234 / 249
特別編
特別編⑧ 『私は……』(前編)
しおりを挟む
私はよく頑張ったと思う。
泳ぎに一度行った以外は、こうして宿の部屋で読書ばかりしていたのだから。
……そう。二週間も。宿から一歩も出ることもなく……。
「あっ、あの、マリア様……」
「……何も言わなくても結構です」
朝一で、手紙の返事を運送ギルドに確認に行ったセレクト先生の申し訳無さそうな顔に、私は今朝もレーナス家から連絡がないことを理解した。
この街に入る前にも手紙を今の実家であるレーナス家に当てて出した。更にナイムの街に入ってからも五回も手紙を書いて郵送したのだ。けれど、一向に返事は来ない。
そもそも、レーナス家の領地内の街が滅ぼされてしまったというのに、まるで実家は動こうとはしていないように思える。これは、間違いなく誰かが意図的にその情報を握りつぶしているとしか考えられない。
(まぁ、誰かは考えるまでもないのですが……)
マリアの脳裏に、自分のことを病的に嫌う義兄のルモンの顔が浮かび、彼女は音もなく嘆息する。
マリアの義父であるジュダン=レーナスの考えとは異なり、母方の祖父の影響なのらしいが、兄のルモン=レーナスは貴族というものの生活が万全であってこそ領民に平和が訪れるという、貴族第一主義を取っている。
父はもちろん――出過ぎたことをしている自覚はあるが――義妹である自分も、兄にその考えは逆だと、民の生活があって初めて貴族というものが成り立つのだと言っても聞こうとはしないのだ。
そして彼は、いつか自分の地位をマリアに奪われるのではないかと危惧しているため、彼女に敵対している。
そんなことはありえないのに、とマリアは思う。
どう考えても、自分は政略結婚の道具としてレーナス家に買われた身だ。そう。元の実家が経済的困窮を理由に、娘である自分を養女に出したのだ。
もちろん、この十年近くのレーナス家での待遇は破格と言ってもいいほどの暖かなものであったことは理解している。教養をしっかり身に着けさせてくれただけでなく、一部の領地を実際に経営させてもらえる令嬢など稀有な存在だ。
だが飽くまでもそれは、政略結婚の際に付加価値をつけるための側面も含んでいる。
ただ、マリア自身、貴族の家に生まれた女として政略結婚の道具にされることは仕方のないことだと理解している。
貴族とは血が、血統が必要であり、さらに其れを維持していくためには世継ぎを残さねばならない。そのため、女である自分は望まぬ相手とでも契りを交わし、子を生み育てていくのだ。その未来は決して変わらないのだ。
マリアは高い教養だけでなく、人並み外れた美貌を有していたため、安売りをされずにすんだだけにすぎない。そして、成人してしまった以上、もう間もなく誰か有力な貴族の子息に嫁がされる身なのだ。
きっと、レーナス家に戻ればすぐにでも縁談が結ばれることだろう。そうなれば、ゆくゆくは間違いなくレーナス家は兄のものになる。それなのに、どうして義兄が自分を目の敵にするのか分からない。
義兄は野心家ではあるが、教養のある人だ。そんなことくらいは分かっているはずなのに。
「はぁ~。困りましたね。いつまでもこの宿に逗留し続ける訳にはいかないのですが……」
屋敷を出る際に路銀はしっかり持ち出してきたが、それとて無限にあるわけではない。それに何より……。
「セレクト先生」
「はい、なんでしょうか?」
「流石に、私も我慢の限界です。いい加減、外に出たいです」
マリアは素直な気持ちをセレクトにぶつける。
「ですが、マリア様……」
「ですがも何もありません! もう限界です! 本を読んで食事をして一日を過ごす毎日は飽き飽きです! それに、この宿の食事にも飽きました!」
自分を狙う左右の瞳の色が異なる者達から身を守るためだとセレクトに言われて我慢していたが、人間である以上、我慢の限界というものはあるのだ。
「少しは体を動かさないと、鈍って仕方がありません! もう! 私の顔が目立つのなら、先生の魔法で姿を変えてくださればいいでしょうが!」
「ですから、それは無理なのです。目の変化を隠すのに<変貌>の魔法のリソースを全て使用しているので……」
「分かっています! 分かっていますけれど! 私だって若い娘です。退屈にもなりますし、息抜きがしたくもなるのです!」
子供のようなことを言っているのは理解しているが、一人で部屋に軟禁され続けていては文句の一つも言いたくなる。
もしも、メイがこの場にいてくれていればまた違ったのだろうが……。
「……分かりました。たしかに、マリア様の仰ることもごもっともです。どうにかしましょう」
マリアが文句をひとしきり言ったところで、セレクトはそう言って折れた。折れてくれた。
そして、マリアは久しぶりに自由な時間を手に入れることになったのだった。
◇
昼時を少し過ぎたころ。
この料理店<パニヨン>で、マリアは至福の時間を味わっていた。
「うっ、うううっ……。美味しい。すごく美味しいです……」
マリアはあまりの美味に目頭を抑える。その端からは、僅かだが光る液体が、涙が零れていた。
米と卵を油で炒めたものに、旬のプリプリの岩牡蠣の身を加えた料理が、マリアの心を奪ったのだ。
そう、こういう料理が食べたかったのだ!
格式張った見た目が美しい料理ではなく、これでもかと言わんばかりの旨味が口いっぱいに広がる豪快な料理を求めていたのだ。
一粒一粒の米が卵でコーティングされているのだろう。パラパラの食感が堪らない。そしてそこに岩牡蠣の洪水のような旨味の汁が、口内に官能的とさえ思えるほどの感動を与えてくれるのだ。
しかも、できたての熱々をハフハフ言いながら食べる。
行儀が悪いことは理解していても、スプーンを止めることができない。
「ふふふっ。その様子だと、気に入ってくれたみたいね、牡蠣チャーハン」
マリアはこんな料理が食べたいと、漠然としたイメージをバルネアに伝えたのだが、彼女はその意を見事に汲んでくれて、最高の料理を作ってくれた。
「あの、マリアさん、お茶をここに置いておきますね」
「ええ。ありがとう」
メルエーナがそう言って置いてくれた事に感謝を述べ、マリアは静かにお茶を口にする。
口内が冷たいお茶で冷え、油を流してくれるのがすごく心地良い。
そして、再び口に牡蠣チャーハンを運ぶと、もう一度口内に幸せが広がる。
それからマリアは心ゆくまで料理を堪能し、全てを食べ終えると満足げに微笑んだ。
「バルネアさん、ごちそうさまでした。大げさではなく、生き返った気持ちです!」
「ふふっ、どういたしまして。マリアちゃんもこれからは遠慮なくうちのお店に食べに来てね」
「はい。そうさせて頂きます!」
先日のレセリア湖に行く道中で食べたお弁当も美味しかったが、あの料理でもバルネアという料理人の実力の断片に過ぎなかったのだということを、マリアはようやく理解することができた。
「いい食べっぷりね。お貴族様って、こういう料理は食べないと思っていたわ」
隣の席でお茶を飲んでいたイルリアが、関心とも呆れとも取れる感想を口にしたが、マリアはそんなことは気にしない。
「そんなわけないじゃない。貴族だろうとそうでなかろうと、同じ人間よ。美味しいものは誰が食べても美味しいし、食べたいと思うものよ」
マリアは上機嫌にそう言って微笑み、
「そして、私は可愛いものも好きよ」
そう宣言する。
「はいはい。分かっているわよ。セレクトさんに頼まれたときは本当かどうか悩んだけれど、平民の娘が大好きな可愛い雑貨を扱う店に案内してあげるわ」
「ふふっ、嬉しい」
マリアは今日の遊びプランを考えてくれたイルリア達に感謝する。
そして、もちろん、彼女達に頭を下げて護衛兼遊び相手を務めてくれるように頼んでくれたセレクト先生にも感謝する。
そんなセレクトは、ジェノと何やら打ち合わせをしている。
気にならないといえば嘘になるが、『今日は、思いっきり羽根を伸ばしてください』と言ってくれたので、マリアはその辺りのことはすべて任せることにした。
そして、マリアはこの日、久しぶりに楽しい時間を過ごす事となったのだった。
泳ぎに一度行った以外は、こうして宿の部屋で読書ばかりしていたのだから。
……そう。二週間も。宿から一歩も出ることもなく……。
「あっ、あの、マリア様……」
「……何も言わなくても結構です」
朝一で、手紙の返事を運送ギルドに確認に行ったセレクト先生の申し訳無さそうな顔に、私は今朝もレーナス家から連絡がないことを理解した。
この街に入る前にも手紙を今の実家であるレーナス家に当てて出した。更にナイムの街に入ってからも五回も手紙を書いて郵送したのだ。けれど、一向に返事は来ない。
そもそも、レーナス家の領地内の街が滅ぼされてしまったというのに、まるで実家は動こうとはしていないように思える。これは、間違いなく誰かが意図的にその情報を握りつぶしているとしか考えられない。
(まぁ、誰かは考えるまでもないのですが……)
マリアの脳裏に、自分のことを病的に嫌う義兄のルモンの顔が浮かび、彼女は音もなく嘆息する。
マリアの義父であるジュダン=レーナスの考えとは異なり、母方の祖父の影響なのらしいが、兄のルモン=レーナスは貴族というものの生活が万全であってこそ領民に平和が訪れるという、貴族第一主義を取っている。
父はもちろん――出過ぎたことをしている自覚はあるが――義妹である自分も、兄にその考えは逆だと、民の生活があって初めて貴族というものが成り立つのだと言っても聞こうとはしないのだ。
そして彼は、いつか自分の地位をマリアに奪われるのではないかと危惧しているため、彼女に敵対している。
そんなことはありえないのに、とマリアは思う。
どう考えても、自分は政略結婚の道具としてレーナス家に買われた身だ。そう。元の実家が経済的困窮を理由に、娘である自分を養女に出したのだ。
もちろん、この十年近くのレーナス家での待遇は破格と言ってもいいほどの暖かなものであったことは理解している。教養をしっかり身に着けさせてくれただけでなく、一部の領地を実際に経営させてもらえる令嬢など稀有な存在だ。
だが飽くまでもそれは、政略結婚の際に付加価値をつけるための側面も含んでいる。
ただ、マリア自身、貴族の家に生まれた女として政略結婚の道具にされることは仕方のないことだと理解している。
貴族とは血が、血統が必要であり、さらに其れを維持していくためには世継ぎを残さねばならない。そのため、女である自分は望まぬ相手とでも契りを交わし、子を生み育てていくのだ。その未来は決して変わらないのだ。
マリアは高い教養だけでなく、人並み外れた美貌を有していたため、安売りをされずにすんだだけにすぎない。そして、成人してしまった以上、もう間もなく誰か有力な貴族の子息に嫁がされる身なのだ。
きっと、レーナス家に戻ればすぐにでも縁談が結ばれることだろう。そうなれば、ゆくゆくは間違いなくレーナス家は兄のものになる。それなのに、どうして義兄が自分を目の敵にするのか分からない。
義兄は野心家ではあるが、教養のある人だ。そんなことくらいは分かっているはずなのに。
「はぁ~。困りましたね。いつまでもこの宿に逗留し続ける訳にはいかないのですが……」
屋敷を出る際に路銀はしっかり持ち出してきたが、それとて無限にあるわけではない。それに何より……。
「セレクト先生」
「はい、なんでしょうか?」
「流石に、私も我慢の限界です。いい加減、外に出たいです」
マリアは素直な気持ちをセレクトにぶつける。
「ですが、マリア様……」
「ですがも何もありません! もう限界です! 本を読んで食事をして一日を過ごす毎日は飽き飽きです! それに、この宿の食事にも飽きました!」
自分を狙う左右の瞳の色が異なる者達から身を守るためだとセレクトに言われて我慢していたが、人間である以上、我慢の限界というものはあるのだ。
「少しは体を動かさないと、鈍って仕方がありません! もう! 私の顔が目立つのなら、先生の魔法で姿を変えてくださればいいでしょうが!」
「ですから、それは無理なのです。目の変化を隠すのに<変貌>の魔法のリソースを全て使用しているので……」
「分かっています! 分かっていますけれど! 私だって若い娘です。退屈にもなりますし、息抜きがしたくもなるのです!」
子供のようなことを言っているのは理解しているが、一人で部屋に軟禁され続けていては文句の一つも言いたくなる。
もしも、メイがこの場にいてくれていればまた違ったのだろうが……。
「……分かりました。たしかに、マリア様の仰ることもごもっともです。どうにかしましょう」
マリアが文句をひとしきり言ったところで、セレクトはそう言って折れた。折れてくれた。
そして、マリアは久しぶりに自由な時間を手に入れることになったのだった。
◇
昼時を少し過ぎたころ。
この料理店<パニヨン>で、マリアは至福の時間を味わっていた。
「うっ、うううっ……。美味しい。すごく美味しいです……」
マリアはあまりの美味に目頭を抑える。その端からは、僅かだが光る液体が、涙が零れていた。
米と卵を油で炒めたものに、旬のプリプリの岩牡蠣の身を加えた料理が、マリアの心を奪ったのだ。
そう、こういう料理が食べたかったのだ!
格式張った見た目が美しい料理ではなく、これでもかと言わんばかりの旨味が口いっぱいに広がる豪快な料理を求めていたのだ。
一粒一粒の米が卵でコーティングされているのだろう。パラパラの食感が堪らない。そしてそこに岩牡蠣の洪水のような旨味の汁が、口内に官能的とさえ思えるほどの感動を与えてくれるのだ。
しかも、できたての熱々をハフハフ言いながら食べる。
行儀が悪いことは理解していても、スプーンを止めることができない。
「ふふふっ。その様子だと、気に入ってくれたみたいね、牡蠣チャーハン」
マリアはこんな料理が食べたいと、漠然としたイメージをバルネアに伝えたのだが、彼女はその意を見事に汲んでくれて、最高の料理を作ってくれた。
「あの、マリアさん、お茶をここに置いておきますね」
「ええ。ありがとう」
メルエーナがそう言って置いてくれた事に感謝を述べ、マリアは静かにお茶を口にする。
口内が冷たいお茶で冷え、油を流してくれるのがすごく心地良い。
そして、再び口に牡蠣チャーハンを運ぶと、もう一度口内に幸せが広がる。
それからマリアは心ゆくまで料理を堪能し、全てを食べ終えると満足げに微笑んだ。
「バルネアさん、ごちそうさまでした。大げさではなく、生き返った気持ちです!」
「ふふっ、どういたしまして。マリアちゃんもこれからは遠慮なくうちのお店に食べに来てね」
「はい。そうさせて頂きます!」
先日のレセリア湖に行く道中で食べたお弁当も美味しかったが、あの料理でもバルネアという料理人の実力の断片に過ぎなかったのだということを、マリアはようやく理解することができた。
「いい食べっぷりね。お貴族様って、こういう料理は食べないと思っていたわ」
隣の席でお茶を飲んでいたイルリアが、関心とも呆れとも取れる感想を口にしたが、マリアはそんなことは気にしない。
「そんなわけないじゃない。貴族だろうとそうでなかろうと、同じ人間よ。美味しいものは誰が食べても美味しいし、食べたいと思うものよ」
マリアは上機嫌にそう言って微笑み、
「そして、私は可愛いものも好きよ」
そう宣言する。
「はいはい。分かっているわよ。セレクトさんに頼まれたときは本当かどうか悩んだけれど、平民の娘が大好きな可愛い雑貨を扱う店に案内してあげるわ」
「ふふっ、嬉しい」
マリアは今日の遊びプランを考えてくれたイルリア達に感謝する。
そして、もちろん、彼女達に頭を下げて護衛兼遊び相手を務めてくれるように頼んでくれたセレクト先生にも感謝する。
そんなセレクトは、ジェノと何やら打ち合わせをしている。
気にならないといえば嘘になるが、『今日は、思いっきり羽根を伸ばしてください』と言ってくれたので、マリアはその辺りのことはすべて任せることにした。
そして、マリアはこの日、久しぶりに楽しい時間を過ごす事となったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
一国一城の主を目指す!〜渇望の日々を超えて。
リョウ
ファンタジー
何者かになりたかった。
だが現世でその願いは叶わず、男は敗北感と悲嘆を胸に沈んでいた。
そんな彼の前に現れたのは、一柱の女神。
導かれるまま異世界へ転移した男は、新たにレイと名乗り、剣も魔法も身分もない底辺から成り上がることを決意する。
冒険者として生きる術を学び、魔法を覚え、剣を磨き、人と裏社会を見極めながら、レイは少しずつ力を蓄えていく。
目指すのは、ただ生き延びることではない。
一国一城の主となり、この世界で“何者か”になること。
渇望を燃料に、知恵と執念で上へ上へと這い上がる、ダークファンタジー成り上がり譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる