないとでもいうように強引に引き寄せられてしまう。
「ねえさっきからなんで敬語なの?」
「だって、私はただの社員だし……」
「じゃあまずはそれ辞めて。俺、昔みたいにちーちゃんと普通に話したいよ」
こんな状況で昔みたいに、なんてよく言ったものだ。
だが悠がそう言うならその方が楽だ。こちらも幼馴染相手に敬語は慣れない。
ほっと息をついたのも束の間、悠が後ろ手にかちゃりと玄関の鍵を閉めた。
一気に現実に引き戻され悠を見上げる。にこっと罪のない笑顔を浮かべるが時すでに遅し。悠が靴を脱いで迷いもなく侵入してくる。
「ちょっと悠!」
「おじゃましまーす」
狭いキッチンを抜けて悠が扉を開ける。無言のままぐるりと部屋を見渡したあと、部屋の中に足を踏み入れた。
「すっごい可愛い。ちーちゃんの部屋だ」
「もう! 勝手に入らないでよね!」
「だって、ちーちゃんの部屋見たかったんだもん」
――本音はそれか。
呆れてため息をつくと、悠が部屋の窓を開けてベランダへ出た。
「うーん……やっぱり三階じゃ危ないな。これじゃ誰か侵入してくるかも」
ぼそぼそと何か一人で言ってるようだが、外の車の音でちゃんと聞き取れない。余計なものを放置しておかなかったか周りを見渡し、とりあえずクローゼットがちゃんと閉まっているか視線を向ける。
「こんな狭い部屋、あんたには居心地悪いでしょ。さっさと出て行って」
元々すぐにハワイに行くつもりだったから、家賃は抑えてアクセス重視で1Kの部屋を選んだ。バストイレ別だけは譲れなかったが、女一人で暮らすには十分な広さだ。だがそこにもう一人増えるとなれば、狭さが一段と増す。
「そう? 俺は狭い部屋好きだよ。その分ちーちゃんの近くにいられるし」
この男の脳内は一体どうなっているのだろうか。こんなにストレートに気持ちを伝えてくるような子じゃなかった。むしろ私の後ろに隠れて自分の思いを言葉にすらできない子だったのに。
まともに相手をするのも疲れて、ベッドに腰掛ける。物色するほどの部屋じゃない。社長になった悠からすれば、物置部屋にでも見えるだろう。
「ここは……」
「あーークローゼットはだめ! 絶対だめ!」
扉のすぐ横にあるクローゼットに手を伸ばした瞬間、全力でその腕を掴んだ。
もし開いたら、さっき詰め込んだ衣服が雪崩を起こすに決まっている。それどころか下着も全部中の引き出しにいれているのだ。こんなところ友人どころか誰にも見せるわけにはいかない。
「それは困るなあ。ちーちゃんに嫌われたら俺死ぬかも」
そもそもすでに嫌われているという発想がないのが恐ろしい。夢にまで見た再会は、自分にとって最悪な形だった。それをこの男は一切気にするそぶりもない。
(私が、どんな想いで……)
昨日のことを思い出すだけも腹立たしい。
斎賀さんや後輩を人質に取って、あれはいわゆる脅しだ。これは私の意思なんか関係ない、ビジネスの世界で取り引きされたいわば人身売買だ。
「ちーちゃん?」
悠が心配そうに顔をのぞき込んでくる。誰がこんな顔をさせていると思っているのだ。
(許したわけじゃない)
けれどどうにもできない自分にも腹が立つ。悔しくなって、ぷいっと顔を背けるとテレビ台にある時計が目に入った。のんびりしている時間はない。もうすぐ予定の電車に乗る時間だ。
「用が済んだならもう帰って。私まだ着替えてないんだから」
もう遅刻は確定だ。最も、遅刻の原因が社長本人なのだから私は悪くない。
とにかく悠のせいで着替えすらまともにできていない。さっさと部屋から出ていって欲しいと追い出そうとしたのだが――。
「え……?」
どさりと背後のベッドに押し倒される。
突然のことで目をぱちくりとさせていると、悠が覆い被さった。
「ちーちゃんさあ、隙がありすぎるよ」
鋭い眼差しが突き刺さる。咄嗟に腕を振り上げようとしたが、すぐに悠に奪われてベッドに押しつけられてしまう。
「は、離して……!」
「俺がこのまま、何もせずに帰ると思う?」
両腕の自由を奪われて身動きがとれない。必死で抵抗してみるがビクともしなかった。
――どうしよう。怖い。
ぐっと悠の顔が近づいてくる。さっきまでニコニコ楽しそうに笑っていたくせに、その表情は私の知っている悠じゃない。色気を含んだ男の目だ。
「ゆ、悠……仕事に遅れ……」
「これも仕事のうちじゃない?」
残酷なぐらい悠が無邪気に微笑む。そこに昔の名残なんかない。
それは有無を言わさない圧倒的な支配だった。
(これが、しごと……?)
ぞくりと背筋が震える。瞳に映る幼馴染がこんなにも怖いと感じたことはない。
いやだ。こわい。離して。出て行って。
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