神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン

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2章〜フォレスト王国王都〜

81、救世主ではなかった。……逆だった

「というか陛下に俺から話しかけるなんて恐れ多すぎて出来ねえし」
「そう?とっても気さくなおじさんじゃん?」
「「「おじさん……」」」

 ソークは笑い出すのを堪えるように、ロークは尊敬を向けるように、リチャードくんは恐れるようにそう呟いた。

 えええぇぇ!?何その反応は。私何か変な発言した?……思いつかないぞ☆

「リ、リティアはち、父上のことっを、おじさんだと思っているの?」

 ……ソークよ、笑いを堪えきれていないぞ。笑うならもう盛大に笑えバカァ!

「……ちょっとだけ?」
「「……ちょっとは思ってるんだな」」

 そこうるさいよ。

「だってさぁ、親子程年の離れている、三十代の人は私、幼児からしたら充分老けて見える時があるんだもん」
「リティアは、正直だなぁ」

 そう言って頭をなでなでされた。精神年齢的には私の方が年上なのにぃ!解せぬわいっ!!

 
 ……そしてノークさんの話を続けていたら、当のご本人登場です!

 私達はピシリと固まってしまったよ。でもしょうがないと思わない?ほら、一応不敬罪とかあるしね?

「リチャードもいたのか」
「はい。殿下方と同席させていただいております」
「そうか」

 そう言うと、ノークさんはニヤリと笑った。

 ……何かイヤな予感の匂いがするよ、ノークさん。

 そして私の予感の匂いは当たった。

 ノークさんはリチャードくんにケモミミの粉を振りかけた。それはもう容赦なく(まだ持ってたんだ……それに驚き)。


 というかノークさんナイスッ!!


 幼児と少年のケモミミ……イイ!!

 リチャードくんは黒狼だった。

 しかも私の横にはフェアディ達もふもふ(ふもふではないのもいるけど)がいる。皆を見渡すと……そこら中もふもふだらけ。


 はうっ。モッフモフパラダイス最っ高!!


 はっ!いかんいかん。思考が乱れちゃった。
 
 そして私が思考の海に潜っている間にノークさんはリチャードくんにケモミミの説明を済ませていた。

 
 ……わーー。さらに視線が増えたーー。

 結局リチャードくんは救世主ではなかった。残念!!

 まあそもそも私がリチャードくんを勝手に心の中で救世主扱いしただけなんだけどね。

 でも私にも分かる事がある!ソークとロークも絶対リチャードくんが助けてくれる事を期待していたって事をね。

 結果、さらに視線が増えただけなんだけどね☆

 うん、何かごめんリチャードくん。

 今の私八つ当たり気味だわ。何か視線が集まりすぎてイライラするんだよね。私達をジロジロ見るなっ!!てね。

 そしてリチャードくんも好奇の視線に若干涙目。あ、それ逆効果……。さらに視線集めてますよ?わざわざ言ったりはしないけどね。

 うん、本当にごめん。今私、機嫌が悪いみたい。

 やっぱり精神若干この幼女の体に引っ張られている気がする……。
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