彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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生徒会長は怒らせると怖い...

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補習後、その足で俺は生徒会室に来ていた。

「あ、悠太!お疲れ様!飲み物何がいい?ミルクにする?水にする?」

ノックして中に入ると絵美がそう言って出迎えてくれた。

「なんだその二択……。

普通にコーヒーとか紅茶で良いんだが……。」

「駄目だよ悠太!

カフェインは有害なんだよ!?」

え、そうなの?

普通に毎朝コーヒー飲んでるけど実は駄目だった!?

「いやいや……確かに犬とか猫にコーヒーとか紅茶を飲ますのはアカンし普通に動物病院案件やけど悠は人間やからな!?」

「え、」

蘭のツッコミに信じられないと言う表情の絵美。

え?

※ちなみに人間でもカフェインの過剰摂取は有害だから要注意だぞ!

「無事に合格出来たみたいね、三澄悠太君。」

「だから……なんでフルネーム……。

ってか会長、最初から俺が合格するの分かってたでしょ。」

「まぁね。

だって私が勉強を教えたんだもの。」

なんて言いながら不敵に笑う会長。

自分で言うかと言いたくもなるが実際会長の教え方は凄く分かりやすくて適切だったから言い返せない……!

「ま、流石に一日でとまでは思ってなかったけど。」

「まぁな、こう見えて俺はやれば出来る子なんだ。」

「なら最初からやれば良かったんじゃない?」

正論がすぐるwクソゥ……俺にもちょっとくらい調子に乗らせてくれたって良いじゃない……。

「やっほ、悠太。

あたしが赤点になってないの意外だった?」

こっちはこっちでそんな風にニヤニヤしながら言ってくる。

て言うかなんでナチュラルに居るんですかね……瑞穂さん。

「あたしさぁ、学校で勉強するより自分のやり方で勉強する方が合ってんだよね。」

発想が完璧に不登校児のそれである……。

まぁ事実だから赤点回避してんだろうけども……。

「で?結局生徒会入ったのか?」

普段の瑞穂ならめんどくさがって夏休みにまでこんな仕事したがらない気がするけど。」

「私が言ったのよ。

夏休みに羽目を外してこれ以上停学を増やされても困るからね。」

「何もしないって言ってんのにー。

ハルたんは心配性だよね。」

「だからハルたんって呼ぶな!」

「後は真面目に補習受けてる悠太をついでに冷やかすのも面白いかなって。」

そう言ってニヤニヤする瑞穂。

コイツ……!

「まぁでももう合格しちゃったんならそれも無理か~。

残念!」

そう言って一層ニヤニヤする瑞穂。

そっちがその気ならこっちだって考えがあるぞ……!

「ま?悠太がどうしてもって言うなら?あたしが教えてあげても……って悠太……?なんでそんな近付いてきて……って……わひゃぁっ!?」

変わらずニヤニヤを続ける瑞穂の耳の穴に、そっと息を吹きかける。

それに対して、瑞穂は大袈裟なまでにビクリと体を揺らして反応する。

「やっぱり変わってないな。」

「ちょ、ま、それは反則!」

付き合っていた時知った事だが瑞穂は耳フェチである。

だからこうして軽く息を吹きかけるだけでめちゃくちゃ敏感に反応するのだ。

俺だっていいようにやられるばっかりじゃないのである!

「ふーん……?瑞穂は耳が弱いんだ?」

そんな俺達のやり取りを見て同じくニヤニヤするのは生徒会長様だ。

「ま、待って?ハルたん……目が怖いよ……?」

タジタジの瑞穂ににじり寄る生徒会長。

後ずさる瑞穂に俺は更に追撃する。

「ひぅっ!?ちょっ、悠太!?」

そこへ生徒会長が距離を詰め、息を吹きかける。

「ひゃあ...!?や、やめ……。」

「あら、ほんとに敏感なのね。」

イタズラっぽく不敵に笑う姿に、もはや学園のマドンナとしての風格は無い。

いや……一定の層にはウケそうではあるが……。

「ちょ...は、ハルたん……?ほ、ほんとに目、怖いよ……?」

後ずさる瑞穂。

「あなたにはちょーっと恨みがあるから……ね?」

あ、これ絶対ちょっとじゃないやつ……。

あぁあ……ご愁傷さま……。

「ひぃっ!?」

腰が抜けたらしい瑞穂はそのまましゃがみ込んでしまう。

それを好機と近付いた生徒会長は、自分もしゃがみ込んで瑞穂の耳を……耳たぶを甘噛みする。

「わひゃぁっ...!?

そ、それ、ら、らめッ……!?」

瞬間瑞穂の体が一層ビクリと震える。

そんな瑞穂の反応などお構い無しに、会長は甘噛みを続け時折息を吹きかける。

「ちょっ……あんっ……!ほ……本当に……だ、駄目だから……!

こ……こんな……ところで……あっ!」

※ただ会長が耳たぶを甘噛みしたり息を吹きかけてるだけです。

「し、舌入って...ほ、本当にそれ...ら、らめぇ……!」

顔を赤くしながらドキドキと顛末を見守る蘭。

そして……。

「ゆ、悠太は見ちゃ駄目!」

そう言って背後から俺の視界を塞ぐ絵美。

あ、お手々スベスベ……。

「あっ……ほ、ほんと……こ、これ以上は……!」

あ、これはこれでヤバイ気がする……。

視界が塞がれた分危ない感じのASMRみたいになってる……。

「も……もう……ゆる……ひて……。」

それから数分後……。

真っ赤な顔で息も絶え絶えな瑞穂が居た……。

うーん……ちょっと一泡吹かせてやるだけのつもりが……なんだこの地獄絵図……。

ほんとどうしてこうなった……。

「悠太の変態……。」

「おん……。」

相変わらず視界を覆いながら、絵美が呟く。

流石にこれはやり過ぎたかしらん……。

それからしばらくしてやっと絵美の目隠しから解放されると……。

「あー、楽しかった!」

満足気に舌なめずりなんかしながら微笑む生徒会長様。

この人……ほんと怒らせたら怖いな……。

肝に銘じとこう……。

そして未だに赤く染まった顔で呼吸を整えながら恨めし気に俺を睨む瑞穂。

「その……なんかごめんね?」

一応謝っておくと一層睨まれた。

怖い……。

「そ、それより会長!今日は合宿の話をするんやろ?」

と、ここで蘭が無理やり話題を変える。

「あ、そうだった。

日取りは最初の予定通り来週の土曜日から2泊3日にしようと思っているんだけど大丈夫かしら?」

「喜んでお供させていただきまっす!」

「ず、随分いい返事ね。」

長い物には喜んで巻かれる男、それがこの俺三澄悠太である。

だって命惜しいもん……。

「コホン、それで三澄悠太君。

あなたには参加者を集めてもらいたいの。」

「俺がですか?」

会長が集めた方が……と思いかけてやめた。

実際会長が呼びかけをすれば数人はおろか全校生徒を呼び込む事も可能だろう。

学園のマドンナほんとハンパないな……。

でも生徒会役員抽選会の事もある。

今回の合宿は一応勉強会の名目だからそれだと大して勉強に興味無い奴らが会長目的で参加してグダグダになるだろう。

「察しが早くて助かるわ。

それに私の親戚の別荘はそんな大人数が入る程のキャパじゃないしね。」

そりゃまぁ全校生徒が入るキャパとかもはや別荘じゃなくてホテルだもんなぁ……。

まぁ別荘持ってるってだけで充分凄いんだけど……。

と、言うわけで俺は生徒会長から直々に合宿のメンバー集めの任務を任されるのであった。


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