星の降る夜君に恋をした。

5mm_guitar

文字の大きさ
上 下
7 / 7
7話

最終章

しおりを挟む
彼女に言われた言葉が僕を苦しめる。
あんな性格の彼女になぜ恋をしてしまったんだろうか。
この先彼女以上の人に出会えるだろうか。
瞬間彼女の言葉が脳裏をよぎる。
『君が私を殺すこと』
なんとなく彼女に電話してみた。
「君は今どこにいるの?」
「さあね」
彼女はなんか重そうな水の音がするもの持っているのがわかる。
多分石油だろう。
なんとなく嫌な予感がした。
「でも仕方ないから教えてあげるよ
君の家の目の前だよ」
彼女の言葉が怖かった。
と、その瞬間電話が切れた。
怖かったけど僕は玄関のドアを開けた。
そこには火で焼け死んだ彼女がいた。
僕は泣くことしかできなかった。
たまたま見つけてくれた人が消化器で消してくれたが
て手遅れだった。
と、不意に肩を叩かれ後ろを見ると彼女がいた。
僕は一応彼女の返事を待った。
「怖かったでしょ。
ああおもしろかった。」
よく見るとそれは彼女の作った人形だった。
彼女は笑っている。
僕の恋をした彼女は人をいじめて楽しむ人だった。
僕はこんな彼女に恋をした。
この先も彼女と居られることを願おう。
(完)
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...