彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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メイドの土産のサプライズ

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オムライスを食べ終えてから少しした後。

「こちらデザートになります!」

そう言って店員さんがデザートを持ってきた。

真っ白なミルクプリンに更に生クリーム。

その生クリームに突き立てられているのは羽の形のホワイトチョコ。

先端には転輪の代わりなのか缶詰めのパイナップルが置いてある。

対して志麻のパフェ。

品名通りに白い。

ひたすらに白い。

まず目に入るのは1番上のバニラアイス。

そこに白いベビーせんべいの様な物が付き立てられており、それが羽根の役割をしているようだ。
その下には生クリーム。

そしてその下にはホワイトチョコムース、更に下はマシュマロ。

極めつけとばかりにバニラアイスにはパウダーシュガーまでかかってる。

「わぁ!美味しそう!」

まぁ不味くはなさそうだけども……。

「悠太のプリンも美味しそう!」

まぁこっちは間違いなく旨い。

なんと言ってもプリンだからである。

「食べよ!」

「おう。」

そう言ってそれぞれデザートを食べ始める。

あ、美味しい……やっぱプリンは間違いない、

「んーっ!美味しい!」

そう言って実に幸せそうな顔をする志麻。

こう言うとこは普通に女子、なんだよなぁ……。

「あ、ねぇ悠太、一口交換しない?」

「え?まぁ別に良いけど……。」

「はい、あーん。」

言いながら一口分スプーンに乗せて差し出してくる

やっぱりそう来るよなぁ……。

「ほらほら、良いって言ったんだから早く早く。

アイスが溶けちゃうよ?」

そう言って繰り返しスプーンを前に突き出してくる志麻。

「分かったよ……。」

仕方なくパクリと口に入れる。

さて味。

バニラアイスはめちゃくちゃ濃厚で美味しい。

でも極め付けのパウダーシュガーのせいでなんて言うかとても甘い。

「美味しい?」

「まぁ……。」

「じゃ、悠太のもちょうだい!」

そう言うと控えに口を開けて顔を近づけてくる。

「やれやれ……。」

仕方なくプリンと生クリームをスプーンで掬って口に入れてやる。

「うん!美味しい!」

「志麻って結構甘いの好きだったりするのか?」

「うん!大好き!でも悠太が1番大好き!」

「あぁ……はいはい、、

全く隙あらば告白してきやがってからに、

「好きなら溢れてるもん!」

「だからすき違いだっつの……。」

相変わらず志麻は志麻である……。

「ねぇねぇ、悠太はメイドさんが好きなの?」

それぞれデザートを食べ終え、二人して食後のコーヒータイム。

まぁ俺はミルクティーだけども。

そんな中で志麻がふとそんな事を聞いてくる。

「いや別に凄く好きって訳でもないけど……。」

「え?でも写真撮りたいんだよね?」

「い、いやそれはその、なんて言うか……。」

「悠太の事だからメイドさんの写真の顔の部分を妹さんか先生に貼り替えようとか考えてるんじゃないの?」

「そ、そんな訳!……ないだろ!?」

「……何今の間?」

クソッ、不覚にも一瞬その手があったかなんて思いかけてしまっ……いやいや、そんなアイコラみたいな事今時誰がやるんだよ……。

俺はやらないぞ?やらないったらやらないんだからねっ!

「い、いや……せっかくメイド喫茶に来たんだしさ。

記念に写真とか撮りたいだろ?」

「ふーん?まぁ私も撮りたいけどさ。」

「そ、そうか!なら「でも悠太はお預け。」えぇ……。」

「じゃ、私ちょっとお手洗いに言ってくるから。

勝手に頼んだらダメだよ?」

「分かったよ……。」

流石に奢ってもらってるのに勝手に頼む訳ないだろう……。

そこまで非常識じゃないつもりだ。

でもまぁ、あれだ。

お預け、と言うことは後からならおっけーと言う事だろう。

ここは奢られる側として素直に待っておく次第!

そこから俺は大人しく座って待機。

スマホさえ触らず真面目な待機モード。

これはけしてメイドさんとのチェキが楽しみ過ぎてではない。

奢ってくれる志麻への誠意と言うやつである。

異論は認めない。

それにしても……。

また長いな……。

かれこれ10分近く待機していたが、志麻は戻ってこない。

その間に俺の集中力も切れた。

雑魚すぎワロタ。

うーん……どうしたものか。

まさか会計を俺に任せてトンズラしたなんて事は……!

今まさに延長料金が加算されて重んでってると言うのに……!

くっ、上手い感じにはならなかった……。

コホン、ま、まぁ志麻は金持ちだからそんな事しないよな、、

そう思い直し、引き続き待つ。

それから少しして。

「だーれだ?」

急に視界を塞がれた。

「誰だって志麻だろ。」 

まぁでも声を聞けばそんなのは一目、いや一耳瞭然である。

いや……語呂が悪いな……。

「ぶー!違います。」

違うらしい。

「何?実は双子の妹か姉がいたりとかするのか?」

「ぶー!私は長女だし妹もいません!」

「もう私だって言っちゃってんだよなぁ……。」

なんだこの茶番……。

「じゃぁ何だ?志麻ガエル?」

「それも違う!」

「志麻虫……?」

「顔隠してるんだから普通に手使えてるよね!?」

そうだった……。

ってもなぁ、ノーヒントだしなぁ……。

「あぁ、グラサンコート?」

「だから違うってば!?それだとただの変質者じゃん!」

いや、ストーカーは充分変質者……と言う言葉が喉までデカかったが飲み込んだ俺を褒めて欲しい……。

「じゃあなんだよ……?」

「ふふん!正解は!

私でした!」

「あってんじゃねぇか……。」

ようやく目隠しから解放され、志麻を見る。

するとそこに居たのは……。

「お前……それ……。」

メイド服姿の志麻だった。

「えへへ、正解は志麻メイドでしたー!」

どうやら中々戻って来なかったのはメイド服に着替えていたかららしい。

「どうかな?似合う?」

少し照れ臭そうにくるりと回ってみせる志麻。

似合うか似合わないかで言ったら似合うに決まっている。

繰り返し言うが、志麻は元々見た目が良いのだ。

性格はアレだけども(意味深)

そんな志麻がメイド服。

似合わない訳がない。

髪型はメイド服仕様なのかハーフツインになっている。

髪を結んでるのはリボン付きの可愛らしいヘアゴム。

メイド服は一般的な物だが、それがまた正統派美少女である志麻の魅力を引き立てていた。

「わぁ!ご主人様凄くお似合いですよ!」

近くに居た店員さんも言いながら拍手する。

「その、似合ってんじゃねぇか。」

それに俺も同調して褒める。

「本当!?好き!」

「はいはい……。

それにしてもなんでメイド服?」

「だって。」

そこで言葉を切り、志麻は……ってまた近い近い!?

突然急接近してきた……。

「1番は悠太に見せたかったんだもん。」

そしてそんな事を耳元で囁いてくる。

あぁもぉ……!

どうにも心臓に悪い……。

「最初からそのつもりだったのか……?」

「勿論!」

即答である。

「と、兎に角じゃあ当日はちゃんと働けよ……?」

「考えとくね!」

「うぉい……。」

「それよりメイドさんと写真撮りたいんでしょ?

撮ろうよ。」

「へいへい……。」

多分ここまでが志麻のストーリー通りだったんだろうな……。

どうやら俺はメイド喫茶に入ってから……いや多分ドローンで監視されてる辺りからコイツの手の平の上で踊らされてた、と言う訳である……。

恐ろしい子っ!

「はーい!じゃあ撮りますね!」

まぁ結局、志麻とのツーショットに加えて普通にメイドさんも入って3人でも撮ったりして……。

目的も無事果たされたしその日は充実した一日になったのだから、それに感謝しても良いのかもしれない。

「今日はありがとな、志麻。」

「えへへ、どういたしまして。」

「奢ってもらって。 」

「確かにそうだけどそれだけに対して!?」

ちなみに家に帰ってその話を日奈美にしたらメイド服って幾らぐらいするのかな?って聞かれたんだけどそれはまた別の話……。








おはこんにちばんは、
最近執筆ペースがだいぶ落ちてて、他にアップするのも日曜日の真夜中とかだったりで……。

そんな中ずっとポケモンやってました←おい  

どうも遊。です。

2025年ももうすぐ終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。

自分はポケモンの最新作で昨日やっとエンディング、そして今日やっと図鑑をコンプリートした所です。
ふふふ……。

そして現在、ちょっとずつ読み返しながら加筆修正したネタ探しをしたりしてます。

改めて読み返すと何か変わってるかもです(笑)
それもまだ半分も終わってないのでいつになるやら、、
来年から本気出す!キリッ

とりあえず年内にまたこうしてあとがきが描けるように頑張って、新年もなるべく早くご挨拶出来るように頑張るので引き続きの応援よろしくお願いします!
遊。でした!
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