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1章〜フォレスト王国カイヴの街〜
番外話、フェアディの前世
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俺は梨花に飼われている犬だ。
雑種だから種類はない。毛の色はグレー。瞳は金らしい。俺には見えないから俺自身は分からないが。
俺は、梨花が大好きだ。
梨花はぶらっくきぎょうとやらに行っていて、中々俺との時間が少なく、これじゃあ飼い主失格だとよくぼやいていた。
だけど俺はそうは思わない。だって梨花は少ない休みを家事以外の時は全て俺と一緒にいてくれる。
家で過ごしたり、遠出したり様々だが、梨花といられる時間が何より楽しかったし、とてもとても幸せだった。
……そんな幸せが、ずっとずっと続くと思っていた。そんなのは分からないというのに。俺はバカだ。大バカだ。
梨花と俺はいつも同じベッドで寝る。俺が目を先に覚まして梨花の顔を舐めて起こすのだ。
そしていつも通り、梨花より先に目を覚まし、顔を舐めようとした。でもそれが出来なかった。
梨花が隣にいない。そんなこと、今まで一度もなかったのに。
それから俺は家中探した。探しまくった。でも梨花はいなくて、俺は途方に暮れた。
でもずっとそんな訳ではなく、何日か経ったら檻に入れられどこかに連れて行かれた。
その間に、俺の中では最悪な考えがずっと離れない。
それはーーー梨花の死。
そんな考えを裏付けるかのように、俺を檻に入れた奴らの話が聞こえてくる。
「はぁ~。こういう子達、可愛そうだよね」
「ね……。飼い主が死んだこととか何も分かっていなくて、ただ飼い主を待っているんだから……」
他にも何か話しているが、そんなの関係なかった。飼い主が死んだ?
梨花も死んだのか??
嫌だっ!!俺は認めない!!梨花を探しに行くんだーーっ!!
おれは隙を見て檻から脱走した。そして無我夢中で走り続けた。だから車に気がつけなかった。
キキキィーーー!!
ドンッ。
ああ、俺死ぬんだ。そう本能で悟った。
そして目を閉じた。
……目を覚ましたら、花畑だった。
そしてさらに奇妙なことに、女が土下座というやつをしていた。
ひいた。
「ごめんなさいぃーーー!!貴方の飼い主である梨花さんを、殺してしまったのは私ですっ!」
……は?
「そして貴方はその梨花さんを求めて死んでしまった。貴方も死ぬ予定ではなかったのです。なので貴方は、梨花さんと出会えるように転生させていただきます!!」
ん?てんせい??
「はい、転生です。貴方は必ず梨花さんに会えるでしょう。ではこれからの貴方の幸せを願って。さようなら。また会いましょう」
パアァ。
は!?ちょっと待てぇーー!!話を勝手に進めすぎだろ!?
そこまで考えて俺は意識を手放した。
この記憶が蘇った。それはリティアと出会ってしばらく経った頃だった。
そして梨花はリティアであることもすぐに理解した。
……我は少しティーア様に対する気持ちが複雑になった。梨花を殺した憎さと、リティアに出会えた感謝。
非っ常ーーに複雑だ。
まあリティアが気にしていないから憎めないのだが。
それに前世だとどうしても梨花より先に死ぬ運命だっただろうが、我はリティアと従魔契約を交わした。
これにより寿命はリティアの最後と同じ。このことをリティアは知らないだろうが今はそのままでよい。
リティアと同じ最後だと思うとティーア様には感謝しきれん。
……まあ我々の周りが賑やかになったことも嬉しく思う。前は二人きりだったが、今は家族が沢山おる。
それがとても嬉しく、とてもとても幸せだ。
雑種だから種類はない。毛の色はグレー。瞳は金らしい。俺には見えないから俺自身は分からないが。
俺は、梨花が大好きだ。
梨花はぶらっくきぎょうとやらに行っていて、中々俺との時間が少なく、これじゃあ飼い主失格だとよくぼやいていた。
だけど俺はそうは思わない。だって梨花は少ない休みを家事以外の時は全て俺と一緒にいてくれる。
家で過ごしたり、遠出したり様々だが、梨花といられる時間が何より楽しかったし、とてもとても幸せだった。
……そんな幸せが、ずっとずっと続くと思っていた。そんなのは分からないというのに。俺はバカだ。大バカだ。
梨花と俺はいつも同じベッドで寝る。俺が目を先に覚まして梨花の顔を舐めて起こすのだ。
そしていつも通り、梨花より先に目を覚まし、顔を舐めようとした。でもそれが出来なかった。
梨花が隣にいない。そんなこと、今まで一度もなかったのに。
それから俺は家中探した。探しまくった。でも梨花はいなくて、俺は途方に暮れた。
でもずっとそんな訳ではなく、何日か経ったら檻に入れられどこかに連れて行かれた。
その間に、俺の中では最悪な考えがずっと離れない。
それはーーー梨花の死。
そんな考えを裏付けるかのように、俺を檻に入れた奴らの話が聞こえてくる。
「はぁ~。こういう子達、可愛そうだよね」
「ね……。飼い主が死んだこととか何も分かっていなくて、ただ飼い主を待っているんだから……」
他にも何か話しているが、そんなの関係なかった。飼い主が死んだ?
梨花も死んだのか??
嫌だっ!!俺は認めない!!梨花を探しに行くんだーーっ!!
おれは隙を見て檻から脱走した。そして無我夢中で走り続けた。だから車に気がつけなかった。
キキキィーーー!!
ドンッ。
ああ、俺死ぬんだ。そう本能で悟った。
そして目を閉じた。
……目を覚ましたら、花畑だった。
そしてさらに奇妙なことに、女が土下座というやつをしていた。
ひいた。
「ごめんなさいぃーーー!!貴方の飼い主である梨花さんを、殺してしまったのは私ですっ!」
……は?
「そして貴方はその梨花さんを求めて死んでしまった。貴方も死ぬ予定ではなかったのです。なので貴方は、梨花さんと出会えるように転生させていただきます!!」
ん?てんせい??
「はい、転生です。貴方は必ず梨花さんに会えるでしょう。ではこれからの貴方の幸せを願って。さようなら。また会いましょう」
パアァ。
は!?ちょっと待てぇーー!!話を勝手に進めすぎだろ!?
そこまで考えて俺は意識を手放した。
この記憶が蘇った。それはリティアと出会ってしばらく経った頃だった。
そして梨花はリティアであることもすぐに理解した。
……我は少しティーア様に対する気持ちが複雑になった。梨花を殺した憎さと、リティアに出会えた感謝。
非っ常ーーに複雑だ。
まあリティアが気にしていないから憎めないのだが。
それに前世だとどうしても梨花より先に死ぬ運命だっただろうが、我はリティアと従魔契約を交わした。
これにより寿命はリティアの最後と同じ。このことをリティアは知らないだろうが今はそのままでよい。
リティアと同じ最後だと思うとティーア様には感謝しきれん。
……まあ我々の周りが賑やかになったことも嬉しく思う。前は二人きりだったが、今は家族が沢山おる。
それがとても嬉しく、とてもとても幸せだ。
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