59 / 115
57. 予想外ですよ
しおりを挟む
ギイィィ――……
閉められていた扉を押すと、木が軋み蝶番の嫌な音が響く。
ここは、以前カルロスと一緒にデー……じゃなくて、探りにやって来た、偽ヒナタが保護されていた孤児院横の教会。
中にあった長椅子や、講壇などは全て庭先へ出されている。孤児院の方も静かで閑散としていて、どうやら建て替えの為に今は誰もいないようだ。建て替え資金の出所は、だいたい想像がついた。
扉を開けると、差し込む朝日でいくらかの明かりはあったものの、それでも中は薄暗い。
何も無い、だだっ広い礼拝堂。ポツンと真ん中に椅子が置かれ、頭を垂らしグッタリした状態のオリヴィエが座らせられていた。
「……オリヴィエッ!」
周りの気配に神経を尖らせつつ、駆け寄った。
オリヴィエは、椅子に縛り付けられて意識は失っているものの、大丈夫そうだ。オリヴィエの顔からは、少し薬っぽい匂いがするから、たぶん眠らされているだけだろう。
無事でよかった……。
スカートの中から、短剣を取り出して紐を切ろうとした矢先。
「ベアトリーチェ様、そのまま動かないでください」
背後から、聞き覚えのある声がした。
――ああ、やっぱりね。
「ヒナタ様、私の弟をどうするおつもりですか?」
後ろを振り向かないまま尋ねた。
「凄いですね、よく私だと。それに、こんな状況でも動じないなんて。……やはり、ただのご令嬢ではないのですね?」
「何を仰っているのか解りませんわ。私は普通の公爵令嬢です」
自分で言っておいて何だが、こんな場に一人で乗り込んでいる時点で普通じゃないとは分かっている。
「あはは! 短剣片手に何言っちゃってるのかなぁ? あんた、面白いなっ。ああ、剣は下に置いてこっちに寄越してね。じゃないと、彼に飲ませた毒の解毒剤をあげないよ」
偽ヒナタの口調がガラリと変わった。
……毒!?
このまま、オリヴィエを連れて転移することは可能だけど、毒とは厄介だ。
ただ、オリヴィエの様子から、それが本当かは怪しいところ。はったりかもしれないが……万が一もある。解毒剤は手に入れた方が良さそうだ。
ジゼルからの借り物だけど、仕方ないわね。
膝をついたまま、短剣を床に置き偽ヒナタに向かって滑らせた。不自然にならないように、反対の手を胸元の蝶に当てながら。
「その喋り方がヒナタ様の地ですか? 女性としてはどうかと思いますけど……」と、わざと話しかけてみる。
「うーん、残念! 僕は女性じゃないからね」
……えっ!?
思わず振り向いてしまった。そこには、やはり偽ヒナタの姿。手には怪しげな小瓶を持っている。
「……その姿で、ですか?」
「仕方なくね」
「恥ずかしくないですか?」
「…………」
顔が引き攣っている。恥ずかしいのね。
レンが使っていた、視覚に作用し外見を変える魔道具を使用しているかも――とは思っていたが。まさか、性別まで変えていたとは。
「僕だって、この姿は不本意だよ。でも、聖女の力が必要だからね。おっと、この先は言えないな」
何よ、その中途半端な暴露。私をおちょくっているのかって言ってやりたいけれど……。
これもまた、バスチアンが盗聴しているのかもしれないし――公爵令嬢らしく振る舞わなければ。
「驚きですわ。でも……よくお似合いですよ、そのお姿」
わざと小馬鹿にしたような言い方で微笑むが、偽ヒナタは返事もせずに、こちらをじっと見据えてくるだけだ。
「どうせ、大したことのない外見をしてらっしゃるのでしょう? 正体をバラしているのに、そんな姿のままだなんて。私の周りには、素敵な殿方ばかりですから。あなたは、ご自分に自信がないのでしょう?」
さらに挑発し、相手の出方や性格を見極めたい。カッとなって飛びかかってきてくれたらラッキーだわ。
「さすが、魔王を復活させた悪女だね。……ちょっと、気に入っちゃった」
「気に入っていただいても困りますわ。私、そちらの趣味はございませんから」
「……じゃあ、これでどう?」
レンがしていた物とは違う、ブレスレット型の魔道具を見せる。埋められた小さな魔石の数は二つ。
ブレスレットに触れると、魔力が揺らぎ出て姿が変わった。
つまり、偽ヒナタは魔力持ち。平民ではなく貴族の出だろう。
「まあ! そちらの方が素敵ですわ」
カッとならないなら、煽ててみる。
魔族のみんなには劣るけど、相当な美男子だ。線は細めだが、薄茶色の髪にアーモンドアイ。
うん、モテるわコレは。
偽ヒナタは短剣を拾って、解毒剤を胸ポケットへ仕舞うと、こちらに向かって歩いてくる。
「……惚れちゃった?」
クイッと顎を摘まれる。
取られた短剣の剣先は、オリヴィエの喉に当てられ身動きが取れない。
「残念だけど、惚れないわ」
近づく顔を睨み返す。
一気に魔力をぶち当てたい気分だけど。
これだけ近くなれば……押し返す振りして、小瓶にさえ触れられれば転移出来る。
そんなことを考えていたら――突然床が消えた。
「……え?」
私は誰かの小脇に抱えられ、宙に浮いていた。
「ビーチェ、浮気はいけないな。お仕置きが必要だと思うが、どうだろう?」
ぷら~んと脇に抱えられたまま見上げると、真剣な顔でアホなことを言うカルロス姿の魔王がいた。
「おっ、お前は誰だ!?」
真下には、偽ヒナタ男性バージョンが叫んでいる。
保健医カルロスの記憶そのものが消されているから、誰か分からないのだ。
辺りをぐるっと見渡すが、オリヴィエの姿は見当たらない。
ようやくここが魔王が作り出す異空間で、私を助けに来てくれたのだと理解できた。この体勢はどうにかしてほしいけど。
「どんなお仕置きがいいかな?」と、真顔で考えている。
「……あの、誤解です。それに恋人じゃないし、パートナーだから浮気とかないですよね?」
「パートナー…………そうなのか?」
今そんなことを悩まないでほしい。
「それより! 勇者一行はどうしたんですか!?」
まさか、魔王本人がやって来るとは思わなかった。
「ああ……。ノアに言われて、城を迷宮風に作り替えたからな。まだ暫くは、私の部屋に辿り着かないだろう」
「はい?」
レン達は魔王の玉座を目指して、ひたすら歩かされている最中だそうだ。なんていうか……同情しかわかない。
「で、どうするのだ?」と、顔を寄せてくる。
「え……えっと、パートナーの在り方については、ノアにも立ち会ってもらって、後々ということで! 今は、オリヴィエの解毒と、下の偽ヒナタをどうするかです」
「ふむ。オリヴィエは、解毒してジゼルと城へ送ろう」
そう言うと、カルロスはパチリと指を鳴らした。
この空間の中では、何も変化が無いのでよく分からないけど……。
これで、ひとまずは安心だわ!
閉められていた扉を押すと、木が軋み蝶番の嫌な音が響く。
ここは、以前カルロスと一緒にデー……じゃなくて、探りにやって来た、偽ヒナタが保護されていた孤児院横の教会。
中にあった長椅子や、講壇などは全て庭先へ出されている。孤児院の方も静かで閑散としていて、どうやら建て替えの為に今は誰もいないようだ。建て替え資金の出所は、だいたい想像がついた。
扉を開けると、差し込む朝日でいくらかの明かりはあったものの、それでも中は薄暗い。
何も無い、だだっ広い礼拝堂。ポツンと真ん中に椅子が置かれ、頭を垂らしグッタリした状態のオリヴィエが座らせられていた。
「……オリヴィエッ!」
周りの気配に神経を尖らせつつ、駆け寄った。
オリヴィエは、椅子に縛り付けられて意識は失っているものの、大丈夫そうだ。オリヴィエの顔からは、少し薬っぽい匂いがするから、たぶん眠らされているだけだろう。
無事でよかった……。
スカートの中から、短剣を取り出して紐を切ろうとした矢先。
「ベアトリーチェ様、そのまま動かないでください」
背後から、聞き覚えのある声がした。
――ああ、やっぱりね。
「ヒナタ様、私の弟をどうするおつもりですか?」
後ろを振り向かないまま尋ねた。
「凄いですね、よく私だと。それに、こんな状況でも動じないなんて。……やはり、ただのご令嬢ではないのですね?」
「何を仰っているのか解りませんわ。私は普通の公爵令嬢です」
自分で言っておいて何だが、こんな場に一人で乗り込んでいる時点で普通じゃないとは分かっている。
「あはは! 短剣片手に何言っちゃってるのかなぁ? あんた、面白いなっ。ああ、剣は下に置いてこっちに寄越してね。じゃないと、彼に飲ませた毒の解毒剤をあげないよ」
偽ヒナタの口調がガラリと変わった。
……毒!?
このまま、オリヴィエを連れて転移することは可能だけど、毒とは厄介だ。
ただ、オリヴィエの様子から、それが本当かは怪しいところ。はったりかもしれないが……万が一もある。解毒剤は手に入れた方が良さそうだ。
ジゼルからの借り物だけど、仕方ないわね。
膝をついたまま、短剣を床に置き偽ヒナタに向かって滑らせた。不自然にならないように、反対の手を胸元の蝶に当てながら。
「その喋り方がヒナタ様の地ですか? 女性としてはどうかと思いますけど……」と、わざと話しかけてみる。
「うーん、残念! 僕は女性じゃないからね」
……えっ!?
思わず振り向いてしまった。そこには、やはり偽ヒナタの姿。手には怪しげな小瓶を持っている。
「……その姿で、ですか?」
「仕方なくね」
「恥ずかしくないですか?」
「…………」
顔が引き攣っている。恥ずかしいのね。
レンが使っていた、視覚に作用し外見を変える魔道具を使用しているかも――とは思っていたが。まさか、性別まで変えていたとは。
「僕だって、この姿は不本意だよ。でも、聖女の力が必要だからね。おっと、この先は言えないな」
何よ、その中途半端な暴露。私をおちょくっているのかって言ってやりたいけれど……。
これもまた、バスチアンが盗聴しているのかもしれないし――公爵令嬢らしく振る舞わなければ。
「驚きですわ。でも……よくお似合いですよ、そのお姿」
わざと小馬鹿にしたような言い方で微笑むが、偽ヒナタは返事もせずに、こちらをじっと見据えてくるだけだ。
「どうせ、大したことのない外見をしてらっしゃるのでしょう? 正体をバラしているのに、そんな姿のままだなんて。私の周りには、素敵な殿方ばかりですから。あなたは、ご自分に自信がないのでしょう?」
さらに挑発し、相手の出方や性格を見極めたい。カッとなって飛びかかってきてくれたらラッキーだわ。
「さすが、魔王を復活させた悪女だね。……ちょっと、気に入っちゃった」
「気に入っていただいても困りますわ。私、そちらの趣味はございませんから」
「……じゃあ、これでどう?」
レンがしていた物とは違う、ブレスレット型の魔道具を見せる。埋められた小さな魔石の数は二つ。
ブレスレットに触れると、魔力が揺らぎ出て姿が変わった。
つまり、偽ヒナタは魔力持ち。平民ではなく貴族の出だろう。
「まあ! そちらの方が素敵ですわ」
カッとならないなら、煽ててみる。
魔族のみんなには劣るけど、相当な美男子だ。線は細めだが、薄茶色の髪にアーモンドアイ。
うん、モテるわコレは。
偽ヒナタは短剣を拾って、解毒剤を胸ポケットへ仕舞うと、こちらに向かって歩いてくる。
「……惚れちゃった?」
クイッと顎を摘まれる。
取られた短剣の剣先は、オリヴィエの喉に当てられ身動きが取れない。
「残念だけど、惚れないわ」
近づく顔を睨み返す。
一気に魔力をぶち当てたい気分だけど。
これだけ近くなれば……押し返す振りして、小瓶にさえ触れられれば転移出来る。
そんなことを考えていたら――突然床が消えた。
「……え?」
私は誰かの小脇に抱えられ、宙に浮いていた。
「ビーチェ、浮気はいけないな。お仕置きが必要だと思うが、どうだろう?」
ぷら~んと脇に抱えられたまま見上げると、真剣な顔でアホなことを言うカルロス姿の魔王がいた。
「おっ、お前は誰だ!?」
真下には、偽ヒナタ男性バージョンが叫んでいる。
保健医カルロスの記憶そのものが消されているから、誰か分からないのだ。
辺りをぐるっと見渡すが、オリヴィエの姿は見当たらない。
ようやくここが魔王が作り出す異空間で、私を助けに来てくれたのだと理解できた。この体勢はどうにかしてほしいけど。
「どんなお仕置きがいいかな?」と、真顔で考えている。
「……あの、誤解です。それに恋人じゃないし、パートナーだから浮気とかないですよね?」
「パートナー…………そうなのか?」
今そんなことを悩まないでほしい。
「それより! 勇者一行はどうしたんですか!?」
まさか、魔王本人がやって来るとは思わなかった。
「ああ……。ノアに言われて、城を迷宮風に作り替えたからな。まだ暫くは、私の部屋に辿り着かないだろう」
「はい?」
レン達は魔王の玉座を目指して、ひたすら歩かされている最中だそうだ。なんていうか……同情しかわかない。
「で、どうするのだ?」と、顔を寄せてくる。
「え……えっと、パートナーの在り方については、ノアにも立ち会ってもらって、後々ということで! 今は、オリヴィエの解毒と、下の偽ヒナタをどうするかです」
「ふむ。オリヴィエは、解毒してジゼルと城へ送ろう」
そう言うと、カルロスはパチリと指を鳴らした。
この空間の中では、何も変化が無いのでよく分からないけど……。
これで、ひとまずは安心だわ!
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された悪役令嬢、放浪先で最強公爵に溺愛される
鍛高譚
恋愛
「スカーレット・ヨーク、お前との婚約は破棄する!」
王太子アルバートの突然の宣言により、伯爵令嬢スカーレットの人生は一変した。
すべては“聖女”を名乗る平民アメリアの企み。でっち上げられた罪で糾弾され、名誉を失い、実家からも追放されてしまう。
頼る宛もなく王都をさまよった彼女は、行き倒れ寸前のところを隣国ルーヴェル王国の公爵、ゼイン・ファーガスに救われる。
「……しばらく俺のもとで休め。安全は保証する」
冷徹な印象とは裏腹に、ゼインはスカーレットを庇護し、“形だけの婚約者”として身を守ってくれることに。
公爵家で静かな日々を過ごすうちに、スカーレットの聡明さや誇り高さは次第に評価され、彼女自身もゼインに心惹かれていく。
だがその裏で、王太子とアメリアの暴走は止まらず、スカーレットの両親までもが処刑の危機に――!
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
百門一新
恋愛
大妖怪の妖狐「オウカ姫」と、人間の伯爵のもとに生まれた一人娘「リリア」。頭には狐耳、ふわふわと宙を飛ぶ。性格は少々やんちゃで、まだまだ成長期の仔狐なのでくしゃみで放電するのもしばしば。そんな中、王子とのお見合い話が…嫌々ながらの初対面で、喧嘩勃発!? ゆくゆく婚約破棄で、最悪な相性なのに婚約することに。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
※ベリーズカフェに修正版を掲載、2021/8/31こちらの文章も修正版へと修正しました!
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
キズモノ転生令嬢は趣味を活かして幸せともふもふを手に入れる
藤 ゆみ子
恋愛
セレーナ・カーソンは前世、心臓が弱く手術と入退院を繰り返していた。
将来は好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたい。そんな夢を持っていたが、胸元に大きな手術痕のある自分には無理だと諦めていた。
入院中、暇潰しのために始めた刺繍が唯一の楽しみだったが、その後十八歳で亡くなってしまう。
セレーナが八歳で前世の記憶を思い出したのは、前世と同じように胸元に大きな傷ができたときだった。
家族から虐げられ、キズモノになり、全てを諦めかけていたが、十八歳を過ぎた時家を出ることを決意する。
得意な裁縫を活かし、仕事をみつけるが、そこは秘密を抱えたもふもふたちの住みかだった。
ゲームには参加しません! ―悪役を回避して無事逃れたと思ったのに―
冬野月子
恋愛
侯爵令嬢クリスティナは、ここが前世で遊んだ学園ゲームの世界だと気づいた。そして自分がヒロインのライバルで悪役となる立場だと。
のんびり暮らしたいクリスティナはゲームとは関わらないことに決めた。設定通りに王太子の婚約者にはなってしまったけれど、ゲームを回避して婚約も解消。平穏な生活を手に入れたと思っていた。
けれど何故か義弟から求婚され、元婚約者もアプローチしてきて、さらに……。
※小説家になろう・カクヨムにも投稿しています。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
悪役令嬢の断罪――え、いま婚約破棄と?聞こえませんでしたわ!
ちゃっぴー
恋愛
公爵令嬢アクア・ラズライトは、卒業パーティーの最中に婚約者であるジュリアス殿下から「悪役令嬢」として断罪を突きつけられる。普通なら泣き崩れるか激昂する場面――しかし、超合理的で節約家なアクアは違った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる