87 / 258
砂の都市とお約束のスイカ割り
しおりを挟む
「そろそろスイカ割りやるよー!」
しばらく海水をぶっかけ合っていると、瑞穂の呼び声が聞こえる。
「お、行くか。」
「え?あぁ...うん。」
そう声をかけると、何故か少し残念そうな表情で返事をする宏美。
「なんだよ?」
「別に、ほら行こ。」
うーん...そんなに海水ぶっかけられたいのかしらん...。
塩分足りてない...?
夏だからな。
水分と塩分マジ大事。
なら両方入ってる海水を飲めば万事解決じゃね?って話だが、海水浴場は塩分濃度が高すぎて逆に喉が渇いて脱水症状になったりするから良い子は真似しちゃダメなんだぜ。
なんて考えていたら宏美はナチュラルに腕を引いてきて...。
「って...痛い痛い!」
え、力強くない!?
なんか恨みこもってる!?
「悠太!会いたかった!会いたかった!」
そのまま宏美に引っ張られて皆の元に戻ると、待ってましたとばかりに志麻が近づいてくる。
「...誰に? 」
「Yes!君に!」
流石、ノリが分かってる...って早速抱き着こうとするんじゃない。
ん...?
ここでふと目に入ったのは砂で出来た...都市...?
え、都市...?普通城とか家とかじゃないの...?
「あぁ...あれね。
悠太が全然構ってくれないから作っちゃった。」
「いや作っちゃったて。」
え、ヤバ、何これちょっと引くくらいクオリティー高いんだけど...。
しかもこれをあんな短時間で...?
本当コイツなんでこう言う変なとこで天才的なスキルを発揮しちゃうのかしらん...。
元々発想が色々ズレてるとこあるしそう言うとこなのかも...。
ん...?でも所々歪な形のがあるような...。
と、ここで宏美を押し退けるように今度は美江が腕にしがみついてくる。
「わっと!?」
これに油断していたらしい宏美は抵抗する暇もなく引き離される。
「わ...私もその...手伝ったから。」
「お、そうなのか。」
な、なるほど...それでか...。
まぁ流石に1人で都市はな、うん。
いやこれほとんど作ったの志麻だわ...。
クオリティーで一目瞭然だもの...。
「合宿に人を誘った誰かさんが私をほったらかして他の女と遊びに行くけぇ...。」
そう言って拗ねた顔をする美江。
ちなみに拗ねるって広島弁ではハブてるって言うんだぞ。
作者は最初それが方言だったなんて知らなかったんやで、、
「あ、あぁ...って痛い痛い!」
つねる力に怒りがこもってる!
「ついさっきまで二人きりになったと思ったらその後にはすぐに女子に囲まれるなんてやるねぇ、悠太。」
ケラケラと笑いながら肘でウリウリとしてくる瑞穂。
「からかうなっての...。」
「で?ヤった?」
耳元でまたボソッととんでもない事を聞いてくる瑞穂。
「んな訳あるか!?ここ外だぞ!?」
「えー?あたしは別にそんな深い意味で言ったんじゃないんだけど何を想像したのかな?」
コイツ...!絶対分かっててからかってやがる!
そんな俺を、美江に突き飛ばされた宏美はやれやれと言う表情で見ている。
本当どうしてこうなった...。
「お兄ちゃん!早く早く!」
「あ、おう。」
既に他のメンバーは集まってスイカ割りの準備を始めている。
日奈美の手招きに応えながら、俺もそれに合流する。
「結局呼びに行ったあんたが巻き込まれてんじゃないの。」
「あだっ!?」
合流して早々会長チョップを食らう瑞穂。
「えーだって気になるじゃんー。
二人きりで何してたのかーとか。」
「お前の場合は聞き方に随分と悪意があったがな...。」
「少なくともあんたが想像してるような事じゃないでしょうに。」
これにはハルたん会長も呆れ顔である。
「えー?あれあれ?ハルたんは何を想像してたのかな?」
「んなっ!?べ、別になんでもないから!」
顔を真っ赤にするハルたん会長。
「えー?本当に?ハルたんってばへ、ん、た、い☆」
「あんた、後で覚えてなさいよ?」
マジトーンである。
「すいませんでしたぁぁぁ!?」
高速の手のひら返しである、、
よっぽど頭が上がらないらしい…。
「まぁ、とりあえず誰かさんの女性陣水着チェックを聞かされたね。」
と、ここで呆れたように口を開いたのは宏美だ。
「あ、お前!?」
「事実じゃん。」
「元はと言えばお前が…!」
「へぇ?」
聞きづてならないとばかりに瑞穂が声を出すのと同時。
皆さん(主に女性陣の)視線が俺に集まる。
「それはちょっと気になるわね?」
は、ハルたん会長まで...。
この後むっちゃ根掘り葉掘り聞かれた...。
そして...。
「悠太さんが相変わらずシスコンだと言うのがよく分かった形ですね...。」
呆れるリオ。
「何を言う!日奈美は世界一だし、千鶴さんは神格化してるんだから当たり前だろう!」
「まぁ!嬉しいですぅ。」
「またお兄ちゃんは...。
本当に私の事好き過ぎなんだから...。」
やれやれと肩を竦める日奈美。
「まぁ私もだけど...(小声)」
小声でこんな事言ってくれるんだけど!
最高!可愛い!俺の嫁!あ、家族だった、いやそれはもう実質嫁か!間違いない!異論は認めない!
「なんでそう都合のいい事ばっかり完璧に聞き取るんですかね...。
あとそれは完全に暴論...。」
呆れるロリ天使。
「何言ってんだ。
世界一の妹の小声だぞ?そんなの全神経を集中して完璧に聞き分けるに決まってんだろ。」」
「うわぁ...。」
「ふふん、ロリ天使、俺のシスコンぶりに言葉も無いか。」
「いや、また自分で言ってるし...。
確かにそうですけど...。
なんて言うか...本当悠太さんって...うん...。
そう言うとこですよね...。」
どう言うとこだってばよ...。
ってかなんか日奈美以外の女性陣がほぼほぼうんうんって頷いてんのなんなのかしらん...?
「もぉ...お兄ちゃん、そんなに言われたら流石に私も照れるから。」
顔を赤くしてモジモジする日奈美。
可愛い。
「悠にぃ!まりも褒めて!」
「よしよし、可愛い可愛い。」
抱き着いてくる茉里愛をナデナデしてやると、気持ち良さそうに目を細める...って痛い痛い!
「悠君の馬鹿...。」
「えぇ...。」
美江に思いっきりつねられた...。
「はぁ、さっさとスイカ割り始めよ。」
そして瑞穂、なんだその露骨な溜め息は...。
「そうね...。」
ハルたん会長まで...!
と、言う訳で!始まったスイカ割り。
「で、結局誰がやんの?」
「はい!私やる!」
そう元気よく返事したのは志麻だ。
お、意外だな。
こう言う場面で積極的に志麻が立候補するなんて。
「じゃあ行くよ!
あー手が滑ったー。」
そう言って開始早々フラついたと見せかけて抱き着いて来る志麻。
「それがやりたかっただけでしょうが。」
「痛い!?ぴえん...。」
会長からの手痛いツッコミ...。
うん、志麻は志麻だった。
「じゃあ俺も!」
次に立候補をしたのは秋名たんだ。
...激しく嫌な予感がする。
「あー手が滑った!」
俺に向かって棒を振り下ろそうとして...。
「危ないでしょうが。」
ハルたん会長のチョップが炸裂する...。
本当仕事が早い...。
「ちっ...。」
直也も舌打ちしやがってからに...。
「いてて...冗談だっての!」
そう言って頭を抑える秋名たん。
「とりあえず割れるまで順番にやってみる?
あ、でも普通にやってもつまらないし目隠しして3回回ってからね!」
瑞穂がそう提案する。
「そうね、でもさっきの二人みたいにわざと人を狙うみたいな事する奴は容赦なくチョップだから。」
さて、そんな訳でスタート。
抽選アプリでまずは日奈美に決まった。
皆が回数を数えながら、3回転。
「わわっ、これ本当フラフラになるね...。」
してなくてもフラついてたやつも居たな...。
いや、あれはわざとだったわ...。
「日奈美、真っ直ぐ!」
ここは俺達兄妹のチームワークの見せ所!
「あ、うん!」
よろよろと歩き始める日奈美。
「違う違う左だよ~。」
その横で茉里愛が言う。
「それは絶対嘘!」
「ちぇっ。」
この子舌打ちしたんだが、、
「そこだ!」
遂に日奈美がスイカの目の前に立つ。
「よしっ!えいっ!」
その場にいる全員が大盛り上がりで見守る中、ポコンと言う可愛いらしい音がする。
でも日奈美の力が足りないのかスイカは割れていない。
「あー...残念...。」
うーん残念...でも可愛い...!俺的には100点満点だ!
あ!ロリ天使今度は無言で露骨にため息吐きやがった!?
そして次!美江。
「が、頑張る。」
日奈美の時同様3回転して...。
「ふぇ...!?ふぁっ!?」
歩き出す前にそのまま倒れる。
あちゃー...完全に目を回してらっしゃる...。
「ふにゅぅ...。」
こんな漫画の萌えキャラみたいな倒れ方する奴リアルに居たのか...。
本人には悪いけど普通に可愛いんだよなぁ……。
次!アナたん!
嫌な予感しか...
「ステラたん!スイカより俺のケツを割ってくれ!」
そう言って千鶴さんに棒を渡そうとするアナたん。
やっぱり!?
「ダメに決まってんでしょうが。」
会長チョップが炸裂する...!
「あひん♡」
しかしこうかはいまひとつのようだ!
いや、むしろ喜び的な意味では効果抜群なんだよなぁ、、
「えぇ...。」
これには流石のハルたん会長もドン引きでした...。
気を取り直して次!
「お兄ちゃん!頑張って!」
「悠にぃ!頑張れー!」
「悠さぁん!頑張ってくださいねぇ。」
っしゃおらぁ!!シスターズと千鶴さんの応援で今ならスイカ所か地球まで割れる気がしてきたぜ!
「あ、ちなみに悠太は5回ね?」
「は!?」
瑞穂からまさかの無茶振りが来た。
「ちょっと、流石にそれは横暴なんじゃない?」
これにはハルたん会長も抗議する。
「あー違う違う、悠太がって言うよりは男子がだね。
女子にはハンデがいるかなって。」
「ま、まぁそう言う事なら...。」
ハルたん会長の許可が出てしまった...。
渋々俺は皆からの回数コールの中5回転!
や、ヤバい!これ想像以上に!?
ただでさえ目隠しされている上に、5回の回転で想像以上に体がフラつく。
「お、お兄ちゃん、大丈夫!?」
「な、なんとか...。」
よ、よしスタート...なんとか歩こうとして...でも足元がグラつく。
「お、お兄ちゃん!?」
そして盛大に倒れる。
「うぉっ...!?」
「えっ...きゃっ!?」
「いてて...。」
うーん...なんだか手に柔らかい感触が...?
「あちゃー...。」
と、瑞穂が言いながら、目隠しを外す。
「うーん......あ...。」
恐る恐る目を開けると、同じく倒れた状態から真っ赤な顔で震える宏美。
え、なんでそんな顔..と思ったら
俺の手が宏美の胸に...。
「あ、えと...す、すまん。」
「く、くたばれぇぇぇぇ!」
「ぐほァ!?ごめんなさぁぁぁい!」
思いっきり蹴り飛ばされた。
「わぁお、お約束ぅ!」
ケラケラと笑う瑞穂。
やれやれと肩を竦めるロリ天使...。
そんなこんなで結局最後にスイカを割ったのは蘭ちゃんだった。
それが想像以上に粉々に割れた訳だが...。
そんな色んな(意味深)アクシデントも含めて楽しい思い出になるのだった。
しばらく海水をぶっかけ合っていると、瑞穂の呼び声が聞こえる。
「お、行くか。」
「え?あぁ...うん。」
そう声をかけると、何故か少し残念そうな表情で返事をする宏美。
「なんだよ?」
「別に、ほら行こ。」
うーん...そんなに海水ぶっかけられたいのかしらん...。
塩分足りてない...?
夏だからな。
水分と塩分マジ大事。
なら両方入ってる海水を飲めば万事解決じゃね?って話だが、海水浴場は塩分濃度が高すぎて逆に喉が渇いて脱水症状になったりするから良い子は真似しちゃダメなんだぜ。
なんて考えていたら宏美はナチュラルに腕を引いてきて...。
「って...痛い痛い!」
え、力強くない!?
なんか恨みこもってる!?
「悠太!会いたかった!会いたかった!」
そのまま宏美に引っ張られて皆の元に戻ると、待ってましたとばかりに志麻が近づいてくる。
「...誰に? 」
「Yes!君に!」
流石、ノリが分かってる...って早速抱き着こうとするんじゃない。
ん...?
ここでふと目に入ったのは砂で出来た...都市...?
え、都市...?普通城とか家とかじゃないの...?
「あぁ...あれね。
悠太が全然構ってくれないから作っちゃった。」
「いや作っちゃったて。」
え、ヤバ、何これちょっと引くくらいクオリティー高いんだけど...。
しかもこれをあんな短時間で...?
本当コイツなんでこう言う変なとこで天才的なスキルを発揮しちゃうのかしらん...。
元々発想が色々ズレてるとこあるしそう言うとこなのかも...。
ん...?でも所々歪な形のがあるような...。
と、ここで宏美を押し退けるように今度は美江が腕にしがみついてくる。
「わっと!?」
これに油断していたらしい宏美は抵抗する暇もなく引き離される。
「わ...私もその...手伝ったから。」
「お、そうなのか。」
な、なるほど...それでか...。
まぁ流石に1人で都市はな、うん。
いやこれほとんど作ったの志麻だわ...。
クオリティーで一目瞭然だもの...。
「合宿に人を誘った誰かさんが私をほったらかして他の女と遊びに行くけぇ...。」
そう言って拗ねた顔をする美江。
ちなみに拗ねるって広島弁ではハブてるって言うんだぞ。
作者は最初それが方言だったなんて知らなかったんやで、、
「あ、あぁ...って痛い痛い!」
つねる力に怒りがこもってる!
「ついさっきまで二人きりになったと思ったらその後にはすぐに女子に囲まれるなんてやるねぇ、悠太。」
ケラケラと笑いながら肘でウリウリとしてくる瑞穂。
「からかうなっての...。」
「で?ヤった?」
耳元でまたボソッととんでもない事を聞いてくる瑞穂。
「んな訳あるか!?ここ外だぞ!?」
「えー?あたしは別にそんな深い意味で言ったんじゃないんだけど何を想像したのかな?」
コイツ...!絶対分かっててからかってやがる!
そんな俺を、美江に突き飛ばされた宏美はやれやれと言う表情で見ている。
本当どうしてこうなった...。
「お兄ちゃん!早く早く!」
「あ、おう。」
既に他のメンバーは集まってスイカ割りの準備を始めている。
日奈美の手招きに応えながら、俺もそれに合流する。
「結局呼びに行ったあんたが巻き込まれてんじゃないの。」
「あだっ!?」
合流して早々会長チョップを食らう瑞穂。
「えーだって気になるじゃんー。
二人きりで何してたのかーとか。」
「お前の場合は聞き方に随分と悪意があったがな...。」
「少なくともあんたが想像してるような事じゃないでしょうに。」
これにはハルたん会長も呆れ顔である。
「えー?あれあれ?ハルたんは何を想像してたのかな?」
「んなっ!?べ、別になんでもないから!」
顔を真っ赤にするハルたん会長。
「えー?本当に?ハルたんってばへ、ん、た、い☆」
「あんた、後で覚えてなさいよ?」
マジトーンである。
「すいませんでしたぁぁぁ!?」
高速の手のひら返しである、、
よっぽど頭が上がらないらしい…。
「まぁ、とりあえず誰かさんの女性陣水着チェックを聞かされたね。」
と、ここで呆れたように口を開いたのは宏美だ。
「あ、お前!?」
「事実じゃん。」
「元はと言えばお前が…!」
「へぇ?」
聞きづてならないとばかりに瑞穂が声を出すのと同時。
皆さん(主に女性陣の)視線が俺に集まる。
「それはちょっと気になるわね?」
は、ハルたん会長まで...。
この後むっちゃ根掘り葉掘り聞かれた...。
そして...。
「悠太さんが相変わらずシスコンだと言うのがよく分かった形ですね...。」
呆れるリオ。
「何を言う!日奈美は世界一だし、千鶴さんは神格化してるんだから当たり前だろう!」
「まぁ!嬉しいですぅ。」
「またお兄ちゃんは...。
本当に私の事好き過ぎなんだから...。」
やれやれと肩を竦める日奈美。
「まぁ私もだけど...(小声)」
小声でこんな事言ってくれるんだけど!
最高!可愛い!俺の嫁!あ、家族だった、いやそれはもう実質嫁か!間違いない!異論は認めない!
「なんでそう都合のいい事ばっかり完璧に聞き取るんですかね...。
あとそれは完全に暴論...。」
呆れるロリ天使。
「何言ってんだ。
世界一の妹の小声だぞ?そんなの全神経を集中して完璧に聞き分けるに決まってんだろ。」」
「うわぁ...。」
「ふふん、ロリ天使、俺のシスコンぶりに言葉も無いか。」
「いや、また自分で言ってるし...。
確かにそうですけど...。
なんて言うか...本当悠太さんって...うん...。
そう言うとこですよね...。」
どう言うとこだってばよ...。
ってかなんか日奈美以外の女性陣がほぼほぼうんうんって頷いてんのなんなのかしらん...?
「もぉ...お兄ちゃん、そんなに言われたら流石に私も照れるから。」
顔を赤くしてモジモジする日奈美。
可愛い。
「悠にぃ!まりも褒めて!」
「よしよし、可愛い可愛い。」
抱き着いてくる茉里愛をナデナデしてやると、気持ち良さそうに目を細める...って痛い痛い!
「悠君の馬鹿...。」
「えぇ...。」
美江に思いっきりつねられた...。
「はぁ、さっさとスイカ割り始めよ。」
そして瑞穂、なんだその露骨な溜め息は...。
「そうね...。」
ハルたん会長まで...!
と、言う訳で!始まったスイカ割り。
「で、結局誰がやんの?」
「はい!私やる!」
そう元気よく返事したのは志麻だ。
お、意外だな。
こう言う場面で積極的に志麻が立候補するなんて。
「じゃあ行くよ!
あー手が滑ったー。」
そう言って開始早々フラついたと見せかけて抱き着いて来る志麻。
「それがやりたかっただけでしょうが。」
「痛い!?ぴえん...。」
会長からの手痛いツッコミ...。
うん、志麻は志麻だった。
「じゃあ俺も!」
次に立候補をしたのは秋名たんだ。
...激しく嫌な予感がする。
「あー手が滑った!」
俺に向かって棒を振り下ろそうとして...。
「危ないでしょうが。」
ハルたん会長のチョップが炸裂する...。
本当仕事が早い...。
「ちっ...。」
直也も舌打ちしやがってからに...。
「いてて...冗談だっての!」
そう言って頭を抑える秋名たん。
「とりあえず割れるまで順番にやってみる?
あ、でも普通にやってもつまらないし目隠しして3回回ってからね!」
瑞穂がそう提案する。
「そうね、でもさっきの二人みたいにわざと人を狙うみたいな事する奴は容赦なくチョップだから。」
さて、そんな訳でスタート。
抽選アプリでまずは日奈美に決まった。
皆が回数を数えながら、3回転。
「わわっ、これ本当フラフラになるね...。」
してなくてもフラついてたやつも居たな...。
いや、あれはわざとだったわ...。
「日奈美、真っ直ぐ!」
ここは俺達兄妹のチームワークの見せ所!
「あ、うん!」
よろよろと歩き始める日奈美。
「違う違う左だよ~。」
その横で茉里愛が言う。
「それは絶対嘘!」
「ちぇっ。」
この子舌打ちしたんだが、、
「そこだ!」
遂に日奈美がスイカの目の前に立つ。
「よしっ!えいっ!」
その場にいる全員が大盛り上がりで見守る中、ポコンと言う可愛いらしい音がする。
でも日奈美の力が足りないのかスイカは割れていない。
「あー...残念...。」
うーん残念...でも可愛い...!俺的には100点満点だ!
あ!ロリ天使今度は無言で露骨にため息吐きやがった!?
そして次!美江。
「が、頑張る。」
日奈美の時同様3回転して...。
「ふぇ...!?ふぁっ!?」
歩き出す前にそのまま倒れる。
あちゃー...完全に目を回してらっしゃる...。
「ふにゅぅ...。」
こんな漫画の萌えキャラみたいな倒れ方する奴リアルに居たのか...。
本人には悪いけど普通に可愛いんだよなぁ……。
次!アナたん!
嫌な予感しか...
「ステラたん!スイカより俺のケツを割ってくれ!」
そう言って千鶴さんに棒を渡そうとするアナたん。
やっぱり!?
「ダメに決まってんでしょうが。」
会長チョップが炸裂する...!
「あひん♡」
しかしこうかはいまひとつのようだ!
いや、むしろ喜び的な意味では効果抜群なんだよなぁ、、
「えぇ...。」
これには流石のハルたん会長もドン引きでした...。
気を取り直して次!
「お兄ちゃん!頑張って!」
「悠にぃ!頑張れー!」
「悠さぁん!頑張ってくださいねぇ。」
っしゃおらぁ!!シスターズと千鶴さんの応援で今ならスイカ所か地球まで割れる気がしてきたぜ!
「あ、ちなみに悠太は5回ね?」
「は!?」
瑞穂からまさかの無茶振りが来た。
「ちょっと、流石にそれは横暴なんじゃない?」
これにはハルたん会長も抗議する。
「あー違う違う、悠太がって言うよりは男子がだね。
女子にはハンデがいるかなって。」
「ま、まぁそう言う事なら...。」
ハルたん会長の許可が出てしまった...。
渋々俺は皆からの回数コールの中5回転!
や、ヤバい!これ想像以上に!?
ただでさえ目隠しされている上に、5回の回転で想像以上に体がフラつく。
「お、お兄ちゃん、大丈夫!?」
「な、なんとか...。」
よ、よしスタート...なんとか歩こうとして...でも足元がグラつく。
「お、お兄ちゃん!?」
そして盛大に倒れる。
「うぉっ...!?」
「えっ...きゃっ!?」
「いてて...。」
うーん...なんだか手に柔らかい感触が...?
「あちゃー...。」
と、瑞穂が言いながら、目隠しを外す。
「うーん......あ...。」
恐る恐る目を開けると、同じく倒れた状態から真っ赤な顔で震える宏美。
え、なんでそんな顔..と思ったら
俺の手が宏美の胸に...。
「あ、えと...す、すまん。」
「く、くたばれぇぇぇぇ!」
「ぐほァ!?ごめんなさぁぁぁい!」
思いっきり蹴り飛ばされた。
「わぁお、お約束ぅ!」
ケラケラと笑う瑞穂。
やれやれと肩を竦めるロリ天使...。
そんなこんなで結局最後にスイカを割ったのは蘭ちゃんだった。
それが想像以上に粉々に割れた訳だが...。
そんな色んな(意味深)アクシデントも含めて楽しい思い出になるのだった。
10
あなたにおすすめの小説
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる
グミ食べたい
恋愛
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。
彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。
だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。
容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。
「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」
そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。
これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、
高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる