彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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可愛いは正義

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「生徒会長の家族の別荘で合宿?

そうなんだ、良いね!」

昼。 

家で昨日の残りのカレーを食べながら、日奈美に合宿の話をしていた。

「日奈美も行くだろ?」

「え?うん、行っていいなら。

でも海って事は泳いだりするのかな?

水着あったっけ...。」

考え込む日奈美。

日奈美の水着姿だって!?

見たい、とても見たい。

でも他の人には見せたくない←

「お、お兄ちゃん……なんか目がいやらしい...。」

「何を言う、妹の成長を知りたい純粋な兄心だ。」

「それはそれでどうかと思うけど...。

うーん...でも水着はちょっと恥ずかしいなぁ...。」

「そうだろうそうだろう、他の奴に見せびらかしちゃ駄目だぞ?」

「いや...別に見せびらかしたりはしないけど...。

って言うかどうしたのお兄ちゃん...なんか必死過ぎない...?」

見ろ、この純粋さ!

この場にロリ天使が居たら開口一番「このシスコン」とか言って罵られるに決まってる!

それがどうだ、、キモがるどころか心配までしてくるこの優しさ、、え?それもどうかと思うって言われてたって?

ばっか、そんなの聞き間違いに決まってんだろ!

「悠太!私の水着姿は悠太にしか見せないよ!」

「いやそれは別に良い.....。

.......と言うかなんでいんの?」

いや...別に良くもない...のか?

コイツ見た目だけはいいもんな...。

性格はアレだけど...。

まぁ...それはさておき...。

「え?お兄ちゃん気付いてなかったの...?

さっきからずっと居たよ。 」

M☆A☆J☆I☆K☆A☆Y☆O!

いやこれはあれだ。

妹が可愛い過ぎて他の奴なんて眼中になかっただけなんだ、多分。

「なんかずっとお兄ちゃんについてきてたし、家にも入って来てたからてっきり一緒に帰ってそのまま家に誘ったのかと思ってたんだけど...。」

「うん、ひーちゃん?

そう言うのはね、ストーカーって言うんだよ?」

「え、うん。

でも本当に気兼ねなく普通に入って来たから...。」

何それ怖い。

え、俺今から刺される?

遺書書いた方が良い?

せめて日奈美だけはと日奈美の前に出ると、志麻がおずおずと言った感じで話し出す。

「そ、その...いつもは遠くから見てるだけで良いんだけど今日は悠太に用事があって!」

コイツ、、本当にストーカーが板についてやがる、、

「用事?」

なんだろう...聞くの怖いんだけど...。

でも聞かなきゃ話進まないしなぁ...怖いなぁ...。

そんなメタな事を考えながら志麻に続きを促す。

「せっかくの夏休みだから、悠太とデートしたいなって...。」

するといつものオープンラブが抑えられた、どこかしおらしさを感じさせる言い方でそう言ってきた。

不覚にも可愛いと思ってしまった...。

コイツほんと見た目だけは(以下略)

危うく絆されそうになったがここは心を鬼にせねば。

「良いか志麻、よく聞け。

お前はいつも俺の視界の端々に居る。

つまり実質常に一緒に居ると言う事だ。

それはつまり、言ってしまえば常にデートをしていると言っても過言じゃないのではないか!」

「うーん...あってるような間違ってるような...

いや...理屈としては間違ってないんだろうけど...。

でもそもそも前提がおかしいし...。

うーん...否定して肯定した方が良いのか私にはわかんないや...。」

言いながら頭を抱える日奈美。

「ひーちゃん...?そこは迷わなくていいんやで...?」

「過言だよ!」

本人にはめっちゃ食い気味に否定された。

「普段のはその...ただ見てるだけだもん...。

一緒に居れるのは嬉しいけど...もっと色々話したり一緒に色々な場所に行ったりしたいもん。」

「え、なら実質俺が色んな場所に行けば叶うんじゃね?」

「そうだけどそうじゃないの!」

えぇ...そうじゃないのか...。

「私、付き合ってた時も悠太と二人でデートしたいって思ってたよ?」

「いや...でもお前、結局そう言ってドロンしただろうが...。」

それも最悪な形で、である。

「だから...今度は絶対にしないってば!

何よりも悠太を優先するし、前にすっぽかした責任はちゃんと取りたいの!

だから悠太が見たいって言うなら水着姿だけじゃなくて下着姿でも「うん、1回黙ろうか...。」」

「下着姿じゃ駄目...?なら全「ほんとに黙って貰えませんかね!?」ぴえん...。」

全く!可愛いらしい顔をして何を言いだすんですかね!?

そう言うのは瑞穂だけで充分なんだっての...。

いや、瑞穂のビッチ感を容認した訳でもないけど...。

「やっぱりダメ...?私みたいな重たい女とデートなんかしたくない...?」

だぁぁぁぁぁ!!なんで今日は誘う度に一々そんなしおらしい感じなんだよ...?

こんなの断れる訳ないだろ...。

「...1回だけだぞ!」

「ほんと!?じゃあじゃあ!一泊二日で良い!?それとも1週間!?1ヶ月!?」

「調子に乗んな。」

軽く脳天にチョップ。

「ぴえん...。」

全く...。

1回だけって言ったからってしれっと時間を増やそうとしやがってからに...。

「普通に1日だし夕方には帰るからな。」

「せめていっぱ...「嫌なら断るぞ...?」ぴえん...。」

「まぁでも行先ぐらいはお前に決めさせてやるよ。」

「ほんと!?やったー!」

言っておいて少し後悔しそうになった。

でもこんな風に無邪気な顔で喜ぶ彼女を見ていたら今更断るなんて無理だろう。

「お兄ちゃん、私とは?」

少し拗ねた表情の日奈美。

「今行こう、すぐ行こう。」

「反応が違い過ぎる!?ぴえん...。」

結局のところ可愛いは正義、なのである。
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